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スバル インプレッサ WRX STI(GDB・2代目・涙目E型)とは、スバルが2000年から2007年まで販売したセダン型スポーツの最上級グレードで、WRC(世界ラリー選手権)の黄金期を駆け抜けた一台です。2.0LのEJ20型水平対向4気筒ターボ(STI専用クローズドデッキ/実装はEJ207型)に、フルタイム4WD(DCCD搭載)・6速MT・ブレンボブレーキ・金色BBSホイールを組み合わせ、国内公表値は280PS/42.0kgf・m(自主規制上限)。2003年にはペター・ソルベルグがインプレッサ WRC2003でドライバーズタイトルを獲得(セバスチャン・ローブを1点差で破る)、涙目世代はまさにスバル=WRブルー×ゴールドの象徴です。
この記事では、GDB涙目の魅力・スペック・中古相場から、グランツーリスモ7(GT7)での乗り方、そしてソルベルグ/マクレー/バーンズら王者と歩んだWRC黄金期・EJ20伝説・25年ルール解禁の予定まで、まるごと解説します。
目次
- 1 WRX STI GDB誕生|涙目E型のスペックとWRC黄金期
- 2 GDB涙目は今いくら?相場と“2027年解禁”の駆け込み
- 3 グランツーリスモ7のWRX STI GDB|PP491.59・WR Blue Mica
- 4 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 5 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 6 実車のWRX STIに触れる|借りて乗る・集まる
- 7 GDB涙目を見て楽しむ|WRC黄金期・WRブルー・EJ20伝説
- 7.1 🏆 WRC黄金期|マクレー1995 → バーンズ2001 → ソルベルグ2003
- 7.2 🎨 WRブルー×ゴールド|スバルWRCの伝説カラー
- 7.3 ⚙️ EJ20伝説|1989年デビュー → 2020年最終特別仕様
- 7.4 🎬 映像・ゲームの世界|頭文字Dは“先代GC8”・GDBはマクレー・ラリー
- 7.5 🏛 本物を見に行く|スバルビジターセンター(群馬・太田)
- 7.6 🧬 WRX STIの血脈|GC8 → GDB → GR/GH → VAB → VBH
- 7.7 🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
- 7.8 📖 原作で楽しむ|書籍
- 7.9 📚 もっと知りたい人へ(おすすめ書籍)
- 7.10 📣 あなたの「GDB目撃情報」募集中!
- 8 WRX STI GDB(涙目)のよくある質問
- 9 WRX STI GDB涙目は「WRC黄金期の青と金」を今に伝える名車
- 10 WRX STIの系譜とWRCの宿敵もチェック
WRX STI GDB誕生|涙目E型のスペックとWRC黄金期
インプレッサの2代目(GD/GG・2000〜2007年)は、初代GC8の正常進化として登場しました。STI最上級グレードであるセダン版(型式GDB)は、2000年10月のデビューから2007年6月の最終仕様まで、毎年のように改良が続いた“走る実験室”でもあります。なかでも、2002年11月のビッグマイナーチェンジで採用された顔つきが“涙目(英語圏では「Blob Eye」)”。C型/D型/E型がこの涙目期にあたり、2004年式は主にD型(2003.10〜2004.6)とE型(2004.6〜2005.5)で構成されます。
GDB-E型(2004年6月発売)の心臓は、STI専用EJ207型(カタログ表記はEJ20)。排気量1,994ccの水平対向4気筒DOHC16Vに、ツインスクロールターボとクローズドデッキブロックを組み合わせた“最高純度のスバル4WDターボ”です。国内公表値は最高出力280PS/6,400rpm(280PSはいわゆる“ジェントルマンズ・アグリーメント”による自主規制上限)、最大トルク42.0kgf・m(412N·m)/4,400rpm。D型→E型でトルクは+2.2kgf・m向上しています。
