
三菱 ランサーエボリューションIII GSR(CE9A)とは、三菱自動車が1995年1月に発売した4代目ランサー(CB/CD系)をベースにしたハイパフォーマンス4WDセダンで、初代ランエボ系(I・II・III)の集大成として知られる名車です。4G63型 2.0L 直4 DOHCターボ・270PS・フルタイム4WD・車重1,260kg。WRCでトミ・マキネンが1996年シリーズチャンピオンを獲得した初代マシンであり、『頭文字D』では須藤京一(エンペラーリーダー)のピレネーブラックとして、主人公が父以外で初めて敗北した相手としても語り継がれています。
この記事では、ランエボIIIの魅力・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そしてWRCの伝説と頭文字Dのカルチャーまで、まるごと解説します。
ランエボIII誕生|初代系の集大成と4G63ターボ
三菱が誇るスポーツ4WDセダンランサーエボリューションの3代目が、1995年1月に登場したCE9A型ランエボIIIです。ベースは1991年デビューの4代目ランサー(CB/CD系)。1992年10月の初代Evo I(CD9A)、1994年1月のEvo II(CE9A)から進化を続け、Evo IIIは同じ4代目ランサー系の集大成として仕上げられました。
Evo II→IIIの変更点は、車体構造そのものではなくエンジン冷却と空力性能の徹底強化に集中しています。大型リアウイング・大型フロントエアダム・拡大されたエアインテークなど、市販車としては異例の本格エアロを装着。WRCグループAのホモロゲーション獲得を目的とした、「公道を走るラリーマシン」そのものです。
搭載エンジンは三菱伝統の4G63型 直列4気筒DOHC 16バルブ インタークーラーターボ・1,997cc。Evo IIから過給圧と圧縮比(9.0)を引き上げ、最高出力270PS/6,250rpm、最大トルク31.5kgf·m/3,000rpmを発生します。当時の国産車自主規制値280PSにあと一歩、しかも低回転から太いトルクが立ち上がる扱いやすい特性で、ラリーステージでも市街地でも実用的な戦闘力を発揮しました。
駆動方式はビスカスカップリング式センターデフを用いたフルタイム4WD、ミッションは5速MT。GSRグレードの車両重量は1,260kgと、270PSの動力性能に対して軽量に仕上げられました(モータースポーツベースのRSは1,190kg)。標準でレカロシート、モモのステアリング、専用メーターを装備し、内装にも「速く走るためのクルマ」という思想が貫かれています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式 | E-CE9A |
| 登場 | 1995年1月(カタログ2月モデル) |
| ベース車 | 4代目ランサー(CB/CD系) |
| エンジン | 4G63型 2.0L 直4 DOHC 16V ICターボ |
| 排気量 | 1,997cc |
| 最高出力 | 270PS(199kW)/6,250rpm |
| 最大トルク | 31.5kgf·m(308.9N·m)/3,000rpm |
| 圧縮比 | 9.0 |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(ビスカスLSD) |
| トランスミッション | 5速MT |
| 車両重量 | 1,260kg(GSR)/1,190kg(RS) |
| 全長×全幅×全高 | 4,310×1,695×1,420mm |
| ホイールベース | 2,510mm |
| 主要グレード | GSR/RS |
| 新車本体価格 | 297万円(GSR・当時) |
| 生産台数 | 約10,080台(GSR約8,998+RS約1,082) |
出典・参考:三菱・ランサーエボリューション(Wikipedia)/三菱・4G6型エンジン(Wikipedia)(4G63 2.0L DOHCターボ・270PS/31.5kgf·m)/三菱自動車。※生産台数・最高出力は資料により若干の表記ゆれがあります。
ランエボIIIは今いくら?高騰する初代系の相場
ランエボIIIは1995〜96年式の旧車。生産台数は約10,080台と少なく、そのうえEvo IV以降と違ってベース車(4代目ランサー)が同じ初代系統である希少性も高いため、近年は価格が大きく上昇しています。目安はこのくらいです(あくまで参考・時期や状態で大きく変わります)。
- 国内中古市場の価格レンジ:おおむね支払総額223万〜686万円が実勢(2025〜26年・各中古車ポータル)
