
日産 GT-R NISMO(R35・'17)は、日産のスポーツブランド「NISMO」が仕立てるR35型GT-Rの頂点グレード。VR38DETT型3.8L V6ツインターボで600PSを発生し、世界で「Godzilla(ゴジラ)」と呼ばれる量産スポーツの中でも、もっとも過激な一台です。
GT7でGT-R NISMOを速く走らせるセッティングと使い方を、実車の魅力も添えてまるごと解説します。
結論から言うと、GT-R NISMOは「4WDの安定感」を武器に、どんなドライバーでも速さへ近づける万能スポーツです。
GT7で乗ると、まずアクセルを踏んだ瞬間のツインターボの分厚いトルクに驚かされます。
コーナーではATTESA E-TS Proが4輪に駆動力を配り、ちょっとやそっとの荷重ミスでは破綻しない。あの「守られている」安心感こそ、GT-R NISMOの強さです。
タイムを狙えるほど速く、それでいて初心者でも扱いやすい。
GT-R NISMOはそんな一台です。
この記事では、まず「GT-R NISMOはGT7でどれくらい速いのか」「どうセッティングすればいいのか」という疑問に前半でズバッと答えます。
そのあとで、なぜGT-R NISMOが「ゴジラの頂点」と呼ばれるのか、実車の物語や今の中古相場、そして兄弟モデルとの違いまで掘り下げていきます。
GT7でGT-R NISMOに乗ろうか迷っている人も、もっと速く走らせたい人も、ぜひ最後まで読んでみてください。
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
※この記事のGT7データ(PP値・価格・セッティング数値)は記事作成時点のものです。アップデートで変わる場合があるので、最終的にはご自身のプレイ画面でご確認ください。
目次
GT-R NISMO(R35・'17)誕生|「ゴジラ」を極めた頂点グレード
ここからは、GT7を離れて「実車のGT-R NISMO」がどれだけすごい車だったのかをお話しします。
GT-R NISMOを語るうえで、この物語は外せません。
R35 GT-Rの頂点として、2014年に生まれた「NISMO」
日産GT-R(R35型)は2007年12月の登場以来、2025年8月の生産終了まで約18年にわたり進化を続けたモデルです。
その中で「GT-Rニスモ」は、R35型GT-Rの最もパフォーマンスの高いモデルとして2014年にデビューしました。
以来、目立った改良なしに好評のまま生産が続けられましたが、2016年8月、いよいよ各部に改良が施された2017年モデルのGT-Rニスモが発表されます。これが本記事の主役です。
GT-Rニスモの特徴といえる、車体の剛性を高めるための構造用接着剤を使ったボンディングボディやGT3マシン用タービンの採用など、チューンナップを受けた600PS/66.5kgf·mのパワーユニットはほぼそのまま。
だが2017年モデルでは、車体のフロントウィンドウフレームを強化したことで剛性をさらに高め、あわせてダンプトロニックのECUも含めてサスペンションのセッティングが見直され、コーナリング時の限界性能と街中での乗り心地の双方が向上しています。
もう1つ重要なのはエアロダイナミクスで、両サイドにカナード状のフィンが備わるフロントのアンダーパネルとバンパー、リアのスポイラーとバンパーなどが、新たにスーパーGTのレース車両を手掛ける空力エンジニアの手によってデザインされました。これにより300km/h走行時のダウンフォースが、スタンダードGT-Rの+100kgという強力な数値を実現しています。
数字で見るGT-R NISMOのすごさ
GT-R NISMOの凄みは、スペックを見ると一目瞭然です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| グレード | GT-R NISMO(2017年モデル) |
| 発表 | 2016年8月(2017年式) |
| エンジン | VR38DETT型 V6 DOHC ツインターボ |
| 排気量 | 3,799cc |
