
フェアレディZ バージョンS(Z33型)とは、2002年7月に発売された5代目フェアレディZのスポーツグレードです。伝統のスポーツカー・フェアレディZが日産のラインナップから姿を消していたブランクを経て、「日産復活の旗印」として市場に戻ってきた一台。2007年1月のマイナーチェンジで新開発のVQ35HR型エンジン(最高出力313PS)を得て円熟期を迎え、Brembo製ブレーキと横滑り防止装置を備えた6速MT専用の「バージョンS」は、Z33の中でも走りに振った選択肢として支持されてきました。海外では排気量にちなみ「350Z」という名前で販売され、日産のグローバル戦略を象徴する一台でもあります。
この記事では、フェアレディZが2002年に「復活」した物語と北米350Zとしてのグローバル展開から、GT7での乗り方、そして映画・漫画で愛されるカルチャーまで、まるごと解説します。
2002年、フェアレディZ「復活」の物語
フェアレディZ Z33型(本記事の主役)が発売されたのは2002年7月。しかしその裏には、決して平坦ではない道のりがありました。先代Z32型の生産が終了した後、日産はバブル崩壊後の経営不振に見舞われ、次期Zカーの開発は一時中断を余儀なくされます。「伝統のスポーツカーも、ここで途絶えてしまうのでは」。そんな空気が漂っていた時期があったと言われています。
しかしその間も、Zの灯は完全には消えていませんでした。当時スカイラインGT-R(R34型)の開発を担当していた水野和敏氏が、部下とともに水面下で次期モデルの検討を続けていたと伝えられています。そして1999年、日産は米国デトロイトショーに「240Zコンセプト」を出展。このコンセプトカーは大きな反響を呼び、同年4月のニューヨークショーでも再び展示されるほどの評判となりました。「日産復活の象徴として、Zカーは絶対に必要だ」という声が、ファンやメディアから日産本社へ強く届けられたのです。
転機となったのは、カルロス・ゴーン氏が日産のトップに就任した後の2000年。次期Zカーの開発が正式に再始動しました。2001年の北米国際自動車ショーで「Nissan Z Concept」を公開すると、Z復活のニュースは自動車業界で大きな話題となり、同年10月の東京モーターショーにもZ33型のコンセプトモデルが出展されます。そして2002年1月のデトロイトショーで市販型「350Z」が正式にお披露目され、先行予約の受付が開始されました。
こうして2002年7月、日本国内では伝統の「フェアレディZ」という名前で、Z33型は正式に発売されます。先代Z32型の生産終了から約2年のブランクを経て、日産の"復活の旗印"として登場した新型Zは、多くのファンに歓迎されました。
出典・参考:Motor-Fan「日産・フェアレディZ(5代目Z33)2002-2008 日産復活の旗印となった奇跡の"Z"」/旧車王「日産 Z33型フェアレディZは初代の設計思想を踏襲?!」/日産ヒストリー公式(開発経緯・コンセプトカー展示の記録)。※開発が中断していた期間や水面下での検討の詳細度は情報源により表現の幅があるため、本記事では複数ソースに共通する大枠のみを採用しています。
Z33型フェアレディZの基本骨格は、V35型スカイラインが先駆けて採用したFMプラットフォーム(フロントミッドシップ)。エンジンもスカイラインと共用のV型6気筒3.5L・VQ35DE型で、発売当初は280PS/37.0kgfmというスペックと6速MTを組み合わせていました。開発責任者の「常に進化し続ける」という方針のもと、Zには毎年絶え間ない改良の手が加えられていくことになります。
そして海外市場では、この新型Zに「350Z」という別名が与えられました。3.5Lという排気量をそのまま車名にする、分かりやすいグローバルネーミングです。2002年7月の日本発売から約1ヶ月後の2002年8月20日、350Zとして北米でも発売され、2003年モデルとして市場に投入されました。ポルシェ・ボクスターやBMW Z4、フォード・マスタングといった強豪がひしめく北米スポーツカー市場において、350Zは手の届く価格帯で本格的な走りを提供する存在として受け入れられ、生産終了までの累計生産台数は約24万台(236,182台)に達しています。
出典・参考:Wikipedia「日産・フェアレディZ Z33」(発売時期・プラットフォーム・生産終了時期・累計生産台数236,182台)/Nissan Global公式Heritage Collection(Fairlady Z Version ST・車両解説ページ)/海外専門メディア各種(北米350Zの市場ポジショニング)。
なぜ「350Z」という名前で売られたのか
「フェアレディ」という車名は、日本車としては珍しい経緯で生まれたと言われています。海外市場では、この呼び名がそのまま通用しにくい事情もあり、初代S30型の時代から輸出仕様には排気量表記を用いた車名(240Z・260Z・280Zなど)が使われてきました。Z33型で採用された「350Z」も、この伝統を受け継いだグローバルネーミングです。