- 下値〜上値の幅:35.9万円〜950万円と状態差が極端に大きい
- 米国市場:25年ルール解禁済(2020年〜)で日本→米輸出が活発($10,000〜$54,000レンジ)
- 流通台数:常時数台〜十数台と少なく希少性が高い
出典・参考:グーネット/カーセンサー(2025〜26年時点のランサーエボリューションIII中古車掲載状況)/Bring a Trailer(米国市場の25年ルール解禁後の落札事例)。※価格は時期・状態・走行距離で大きく変動します。
※相場は時期・状態・走行距離・グレード・改造履歴で大きく変わります。流通台数も少ないため、最新の価格・在庫は各中古車ポータルで必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のランエボIIIに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車相場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のランエボIII|GSR '95収録
グランツーリスモ7には、Mitsubishi Lancer Evolution III GSR '95(車内ID:car931)が収録されています。2023年6月29日配信のアップデート1.35で追加され、中古車ディーラーで約10万Cr前後から入手できる、比較的買いやすい価格設定です。
- 収録名:Mitsubishi Lancer Evolution III GSR '95(car931)
- 追加:Update 1.35(2023年6月29日)
- 入手:中古車ディーラー・約10万Cr
- カテゴリ:Road Car(ロードカー)
- PP(パフォーマンスポイント):約481.44(ノーマル)
- 出力:264BHP/6,500rpm、トルク31.5kgm/3,000rpm
- 車重:1,260kg(実車スペック準拠)
- 最高速:約243km/h(ノーマル状態)
実車のGSR仕様をベースに、4G63ターボの太いトルクとフルタイム4WDの強烈なトラクションがそのまま再現されています。立ち上がりの加速はターボラグを感じさせない鋭さ、コーナーでの安定感は4WDならではの「狙ったラインを正確にトレースできる」気持ちよさ。クラシックなWRCマシンの感触を、現代のGT7環境で味わえる貴重な一台です。
出典・参考:グランツーリスモ公式(GT7アップデート1.35)(2023年6月29日・ランサーエボリューションIII GSR '95追加)/GT Fandom Wiki(収録仕様詳細)。※クレジット価格・PP値・入手条件はアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でランエボIIIをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。4WDの食いつき感とターボの加速感が、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
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※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車ランエボIIIを所有・維持する費用
ランエボIIIは1995年デビューの旧車。
維持費は現行車より高めになりがちです(部品の希少化、13年超の自動車税の重課、ターボエンジン特有の整備など)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(2.0L・13年超の重課) | 約45,400円 |
| 任意保険 | 約8〜15万円 |
| 車検(2年分を1年換算) | 約7〜10万円 |
| 整備・部品(30年超・ターボ・4WD) | 約15〜35万円 |
| 駐車場(地域差大) | 約0〜36万円 |
| 燃料・消耗品(ハイオク指定) | 約15〜25万円 |
| 年間合計(目安) | 約40〜80万円 |