| 最高出力 | 600PS(441kW)/6,800rpm |
| 最大トルク | 66.5kgf·m(652N·m)/3,600〜5,600rpm |
| トランスミッション | 6速デュアルクラッチ(DCT) |
| 駆動方式 | ATTESA E-TS Pro(電子制御4WD) |
| 車両重量 | 1,740kg |
| 全長×全幅×全高 | 4,690×1,895×1,370mm |
| パワーウェイトレシオ | 2.95kg/PS |
| 新車価格(2017年モデル) | 1,870万200円 |
注目してほしいのが、GT-R Premium edition(570PS)との差です。
GT-R NISMOはエンジンチューニング・サスペンション・空力などが強化され、出力は30PSアップの600PS。
カーボン製パーツを多用することで、Premium edition(約1,770kg)より約30kg軽い1,740kgに仕上げられています。
専用エアロパーツ・大径ホイール・レーシングシートなどでスポーティな外観となり、価格もPremium editionより約700万円高い1,870万200円という、まさに「頂点」の値付けです。
※GT-R NISMOとGT-R Premium editionは、共に2017年モデルのR35型GT-Rですが、グレードがまったく異なります。Premium editionの詳細はGT-R Premium edition(R35・MY17)の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
「GT-R NISMO」を名乗る車は、あまり知られていませんがR35だけではありません。
1990〜1994年に生産されたスカイラインGT-R(BNR32)にも「GT-R NISMO」というグレードが存在し、当ブログでも日産スカイライン GT-R NISMO(BNR32)の記事で紹介しています。
ただし中身はまったくの別物。
BNR32のNISMOは、グループA参戦のための限定500台のホモロゲーションスペシャルで、直6のRB26DETTは市販車と同じ280PS(当時の紳士協定の上限)。ABS・エアコン・カーオーディオまで外し、車重を1,430kg→1,400kgへわずか30kg軽量化するという、「勝つためだけに装備を削ぎ落とした」レース直系の特別仕様車でした。
一方、本記事のR35 GT-R NISMOは限定生産のホモロゲモデルではなく、現行ラインナップの中で継続的に販売される頂点グレード。カーボン素材や専用エンジンチューン、電子制御4WDなど、装備を削るのではなく技術を積み増して速さを作るという、まったく逆のアプローチで頂点を目指しています。
同じ「GT-R NISMO」でも、生まれた時代とコンセプトがまるで違う。ここを押さえておくと、2台の記事を読み比べたときの理解がぐっと深まります。
「ゴジラ」の系譜と、現在進行形の憧れ
GT-Rが海外で「Godzilla(ゴジラ)」と呼ばれるようになった発端は、もともとR35ではなくR32スカイラインGT-Rの時代にさかのぼります。
1990年、オーストラリア・ツーリングカー選手権(ATCC)でジム・リチャーズの駆るR32スカイラインGT-Rが他を周回遅れにするほど圧勝し、その様子を見たオーストラリアの自動車雑誌『Wheels』が「ホイールのついたゴジラ」と評したのが始まりとされています。
その称号は2007年のR35誕生以降、日産自身が国際的なブランディングとしても積極的に受け継ぎ、今や「GT-R=ゴジラ」は世界共通の呼び名になりました。
そしてNISMOグレードは、その"ゴジラ"を最も過激に仕立てた頂点の一台です。
90年代の名車たちが「あの頃の憧れ」だとすれば、GT-R NISMOは今なお現役で更新され続ける「現在進行形の憧れ」。
GT7でGT-R NISMOに乗ることは、色あせない伝説を、いま自分の手で走らせることでもあるのです。
GT-R NISMO(R35)の中古相場・今でも買える?
