
マツダ ロードスター NR-Aとは、1989年の初代誕生から30年以上続く「ライトウェイトスポーツカーの守護者」ロードスターの中でも、モータースポーツ参戦を前提に作られたベースグレードのこと。快適装備をそぎ落とす代わりに、車高調整式ダンパー・強化LSD・大径ブレーキといった「走りの装備」だけはRS同等以上に振り切った、いわば"素のまま速い"を体現する一台です。2001年にNB型で誕生し、現行4代目「ND型」に受け継がれた今回の主役「MAZDA Roadster NR-A (ND5RC) '22」は、GT7では130HP・PP420前後という軽快な一台として収録されています。
この記事では、NR-Aというグレードが生まれた背景・専用装備・スペックから、中古相場・GT7での乗り方、そして「ロードスター・パーティレース」という日本発のワンメイクレース文化まで、まるごと解説します。
NR-Aとは|"走りだけ"に振り切ったモータースポーツベース車
2015年に発売されたマツダロードスターの第4世代「ND」型は、ロードスターの原点である「人馬一体」に回帰したモデルとして世界中から高い評価を集めてきました。そのND型のエッセンスを、快適装備を犠牲にしてでも最も濃く抽出したのが「NR-A」です。
NR-Aは通常のグレード表と一緒に並ぶと地味に見えるかもしれませんが、実は「S」はもちろん最上級グレード「RS」にすら搭載されていない専用装備を持つ、ある意味"隠れた頂点"に位置するグレードなのです。
NR-Aがロードスターのラインナップに加わったのは第2世代の「NB」型からですが、そこには一貫して「サーキット走行の楽しさを、特別なお金をかけずに誰もが手軽に味わえるように」という思いが込められてきました。もちろんその思いはND型でも不変で、街乗りの快適さよりもスポーツ走行の質を優先したモディファイがなされています。
具体的には、トランスミッションとリアデフとをつなぐパワープラントフレームを強化型に変更し、ドライブシャフト・LSD・デフケースも強化仕様に。ラジエターやブレーキローターを大容量化したほか、足まわりにはビルシュタイン製の車高調整式ダンパーを採用しています。ステアリングのオーディオリモートコントロールスイッチによって、マルチインフォメーションディスプレイに燃費情報などを呼び出せる点も見逃せません。
さらに2022年式となる今回の主役では、新技術「キネマティック・ポスチャー・コントロール」によってリアのスタビリティがいっそう高められました。ロールバーやバケットシートなど競技用のオプションも用意されているため、スパルタンなレース仕様への変更も容易です。走る楽しさを街中でもサーキットでも存分に味わいたい。NR-Aは、そんなユーザーの願いをかなえる稀有な存在といえるでしょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・グレード名 | ND5RC型ロードスター「NR-A」(モータースポーツベース車) |
| NR-A初出 | 2001年12月・NB型ロードスターに追加設定 |
| ND型NR-A発売 | 2015年〜(2022年式は年次改良モデル) |
| エンジン | 1.5L 直列4気筒DOHC(自然吸気) |
| 排気量 | 1,496cc |
| 最高出力 | 132PS(約130HP)/7,000rpm |
| 最大トルク | 15.7kgf·m/5,000rpm |
| 車両重量 | 約1,010kg |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| 専用装備 | ビルシュタイン製車高調整式ダンパー・強化LSD・大径ブレーキ・強化パワープラントフレーム 等 |
| 新車価格目安 | 280万円台〜(年式・仕様変更で変動) |
出典・参考:MAZDA公式 NR-Aグレードページ/webCG試乗記「マツダ・ロードスターNR-A(FR/6MT)」(専用装備・走行印象)。※新車価格は年式・仕様変更・特別仕様車設定などで変動するため、目安としてご覧ください。最新価格は必ずマツダ公式サイトでご確認ください。
ロードスターのグレード構成を整理すると、ベーシックな「S」にはリアスタビライザー・トルセン式スーパーLSD・大径ブレーキローター・ビルシュタイン製ダンパーが搭載されていません。これらの走行装備をすべて備えるのが「RS」と「NR-A」です。
ただし細部を見ると、NR-Aのビルシュタインダンパーは車高調整機能付きであるのに対し、RSには車高調整機能がありません。快適装備側では、7インチセンターディスプレイ(マツダコネクト)やBOSEサウンドシステムが「S」「NR-A」には非搭載で、シートも「S」「NR-A」はベーシックなファブリック地。「RS」だけがレカロ製アルカンターラ×ナッパレザーのコンビシートを備えます。
