
三菱ランサーエボリューション ファイナルエディションとは、2015年8月に発売された10代目・ランサーエボリューションX(CZ4A型)の最終特別仕様車です。1992年に初代(CD9A型)が誕生してから約23年、4度のフルモデルチェンジを重ねてきた「ランエボ」シリーズが、これを最後に生産を終えた本当の最終モデルにあたります。専用チューンで313PSまで引き上げられた4B11型2.0L直列4気筒ターボを積み、ビルシュタイン・アイバッハ・ブレンボ・BBSという豪華な足回りを標準装備しながら、世界限定1,000台のみの生産で幕を閉じました。
この記事では、ファイナルエディションの開発背景・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そして「なぜこれが最後だったのか」という時代背景・カルチャーまで、まるごと解説します。
ランエボ、最後の1台|ファイナルエディション誕生の背景
三菱のランサーエボリューション(通称「ランエボ」)は、1992年9月に初代(型式E-CD9A)が発売されました。目的はWRC(世界ラリー選手権)参戦。市販セダンのランサーをベースに2.0Lターボエンジンを積み、グループA規定のホモロゲーション取得のために生まれた、生粋のラリーホモロゲーションモデルです。以降、II・III・IV・V・VI・VII・VIII・IXと世代を重ね、2007年には大幅刷新となる10代目・ランサーエボリューションX(CZ4A型)が登場しました。
そのEvo Xも、2015年4月10日に大きな発表を迎えます。三菱自動車が「約23年にわたる歴史の最後を飾る特別仕様車」として、特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の先行予約開始を発表したのです。発売は同年8月、価格は429万8,400円(消費税込)、生産台数は先着1,000台限定。この発売をもって、日本国内でのランサーエボリューションX、そしてシリーズ全体の生産・販売が終了することが明言されました。
ファイナルエディションのベースはGSR 5速MT車。標準グレードの最高出力280PSに対し、ナトリウム封入エキゾーストバルブの採用など専用チューンを施すことで313PSまで引き上げられました。これは歴代ランエボの中でも最高クラスの出力です。足回りにはビルシュタイン製ショックアブソーバー・アイバッハ製コイルスプリング・ブレンボ製ディスクブレーキ・ハイパフォーマンスタイヤをセットで標準装備。外観はダーククロムメッキのフロントグリルモール、グロスブラック仕様のバンパー、ダーク塗装のBBSホイールで専用感を演出し、内装はレカロ製レザーシートに赤いステッチを効かせて仕上げられています。
限定1,000台という台数は、発売前の先行予約の時点でほぼ完売となるほどの反響を呼びました。「最後だから欲しい」というファン心理が如実に表れた結果と言えるでしょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・通称 | ランサーエボリューションX ファイナルエディション(CZ4A型) |
| 発表・発売 | 2015年4月10日発表・2015年8月発売 |
| 生産台数 | 1,000台限定(先着順) |
| ベースグレード | GSR 5速MT |
| エンジン | 4B11型 2.0L直列4気筒DOHC MIVEC インタークーラーターボ |
| 最高出力 | 313PS(標準グレードは280PS) |
| 最大トルク | 43.7kgf・m |
| 車両重量 | 1,530kg |
| 駆動方式 | 4WD(S-AWC) |
| ボディサイズ | 全長4,495×全幅1,810×全高1,480mm |
| タイヤ | 245/40R18 |
| 新車価格 | 429万8,400円(消費税込) |
出典・参考:Car Watch「三菱自動車、ランエボ最終モデル『ランサーエボリューション ファイナルエディション』を先着1000台で予約受付開始」/MONOist「最後の『ランエボ』を1000台限定発売」/nextage カタログ(諸元・価格)。
ちなみに、当ブログには「ランサーエボリューションIII GSR(CE9A・1995年)」「ランサーエボリューションV GSR(CP9A・1998年)」「ランサーエボリューションVI GSR T.M.Edition(CP9A・1999年)」を扱った記事も別途あります。それらは1990年代、トミ・マキネンがWRCを席巻していた黄金期の初代系〜中期モデルで、エンジンは4G63型。本記事の主役であるファイナルエディションは、2007年に大幅刷新された10代目・Evo X(CZ4A型)がベースで、エンジンも4B11型と全くの別世代です。同じ「ランエボ」でも、時代もキャラクターも異なる車として楽しんでいただければと思います。
4G63からの決別|新世代4B11型エンジンとSSTの時代
初代から9代目(Evo IX)まで、ランサーエボリューションの心臓部を約20年間支え続けたのは4G63型2.0L直列4気筒ターボでした。鋳鉄ブロック・ロングストロークという設計で、扱いやすいトルク特性とチューニングの奥深さで多くのファンを魅了したエンジンです。しかし2007年、10代目にあたるEvo X(CZ4A型)で、三菱は大きな決断をします。新開発の4B11型エンジンへの全面刷新です。