「GT7で乗っていたら、本物のGT-R NISMOが欲しくなった」。そう思った人もいるかもしれません。
では、実車のGT-R NISMOは今でも手に入るのでしょうか。
結論:買えるけれど、新車価格からほとんど値下がりしていない
正直にお伝えすると、GT-R NISMOは「買えるけれど、決して安くはない」クルマです。
2016〜2017年発表のモデルなので旧車というほど古くはありませんが、生産台数が限られる特別グレードのため、中古市場でも値崩れしにくい傾向があります。
むしろ「新車で買うより中古で状態のいい個体を探す方が現実的」という声も聞かれるほど、根強い人気を保っています。
実際の相場感(目安)
具体的な価格帯の目安はこのくらいです(あくまで参考・時期や状態で大きく変わります)。
- NISMOグレードのみで見ると、おおむね2,000万円前後〜約3,500万円
- 2017年モデル(本記事の年式)は2,270万円前後が目安。新車価格(1,870万200円)と比べても大きく値下がりしていないのが実情
出典・参考:グーネット(NISMOグレード検索)(2017年式 約2,274万円〜2,278万円/NISMO全体では約1,969万円〜3,465万円・平均約3,008万円・2026年7月時点)/カーセンサー(R35 GT-R全体の相場は約865万円〜6,280万円・年式やグレードで幅が大きい)。
※相場は時期・状態・走行距離・個体差で変わります。最新は各サイトでご確認ください。
もし本気で探すなら、以下の点をチェックすると失敗が減ります。
- 修復歴・事故歴の有無:フレーム修正歴がないか、専門店での確認がおすすめ
- サーキット走行歴:酷使された個体でないか、点検記録簿やオーナーの申告を確認
- DCT(デュアルクラッチ)の状態:変速ショックやクラッチの滑りがないか試乗でチェック
- 整備記録の有無:GT-Rは専用の点検整備体制が用意されている特別な車。記録が追える個体は資産価値も安定しやすい
- 社外パーツ・ECUチューンの有無:ノーマルに近い個体の方が、将来の資産価値は安定しやすい傾向
最新の相場や在庫は時期によって変わるので、まずは中古車サイトで実際の出物と価格をチェックしてみるのがおすすめです。
気になった方は、中古車サイトで「GT-R NISMO」と検索すると、実際の出物と価格が見られます。
GT7で何度もGT-R NISMOを走らせていると、不思議とその一台への愛着が湧いてきます。
ゲームで存分に乗り込んでから本物を探す。そんな楽しみ方も、今の時代ならではですね。
「GT7で惚れて、いつか本物のGT-R NISMOを」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。GT-Rクラスの相場が高値で推移している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のGT-R NISMO
GT-R NISMOはどんな車?
まずは「GT7の中でGT-R NISMOがどういう立ち位置の車なのか」をつかんでおきましょう。
スペックとPPの目安
GT7のGT-R NISMO '17は、ロードカー(市販車)カテゴリーに属し、ノーマル状態でおおよそPP620前後の高PP帯に位置します(外部データベースでは620〜629程度とやや幅があり、アップデートで変動します)。
エンジンは実車譲りのVR38DETT型 3.8L V6ツインターボ。
GT7内の表記では約591HP/実車スペックの600PS相当(PSとHPの単位換算による表記差)、車両重量は1,740kgという、パワーと重さを両立したヘビー級のスペックが特徴です。
| 項目 | GT7/実車データ |
|---|---|
| カータイプ | ロードカー |
| エンジン | VR38DETT型 3.8L V6ツインターボ |
| 最高出力 | 600PS(GT7内表記:約591HP) |
| 最大トルク | 66.5kgf·m/3,600〜5,600rpm |
| 車両重量 | 1,740kg |
| 駆動方式 | 4WD(ATTESA E-TS Pro) |
| ミッション | 6速DCT |
| パワーウェイトレシオ | 2.95kg/PS |
| PP(目安) | PP620前後 |
| 入手方法 | ブランドセントラルで購入(目安 Cr. 187,000) |
※数値は実車諸元およびGT7記事作成時点のもの。
GT7内のPP・価格はアップデートで変動します。
この「600PSを4WDで路面にねじ伏せる」というバランスがGT-R NISMOの本質です。