つまりNR-Aは「快適装備を切り捨ててでも、走りの質だけは妥協しない」という、ある意味もっとも尖ったグレードなのです。ちなみに当ブログには、ND型の標準グレードにあたる「MAZDA Roadster S (ND5RC) '15」や、ロードスターの原点である「MAZDA Eunos roadster (1st NA6CE) '89」を扱った記事も別途あります。同じロードスターでも、グレードや世代によって性格がまったく違う点を楽しんでいただければと思います。
ロードスター・パーティレース|日本発ワンメイクの草分け
NR-Aの誕生は2001年12月。NB型ロードスターに追加されたモータースポーツ入門用ベースグレードでした。背景にあったのは、ロードスターオーナーの中でドライビング技術を磨いた末に「サーキットに挑戦したい」と考える層の増加です。マツダはこの需要に応え、2002年5月5日、筑波サーキットで「ロードスター・パーティレース」を開幕させました。これは国産車として初めての、ナンバー付きJAF公認Nゼロレースという画期的な取り組みでした。
開発思想の核にあったのは「イコールコンディション化」です。競技車両をNR-Aに統一することで、モータースポーツ参戦の敷居と費用を抑え、純粋にドライバーの腕だけで勝負できる環境をつくること。当時のNB型NR-Aは1.6L直4DOHC・125PS+5速MT固定というシンプルなパワートレーンに、専用の強化ボディ・足まわり・ナルディ製ステアリング・赤いバケットシートを組み合わせ、価格は204万8,000円(税別)という特別価格で提供されました。
出典・参考:Webモーターマガジン「特別なロードスター NB編⑤ ロードスター初のナンバー付きレースベース車として登場したNR-A」/Motor-Fan「ロードスターNR-Aワンメイクのロードスター・パーティレースが02年に始まる」(2001年12月のNR-A追加設定・2002年5月5日の初開催・イコールコンディション化の開発思想)。
NR-Aは一代限りのスペシャルグレードではなく、世代を超えて受け継がれてきた「思想の系譜」でもあります。第3世代の「NC」型では2006年にNR-Aが追加設定され、ロードスター初の2000ccエンジン・3ナンバー化という新プラットフォームの上でも、「快適装備を削り走行装備へ全振り」という同じ哲学が貫かれました。そして第4世代の「ND」型では、2015年の発売当初からNR-Aがラインナップに名を連ね、今回の主役である2022年式へと進化を続けています。
| 世代 | NR-A設定時期 | ベース車重 | 備考 |
|---|---|---|---|
| NB型(2代目) | 2001年12月追加 | 約1,050kg級 | NR-A誕生の世代。パーティレース創設と同時 |
| NC型(3代目) | 2006年追加 | 約1,150kg級 | 初の3ナンバー化・2.0L化した中でもNR-A設定を継続 |
| ND型(4代目) | 2015年発売当初から設定 | 約990〜1,060kg級 | 今回の主役。1.5L回帰・「人馬一体」原点回帰と同時にNR-Aも刷新 |
出典・参考:複数の自動車専門メディア(NC型ロードスターのグレード変遷・NR-A追加時期に関する情報の相互照合)。※各世代の車両重量・グレード構成は年次改良・特別仕様車の有無で細部が変わるため、目安としてご覧ください。
「ロードスター・パーティレース」は参加者が集まって、みんなで楽しみながらレースも行うというコンセプトが特徴です。ホビーとして気軽に参加する人もいれば、本格的に速さを追求するドライバーもいる。そんな懐の深さが、20年以上続く長寿レースの理由でしょう。現在では現行ND5RC型を使う「NDシリーズ」「NDクラブマンシリーズ」、先代NC型を使う「NCシリーズ」の3カテゴリーが、全国のサーキットで開催され続けています。
NR-Aはパーティレースだけでなく、ジムカーナでも活躍の場を広げています。パーティレース公認の車高調整式サスペンションを標準装備しているため、自宅から自走でサーキットへ向かい、特別なセッティングをせずそのまま走行会や競技に参加できる手軽さが魅力です。ロードスターは前後重量バランスの良さとダブルウィッシュボーン+マルチリンクの組み合わせでアンダーステアが出にくく、ブレーキングでリアをスライドさせやすい特性も持ちます。2016年の全日本ジムカーナ選手権第2戦エビスラウンドでは、ロードスターがPN1クラスで初優勝を飾った実績も残っています。
出典・参考:MZRacing「ロードスターがジムカーナで活躍できる"当然"の秘密」(全日本ジムカーナ選手権2016年第2戦エビスラウンドでのPN1クラス初優勝実績)。
「人馬一体」は、乗り手と車が意思疎通しているかのように、操作したぶんだけ正確に応えてくれる感覚を指す言葉です。ヨー・ロール・ピッチの動きを精密に制御し、グラム単位の軽量化で慣性を最小限に抑えることで実現されるとされています。この思想は初代から4代目まで一貫して受け継がれており、NR-Aはその中でも「走りの純度」を最も濃く抽出したグレードという位置づけになります。