4B11型は、4G63型とは設計思想からして異なります。鋳鉄ブロックからオールアルミブロックへの変更で軽量化を実現し、ロングストロークからスクエア(ボア・ストロークがほぼ等しい)形状への変更で高回転域の出力特性を向上。吸排気レイアウトもEvo IXまでの「前方排気・後方吸気」から「前方吸気・後方排気」へと逆転させ、吸気・排気の両方に可変バルブタイミング機構を採用しました。結果としてエンジン単体で12.5kgの軽量化と低重心化を実現し、より高出力・高耐久を狙える構成に生まれ変わっています。ファイナルエディションの313PSという数値は、この4B11型がベースにあってこそ実現できた到達点です。
出典・参考:Motor-FanTECH「内燃機関超基礎講座:三菱ランエボXの4B11ターボ」/三菱・4B1型エンジン(Wikipedia)(オールアルミブロック化・スクエア化・可変バルブタイミング等の技術要点)。
Evo X世代のもう一つの目玉技術が「ツインクラッチSST(TC-SST)」です。ドイツのゲトラグ社と共同開発したデュアルクラッチトランスミッションで、1・3・5速用と2・4・6速用の2系統のクラッチを交互に切り替えることで、6速MTをプロが操るよりも素早い変速を実現。湿式クラッチ採用で耐久性も高く、燃費でも当時の5速ATを上回るなど、当時としては先進的な機構でした。
ただし、ここが誤解されやすいポイントです。ファイナルエディションの設定はGSR 5速MTのみで、SST仕様ではありません。SST搭載車は、ファイナルエディション発売に先立つ2014年度内に既に生産終了していました。つまりファイナルエディションは、「Evo X最後の1台」であると同時に「MTのみで有終の美を飾った」モデルでもあるのです。ラリー由来の血統らしく、最後まで人の手でシフトするMTにこだわった選択、と捉えることもできるでしょう。
出典・参考:Car Watch「ランサーエボリューションX一部改良、SST車は2014年度内に生産終了」/ツインクラッチSST(Wikipedia)。
なぜここで終わったのか|WRC撤退と三菱の再編期
ランサーエボリューションは、そもそもWRC参戦のためのホモロゲーション取得を目的に生まれた車です。しかし2005年12月、三菱自動車はWRCワークス活動の休止を発表します。理由として同社は「三菱自動車再生計画のもと、事業再生の達成に向け堅実なスタートを切ることができたが、再生基盤の強化のためには経営資源の選択と集中をさらに推進する必要がある」とコメントしており、当時同社が抱えていたリコール隠し問題等を背景とした経営再建が理由でした。復帰目標は2008年以降とされていましたが、結果としてワークス体制でのWRC復帰は実現しませんでした。
つまり、ファイナルエディションが登場した2015年の時点で、ランサーエボリューションは既に「ラリーで戦う車」としての役目を10年前に終えていたことになります。それでも三菱がEvo Xの開発・改良を続け、最後にファイナルエディションという特別仕様車で有終の美を飾ったのは、ラリーでの活躍を知るファンの記憶と支持があったからこそ、と言えるでしょう。
なお、三菱自動車はファイナルエディション発売の翌年にあたる2016年、燃費データ不正問題をきっかけに日産自動車と資本提携し、ルノー・日産・三菱アライアンスの一員となる大きな転機を迎えます。この資本提携が発表・成立したのは2016年5月〜10月で、ファイナルエディションの発売(2015年8月)よりも後の出来事です。ファイナルエディションそのものが企業再編の"結果"として生まれたわけではありませんが、「2005年の経営再建(WRC撤退)」から「2015年のランエボ終売」、そして「2016年の日産傘下入り」という一連の流れは、三菱自動車という会社が大きく姿を変えていった時代の中に、ランエボの終わりが位置づけられていたことを物語っています。
出典・参考:webCG「三菱、WRCワークス活動を休止、復帰は2008年以降」/ルノー・日産・三菱アライアンス(Wikipedia)/レスポンス「日産、株主に資本提携の理由を説明…きっかけは三菱の燃費データ不正」。
※本記事は「WRC撤退(2005年)→ランエボ終売(2015年)→日産傘下入り(2016年)」という出来事の前後関係を示すものであり、ファイナルエディションの開発・発売が資本提携そのものを理由としていたと断定するものではありません。
「一時代の終焉」|専門メディアが見たファイナルエディション
webCGによる試乗記「一時代の終焉」では、雨天のサーキットでファイナルエディションを走らせています。試乗者はウエットコンディションでも破綻しない高い安定性に驚いたと述べており、4WD(S-AWC)の駆動力伝達性能の高さから、ラフなアクセル操作でもホイールスピンしにくい特性が確認されています。313PSまで引き上げられた2.0L直4ターボは中高速域で伸びのある出力特性を持ち、ターボ過給のおかげでどの回転域でもパワー不足を感じにくい仕上がりだったとのことです。
一方で試乗者は、優れた安全性と高性能の両立を評価しつつも、「入力に対して即応する繊細さや機敏さがもう少し欲しい」という指摘も残しています。電子制御デバイスの介入が進んだことによる操縦感の変化を示唆する評価で、初期のランエボが持っていた"じゃじゃ馬"感とは異なる、完成度の高い最終進化形としての性格が見えてきます。
出典・参考:webCG「三菱ランサーエボリューション ファイナルエディション(4WD/5MT)【試乗記】一時代の終焉」。
ファイナルエディションは今いくら?「最後の1台」の相場
