NISSAN Fairlady Z Version S Z33 '07【GT7/グランツーリスモ7】
新世代エンジンVQ35HRを得て完成の域に達した円熟のZ33
スポンサーリンク

NISSAN Fairlady Z Version S Z33 '07の公式解説

伝統のスポーツカーであるフェアレディZが、日産のラインナップから姿を消したのは2000年夏。しかしその存在の重さを痛感していた日産は、水面下で次期モデルの開発にゴーサインを出しており、2002年7月、Z33型となる新生フェアレディZが誕生した。

基本骨格はV35型スカイラインが先駆けて採用したFMプラットフォーム。エンジンもスカイラインと共用のV型6気筒3.5LのVQ35DE型だったが、280PS/37.0kgfmというスペックと6速MTを組み合わせたのは、このフェアレディZが最初だった。

「常に進化し続ける」という開発責任者の言葉通り、Zには毎年絶え間ない改良の手が加えられた。中でも大変革を遂げたのは2007年1月のマイナーチェンジ。エンジンを新世代型のVQ35HRへと換装して出力を313PSまで強化、吸気マニフォールドは全面新設計され、エンジン内部のフリクションも低減。さらにクランクシャフトまわりを強化することによって、回転フィーリングが大きく向上。スポーツカーらしいパワフルかつ、繊細なパワーフィールを楽しむことができるようになった。エキゾーストノートは野太くチューニングされており、その迫力はもっと大排気量のV8エンジンであるかのようだ。エンジンフードは、この進化を誇るかのように中央部が盛り上げられている。

同時にサスペンションセッティングも大幅に変更され、路面からの入力に対する吸収性が大きく進歩し、ボディはフラットに保たれるようになった。その効果もあり、ハンドリングは素直な特性が得られている。

スポンサーリンク
おすすめの記事