駆動系も“勝つための装備”ばかりです。フルタイム4WD(DCCD:ドライバーズコントロールセンターデフ)はトルク配分を任意に調整でき(基本35:65のリヤ寄り)、ABS連動制御もE型でアップデート。トランスミッションは6速MT(前型の5速MTから刷新)、ブレーキはブレンボ製4POT/2POTを標準装備、足元は金色のBBSホイールが定番です。車重1,460kg・全長4,415mm・全幅1,740mmと、現代の感覚では“ちょうどよく軽い4ドア”サイズ。WRCで戦ったスバルの哲学が、そのまま市販車に降りているのがGDBの魅力です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式 | GDB(E型/2004年6月〜2005年5月) |
| 登場 | 2000年10月(GDB初代)/涙目期 2002年11月〜2005年5月 |
| エンジン | EJ20型 水平対向4気筒 DOHC16V ツインスクロールターボ (実装はSTI専用クローズドデッキ=EJ207型) |
| 排気量 | 1,994cc |
| 最高出力 | 280PS/6,400rpm(国内公表値・自主規制上限) |
| 最大トルク | 42.0kgf・m(412N·m)/4,400rpm |
| トランスミッション | 6速MT |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(DCCD搭載・基本トルク配分35:65) |
| ブレーキ | ブレンボ製(前4POT/後2POT)標準 |
| ホイール | 金色BBS(鋳造)標準 |
| 車両重量 | 1,460kg |
| 全長×全幅×全高 | 4,415×1,740×1,425mm(WB2,540mm) |
| 新車本体価格(E型) | 317.1万円(当時) |
| 生産台数(E型) | 約6,365台 |
出典・参考:スバル・インプレッサ(Wikipedia)/スバル・EJ20(Wikipedia)(EJ207=STI専用クローズドデッキ・公表280PS)/SUBARU公式。※280PSは国内自主規制(ジェントルマンズ・アグリーメント)の上限表記。海外文献に異なる出力表記があるが本記事はメーカー公表値を採用。
GDB涙目は今いくら?相場と“2027年解禁”の駆け込み
GDB全体の相場は、ここ数年の旧車ブームに乗って大きく上昇しています。2025〜2026年時点の目安は、おおよそ次のような幅です(あくまで参考・年式・走行距離・状態で大きく変動します)。
- 丸目(A/B型・2000-02):おおむね200〜350万円
- 涙目(C/D/E型・2002-05・本記事のテーマ):おおむね250〜400万円
- 鷹目(F/G型・2005-07):おおむね300〜500万円
- Spec C(軽量グレード):400万円超の例も
- 4年(2022→2026)で涙目の相場は+25〜35%上昇
- 査定実例:2003年11月登録/走行29,840km個体=2025年8月時点 約326.2万円(個別事例)
25年ルール(米国・カナダの輸入規制緩和)もGDB相場の重要ファクターです。丸目は2025年8月から順次解禁開始、涙目は2027年の解禁が見込まれ、鷹目は2030年予定。涙目世代は「解禁前に押さえておきたい」海外バイヤーが入ってくるため、駆け込み需要による相場上振れが2026年現在も観測されています。
出典・参考:カーセンサー(GDB涙目・中古車情報)/グーネット(同)/レスポンス(旧車・25年ルール関連記事)。※相場は時期・状態・走行距離・グレード(特にSpec C/純正度/修復歴の有無)で大きく変動します。最新は各中古車ポータルでご確認ください。
※相場は時期・状態・走行距離・グレードで大きく変わります。流通台数も限られるため、最新の価格・在庫は各中古車ポータルで必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のWRX STI GDB涙目に」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車相場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のWRX STI GDB|PP491.59・WR Blue Mica