さらに、購入費が約223〜686万円(前章の中古相場・状態で大きく変動)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でランエボIIIを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 223〜686万円 + 毎年 40〜80万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、ステアリングの重みやコーナーでの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のランエボIIIを」と思っている人も、それまでの間はGT7で愛車に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のランエボIIIに触れる|借りて乗る・集まる
「中古でも手が出ない」「買う前に一度ハンドルを握ってみたい」。ランエボIIIは数が減っていますが、同系ランエボに乗る・集まって見る方法は今もあります。
🔑 借りて乗る|Evo VI TMEで“マキネンの世界”を体感
箱根・仙石原の旧車レンタカー「Fun2Drive」では、ランサーエボリューションVI トミ・マキネンエディション(TME)などをレンタルできます(2026年時点)。
ランエボIII単体は流通量が極端に少なく、レンタカーでの体験はほぼ不可能ですが、
マキネンが王者になった「ランエボの黄金期」を体感できる絶好の機会です。
料金・条件・貸出車両は変わることがあります。最新は公式でご確認ください。
出典・参考:Fun2Drive(箱根・旧車レンタカー)(ランエボVI TMEなどの貸出ラインナップ)/おもしろレンタカー(ランエボVI・VII・IXなど)。※貸出状況・料金・条件は変動します。最新は公式でご確認ください。
🏁 集まる・見る|ランエボ系ミーティング
ランエボ好きが集まる大規模イベントもあります。
大洗ランエボミーティング 2026は4月18日に茨城・大洗海浜公園で開催(参加費1台2,000円・事前エントリー制)。
関西〜九州方面では九州ランエボミーティング 2026が5月24日、佐賀県基山町の瀧光徳寺で開催(主催:まつえぼ)。
日程は変わることがあるので、最新は各主催の公式でご確認ください。
出典・参考:大洗ランエボミーティング(毎年春開催・公式X等で告知)/九州ランエボミーティング(主催:まつえぼ)。※開催日程・参加条件は変動します。最新は主催公式でご確認ください。
マキネン1996年王者|ランエボIIIで9戦5勝の伝説
トミ・マキネン(Tommi Mäkinen)は、1996年から1999年にかけてWRC(世界ラリー選手権)ドライバーズチャンピオンを4年連続で獲得した、三菱ワークスドライバーの大スターです。当時の最多連覇記録を打ち立てたことから「皇帝」と呼ばれました。
マキネンが乗ったマシンは年ごとに進化し、1996年はランエボIII、1997年はEvo IV、1998年はEvo V/VI、1999年はEvo VI。つまり初代タイトルを獲得した1996年シーズンの相棒が、このランエボIIIだったのです。
1996年シーズンのマキネン×ランエボIIIは、全9戦中スウェーデン・サファリ・アルゼンチン・1000湖(フィンランド)・オーストラリアの5戦で優勝。シーズン開幕戦のスウェーデンを制して好スタートを切り、終盤まで安定して勝ち星を積み重ねた末に、年間のチャンピオンタイトルを手にしました。ラリー1戦の勝利でタイトル確定したわけではなく、1年を通じての積み重ねが王座につながったという、王道の戦い方です。
なお三菱がWRCマニュファクチャラーズ(製造者)タイトルを獲得したのは1998年シーズン(Evo V/VI期)の一度のみで、これは三菱史上唯一の快挙。Evo IIIの時代(1996年)はドライバーズタイトルのみで、マニュファクチャラーズは取っていません。「マキネン4連覇」と「三菱の唯一のマニュファクチャラーズ」は別の話題として整理しておくと、ランエボ史がぐっと立体的に見えてきます。
出典・参考:トミ・マキネン(Wikipedia)(1996〜1999年WRCドライバーズチャンピオン4連覇)/世界ラリー選手権(Wikipedia)/WRC公式(1996年シーズン記録)。
篠塚建次郎(1948-2024)は、1991年WRCコートジボワール・ラリーで日本人初のWRC優勝を成し遂げた伝説のドライバー。パリ・ダカール・ラリーでも活躍し「ライトニング・ケンジロー」の異名で世界に知られた、三菱WRC文化の象徴的な存在です。1991年コートジボワール優勝時のマシンはランエボシリーズではなくギャランVR-4で、ランエボIIIの時代に直接ハンドルを握ったかどうかは公開資料での裏取りが難しいため、ここでは「三菱WRC史の顔」として紹介するにとどめます。
ランエボvsインプレッサ|90年代WRC最高の対決