出典・参考:日経リスキリング「人馬一体の走り求めて マツダ『ロードスター』の思想」(平井敏彦氏・貴島孝雄氏による開発思想の解説)。
※開発の功績は複数の開発主査・エンジニアによる長年の積み重ねであり、単一の人物だけの成果ではありません。年式・年次改良によりスペックや装備内容が変わる場合もあるため、詳細は必ずマツダ公式でご確認ください。
NR-A(ND5RC)'22は今いくら?中古相場の目安
2022年式のNR-A(ND5RC)は、比較的新しい年式ということもあり、中古相場は新車価格からそこまで大きくは下がっていません。国内中古車ポータルの掲載例では、本体価格264.5万円・支払総額281.2万円という個体が確認できます。NR-A全体で見た場合の中古車価格帯はさらに幅が広く、年式やグレード違いも含めると88万円〜398万円という開きがあります。
2022年式に限定すれば、本体価格260万円〜280万円前後が現状の目安といえるでしょう。ただしNR-Aは元々の生産台数がベーシックグレードほど多くなく、走行装備が充実した個体は人気も高い傾向にあるため、状態の良い車両ほど値崩れしにくい可能性があります。
- 国内中古車ポータル掲載例:本体価格264.5万円/支払総額281.2万円(2022年式)
- NR-A全体の価格帯:88万円〜398万円(年式・グレード・状態で幅あり)
- 2022年式限定の目安:本体260万〜280万円前後
出典・参考:グーネット中古車データベース(2022年式ND5RC NR-Aの掲載事例・NR-A全体の価格帯レンジ)。
※中古相場は個体の状態・走行距離・年式・時期によって大きく変わります。実際の購入時は必ず複数の販売店・中古車ポータルで最新価格をご確認ください。
「GT7のNR-Aを走らせて、実車のロードスターに興味が湧いた」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。乗り換え・買い替えの前の下調べにも便利です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のNR-A|スペックと入手方法
GT7には、NR-Aが「Mazda Roadster NR-A (ND) '22」という名称で収録されています。2022年10月20日のアップデート1.25で追加され、日本国内限定のリアルイベント「2022 Mazda Spirit Racing GT Cup」に対応する形での収録でした。入手方法はブランドセントラル(マツダのショールーム)でのみ購入可能で、中古車としての入手はできません。
- PP値:420前後(データベースにより417〜425の幅あり)
- 最高出力:130HP(132PS)/7,000rpm
- 最大トルク:15.7kgf·m/5,000rpm
- 排気量:1,496cc 直列4気筒NA(自然吸気)
- 車両重量:1,010kg
- 駆動方式:FR(後輪駆動)
- ゲーム内価格:31,000Cr
- 入手方法:ブランドセントラル限定(中古車での入手不可)
実車と同じく、130HP級の出力を1,010kgという軽さで受け止める軽快さが持ち味。パワーで押すタイプの車ではありませんが、コーナーではNR-Aらしい素直なハンドリングが楽しめます。同じロードスターでも標準グレードの「MAZDA Roadster S (ND) '15」(PP410前後・128HP・重量990kg・24,950Cr)と比べると、NR-Aの方がわずかに重く、価格も高めに設定されている点は実車のグレード差をよく再現しているといえるでしょう。
出典・参考:グランツーリスモ公式車種一覧・GT7ゲーム内データベース各種(kudosprime.com/gtdb.io/samurai-gamers)(PP値・パワー・重量・価格・入手方法の相互照合)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動する場合があります。最新はゲーム内でご確認ください。
実車のNR-Aは、マツダ公式のモータースポーツ体験プログラム「MAZDA SPIRIT RACING」において、日常使いからサーキット走行まで幅広く楽しめる入門モデル「MAZDA2 15MB」の、いわば"ステップアップモデル"として位置づけられています。「ナンバー付きレースで戦うために必要な安全装備を備え、すぐに競技参戦できる」という公式の説明は、GT7でNR-Aがブランドセントラル限定・31,000Crというお手頃な価格で収録されていることとも重なります。ゲームの中でも実車と同じく、「気軽にモータースポーツの世界に踏み出せる一台」という立ち位置が守られているのです。