グランツーリスモ7には、「Subaru Impreza Sedan WRX STi '04」(車両ID:car3432)が収録されています。Update 1.35で追加された比較的新しい車両で、ブランドセントラルと中古車(ユーズドカー)の両方で購入可能。価格はおおむね50,000Cr(中古はタイミングで変動)と、買いやすい一台です。カラーは定番のWR Blue Mica(涙目世代の象徴色)を含む全5色から選べます。
- 収録名:Subaru Impreza Sedan WRX STi '04(GDB涙目E型ベース)
- 追加:Update 1.35
- 価格:約50,000Cr(ブランドセントラル+中古車)
- PP(パフォーマンスポイント):約491.59(時点・チューンで変動)
- ゲーム内表示:286HP(実車公表280PS/自主規制上限。ゲーム内表記との換算誤差)
- 車重:1,460kg/駆動:4WD(DCCD相当)
- カラー:WR Blue Mica など5色
GT7のGDBは、EJ207ターボのパンチと4WDの安心感で、ラリースタイルのコースで“狙ったラインを忠実に踏める”一台です。PP制限のあるレースでは扱いやすい数値帯にあり、初心者でもアクセルを踏み切れるのが魅力。雨や濡れた路面のコースでも安定感が抜群で、4WD×ターボのありがたみを一番素直に体感できる車種のひとつです。
出典・参考:グランツーリスモ公式(Update 1.35追加車両情報)/GT7公式/攻略系サイト各種(収録名・PP・価格情報)。※PP値・価格・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内・公式情報でご確認ください。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します(数値は2024〜2026年時点の情報)。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でWRX STI GDBをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。4WDターボらしいフロントの重み、コーナーでの粘り、立ち上がりの蹴り出しが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車WRX STI GDB涙目を所有・維持する費用
GDB涙目は2004年デビューの2.0Lターボ・フルタイム4WD。
13年超の自動車税重課、ターボ+ハイオク燃料、ブレンボ・BBS等の専用部品コストもあり、現行車よりだいぶ高めです。
年間の目安はこのくらい。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(2.0L・13年超の重課) | 約45,400円 |
| 任意保険(型式・年齢で変動) | 約8〜15万円 |
| 車検(2年分を1年換算) | 約7〜12万円 |
| 整備・部品(EJ20/DCCD/ブレンボ等) | 約15〜30万円 |
| 駐車場(地域差大) | 約0〜36万円 |
| 燃料・消耗品(ハイオク/タイヤ) | 約15〜30万円 |
| 年間合計(目安) | 約45〜85万円 |
さらに、購入費が約250〜400万円(前章の中古相場・涙目E型)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でGDB涙目を「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 250〜400万円 + 毎年 45〜85万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、ステアリングの重みやコーナーでの荷重移動・4WDターボの蹴り出しまで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のGDB涙目を」と思っている人も、それまでの間はGT7でWRブルーのSTIに乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のWRX STIに触れる|借りて乗る・集まる