ランサーエボリューションX全体の買取相場は、グレード「2.0 ファイナルエディション 4WD」でおおむね253.7万〜478.7万円のレンジで取引されています(買取業者調べ・時期・状態で変動)。新車価格429万8,400円という当時の水準を考えると、状態の良い個体は新車価格に匹敵、あるいはそれを超える価格帯で評価されていることが分かります。
ランエボX全体は中古車市場でスポーツセダンの中でもトップクラスの人気を誇り、中でも5速MT車・ファイナルエディション・純正状態を維持した低走行車は特に需要が高く、高額査定が期待できる傾向にあります。「1,000台限定・最後のランエボ」というストーリー性が、実車の資産価値としても効いていると言えるでしょう。
- ランエボX「ファイナルエディション」買取相場レンジ:約253.7万〜478.7万円(買取業者調べ)
- 新車価格:429万8,400円(消費税込)
- 特に評価が高いのは5速MT・低走行・純正状態を維持した個体
- 総評:限定1,000台という希少性とストーリー性から、ランエボXの中でも高値がつきやすい一台
出典・参考:買取相場情報サイト各種(ランエボX「2.0 ファイナルエディション 4WD」の買取相場レンジ)。※為替や個体差、査定タイミングにより変動する目安値です。
※相場は時期・状態・走行距離・個体のヒストリーで大きく変わります。あくまで参考としてご覧いただき、最新の価格・在庫は各中古車ポータル・買取業者で必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のファイナルエディションに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車・限定車の相場が底堅い今は、手放す側にとっても悪くないタイミングです。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のファイナルエディション|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、ファイナルエディションが「Mitsubishi Lancer Evolution Final '15」という表記で収録されています。ベースエンジンは「4B11-Evo」で、実車の型式・世代がそのまま反映された名称です。
- PP値:503.43(パワー309HP・重量約1,530kg)
- 駆動方式:4WD
- ゲーム内価格:約60,000Cr(Brand Centralでの購入時)
- 入手方法:Brand Centralでの購入、またはメニューブック#19の報酬
GT7ではさらに、GT Autoのメンテナンスメニューからエンジン換装が可能で、「Evo-Final-Gr.B」エンジンへの換装で521HPまで、「H25A-Escudo」エンジンへの換装では981HPまでパワーアップできます。また、レース仕様の「Mitsubishi Lancer Evolution Final Gr.4」も別途収録されており、こちらはPP623.48・389HP・ゲーム内価格350,000Crというレーシングカー然としたスペックです。市販車ベースの本記事主役「Final '15」とレース専用の「Final Gr.4」は別モデルとして収録されている点に注意してください。
実車同様、4WD(S-AWC)による安定した駆動力伝達がゲーム内でも再現されており、ラリー由来の血統らしい「どんな路面でも粘る」フィーリングが特徴です。309HPという出力は歴代Evoシリーズの中でも高い部類に入り、初心者にも扱いやすい安定感と、詰めればしっかり速さも出せる懐の深さを両立しています。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース・Mitsubishi Lancer Evolution Final '15・PP503.43・309HP・60,000Cr)/kudosprime.com(Gr.4仕様・PP623.48・389HP)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でファイナルエディションをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。4WDが路面を掴む安定感と、309HPのターボ加速が、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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・auの方 → auひかり
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※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車ファイナルエディションを所有・維持する費用
ファイナルエディションは2015年式のスポーツ4WDセダンで、限定1,000台という希少車でもあります。
維持費は一般的なセダンよりやや高めになりがちです(専用足回りパーツの希少化、経年による自動車税重課、専門ショップでの整備が前提になること等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(2.0L級) | 約3.95万円(13年超の重課適用時は約4.6万円) |
