Chevrolet Corvette C2 '63【GT7/グランツーリスモ7】
Stingray Racerをベースに本格スポーツカーとなった2代目コルベット
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Chevrolet Corvette C2 '63の公式解説

アメリカン・ハイパフォーマンス・カーといえば、パーソナルクーペやセダンにハイパワーエンジンを組み合わせるスタイルが主流だが、生粋のスポーツカーとして生産が続けられているモデルが1台だけある。それが「シボレーコルベット」だ。

とはいえ、コルベットは最初からスポーツカーとして生まれた訳ではない。初代コルベットは雰囲気重視のオープンモデルとしての性格付けがなされており、パワフルなV8エンジンの追加はデビューから10年近くたってから。本格的なスポーツモデルとして設計されたのは第2世代コルベット、いわゆる「C2」が最初である。

毒棘を持つエイという意味の「StingRay」を初めて名乗ったプロトタイプ「コルベット Stingray Racer Concept」をベースとしたボディは、フィフティーズ調だった初代から一転、コンペティションイメージを押し出したアグレッシブなスタイルに生まれ変わった。

ボディ同様、シャシーも完全新設計。高剛性のラダーフレームはショートホイールベース化され、4輪独立懸架の足まわりなどを装備。狙いはもちろん、運動性能のアップである。また5.4LのOHVエンジンは、300PSオーバーのハイパワーもさることながら、大排気量のV8がたたき出す分厚いトルクが特徴。軽量なFRPボディとの組み合わせは力強い加速を生み出し、アメリカ人好みの圧倒的なパフォーマンスを発揮した。

唯一無二のリアルアメリカンスポーツとして、高い人気を誇るコルベット。C2は、その原点というべきモデルである。

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