「中古でも手が出ない」「買う前に一度ハンドルを握ってみたい」。GDB涙目は数が限られていますが、借りて乗る・集まって見る方法は今もあります。
🔑 借りて乗る|箱根でWRX STIをレンタル
箱根・仙石原の旧車レンタカー「Fun2Drive」では、WRX Type R STi Version 6 Limited(GC8・2000年式)をレンタルできます(2026年時点)。
※レンタル車両はGDBではなく先代のGC8(初代インプレッサ系のクーペ)です。世代は違いますが、EJ207ターボ+4WD+6速MT+WRブルー×金ホイールという“スバルSTI黄金期の体験”は十分に味わえます。
料金は1.5時間 12,980円〜、利用は26歳以上・免許取得3年以上が条件です。
GDB涙目そのもののレンタルは現状ほぼ流通していないため、まずはGC8で“STIの世界観”に触れるのが現実的です。
貸出状況は変動します。予約可否・最新料金は公式でご確認ください。
出典・参考:Fun2Drive(箱根)(WRX Type R STi Version 6 Limited GC8のレンタル・料金・条件)。※車両世代はGC8(初代)。GDBではない点に注意。料金・条件・貸出状況は変動します。最新は公式でご確認ください。
🏁 集まる・見る|スバルファン系ミーティング
スバル車のオーナーズミーティングも各地で開かれています。「スバル車オーナーズミーティング」はファン主催の大型集会で、第7回は2026年4月5日に箱根大観山で開催予定(1台あたり1,400円の寄付制)。関西では「京都高雄SUBARUオフ会」が2026年5月3日に予定されています。
※公式系のイベント名(例:「SUBARU FAN MEETING」など)はその年ごとに開催状況が変わるため、最新は各主催者のSNS・公式サイトでご確認ください。
出典・参考:各イベント主催者の公式SNS・公式サイト。※開催日程・参加条件は変動します。最新は公式でご確認ください。
GDB涙目を見て楽しむ|WRC黄金期・WRブルー・EJ20伝説
🏆 WRC黄金期|マクレー1995 → バーンズ2001 → ソルベルグ2003
スバル=インプレッサ=WRCの黄金期は、3人の王者に語らせるのが一番です。
- 1995年王者:コリン・マクレー(スコットランド人初の英国人WRC王者・当時27歳の最年少王者)。インプレッサ555で世界を魅了し、英国ラリー界の象徴に。残念ながら2007年に事故で他界し、今も“ラリーの神”として神格化されています。
- 2001年王者:リチャード・バーンズ(イングランド人初のWRC王者)。丸目ベースのインプレッサ WRC S7でタイトルを獲得。誠実な走りで世界中のファンに愛されました。
- 2003年王者:ペター・ソルベルグ(ノルウェー人初のWRC王者)。GDB涙目をベースにしたインプレッサ WRC2003を駆り、シトロエンのセバスチャン・ローブをわずか1点差で破って王座に輝きました。涙目世代=ソルベルグの世代であり、スバル時代のラストヒーローです。
チームとしては、1995年・1996年・1997年とマニュファクチャラーズ選手権3連覇を達成(日本メーカー初の3連覇)。1994年にはカルロス・サインツがアクロポリスでインプレッサ555の初勝利を飾り、ここからスバル・ワールドラリーチーム(Prodrive運営)は20年にわたってWRCを戦い続けます。2004年のラリージャパンでは、ペター・ソルベルグがGDB涙目世代のWRC2003で優勝。日本での原体験として、今もファンの記憶に残っています。
スバルがWRC撤退を発表したのは2008年12月16日。リーマンショックの影響で、20年・6タイトルの活動に幕が下りました。撤退発表は当時のクルマ好きにとって衝撃で、「GDB涙目世代こそがスバルWRCの最盛期だった」という評価は、今も揺らいでいません。
出典・参考:スバル・ワールドラリーチーム(Wikipedia)/コリン・マクレー(Wikipedia)/リチャード・バーンズ(Wikipedia)/ペター・ソルベルグ(Wikipedia)。
🎨 WRブルー×ゴールド|スバルWRCの伝説カラー