1990年代後半のWRCは、日本車2強(三菱ランサーエボリューションとスバル インプレッサWRX)の黄金期と呼ばれます。両車ともグループAホモロゲーションを取得した2.0Lターボ・4WDセダンで、ドライバーも個性派ぞろい。お互いに譲らない戦いが世界中のラリーステージで繰り広げられました。
- 1995年:コリン・マクレー(Subaru)が世界王者・スバル初のドライバーズタイトル
- 1996〜99年:トミ・マキネン(Mitsubishi)が4連覇・「皇帝」時代
- 2001年:リチャード・バーンズ(Subaru)が世界王者
- 2003年:ペター・ソルベルグ(Subaru)が世界王者
ドライビングスタイルの対比も鮮やかでした。マキネンは正確無比・冷静沈着の技巧派で、最短ラインを淡々とトレース。対するマクレーは「マクラッシュ」の異名を取る豪快なドリフターで、クラッシュもいとわず限界を攻めるスタイル。「三菱のグループAこだわり vs スバルのEJ20低重心が生む芸術的ドリフト」という構図は、いま見ても胸が熱くなる対決です。
ランエボIIIの宿敵は、この時代のスバル インプレッサWRX STI。別記事「WRX STI GDB涙目」でも、この黄金期の対決を裏側から書いていますので、セットで読むと90年代WRCがぐっと面白くなります。
出典・参考:コリン・マクレー(Wikipedia)/リチャード・バーンズ(Wikipedia)/ペター・ソルベルグ(Wikipedia)。
20年の心臓・4G63|ギャランVR-4からEvo Xの直前まで
4G63型 2.0L 直列4気筒DOHCターボは、三菱が1987年に発売したギャランVR-4に初搭載されました。当時205PSからスタートし、1989年に220PS、1990年には240PSへと進化。ギャランVR-4はWRCグループAで通算6勝を挙げ、三菱モータースポーツの礎を築きました。
1992年、初代ランエボ CD9Aに4G63が移植され250PS。1995年のランエボIIIでは圧縮比を9.0に引き上げ、過給圧アップとあわせて270PS/31.5kgf·mへとパワーアップします。その後もEvo IV/V/VI/VII/VIII/IXと進化を続け、2007年のランエボXで4B11型(オールアルミMIVEC)に交代するまで、約20年間ランエボの心臓を担いました。
鋳鉄ブロックの頑丈さ、高ブースト耐性、チューニング素材としての懐の深さ。4G63は今も世界中のチューナーから信頼される伝説のエンジンとして、現役でストリート・サーキット・ドラッグの世界で生き続けています。
出典・参考:三菱・4G6型エンジン(Wikipedia)/三菱・ギャランVR-4(Wikipedia)(WRCグループA・通算6勝)。
須藤京一のピレネーブラックCE9A|拓海初敗北の物語
アニメ・漫画『頭文字D』に登場するエンペラー(Team Emperor)のリーダー・須藤京一は、栃木県日光市を拠点とするチームのトップドライバー。ホームコースは日光いろは坂で、その下り区間で主人公・拓海と激闘を繰り広げました。
須藤京一の愛車は三菱ランサーGSR エボリューションIII(CE9A)・ピレネーブラック。この色はランエボIIIの中でも珍しい純正カラーで、漫画・アニメの劇中で「黒い悪魔」「闇のエンペラー」のような圧倒的存在感を醸し出しています。
チューニングはノーマル270PSから、最終的に300PS超まで仕上げられた設定。高効率タービン、メタルガスケット、ブーストコントローラー、ECU書き換え、スポーツマフラーなど、当時のリアルなチューニング王道を踏襲しています。馬力数値は作中の描写・資料によって310〜350PSの幅で表現されており、「最終的に300PS超」と覚えておくのが安全です。
須藤京一の代名詞といえば二次エア供給システム(作中名:ミスファイアリングシステム)。シフトアップ時にも排気系へ未燃焼ガスと空気を送り続けることで、ターボラグを解消し、WRCマシン特有の「パンパン」と破裂音を響かせるシステムです。現実のWRCグループAマシンでも使われていた技術を、漫画らしい誇張で描写したもの。あの「パンパン」音とともに闇から現れるCE9Aは、頭文字D屈指の名シーンとして語り継がれています。
そして何より重要なのが、主人公・藤原拓海が父・文太以外で初めて敗北した相手がこの須藤京一だということ。拓海の愛車が一度敗れ、そこから車を仕立て直してリベンジ戦に挑む。物語の大きな転換点を作ったマシンが、このランエボIIIなのです。
脇役ですが、エンペラーNo.2の岩城清次は同じくランエボ系(Evo IV CN9A・スクーティアホワイト)を駆ります。ランエボIVは1996年8月にフルモデルチェンジされたランエボの第4世代で、Evo IIIから刷新されたシャシー・新型ツインスクロールターボなどを採用。エンペラー2台がそろうと、ランエボの世代間バトンが見えてくる演出になっています。