| 任意保険(スポーツ4WD・車両保険込み) | 約8〜18万円 |
| 車検(2年分を1年換算・専門ショップ前提) | 約8〜15万円 |
| 整備・部品(ビルシュタイン・ブレンボ等専用パーツ) | 約15〜40万円 |
| 駐車場・保管 | 約6〜24万円 |
| 燃料・消耗品(ハイオク・タイヤ等) | 約15〜25万円 |
| 年間合計(目安) | 約56〜127万円 |
さらに、購入費が253.7万〜478.7万円(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でファイナルエディションを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 253.7〜478.7万円 + 毎年 56〜127万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、313PSを4WDで受け止める安定感まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のファイナルエディションを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のファイナルエディションに触れる|借りて乗る・集まる
「1,000台限定なんて、本物を見る機会なんてないのでは」と思うかもしれませんが、比較的新しい年式(2015年)ということもあり、出会える機会は他の旧車より多く残されています。
🔑 レンタカー・カーシェアで乗る
ランサーエボリューションXは生産終了から10年程度と比較的新しい世代のため、旧車専門のレンタカーサービスや、スポーツカーに特化したカーシェアサービスで取り扱われることがあります。ファイナルエディション個体そのものの常設レンタルは限られますが、同型のEvo Xであれば出会える可能性は他の希少旧車より高い部類です。取り扱い状況は時期により変わるため、利用を検討する場合は各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。
🏁 オーナーズミーティング・クラブ活動
ランエボは代々オーナーコミュニティが活発な車種で、Evo X・ファイナルエディションのオーナーズミーティングも各地で開催されています。GAZOOの記事で紹介されているような「親子二代でファイナルエディションを維持し続けている」というオーナーの実話もあり、購入から10年が経過した今も、大切に乗り継がれている個体が少なくないことがうかがえます。
出典・参考:GAZOO「父と息子が共有する『最後のエボ』ランサーエボリューション ファイナルエディションと歩んできた10年」。※レンタル・イベントの開催状況は変動します。最新は各主催の公式でご確認ください。
ファイナルエディションを見て楽しむ|オーナーの物語・モデルカー
📖 頭文字Dには登場しない、という正確な理解
当ブログの他記事(ランサーエボリューションIII GSR・CE9A)では、頭文字Dで須藤京一が駆る「ピレネーブラック」のランエボIIIを紹介しています。一方、本記事の主役であるファイナルエディション(2015年発売)は、頭文字Dの連載期間(1995〜2013年)よりも後に登場したモデルのため、作品に登場することはありません。「ランエボ=頭文字D」というイメージは初代〜中期モデルのものであり、本記事のファイナルエディションとは時代が異なる点を、正確に区別しておきたいところです。
👨👦 実話|親子二代で乗り継ぐ10年間
GAZOOに掲載された実話が印象的です。学生時代にファイナルエディションを父親と共同購入したオーナーは、それまで乗っていたランエボXのAT車から乗り換え、「ノーマルの状態で完成されたクルマだと感じた」と評し、性能面のカスタマイズを一切行わず、純正スペックのまま10年間乗り継いでいます。月1回の洗車で美しい状態を保ち続けているというエピソードは、「最後のランエボ」がオーナーにとって特別な一台であり続けていることを物語っています。
出典・参考:GAZOO「父と息子が共有する『最後のエボ』ランサーエボリューション ファイナルエディションと歩んできた10年」。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でファイナルエディションを楽しむなら、プラモデルが充実しています。定番はアオシマの1/24「Mitsubishi CZ4A Lancer Evolution Final Edition '15」(品番05795・ホワイトパールボディ仕様/ザ・モデルカーNo.2)。実車の専用装備であるBBSホイールやレカロシートを再現した仕様となっており、国内の模型通販サイトでも取り扱いが確認できます。
※プラモデルの品番・価格・在庫状況は変動します。最新は各販売店でご確認ください。
📚 もっと詳しく知りたい方へ|専門メディア記事
ファイナルエディションについてもっと深掘りしたいなら、MONOist「最後の『ランエボ』を1000台限定発売」やwebCG「一時代の終焉」試乗記、CARPRIME「ランサーエボリューション(ランエボ)が2015年で生産終了!なぜ生産終了したのか?」といった記事で、発売経緯や試乗フィールの詳しい解説が確認できます。
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ランサーエボリューション ファイナルエディションのよくある質問