出典・参考:MAZDA公式「MAZDA SPIRIT RACING」体験プログラムページ(MAZDA2 15MB/ロードスターNR-Aの位置づけ・参加方法)。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でNR-Aをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽量ボディ+FRを操る"人馬一体"の感覚が、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
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実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車NR-Aを所有・維持する費用
NR-A(ND5RC)は990〜1,060kg級の軽量ボディのため、自動車税・重量税は普通車の中でも軽め区分です。
ただし専用の足まわり・LSDなど競技志向のパーツを備えるため、消耗品交換や専門整備の頻度はやや高めになりがちです。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(990〜1,060kg区分) | 約8,200〜12,300円 |
| 任意保険(年齢・等級等で変動) | 約5〜15万円 |
| 車検(2年分を1年換算) | 約5〜10万円 |
| 整備・部品(車高調・LSD等の消耗品含む) | 約5〜15万円 |
| 駐車場 | 約5〜30万円(地域差大) |
| 燃料(実燃費18〜20km/L想定) | 約8.5〜9.5万円 |
| 年間合計(目安) | 約37〜92万円前後 |
さらに、中古購入費が260万〜280万円前後(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でNR-Aを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 260〜280万円前後 + 毎年 37〜92万円前後
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車の年間維持費と同水準か、それ以下でそろい、しかも車検・保険・盗難の心配なし。ハンコン+VRを使えば、NR-Aの軽快なハンドリングと荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか実車のNR-Aでサーキットデビューを」と思っている人も、それまでの間はGT7で"人馬一体"の感覚に親しんでおけます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく実車感覚に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のロードスターNR-Aに触れる|レンタカー・パーティレース観戦
「モータースポーツベース車なんて、買わないと乗れないのでは」と思うかもしれませんが、NR-Aは比較的手軽に"実車の走り"に触れられる車でもあります。ロードスター自体が全国のレンタカー店で取り扱われている定番モデルだからです。
🚗 全国のレンタカーで乗る
ND型ロードスターは、タイムズカー・オリックスレンタカー・EARTHCARなど全国複数のレンタカー会社で取り扱いがあり、MT車を指定できる店舗も少なくありません。地域によってはNR-Aグレード自体を指定できる店舗も存在します(在庫・料金は店舗・時期により変動するため、事前確認をおすすめします)。まずは短時間のレンタルで、NR-A譲りの車高調整式ダンパーとLSDが生み出す素直なハンドリングを体感してみるのも一案です。
出典・参考:各種レンタカー情報サイト(全国のND型ロードスター取り扱い店舗情報)。※レンタル料金・在庫状況・グレード指定可否は店舗・時期により変動するため、必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
🏁 パーティレースを観戦する
「ロードスター・パーティレース」は現在も全国のサーキットで定期開催されている、日本の草の根モータースポーツを代表するイベントのひとつです。ホビーとして楽しむ参加者から本格志向のドライバーまで、NR-Aという同一グレードで競うからこそ生まれる接戦の数々は、観戦するだけでも見応えがあります。開催スケジュールや会場は主催者公式サイトで随時公開されているため、最新情報を確認のうえ観戦に訪れてみるのもおすすめです。
出典・参考:ROADSTER Party Race公式サイト(開催カテゴリー・レギュレーション情報)。※開催日程・会場は年ごとに変わるため、最新情報は主催者公式サイトでご確認ください。