2001年の北米国際自動車ショーで公開された「Nissan Z Concept」は、自動車業界とファンの双方から大きな期待を集めました。ショーカーがそのまま市販型に近い形でお披露目されたこと自体が異例で、「日産が本気でスポーツカーブランドを立て直す」という強いメッセージとして受け止められたのです。350Zは北米の専門誌からも高く評価され、2003年のMotor Trend Car of the Yearではノミネート車種の一台となりました(同年の受賞は姉妹車のInfiniti G35。350Zは受賞していませんが、審査対象車の一台として名を連ねたこと自体が、当時の注目度の高さを物語っています)。
結果として、350Zは北米市場で「手が届く本格スポーツカー」というポジションを確立し、Z33型全体の販売を力強く牽引しました。日本の「フェアレディZ」というブランドイメージと、海外の「350Z」という実用的なネーミングを両立させたことは、その後のZ34型・RZ34型にも受け継がれるグローバル戦略の原型になっています。
出典・参考:Wikipedia英語版「Nissan 350Z」(北米発売時期・市場ポジショニング)/Just-auto.com(2003年Motor Trend Car of the Year・受賞はInfiniti G35)/Motor-Fan(デトロイトショーでの反響)。※Motor Trend Car of the Yearの受賞車は350ZではなくInfiniti G35である点、当記事では正確に区別しています。
当ブログには、Z33型の後継となる「フェアレディZ(Z34型)」(VQ37VHR型エンジンによる"原点回帰"がテーマの6代目)や、現行モデルの「フェアレディZ(RZ34型)」(V6ツインターボの7代目)を扱った記事も別途あります。本記事の主役であるZ33型は、その2世代前にあたる「日産復活の旗印」としての5代目。同じフェアレディZでも世代ごとにテーマが異なるので、ぜひ読み比べてみてください。
バージョンS '07|VQ35HR型エンジンとスペック詳細
Z33型フェアレディZのクーペには、標準車のほかに複数のグレードが用意されていました。豪華装備を重視した「バージョンT」、走りに振った「バージョンS」、そしてバージョンSとバージョンTの装備を統合した最上級の「バージョンST」です。本記事の主役であるバージョンSは、Brembo製4輪ベンチレーテッドディスク+アルミ対向ピストンキャリパー、横滑り防止装置(VDC)、スポーツサスペンションを備えたスポーツ仕様。トランスミッションは6速MT専用で、AT設定はありません。「自分の手でシフトを操りたい」という走り好きに向けたグレードでした。
Z33型は毎年改良が重ねられ、エンジンも段階的に進化しています。2002年7月の発売当初はVQ35DE型・280PS。2005年9月からの中期モデルでは294PSまで向上し、外装・足回り・内装にも改良が加えられました。そして本記事の年式である2007年1月のマイナーチェンジで、エンジンは新開発のVQ35HR型へと刷新されます。
VQ35HR型は、吸気マニフォールドの全面新設計やエンジン内部のフリクション低減、クランクシャフトまわりの強化などにより、最高出力313PS/6,800rpm、最大トルク36.5kgf・m(358.0N・m)/4,800rpmまで引き上げられ、エンジン最高回転数は7,500rpmに対応。日産のV6エンジンとして初めて300PSを超えたモデルとなりました。エンジンブロックの全高が高くなった影響で、ボンネットには初代S30型を彷彿とさせる膨らみ(バルジ)が追加されるという、外観面での変化も生まれています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・グレード | Z33型フェアレディZ バージョンS(2007年1月〜生産終了モデル) |
| 発売・改良時期 | 2002年7月発売(Z33型)/2007年1月マイナーチェンジでVQ35HR型に刷新 |
| エンジン | VQ35HR型 V型6気筒DOHC 3.5L |
| 排気量 | 3,498cc |
| 最高出力 | 313PS(230kW)/6,800rpm |
| 最大トルク | 36.5kgf・m(358.0N・m)/4,800rpm |
| 車両重量 | 1,480kg |
| 全長×全幅×全高 | 4,315mm×1,815mm×1,315mm |
| トランスミッション | 6速MT(バージョンSはMT専用) |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| グレード専用装備 | Brembo製4輪ベンチレーテッドディスク+対向ピストンキャリパー、横滑り防止装置(VDC)、スポーツサスペンション |
| 新車時価格('07バージョンS・6MT) | 363.3万円(税込) |
出典・参考:Wikipedia「日産・フェアレディZ Z33」(エンジン変遷・VQ35HR型スペック)/brenda.jp「フェアレディZ33の前期・中期・後期の違い」/中古車のガリバー221616.com(バージョンS Z33・2007年式カタログ詳細・新車時価格363.3万円)/nextage.jp(バージョンSカタログ)。
※価格・スペックは発売当時のカタログ値に基づく参考情報です。年式・グレード・オプション装着状況によって数値は変わります。
フェアレディZ Z33は今いくら?相場の傾向
