Chevrolet Corvette C7 ZR1 '19の公式解説
シボレー・コルベットの高性能バージョンとして、その歴史に名を刻んできたZR1。C7こと第7世代のコルベットにはスポーツ性を高めたZ51やハイパワー版のZ06といったモデルが次々とラインナップされたが、モデル末期に近づいた2018年に最強版として送り出されたのは、やはりZR1の名を継ぐモデルだった。
搭載するエンジンは、6.2L V8スーパーチャージドのLT5ユニット。659PSと881Nm(89.84kgfm)を発揮するZ06のLT4ユニットと基本構成を同じくするが、こちらはスーパーチャージャーの大容量化やGM初採用となったデュアルインジェクションによる燃焼の改善などで、765PSと969Nm(98.8kgfm)と、およそ10%以上ものパワーアップを果たしている。
また空力パーツはコルベットでGTレースを戦うプラット&ミラー・エンジニアリングと共同で新開発。リアウィングには最高速用とサーキットのラップタイム用の2種類が用意されるなど、とにかくパフォーマンス重視。最高速用を備えたクルマでは345.8km/hをマークしている。