軽さでコーナーを駆け抜ける軽量スポーツとは対照的に、重さと駆動力を味方につけて、力でねじ伏せるタイプ。
だからこそ、多少の荷重ミスも4WDが吸収してくれる、ある意味"ごまかしが効く"優しい車でもあります。
GT7での乗り味、つまり4WDの安心感とツインターボの分厚いトルク
実際にGT7でGT-R NISMOのアクセルを踏むと、いちばん印象に残るのがツインターボの分厚いトルクです。
低回転域からグイッと盛り上がる加速感は、自然吸気エンジンの"吹け上がり"とはまったく別の気持ちよさ。
コーナーでは電子制御4WD・ATTESA E-TS Proが前後輪に駆動力を配分し、アクセルを開けても簡単には破綻しません。
ハンドリングは、車重の重さゆえにFF・MR車のような機敏さはありませんが、その分「粘り強く曲がってくれる」安心感があります。
一方で気をつけたいのが4WD・重量級ならではのクセです。
コーナー進入で速度を落としきれないままステアリングを切ると、フロントが逃げるアンダーステアが顔を出しやすい。
GT-R NISMOを速く走らせるコツは、この「重さを理解して、しっかり減速してから向きを変える」というメリハリを意識することにあります。
ここが次のセッティングの話にもつながってきます。
おすすめセッティング
「GT-R NISMOをどうセッティングすればいいの?」。ここがいちばん知りたい人も多いはず。
ただ、GT7のセッティングはアップデートやタイヤ・コースで最適値が変わるので、この記事では具体的な数値の丸暗記より「考え方・方向性」を中心にお伝えします。
これを押さえておけば、どんなレースでも自分で調整できるようになります。
大前提:GT-R NISMOは「4WDの駆動力を活かす」セッティングが基本
GT-R NISMOのセッティングを考えるとき、すべての出発点になるのが「重さと4WDのトラクションを味方にする」という発想です。
軽さでヒラヒラ曲げるのではなく、しっかり減速してから、4WDのグリップで駆け抜ける。
この方向性さえブレなければ、大きく外すことはありません。
1PP制限レース向け:GT-R NISMOは"枠を使い切る"側の車
GT7のレースは「PP○○以下」という制限が設けられていることが多いです。GT-R NISMOはノーマルでPP620前後という高PP帯にいるので、
- PP高めの制限レース(例:PP600台後半〜700近く) → GT-R NISMOがそのまま実力を発揮できる主戦場
- PP低めの制限レース → 車両重量や排気量の関係で枠に収まりにくく、そもそも出走が難しい場合がある
という考え方になります。
ポイントは、GT-R NISMOはパワーで押す側の車だと割り切ること。
軽量FF車のような「軽さで枠内を身軽に走る」戦い方はできませんが、その代わり高PP帯のガチンコレースでは正面から殴り合えるのがGT-R NISMOの面白いところです。
2サスペンション:減速の安定重視で前後バランスを取る
重量級4WDのGT-R NISMOは、放っておくと減速時に姿勢が乱れやすくなります。そこでセッティングの方向性としては、
- フロントを少し硬めにして、ブレーキング時のノーズの沈み込みを抑える
- 車高は前後のバランスを見ながら、低すぎて跳ねない範囲で下げる
- スタビライザーやダンパーは、まず標準的なバランスから始めて「曲がらない→リア寄りに」「巻き込みすぎ→フロント寄りに」と微調整
という流れが扱いやすいです。
最初から凝った数値を入れるより、ノーマルから少しずつ動かして自分の好みを探るのがおすすめです。
3前後駆動力配分:4WDならではの"曲げ方"を作る重要パーツ
4WD車のGT-R NISMOにとって、前後の駆動力配分はかなり効果を体感しやすい要素です。
前寄りにするほど安定志向(曲がりにくいがコントロールしやすい)、後ろ寄りにするほどスポーティ志向(曲がりやすいが扱いにはコツがいる)になります。
- 初心者や安定重視なら前寄り〜標準で、まずは破綻しにくいセッティングから
- タイムを詰めたくなったら後ろ寄りに調整し、コーナー立ち上がりで前に進む感覚を強める
ここも「正解の数値」が車・コースで変わるので、数値の暗記ではなく「安定させたいなら前、曲げたいなら後ろ」という方向性で覚えておくと応用が効きます。
4タイヤ:レースの指定に合わせる+4WDは4輪ともバランスよく減る
タイヤはレースのレギュレーション(指定銘柄)に合わせるのが基本です。
そのうえでGT-R NISMOで覚えておきたいのは、4WDは4輪すべてに駆動力がかかるということ。
FF・FRのように特定の輪だけが酷使されにくい一方、車重が重い分、絶対的なタイヤへの負担は大きめです。