フェアレディZ Z33型の中古相場は、年式・グレード・状態によって非常に幅が広いのが実情です。中古車情報サイトの掲載価格帯を見ると、Z33型全体ではおよそ39万円台〜700万円台という広いレンジで取引されています。買取相場の実績データでも、フェアレディZ全体(Z33含む全世代)で0円台〜600万円超という開きが確認できます。
年式による違いも見逃せないポイントです。最も台数が多く出回っているのは、2002年7月〜2005年8月の前期型(VQ35DE・280PS)で、価格がこなれておりチューニングのコストパフォーマンスも良いとされます。2005年9月〜2007年1月の中期型(VQ35DE・294PS)は、外装・足回り・内装が改良された一方で、内装の耐久性がやや低下したという指摘もあります。そして本記事の主役である2007年1月以降の後期型(VQ35HR・313PS)は、販売期間が短かったぶん中古流通台数が少なく、他の年式よりも相場が高めになる傾向があります。
近年は、海外でのJDM(日本国内市場車)人気の高まりによる需要増と、国内在庫の減少が重なり、Z33型全体の相場は上昇傾向にあるとの見方が複数のメディアで示されています。フェアレディZ全世代を通した中古車平均価格は300万円台半ばが目安という指摘もありますが、これはZ32〜RZ34まで全世代を含んだ数値であり、Z33型単体・バージョンSに限定した平均ではない点に注意が必要です。
- 中古車価格帯:Z33型全体でおよそ39万円台〜700万円台(グーネット掲載レンジ)
- 買取相場:フェアレディZ全世代でおよそ0〜600万円台(ユーカーパック実績データ)
- 年式による傾向:後期型(VQ35HR・'07以降)は流通台数が少なく相場が高めになりやすい
- 総評:JDMブームによる海外需要増+国内在庫減少で、Z33型全体の相場は上昇傾向
出典・参考:グーネット(Z33型中古車価格帯)/ユーカーパック(フェアレディZ買取実績データ)/旧車王(Z33買取ページ・JDMブームによる相場動向)/gcar.site(2025年最新版 Z33相場推移記事)。
※相場は年式・グレード・走行距離・状態・時期によって大きく変わります。あくまで参考情報としてご覧いただき、最新の価格・在庫は各中古車ポータル・買取サービスで必ずご確認ください。
「GT7でZに惚れて、いつか本物のフェアレディZに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。JDM需要の高まりで旧車相場が動いている今は、手放す側にとっても情報収集の価値があるタイミングです。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のフェアレディZ バージョンS|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、フェアレディZ バージョンS(Z33型)'07年式が「Nissan Fairlady Z Version S (Z33) '07」として収録されています。エンジン型式はVQ35HR型がそのまま反映されており、実車の313PSという後期モデルらしいスペックを踏まえた一台です。
- PP値:約520前後(GT7データベースサイトにより519.31〜522.86と若干の差あり)
- パワー:約310HP(HP換算値。ゲーム内アップデートで変動する場合あり)
- 重量:約1,480kg
- 駆動方式:FR(後輪駆動)
- ゲーム内価格:約36,300Cr(中古車として購入する場合の目安)
- 入手方法:中古車、ブランドセントラル、またはメニューブックの報酬
実車同様、V6・3.5Lの自然吸気エンジンがもたらす伸びやかな回転フィールが持ち味。ターボ勢のようなドカンとした加速ではなく、7,000rpm近辺まで気持ちよく吹け上がる特性は、NAスポーツらしい操る楽しさをゲーム内でも味わわせてくれます。FRらしい素直なハンドリングと、バージョンS譲りのブレーキ性能の高さを感じられる一台です。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース・PP値519.31、重量3,263lbs=約1,480kg、価格36,300Cr、入手方法)/gtplus.app(PP値522.86、ブランドセントラル約27,400Cr表記)。※PP値・価格はサイトによって数値の揺れが見られたため、本記事ではおおよそのレンジで表記しています。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でフェアレディZ バージョンSをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。NAエンジンの吹け上がり+FRの操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
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※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車フェアレディZ バージョンSを所有・維持する費用
フェアレディZ バージョンS('07)は2007年式のため、2026年時点で新車登録から18〜19年が経過した旧車の領域に入りつつあります。