スバルWRC史を語るうえで欠かせないのが、「青ボディに金ホイール」のカラーリングです。「最も勝利を重ねたスバル車は、青ボディに金ホイール」。3度の世界王者を抱えたスバルのワークスカーは、いずれもこのカラーで戦いました。GDB涙目STiでもこの組み合わせは生き続け、市販車のWorld Rally Blue Pearl(WRブルー)×ゴールドBBSホイールが定番。スバル乗りの“あがり仕様”として、今もWRブルー+金は不滅です。
⚙️ EJ20伝説|1989年デビュー → 2020年最終特別仕様
GDB涙目のエンジンEJ20は、スバルが1989年のレガシィでデビューさせた水平対向4気筒の進化形です。水平対向(ボクサー)は、左右のピストンが180度向かい合って動くため振動を打ち消し合い、エンジンを低く・軽く・小さく収められるのが特徴。GDB涙目STiが搭載するのはSTI専用EJ207型(クローズドデッキブロックを採用した競技用ベース)で、自主規制上限の280PSを発揮します。
EJ20は、2019年の東京モーターショーで生産終了が発表され、2020年3月、最終モデル「WRX STI EJ20 Final Edition」をもって30年以上の歴史に幕を下ろしました。“スバルらしさ”の象徴を担ってきた水平対向ターボの系譜。その絶頂期に存在したのが、GDB涙目世代です。
出典・参考:スバル・EJ20(Wikipedia)/SUBARU公式(EJ20 Final Edition)。
🎬 映像・ゲームの世界|頭文字Dは“先代GC8”・GDBはマクレー・ラリー
インプレッサ=スポーツ漫画・ゲームに登場する印象が強いクルマですが、世代の区別に注意が必要です。
『頭文字D』に登場するインプレッサSTIは、藤原拓海の父・藤原文太の愛車「ソニックブルーマイカ塗装のSTi Coupe Type R Version V(GC8型クーペ)」です。Fourth Stage第7話などで描かれた、伝説的な“親父”の一台。つまり頭文字Dの主役級スバルは“先代GC8”であって、本記事の主役GDB涙目ではありません。ただし、インプレッサSTIシリーズとして“主役級のキャラクター”を担ったのは間違いなく、ファンの記憶に深く刻まれた一台です(先代GC8については後述の歴代カードでご紹介)。
『ワイルド・スピード』シリーズに登場するスバルは、3代目(GRB/GHハッチバック・2008年以降)以降です。ブライアン・オコナーが駆る2009年型 WRX STi ハッチバック(黒×銀)、『Furious 7』の2012年型 GH(青)など、いずれも本記事のGDB涙目セダンは登場しません。GDBで「ワイスピのスバル」を語ると世代を取り違える、という点だけ覚えておいてください。
一方で、GDB世代のインプレッサが主役を張った作品としては、『コリン・マクレー・ラリー』(1998年、Codemasters・PS/Windows)のシリーズが有名です。パッケージにはマクレーのインプレッサが大きく描かれ、世界販売400万本超の大ヒットラリーゲームに。インプレッサ=WRC=マクレーという公式を、世界中のゲーマーに刷り込みました。
余談ですが、涙目顔は英語圏では「Blob Eye(ブロブ・アイ)」と呼ばれます。日本語の“涙目”が直訳の「Teardrop」ではないところが、ちょっと面白いポイントです。
出典・参考:頭文字D(Wikipedia)(藤原文太のGC8型インプレッサSTI Coupe Type R Version V)/ワイルド・スピード(Wikipedia)/コリン・マクレー・ラリー(Wikipedia)。
『頭文字D』のアニメは、ABEMAプレミアムなら見放題(2026年6月時点)。
藤原文太のGC8型インプレッサSTI Coupeが登場する“親父vs拓海”の名シーンも、大画面で見返せます(GDB涙目ではなく先代GC8の登場ですが、スバル=STIの世界観を味わうのにぴったり)。
初回14日間は無料 | いつでも解約OK
※配信作品・配信期間・無料特典は変動します。最新はABEMA公式サイトでご確認ください。
🏛 本物を見に行く|スバルビジターセンター(群馬・太田)
スバルの歴代車を実車で楽しみたいなら、群馬県太田市のスバルビジターセンター(矢島工場)が決定版です。2003年7月オープン、スバル360から最新モデルまで約20台が並ぶ展示は圧巻。2009年型/2000年型のインプレッサWRC(ラリーカー)の展示も確認されており、WRC黄金期の雰囲気をじっくり味わえます。見学は月〜金、1日3回(9時/11時/13時)の予約制。来館の90〜20日前までに公式から事前予約が必要です。※展示車両は時期で入れ替わります。市販GDB涙目の常設展示有無は来館前に公式でご確認ください。