- ロングレースでは「4輪均等にジワジワ厳しくなる」前提でペース配分する
- アクセルの開け方を丁寧にすると、タイヤの消耗をかなり抑えられる
⚠️ ここで挙げたセッティングは、いずれも「方向性の一例」です。GT7はアップデートで挙動や最適値が変わるため、具体的な数値は必ずご自身のプレイで詰めてください。
勝てるレース・使い方
セッティングがわかったら、次は「どこで活躍させるか」です。
GT-R NISMOは万能型ではありませんが、ハマるレースではしっかり戦える一台。
得意な場面を知っておくと、ぐっと楽しくなります。
1トルクと安定感が武器になる「高速サーキット」
GT-R NISMOがいちばん輝くのは、長い直線と高速コーナーが続くレイアウトです。
実車がニュルブルクリンク北コースという長大な高速サーキットで記録を狙ったように、GT7でもスピードを乗せたまま駆け抜けるコースで本領を発揮します。
コーナーが密集するテクニカルなコースだと、車重の重さがハンデになりやすいのは正直なところ。
「直線と高速コーナーで稼いで、ヘアピンはガマンする」のがGT-R NISMOの戦い方です。
2雨・グリップ変化に強い「コンディション変化レース」
GT7には天候が変化するレースや、路面のグリップが刻々と変わるイベントがあります。
こうしたグリップが不安定になる場面は、電子制御4WDを持つGT-R NISMOにとって最高の活躍の場。
FF・FR車が神経を使う場面でも、GT-R NISMOなら4輪すべてで駆動力を分け合えるぶん、扱いやすさが際立ちます。
3PP制限のガチンコレース・ハイパワー車限定イベント
オンラインのデイリーレースやPP制限のイベントでも、GT-R NISMOはパワーで戦えます。
とくにPPが高めに設定されたレースでは、4WDの安定感を活かしてクリーンに上位を狙えます。
「初心者でも、荷重ミスを4WDが吸収してくれる」のがGT-R NISMOを実戦投入する魅力です。
- コーナー手前でしっかり減速 → 向きを変えてからアクセル(4WDでもアンダーは出る。焦らないのが基本)
- 立ち上がりはアクセルを早めに開けても4WDが粘ってくれるので、思い切って踏んでいく意識で
- 直線・高速コーナーで貯金を作り、ヘアピンは無理をしない
この3つを意識するだけで、GT-R NISMOのタイムはぐっと縮みます。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい
ここでひとつ、GT-R NISMO好きにぜひ伝えたい話を。
GT-R NISMOのいちばんの魅力は、さっきから何度も言っている分厚いターボトルクと、4WDからくる懐の深いハンドリングです。
これ、ハンドルコントローラー(ハンコン)で乗ると気持ちよさが何倍にもなります。
パッド(コントローラー)でも十分楽しいのですが、ハンコンだと4輪すべてがグリップを分け合っている感触、限界に近づいたときの「グッ」と粘る手応えが、ハンドル越しにダイレクトに伝わってきます。
GT-R NISMOのように「しっかり減速してから向きを変える」メリハリが大事な車は、この情報量の差がそのままタイムと楽しさに直結します。
そして何より、分厚いトルクでコーナーを駆け抜けながら、手で舵を当て、足でアクセルを操る。あの一連の操作が、まるで本当にGT-R NISMOを運転しているかのような没入感を生んでくれます。
実車に乗れなくても、GT7とハンコンがあれば、あの「ゴジラの頂点」を意のままに走らせる体験ができる。
これは本当に幸せな時代です。
「もう一段、GT-R NISMOを気持ちよく走らせたい」と思ったら、ハンコンは間違いなく価値のある投資です。
※おすすめのハンコンについては、別の記事で詳しく紹介していく予定です。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
「GT-R NISMOを実際に買って維持する」のと、「GT7で実車そっくりの感覚を味わう」のとでは、お金の面でどれくらい違うのでしょうか。
両者のコストをざっくり比べてみます。
① 実車GT-R NISMOを所有・維持する費用
GT-R NISMOは3,799cc・4WD・600PSという、税金・保険・整備のいずれも重量級のクルマ。
2016年(2019年9月以前)登録のため、13年超の自動車税重課の対象にはまだなっていませんが、それでも維持費は現行の一般車より高めになります。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(3,500cc超4,000cc以下・2019年9月以前登録) | 65,500円 |