維持費は年式なりに重課税・部品経年劣化を考慮する必要があります。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(3.5L級・13年超の重課対象) | 約58,000円 |
| 任意保険(スポーツカー料率) | 約8〜18万円 |
| 車検(2年分を1年換算) | 約8〜15万円 |
| 整備・部品(消耗品・経年対応) | 約10〜30万円 |
| 駐車場・保管 | 約6〜24万円 |
| 燃料・消耗品 | 約15〜25万円 |
| 年間合計(目安) | 約53〜123万円 |
さらに、購入費が数十万円〜数百万円(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でフェアレディZ バージョンSを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 数十万〜数百万円 + 毎年 53〜123万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のおよそ1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、NAエンジンの吹け上がりからFRの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のフェアレディZを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のフェアレディZ Z33に触れる|中古車・イベント
Z33型は累計約24万台が生産された量産スポーツカーであるぶん、限定車と違って「実際に見て・乗って」楽しめる機会が比較的多いのも魅力です。
🏛 日産の公式ヘリテージとして|Nissan Heritage Collection
日産グローバル公式サイトの「Heritage Collection」には、Z33型フェアレディZの車両解説ページが用意されています。日産自身が自社の歴史を語る一台として、Z33を公式にアーカイブしていることが分かります。座間にある日産の企業ミュージアムなど、歴代Zの実車展示が行われる場でZ33型に出会える可能性もあります。
出典・参考:Nissan Global公式Heritage Collection(Fairlady Z関連車両の解説ページ)。
🚙 中古車として今も現役|量産スポーツカーならではの選びやすさ
Z33型は前述の通り累計約24万台という量産スポーツカーです。限定車のように「見る機会がほぼない」ということはなく、中古車市場やカーミーティング、オーナーズクラブのイベントなどで実車に触れられる機会は比較的豊富にあります。バージョンSのようなスポーツグレードは走行距離や整備状態の差が大きいため、実車を検討する場合は信頼できる販売店・専門ショップでの現車確認が欠かせません。
出典・参考:グーネット・カーセンサー等の中古車ポータル(Z33型流通状況)。※展示・イベントの開催状況は時期により変わるため、最新情報は各主催者の公式発表でご確認ください。
フェアレディZ Z33を見て楽しむ|映画・漫画・グッズ
🎬 映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』|D.K.の愛車
2006年公開の映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』には、ドリフトキング「D.K.(タカシ)」の愛車として、ヴェイルサイド(VeilSide)製エアロパーツを装着したフェアレディZ(Z33型/350Z)が登場します。作中で撮影に使われた実車の1台は現存しており、海外オークションで走行1.1万マイル・約15万ポンドという価格で取引された事例も報じられています。D.K.の取り巻きキャラ「モリモト」の愛車もフェアレディZで、こちらはトップシークレット系のエアロを纏った金色のボディが印象的です。なお、劇中車のベースグレードがバージョンSかどうかまでは公式資料で確認できないため、本記事では「フェアレディZ(Z33型)」という車種レベルでの紹介にとどめます。
出典・参考:映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)/海外専門メディア各種(劇中車の現存状況・オークション情報)。※劇中車の詳細グレードは未確認情報のため、車種レベルでの言及に留めています。
📚 漫画『頭文字D』|チーム・スパイラルの一員として
漫画『頭文字D』には、チーム・スパイラル所属のキャラクターの愛車としてフェアレディZ(Z33型・2002年発売)が登場するとの言及が複数のファンサイトで見られます。ただし劇中でのグレード表記(バージョンS等)までは裏取りができないため、本記事では「フェアレディZ(Z33型)」という車種レベルの登場として紹介します。頭文字Dは劇中の車種年式と現実の発売時期が必ずしも一致しない演出上の特徴があることも、あわせて留意しておきたいポイントです。
🎬 映画『グランツーリスモ』(2023) をブルーレイで観る
フェアレディZ(Z33)は、映画『グランツーリスモ』(2023)の主人公ヤン・マーデンボローの経歴に連なる一台です(劇中車には370Z説など諸説あります)。ゲーマーからプロへの実話を、ブルーレイ&DVDで。