また、東京三鷹の「STI GALLERY」、石川県小松市の「日本自動車博物館」(TEL:0761-43-4343)にもスバル系車両の展示があります。展示車両は変動するため、訪問前に各館の公式情報をご確認ください。
出典・参考:スバルビジターセンター(公式)。※展示状況・予約条件は変動します。来館前に公式でご確認ください。
🧬 WRX STIの血脈|GC8 → GDB → GR/GH → VAB → VBH
GDB涙目は、インプレッサSTI系譜のちょうど“真ん中”に位置します。
- 初代 GC8(1992-2000):22B-STi(1998・500台限定)に代表されるスバル原点。藤原文太のクーペもここ。
- 2代目 GD/GG(2000-2007)=GDB=本記事の主役:丸目→涙目→鷹目の3つの顔。WRC黄金期と完全に重なる。
- 3代目 GR/GH(2007-2014):5ドアハッチが主役のSTI。ワイスピ登場世代もここから。
- 4代目 VAB(2014-2021・既記事):セダンSTIとして“最後の純血EJ20 6MT”を貫いた。
- 現行 VBH(2021-):プラットフォームが刷新され、STIの方向性も再構築フェーズ。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でGDB涙目を楽しむなら、モデルカーが充実しています。プラモデルならタミヤ 1/24 No.276「スバル インプレッサWRC 2004 ラリージャパン」が涙目世代WRC本命の一本。ペター・ソルベルグが2004年ラリージャパンで優勝した、あの仕様です(タミヤ公式商品説明にも記載)。ミニカーならトミーテック TLV-NEO LV-N336a「スバル インプレッサ WRX STi」(青・2003年式・GDB涙目)が、量産車らしい質感と涙目フェイスの作り込みで人気。ほかにも、京商1/43 Jコレクション、イクソ1/43 WRC #25 K.ソルベルグ(2005アクロポリス仕様)なども入手できます。
※トミカNo.11「スバル インプレッサ WRX STI」は3代目のGRB(5ドアハッチ)でGDBではありません。プレゼント選びの際は世代を取り違えないようにご注意ください。
📖 原作で楽しむ|書籍
GDB涙目世代のWRC黄金期を一冊でじっくり追うなら、『RALLY CARS Vol.35 SUBARU IMPREZA WRC 2003-2005』(三栄)が決定版。ペター・ソルベルグのインタビューや、2004〜2005年ラリージャパンの記録まで網羅した、涙目世代WRC本命の一冊です。
スバル車全般の特集は、『ハイパーレブ Vol.230/Vol.248/Vol.266 スバル・インプレッサ/WRX』シリーズもおすすめ。型式ごとのチューン・整備情報が充実しています。
📚 もっと知りたい人へ(おすすめ書籍)
WRC黄金期そのものを深掘りしたい人は、『RALLY CARS Vol.35』に加えて、マクレー/バーンズ/ソルベルグ各王者のドキュメンタリー書籍・写真集も探してみてください。スバル=青と金、ターボ+4WD、6速MT。その世界観を"紙"で味わえます。
📣 あなたの「GDB目撃情報」募集中!
「他にもこの作品にGDB涙目が出てるよ」「あの映像で見たよ」という情報があれば、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。みなさんからの情報で、このページをもっと充実させていきます🚗💨
WRX STI GDB(涙目)のよくある質問
Q. WRX STI GDB(涙目)とは、どんな車ですか?
A. スバルが2000〜2007年に販売したインプレッサ2代目セダン(GD系)のSTI最上級グレードで、2002〜2005年式(C/D/E型)の“涙目”と呼ばれる顔つきが本記事のテーマです。2.0L水平対向ターボ(EJ20/実装はSTI専用EJ207)、フルタイム4WD、6速MT、ブレンボ、金色BBSを備え、WRC黄金期(ペター・ソルベルグ2003年王者)の象徴的な一台です。