出典・参考:頭文字D(Wikipedia)/電撃ホビーウェブ(須藤京一CE9Aプラモ)/青島文化教材社(頭文字Dシリーズ・須藤京一仕様)。※チューニング値・装備は作中描写の参考値です。
『頭文字D』のアニメは、ABEMAプレミアムなら見放題(2026年時点)。
エンペラー須藤京一の黒いランエボIIIが、日光いろは坂で拓海と対決する名シーンも、大画面で見返せます。
初回14日間は無料 | いつでも解約OK
※配信作品・配信期間・無料特典は変動します。最新はABEMA公式サイトでご確認ください。
ランエボIIIを見て楽しむ|博物館・モデルカー・書籍
🏛 本物を見に行く|三菱オートギャラリー(愛知県岡崎市)
三菱自動車の公式ヘリテージ施設「三菱オートギャラリー」(愛知県岡崎市・三菱自動車岡崎製作所内)の
「極限に挑戦した車たち」コーナーに、ランエボIIIの展示が確認されています。
入場は無料、ただし事前予約制(TEL:0564-31-3100)。
春秋で展示車両の入れ替えが行われることがあるため、最新の展示内容は公式へお問い合わせください。
出典・参考:三菱自動車(三菱オートギャラリー・岡崎製作所内ヘリテージ施設)。※展示状況は季節で入れ替わります。最新は公式へご確認ください。
🚗 ランエボの系譜|I → III → VI → X → Final
ランエボIIIの「初代系の集大成」という思想は、その後のシリーズに脈々と受け継がれていきました。
1996年8月のEvo IV(CN9A)でベース車(5代目ランサー)ごと一新、1998年1月のEvo V/VIでマキネン4連覇継続、2007年10月のEvo X(CZ4A)で4B11型エンジン+6速ツインクラッチへ、そして2015年8月のFinal Editionで23年の歴史に幕。
初代系の集大成・ランエボIIIは、この長い物語の「最初の頂点」として位置づけられる一台です。
📖 この車が登場する漫画『頭文字D』(全48巻)
ランサーエボリューションIII(CE9A)は、『頭文字D』でエンペラーの須藤京一が駆るマシンとして描かれます。峠を舞台にした名作を、全48巻でまとめ読みできます。
🎁 モデルカーで手元に置く|プラモ・ミニカー
手元でランエボIIIを楽しむなら、モデルカーも充実しています。
アオシマからは「楽プラ CE9A ランサーGSRエボリューションIII 1995」1/24(接着剤・塗装不要の初心者向け)、
さらに『頭文字D』シリーズの「須藤京一 CE9A ランサーエボリューションIII」1/24キット(作中ピレネーブラック仕様)もあります。
ハセガワからは1/24スケールの本格モデルキットがラインナップ。
ミニカーでは京商オリジナル1/43 ランエボIII ホワイト(KSR43120W・レジン製)、
ホビージャパン1/64 CE9A カスタム ダンデライオンイエローなどが入手可能です。
📖 書籍|CE9A決定版「RALLY CARS Vol.4」
ランエボIIIをもっと深掘りしたいなら、
『RALLY CARS Vol.4 三菱ランサーエボリューションI〜III』(三栄)がCE9A決定版としておすすめ。
初代系3台分(I/II/III)の開発秘話、WRCでの戦い、当時のドライバー・エンジニア証言まで網羅した、
初代ランエボのファン必携の一冊です。
続編の『RALLY CARS Vol.24 ランサーエボリューションIV〜VI』もあわせて読むと、マキネン4連覇の全貌が掴めます。
チューニング系ではハイパーレブ Vol.172/161/129/117/103/61がランエボIII特集を組んでおり、長く読み継がれてきました。
📣 あなたの「ランエボIII目撃情報」募集中!
「他にもこの作品にランエボIIIが出てるよ」「あのイベントで実物を見たよ」という情報があれば、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。みなさんからの情報で、このページをもっと充実させていきます🚗💨
ランエボIII GSRのよくある質問
Q. ランエボIII GSRとは、どんな車ですか?
A. 三菱自動車が1995年1月に発売したCE9A型ランサーエボリューションIIIのハイパフォーマンスグレードです。4代目ランサー(CB/CD系)をベースに、4G63型2.0L直4ターボ・270PS・フルタイム4WDを搭載し、初代ランエボ系(I・II・III)の集大成として知られています。