出典・参考:漫画『頭文字D』関連ファンサイト各種(登場車種まとめ記事)。※グレード詳細は未確認情報のため車種レベルの紹介に留めています。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー(プラモ・ミニカー)
手元でZ33型フェアレディZを楽しむなら、モデルカーが充実しています。アオシマからは1/24「ザ・モデルカーシリーズ No.33 ニッサン Z33 フェアレディZ バージョンST '07」(2005年仕様・2007年仕様選択式)や、「No.69 ニッサン Z33 フェアレディZ バージョンニスモ '07」が発売されています。ただし、これらは「バージョンST」「バージョンNISMO」のキットであり、本記事の主役である「バージョンS」そのものを再現した専用キットではない点にご注意ください。ミニカーではAUTOartの1/18スケールで350Z(NISMO仕様含む)が展開されていますが、こちらもバージョンS専用モデルの存在は確認できていません。
📖 書籍
Z33型フェアレディZについてもっと深掘りしたいなら、日産の開発経緯や北米戦略を扱った自動車専門誌のバックナンバー、水野和敏氏の著書などが参考になります。当時のカタログや専門誌の特集記事も、開発の裏側を知るうえで貴重な資料です。
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フェアレディZ バージョンS(Z33)のよくある質問
Q. フェアレディZ バージョンS(Z33型)とは、どんな車ですか?
A. 2002年7月に発売された5代目フェアレディZのスポーツグレードです。Brembo製ブレーキと横滑り防止装置を備え、6速MT専用。本記事の年式である2007年式は、新開発のVQ35HR型エンジン(313PS)を搭載した後期モデルです。
Q. バージョンSのスペック(馬力・排気量)は?
A. VQ35HR型V型6気筒DOHC3.5L(排気量3,498cc)で、最高出力313PS(230kW)/6,800rpm、最大トルク36.5kgf・m(358.0N・m)/4,800rpmを発揮します。車両重量は1,480kgです。
Q. 「フェアレディZ」と「350Z」は別の車ですか?
A. いいえ、同じ車です。日本では伝統の車名「フェアレディZ」、海外(北米含む)では排気量にちなんだ「350Z」という名前で販売されました。同一のZ33型を、市場ごとに異なる名前で展開したグローバル戦略です。
Q. 350ZはMotor Trend Car of the Yearを受賞しましたか?
A. いいえ。350Zは2003年のMotor Trend Car of the Yearにノミネートされましたが、受賞したのは姉妹車のInfiniti G35でした。350Z自体が受賞したわけではない点にご注意ください。
Q. フェアレディZ Z33の中古相場はいくらですか?
A. 年式・グレード・状態により幅が大きく、Z33型全体でおよそ39万円台〜700万円台のレンジで取引されています。JDMブームによる海外需要増もあり、相場は上昇傾向にあるとされます。最新は各中古車ポータルでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でフェアレディZ バージョンSに乗れますか?
A. 乗れます。「Nissan Fairlady Z Version S (Z33) '07」として収録されており、中古車やブランドセントラルでの購入、メニューブックの報酬として入手できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
Z33は「日産復活の旗印」から生まれた円熟の一台
フェアレディZ バージョンS(Z33型)は、日産の経営が苦しかった時代を乗り越え、「復活の旗印」として2002年に登場したスポーツカーです。日本では伝統の「フェアレディZ」、海外では「350Z」というグローバル戦略のもとで世界的な支持を集め、累計約24万台という数字がその成功を物語っています。本記事の主役である2007年式バージョンSは、新開発のVQ35HR型エンジン(313PS)を得て、Z33型の中でも完成度の高い"円熟期"の一台です。
実車は発売から約20年が経過し、旧車としての維持を考える時期に差し掛かっていますが、グランツーリスモ7なら「Nissan Fairlady Z Version S (Z33) '07」としてそのまま収録されており、維持費を気にせずNAエンジンの吹け上がりと6速MTの操る楽しさを味わえます。映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でのD.K.の愛車としての存在感も、この一台の魅力を語るうえで欠かせないポイントです。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、フェアレディZ バージョンSは"日産復活の物語"を体感できる一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
フェアレディZファミリー・歴代モデルもチェック
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