| 任意保険(車両保険込み) | 約15〜35万円 |
| 車検(2年分を1年換算・特殊部品込み) | 約8〜15万円 |
| 整備・部品(ターボ・DCT・タイヤ等) | 約20〜40万円 |
| 駐車場(地域差大) | 約0〜36万円 |
| 燃料・消耗品(ハイオク・燃費控えめ) | 約20〜40万円 |
| 年間合計(目安) | 約70〜173万円 |
さらに、購入費が約2,000〜約3,500万円(前章の中古相場)かかります。
② GT7で"実車感覚"を味わう機材コスト
一方、GT7でGT-R NISMOを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 2,000〜約3,500万円 + 毎年 70〜173万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車の購入費のわずか1%程度でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、600PSのトルク感やコーナーでの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のGT-R NISMOを」と思っている人も、それまでの間はGT7で愛車に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく"実車感覚"に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
🎮 GT7を“実車感覚”で楽しむ機材ガイド
「ゲームで愛車に乗る」を実現する機材を、必要度の高い順にまとめました。
まずは上の2つ、余裕が出てきたら下の3つを足していくと、どんどん実車の感覚に近づきます。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※費用はすべて目安です。税額・保険料・整備費・機材価格は、年式・地域・等級・時期・モデルによって変わります。最新の金額は各窓口・販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
中でも@スマート光は、低遅延の「v6プラス」が無料で使えて、月額も安め。
浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
※料金・条件は変わります。
最新は公式でご確認ください。
また、「携帯と同じ会社で回線もまとめたい」という方には、大手キャリアの光回線もおすすめです。
スマホとのセット割で、毎月の料金がさらにお得になることもあります。
お使いのスマホに合わせてチェックしてみてください。
・ドコモの方 → ドコモ光
・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車のGT-R NISMOに触れる|借りて乗る・集まる
「中古でも2,000万円超で手が出ない」「買う前に一度ハンドルを握ってみたい」。
GT-R NISMOは、借りて乗る・集まって見る方法もあります。
🔑 実車のGT-R NISMOに乗ってみる|借りられるレンタカー
「中古でも手が出ない」「買う前に一度ハンドルを握ってみたい」。
そんな人には、GT-R NISMOを貸してくれるスーパースポーツカー専門のレンタカーもあります。
- プレミアムレンタカー…2019年4月18日よりGT-R NISMO(R35)のレンタルを開始した、スーパースポーツカー専門のレンタカー。東京・名古屋・大阪に拠点があります。
※GT-R NISMOのような高性能車は取扱店舗・台数が限られ、料金・利用条件(年齢・免許年数・保証金など)は時期で変わります。
借りる前に必ず公式サイトで最新をご確認ください。
🎬 映画『グランツーリスモ』(2023) をブルーレイで観る
映画『グランツーリスモ』(2023)でヤン・マーデンボローが駆ったのは日産GT-Rのレース仕様。その市販ベースにあたるのがGT-R NISMOです。ゲーマーからプロへの実話を、ブルーレイ&DVDで。
🏁 集まる・見る|ミーティング&イベント
自分で乗らなくても、オーナーが集まるイベントに行けば、実車を間近で見て・音を聞いて・オーナーと語り合えます。
GT-Rを含む歴代NISMO車が集う、大規模なイベントもあります。
- NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY…富士スピードウェイで開催される、NISMO主催の国内最大級のファンイベント。歴代GT-Rのデモ走行に加え、GT-Rオーナー専用の駐車スペース・撮影会が用意される年もあり、GT-R NISMOオーナー・ファンにとって特別な一日になります(例年12月開催・2024年は25回目)。
※開催日・会場・参加条件(対象車種・募集枠)は年により変わります。参加・来場前に必ず公式サイト・SNSで最新情報をご確認ください。
GT-R NISMOを見て楽しむ|漫画・映画・博物館・カルチャー
GT7や実車だけでなく、GT-R NISMOは走り屋カルチャーの象徴として漫画や映画にも登場しています。
📖 漫画『MFゴースト』のGT-R NISMO
『頭文字D』のしげの秀一氏による続編作品『MFゴースト』に、MFGドライバーの相葉瞬(あいば しゅん)が駆る2017年式・GT-R NISMO(R35)が登場します。
相葉瞬は「GT-Rのアイバ」「カミカゼヤンキー」の異名を持つ、前回大会ランキングで唯一トップ10入りした国産車ドライバーとして描かれています。
アニメ版は2023年10月から放送を開始し、第2期(2024年10月〜)、第3期(2026年1月〜)と続く人気シリーズです。
出典・参考:MFゴースト(Wikipedia)/アオシマ「1/24 R35 NISSAN GT-R NISMO 第1巻 小田原パイクスピーク仕様」商品ページ(相葉瞬の車両であることを明記)。
🎬 映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』
2013年公開の『ワイルド・スピード EURO MISSION』(Fast & Furious 6)冒頭では、ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)が白塗装のR35 GT-Rを駆り、ドミニクの新型ダッジ・チャレンジャーと海沿いのワインディングを豪快に駆け抜けるシーンが描かれます。
※劇中車はNISMOグレードとしての確証はなく、チューニングが施された市販グレードのR35と見られますが、本記事のGT-R NISMOと同じR35の系譜を象徴するワンシーンとして紹介します。
🌟 モータースポーツと「ゴジラ」の称号
本記事のR35 GT-R NISMO('17)を所有する著名人の確かな情報は見つかりませんでした。
そしてNISMOグレードにとって何より誇れる「主役」は、スーパーGT(GT500クラス)でのモータースポーツ実績です。
NISMOが開発したGT500仕様のR35 GT-Rは2008年〜2021年の14シーズンにわたり参戦し、デビューシーズンの2008年に9戦7勝という圧倒的な成績を記録。
その後も2011・2012年(MOLA)、2014・2015年(NISMO)と2年連続チャンピオンを2度達成し、通算41勝という金字塔を打ち立てました。
市販車のGT-R NISMOは、こうしたレース活動で培った技術がフィードバックされた一台。
ハンドルを握れば、その血統を体感できるはずです。
出典・参考:NISMO公式「SUPER GT GT500 GT-R History」/オートメッセウェブ(ゴジラ愛称の由来・1990年ATCC)。
🏛️ 本物を見に行く:日産ヘリテージコレクション(座間)
GT-R NISMOの実車を間近で見たいなら、神奈川県座間市の「日産ヘリテージコレクション」がおすすめです。
日産の公式収蔵施設で、ニュルブルクリンクでの記録挑戦に使われた「GT-R NISMO N-Attackパッケージ」テストカーが収蔵されています。
見学は事前のWEB予約制(先着順・所要約90分)で、月5日正午に翌月分の予約枠が更新される仕組みです。
日本の名車を"本物"で見られる施設をもっと知りたい方は、GT7の名車が"本物"で見られる日本の自動車博物館ガイドもあわせてご覧ください。
※展示車両・見学枠は変更されることがあります。お出かけ前に公式で最新情報をご確認ください。
出典:Nissan Heritage Collection(日産グローバル公式)/日産ヘリテージコレクション 見学のご案内(公式)。
🚗 手元に置いて楽しむ:GT-R NISMOのモデルカー・プラモ
「実車はなかなか手が出ない…」という方も、モデルカーやプラモデルならGT-R NISMOを手元に置いて楽しめます。
眺めて、撮って、コレクションして、GT7で乗り込んだ愛車を、リアルでも飾ってみませんか。
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GT-R NISMO(R35)のよくある質問
日産GT-R NISMO(R35)とは?