🏎 ジムカーナ走行会に参加してみる
「レースはまだハードルが高い」という人には、ジムカーナや走行会という選択肢もあります。NR-Aはパーティレース公認の車高調整式サスペンションを標準装備しているため、自宅から自走でそのまま参加できる手軽さが魅力です。ジムカーナ練習会では午前中にスラロームレイアウトの反復練習、午後にツインスラロームを行うといった構成が一般的で、免許なしから参加できるイベントもあれば、国内A級ライセンスが求められる本格的な大会まで幅広く用意されています。まずは近隣のモータースポーツクラブや自動車教習所が主催する初心者向け走行会から探してみるのがおすすめです。
出典・参考:MZRacing「ロードスターがジムカーナで活躍できる"当然"の秘密」(練習会の構成・参加ライセンスの幅)。
ロードスターを見て楽しむ|漫画・展示・コミュニティ
📚 頭文字Dに登場するロードスター乗り
「頭文字D」には、ロードスターを愛車とするキャラクターが2人登場します。ひとりは初代ロードスター(NA6CE)を駆る「末次トオル」。セブンスターリーフ所属で、「カミカゼダウンヒラー」の異名を持つドライバーです。もうひとりは、神奈川の実力派チーム246のリーダー・大宮智史で、こちらは2代目(NB型)ロードスターを愛車としています。
峠バトルの世界でも「人馬一体」を体現する軽量FR車として、ロードスターは確かな居場所を持っているのです。
出典・参考:頭文字D公式「名勝負列伝25 ロードスター(NB型)対 スプリンタートレノ(AE86型)」(末次トオル・大宮智史の登場キャラクター情報)。
🏆 プロドライバーの評価|土屋圭市さんの試乗インプレッション
「ドリキン」の愛称で知られるプロドライバー・土屋圭市さんは、新旧NR-Aのサーキット試乗インプレッションを行っています。土屋さんは新旧どちらのモデルについても「サスペンションストロークを十分に取っているから、サーキットでも公道でも楽しめる」と評価。操舵特性については、「安定感は新型(ND型)のほうが上だけど、フロントノーズの入りが良い旧型のほうが好み」と、世代ごとの個性を明確に語っています。
ND型NR-Aに搭載されるスピン抑制機能「DSC-TRACK」についても、「カウンターを当てて走行しているときにはジワッと効いて、ハーフスピン状態まで行くとグッと介入してくる」と紹介し、「ビギナーには非常に心強い装備」と好意的に評価しました。制御をドライバーのスキルに応じてON・OFFできる思想を、「スポーツカーの灯りを消さずに作り続けているメーカーの優しさ」とも表現しています。
出典・参考:車選びドットコムマガジン「新旧ロードスター NR-Aを土屋圭市さんが試乗インプレッション」(新旧比較コメント・DSC-TRACK評価)。
🏛 マツダミュージアムでの展示
広島にある「マツダミュージアム」では、歴代ロードスターの展示が定期的に企画されています。35周年記念展示では初代から記念車まで各モデルを間近で見られる機会があったほか、NC型発売20周年を記念した特別開催では、開発主査・貴島孝雄氏による講演と実車展示も行われました。事前予約制で、本社ショールーム集合後に構内専用バスで移動する形式です。
出典・参考:マツダミュージアム公式サイト(歴代ロードスター展示企画・予約方法)。※展示内容・開催日は時期により変わるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
🌍 世界に広がるロードスターコミュニティ
ロードスターは海外でも「MX-5」の名前で親しまれ、熱心なコレクターも存在すると紹介されています。イタリア在住のマツダファン、アンドレア・マンチーニ氏は45台のロードスターを所有し、「世界最大のロードスターコレクター」の一人として紹介されたことがあるようです。1台のスポーツカーにここまで惚れ込めるというのも、ロードスターというクルマの懐の深さを物語るエピソードといえるでしょう。
出典・参考:名車文化研究所「MX-5ミアータ」(アンドレア・マンチーニ氏のコレクション紹介)。※海外メディア発の情報であり、詳細な裏取りソースが限られるため、参考情報としてご覧ください。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でND型ロードスターを楽しむなら、プラモデルやミニカーもおすすめです。ND型ロードスターは複数のモデルメーカーからスケールモデル化されていますが、NR-A固有仕様の商品は限られるため、購入時は仕様表記をよく確認してから選ぶと安心です。
📖 書籍
ロードスターやNR-Aの開発背景をさらに深掘りしたいなら、自動車専門誌のバックナンバーや、マツダの開発思想「人馬一体」を扱った特集記事が参考になります。日経リスキリングやWebモーターマガジンなど、開発主査へのインタビュー記事も豊富に存在します。
📣 あなたの「NR-A目撃情報」募集中!