Q. GDB涙目のスペック(馬力・トルク)は?
A. EJ20型(STI専用EJ207)2.0Lターボで、国内公表値は最高出力280PS/6,400rpm(自主規制上限)、最大トルク42.0kgf・m(412N·m)/4,400rpm。車重は1,460kg、駆動方式はフルタイム4WD(DCCD搭載)、トランスミッションは6速MTです。
Q. GDB涙目の中古相場はいくらですか?
A. 2025〜2026年時点でおおむね250〜400万円が目安。丸目(200〜350万円)・鷹目(300〜500万円)よりやや手頃な位置にありますが、25年ルール解禁見込みの2027年に向けて駆け込み需要も観測されています。状態・走行距離・グレード(特にSpec C)で大きく変わるため、最新は各中古車ポータルでご確認ください。
Q. 既記事のVAB(4代目)とGDB(2代目)の違いは?
A. 世代も時代も完全に別物です。GDBは2代目セダン(2000-2007)でWRC黄金期と重なるD世代の主役。VABは4代目セダン(2014-2021)でEJ20型6MT最後のSTI=“最後の純血”と呼ばれる車です。同じ「WRX STI セダン」でも、年式・税金・パーツ事情・運転感がまったく違います。
Q. 頭文字Dの藤原文太のインプレッサはGDB涙目ですか?
A. いいえ。藤原文太の愛車は先代の「GC8型インプレッサSTI Coupe Type R Version V(ソニックブルーマイカ)」です。Fourth Stage第7話などに登場した一台で、本記事の主役GDB涙目とは別世代の車。インプレッサSTIの主役級登場であることは確かですが、車両としてはGDBではありません。
Q. ワイルド・スピードでGDB涙目は出ますか?
A. 出ません。ワイルド・スピードに登場するスバルは3代目(GRB/GHハッチバック・2008年以降)以降で、GDBセダンは登場しません。ブライアン・オコナーが駆るのは2009年型 WRX STi ハッチバック(黒×銀)など、いずれも別世代です。
Q. グランツーリスモ7でGDB涙目に乗れますか?
A. 乗れます。「Subaru Impreza Sedan WRX STi '04」がUpdate 1.35で追加されており、ブランドセントラルと中古車の両方で約50,000Crで購入可能です(PP約491.59、WR Blue Mica含む5色)。※価格・PP・入手条件はアップデートで変動します。
WRX STI GDB涙目は「WRC黄金期の青と金」を今に伝える名車
スバル インプレッサ WRX STI(GDB・涙目)は、WRC黄金期の青と金をそのまま市販車に落とし込んだ名車です。EJ20の鼓動、4WD+6速MT+ブレンボ+金色BBSという完成度、そしてペター・ソルベルグが2003年王者になった世代の象徴、つまり“スバルでいちばん勝った時代”を、今もハンドルから感じ取れる一台です。
実車は涙目で250〜400万円・年間維持費45〜85万円と、決して安くはありません。しかし、グランツーリスモ7にはWR Blue Micaを含む涙目GDBが収録されており、機材を一式そろえても実車の1年分の維持費以下で“あの時代”を再体験できます。借りて乗るなら箱根のFun2Drive(※車両は先代GC8)、見て楽しむなら頭文字D(ABEMAで配信中・登場はGC8)やスバルビジターセンターもおすすめ。
ゲームで惚れて、いつか本物のWRブルー×ゴールドへ。その入り口として、GDB涙目はこれ以上ない一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
WRX STIの系譜とWRCの宿敵もチェック
GDB涙目の前後左右にいる名車たち。後継のVAB(最後の純血)、先代のGC8(藤原文太のクーペ)、別格の22B-STi(GC8世代500台限定)、そしてWRCの宿敵だった三菱ランエボ最終形。4台あわせて読むと、GDB涙目の立ち位置がさらに立体的に見えてきます。
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