Q. ランサーエボリューション ファイナルエディションとは、どんな車ですか?
A. 2015年8月に発売された、10代目・ランサーエボリューションX(CZ4A型)の最終特別仕様車です。1992年の初代から約23年続いたランエボシリーズの生産終了を飾るモデルで、専用チューンで313PSまで引き上げた4B11型エンジンを積み、世界限定1,000台のみ生産されました。
Q. ファイナルエディションのスペック(馬力・エンジン)は?
A. 4B11型2.0L直列4気筒DOHC MIVECインタークーラーターボで、最高出力313PS、最大トルク43.7kgf・mを発揮します。標準グレードは280PSのため、専用チューンで33PS引き上げられています。トランスミッションは5速MT、車両重量は1,530kgです。
Q. ファイナルエディションはSST(ツインクラッチ)ですか?
A. いいえ。ファイナルエディションはGSR 5速MTのみの設定です。SST(ツインクラッチ)仕様はEvo X世代の目玉技術でしたが、ファイナルエディション発売に先立つ2014年度内に既に生産終了しています。
Q. なぜランサーエボリューションは2015年で終わったのですか?
A. 三菱自動車は2005年12月、経営再建を理由にWRCワークス活動を休止しており、ランエボは「ラリーで戦う車」としての役目を既に終えていました。それでも開発・改良が続けられ、2015年のファイナルエディションで有終の美を飾りました。なお、三菱の日産傘下入り(2016年)はファイナルエディション発売の後の出来事です。
Q. ファイナルエディションは頭文字Dに登場しますか?
A. 登場しません。頭文字Dの連載期間は1995〜2013年で、ファイナルエディション(2015年発売)はそれより後のモデルのためです。頭文字Dに登場するランエボは、当ブログの別記事で扱っているランエボIII(CE9A・須藤京一の愛車)など、初代〜中期モデルです。
Q. ファイナルエディションの中古相場はいくらですか?
A. ランエボX「2.0 ファイナルエディション 4WD」の買取相場レンジは約253.7万〜478.7万円が目安です(買取業者調べ)。5速MT・低走行・純正状態の個体は特に評価が高い傾向にあります。状態・個体差で大きく変わるため、最新は各中古車ポータル・買取業者でご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でファイナルエディションに乗れますか?
A. 乗れます。「Mitsubishi Lancer Evolution Final '15」として収録されており、Brand Centralでの購入、またはメニューブック#19の報酬として入手できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
ファイナルエディションは「ランエボ史、最後の1台」
ランサーエボリューション ファイナルエディションは、1992年の初代から約23年続いた「ランエボ」というシリーズの最後の1台です。三菱がWRCワークス活動を休止した2005年から10年、既に「ラリーで戦う車」という役目を終えていたランエボが、4B11型エンジンの専用チューンで313PSまで引き上げられ、ビルシュタイン・アイバッハ・ブレンボ・BBSという豪華な足回りを纏い、世界限定1,000台という有終の美で幕を引きました。
実車は新車価格429万8,400円に対し、現在の買取相場は253.7万〜478.7万円というレンジで取引され、5速MT・低走行・純正状態の個体は特に高く評価されています。グランツーリスモ7なら「Mitsubishi Lancer Evolution Final '15」としてそのまま収録されており、維持費を気にせず"最後のランエボ"のステアリングを握れます。オーナーズミーティングで出会うなら比較的新しい世代ゆえの出会いやすさもあり、見て楽しむなら親子二代で乗り継がれる実話のようなエピソードも味わい深いポイントです。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、ファイナルエディションは"ランエボ史、最後の1台"にふさわしい存在です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
ランエボファミリー・兄弟モデルもチェック
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