日産のモータースポーツブランド「NISMO」が仕立てる、R35型GT-Rの頂点グレードです。2014年にデビューし、本記事で扱う2017年モデルはVR38DETT型3.8L V6ツインターボで最高出力600PSを発生。世界で「Godzilla(ゴジラ)」と呼ばれる量産スポーツの中でも、最も過激な一台として知られています。
GT-R NISMOとGT-R Premium editionの違いは?
共に2017年モデルのR35型GT-Rですが、グレードが異なります。GT-R NISMOはPremium edition(570PS・約1,770kg)に対し、出力30PSアップの600PS、カーボンパーツで約30kg軽い1,740kgに仕上げられ、価格も約700万円高い1,870万200円です。エンジンチューニング・サスペンション・空力パーツもNISMO専用に強化されています。
GT-R NISMO(R35)の中古相場は?
NISMOグレードのみで見ると、おおむね2,000万円前後〜約3,500万円が目安です(2026年7月時点)。本記事の2017年モデルは2,270万円前後が中心で、新車価格からあまり値下がりしていません。年式・走行距離・状態によって幅が大きいため、最新の相場はグーネットやカーセンサーなどの中古車サイトでご確認ください。
グランツーリスモ7でGT-R NISMOに乗れる?
乗れます。GT-R NISMO '17はグランツーリスモ7のブランドセントラルで購入でき、PP620前後のロードカーとしてゲーム内で運転やセッティングを楽しめます。実車では手が届きにくい頂点グレードも、ゲームなら気軽に味わえます。
GT-R NISMOがニュルブルクリンクで記録した7分08秒は本当?
本当です。2013年9月30日、Michael Krumm(ミハエル・クルム)選手のドライブでニュルブルクリンク北コースを7分08秒679で走破し、当時「量産車世界最速」を主張しました。ただしこれはNISMO仕様に「N-Attackパッケージ」などのオプションを装着した車両での記録で、ストック状態の市販車がそのまま出せるタイムではない点に注意が必要です。
GT-R NISMOは「ゴジラの頂点」
最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
- GT-R NISMOはGT7で約PP620前後の高PP4WDスポーツ。ツインターボの分厚いトルクと、電子制御4WDの安定感が最大の武器
- セッティングは「重さと駆動力を味方にする」が基本。しっかり減速してから向きを変え、4WDのトラクションで駆け抜けるのがコツ
- 得意なのは高速コースとコンディション変化レース、高PP帯のガチンコレース。「直線と高速コーナーで稼いでヘアピンはガマン」がGT-R NISMOの戦い方
- ハンコンで乗ると気持ちよさが倍増。4輪のグリップ感がダイレクトに伝わり、没入感が段違い
- 実車は2014年デビュー・2017年モデルで進化した、R35 GT-Rの頂点グレード。600PS・1,740kg・ニュル7:08.679という記録が物語る本気度
- 中古相場は新車価格からほぼ下がっていない。GT-R Premium edition(570PS)やBNR32時代の「GT-R NISMO」とは別物なので、購入時はグレード・世代の混同に注意
GT-R NISMOは、繊細なテクニックだけで速さを買う車ではありません。
600PSと4WDを味方に、ドライバーを"守りながら"タイムを削り出す。そんな「頼れる相棒」のようなクルマです。
だからこそ、初心者からベテランまで、走らせるほどに信頼感が増していきます。
ぜひGT7で、あの「ゴジラの頂点」の分厚いトルクを存分に味わってみてください。
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