Q. ランエボIIIのスペック(馬力・重量・価格)は?
A. 最高出力270PS/6,250rpm、最大トルク31.5kgf·m/3,000rpm、車両重量1,260kg(GSR・RSは1,190kg)、5速MT、フルタイム4WD。新車本体価格は297万円(GSR・当時)、生産台数は約10,080台です。
Q. ランエボIIIの中古相場はいくらですか?
A. 2025〜26年時点の実勢で支払総額223万〜686万円が中心レンジ。状態次第では35.9万円〜950万円と幅が大きく、流通台数も常時数台〜十数台と希少です。最新の価格・在庫は各中古車ポータルでご確認ください。
Q. ランエボIIとIVの違いは? なぜIIIだけ特別なの?
A. Evo II→IIIは「同じ4代目ランサー(CB/CD系)ベースの最終進化版」で、エンジン冷却と空力の強化に集中したマイナーチェンジ。Evo III→IVは1996年8月のフルモデルチェンジで、5代目ランサー(CJ/CK系)ベースの全く新しい世代に切り替わります。つまりIIIは「初代系の集大成」、IVは「第二世代の始まり」という位置づけです。
Q. グランツーリスモ7でランエボIIIに乗れますか?
A. 乗れます。2023年6月29日配信のアップデート1.35で「Mitsubishi Lancer Evolution III GSR '95」が追加され、中古車ディーラーで約10万Crから入手可能です。PP約481.44、車重1,260kg、最高速約243km/h。アップデートで価格・条件は変動します。
Q. マキネンがランエボIIIで獲ったタイトルは何ですか?
A. 1996年シーズンのWRCドライバーズチャンピオンです。全9戦のうちスウェーデン・サファリ・アルゼンチン・1000湖・オーストラリアの5戦を制し、年間王座を獲得しました。ただし三菱のマニュファクチャラーズ(製造者)タイトルは1998年Evo V/VI期の一度のみで、1996年Evo III時代ではありません。
Q. 頭文字Dの須藤京一はどのランエボに乗っていますか?
A. 三菱ランサーGSR エボリューションIII(CE9A)のピレネーブラックです。ノーマル270PSから最終的に300PS超までチューンされた設定で、二次エア供給システム(作中名:ミスファイアリングシステム)による「パンパン」音が代名詞。主人公・藤原拓海が父以外で初めて敗北した相手として、シリーズ屈指の名勝負を生んだキャラクターです。
ランエボIIIは「初代系の集大成」マキネン王者車
ランエボIII GSR(CE9A)は、三菱が1995年1月に送り出した初代ランエボ系(I・II・III)の集大成。4G63型2.0L直4ターボ270PS、フルタイム4WD、1,260kgのGSRボディが生む走りは、WRCグループAホモロゲーション車そのものの本気度です。
トミ・マキネンが1996年WRCドライバーズチャンピオンを獲得した初代マシンであり、頭文字Dでは須藤京一のピレネーブラックとして、主人公・拓海が父以外で初めて敗北した相手、つまり物語と歴史の両方に深く刻まれた一台です。
実車は希少で相場は223〜686万円超に高騰し、維持にも手がかかりますが、グランツーリスモ7なら約10万Crで購入可能。WRC黄金期のターボ4WDセダンを、維持費を気にせず手元のハンドルで味わえます。見て楽しむなら三菱オートギャラリー(愛知県岡崎市)、映像作品なら頭文字D(ABEMA配信)、Evo VI TMEなどの同系ランエボに乗りたいならFun2Drive(箱根)も。
ゲームで惚れて、いつか本物のランエボIIIへ。その入り口として、CE9Aはこれ以上ない一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
ランエボの系譜&WRC宿敵もチェック|インプレッサ・Evo IV・VI・Final
WRX STI GDB涙目──ランエボIIIの宿敵・90年代WRC黄金期を作ったスバル代表。
ランエボIV CN9A──1996年8月フルモデルチェンジでIIIから刷新・1997年WRC投入機・頭文字D岩城清次の愛車。
ランエボVI CP9A──マキネン4連覇の継続(1998-99)・「皇帝」黄金期の主役。
ランエボFinal CZ4A──ランエボの終着点・2015年8月終売の最終世代。
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