「近所のサーキットでパーティレースを見た」「街でNR-Aを見かけた」という情報があれば、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。みなさんからの情報で、このページをもっと充実させていきます🚗💨
MAZDA Roadster NR-A (ND5RC) '22のよくある質問
Q. ロードスターNR-Aとは、どんな車ですか?
A. モータースポーツ参戦を前提に作られたロードスターのベースグレードです。快適装備をそぎ落とす一方、車高調整式ダンパー・強化LSD・大径ブレーキなど「走りの装備」はRS同等以上に振り切っています。2001年にNB型で誕生し、現行4代目ND型にも受け継がれています。
Q. NR-AとRS、Sグレードの違いは何ですか?
A. 「S」にはリアスタビライザー・トルセン式LSD・大径ブレーキ・ビルシュタイン製ダンパーが搭載されません。「RS」と「NR-A」はこれらを備えますが、車高調整機能があるのはNR-Aのダンパーのみで、RSには車高調整機能がありません。快適装備(センターディスプレイ・BOSEサウンド・レザーシート)はRSが最も充実しています。
Q. ロードスターNR-Aのスペック(馬力・重量)は?
A. 2022年式ND5RC型NR-Aは、1.5L直列4気筒DOHC自然吸気エンジンで132PS(約130HP)/7,000rpm、最大トルク15.7kgf·m/5,000rpmを発揮します。車両重量は約1,010kgです。
Q. 「ロードスター・パーティレース」とは何ですか?
A. 2002年5月5日に筑波サーキットで始まった、国産車初のナンバー付きJAF公認Nゼロレースです。NR-Aを競技車両に統一することで「イコールコンディション化」を図り、ドライバーの腕だけで勝負できる環境をつくることが目的でした。現在も全国のサーキットで開催が続いています。
Q. グランツーリスモ7でNR-Aに乗れますか?
A. 乗れます。「Mazda Roadster NR-A (ND) '22」として収録されており、ブランドセントラルで31,000Crで購入できます。ただし中古車としての入手はできません(収録内容・価格はアップデートで変動する場合があります)。
NR-Aは「走りだけ」を追求したロードスターの隠れた頂点
MAZDA Roadster NR-Aは、快適装備を思い切ってそぎ落とす代わりに、車高調整式ダンパー・強化LSD・大径ブレーキといった「走りの装備」だけはRS同等以上に振り切った、モータースポーツベース車です。2001年にNB型で誕生し、「国産車初のナンバー付きJAF公認Nゼロレース」であるロードスター・パーティレースの競技車両として、今なお日本の草の根モータースポーツ文化を支え続けています。
2022年式となる今回の主役は、キネマティック・ポスチャー・コントロールという新技術も加わり、街乗りからサーキットまで幅広く「人馬一体」の感覚を楽しめる一台です。中古相場は260万〜280万円台と、ロードスターの中では比較的手が届きやすい価格帯にありますが、グランツーリスモ7なら「Mazda Roadster NR-A (ND) '22」としてそのまま収録されており、ブランドセントラルで31,000Crから、その軽快なハンドリングを気軽に体験できます。
実車に触れるならレンタカーでの試乗や、全国で開催されているロードスター・パーティレースの観戦もおすすめです。ゲームで走りに惚れて、いつか実車のサーキットデビューへ。その入り口として、NR-Aは"走りの純度"にこだわりたい人にふさわしい一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
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