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アルファロメオ ジュリア GTAmとは、創立110周年を迎えた2020年、クアドリフォリオをベースに開発された世界限定500台のホモロゲーションスペシャルです。2.9L V6ツインターボは540PSまで引き上げられ、車重は100kg軽量化。リアシートを撤去してロールバー+2シーター化し、フロントスプリッター・カーボン製リアウィング・カーボンドライブシャフトまで奢った、まさに「サーキットも走れる公道車」です。名前の「GTA」は1965年の伝説的レーシングモデル「ジュリア スプリントGTA」への本気のオマージュであり、単なる懐古ではありません。
この記事では、GTAmの「GTA」の由来・開発秘話・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そしてザウバーとキミ・ライコネンが関わった知られざるカルチャーまで、まるごと解説します。当ブログに別途ある1960年代のクラシックジュリア(GTヴェローチェ)との違いも、はっきり整理していきます。
目次
- 1 「GTA」の意味とは|1965年の伝説が2020年に蘇った理由
- 2 GTAmのスペック|540PS・100kg軽量化・2シーター化の全貌
- 3 ザウバーとキミ・ライコネンが仕上げた空力|フェラーリ由来のエンジン開発陣
- 4 GTAmは今いくら?500台限定が生む希少性
- 5 グランツーリスモ7のGTAm|スペックと入手方法
- 6 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 7 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 8 実車のGTAmに触れる|展示・イベント
- 9 GTAmを見て楽しむ|クアドリフォリオの戦績・著名人・グッズ
- 10 アルファロメオ ジュリア GTAmのよくある質問
- 11 GTAmは「軽量化と改造」を体現した110周年の集大成
- 12 同系統の軽量・限定モデルもチェック
「GTA」の意味とは|1965年の伝説が2020年に蘇った理由
「GTAm」という名前を初めて聞くと、多くの人は単なる「ジュリアの最上級グレード」くらいに捉えてしまうかもしれません。しかし、この名前にはアルファロメオのレーシングヒストリーそのものが刻まれています。「GTA」は伊語のGran Turismo Alleggerita(グランツーリスモ・アレッジェリータ)=「軽量化グランツーリスモ」の略。1965年、アムステルダムモーターショーで発表された「ジュリア スプリントGTA」に由来する、由緒ある称号です。
1965年のオリジナルGTAは、当時のジュリア スプリントGT(105.02)をベースに、アルファロメオのレース部門Autodelta(アウトデルタ)が仕立てた「ホモロゲーションスペシャル」でした。グループ2規定への型式認証を得るには公道仕様500台の生産が必須というルールがあり、アルファはこれをクリアするためだけに専用モデルを作り上げたのです。ボディパネルをスチールから同形状のアルミ製に置き換え、車重は745kg(ロード仕様の950kgから200kg以上の軽量化)。1,570ccエンジンにはツインプラグヘッド・スポーティなカムシャフト・ウェーバー45ツインバレルキャブレター×2を組み合わせ、115HP/6,000rpmを発揮しました。「A」の文字どおり、とにかく軽く仕立てることに主眼を置いた1台だったのです。
このオリジナルGTAは単なる「規則クリアのための量産車」にとどまらず、Autodeltaのワークス活動によってヨーロッパ・ツーリングカー選手権(ETCC)を1966年・1967年・1968年と3年連続で制覇する伝説的レーシングマシンへと成長します。「GTA」という文字が、それ以降のアルファロメオにとって「本気の軽量スポーツモデル」を意味する称号になったのは、この輝かしい戦績があったからです。
出典・参考:Wikipedia「Alfa Romeo GTA」/supercars.net「1965-1969 Alfa Romeo Giulia GTA」(車重745kg・115HP・ETCC1966-68連覇)/Stellantis Media公式(Autodelta開発経緯)。
時は流れて2020年、アルファロメオは創立110周年という節目に、現行ジュリア(Type 952)の最強グレード「クアドリフォリオ」をベースにした限定モデルを2種類発表しました。それが「ジュリアGTA」と「ジュリアGTAm」です。GTAは「Alleggerita」の軽量化コンセプトをそのまま受け継いだ公道仕様、GTAmはそこに「Modificata(改造)」――サーキット走行を前提とした改造――を加えた、よりハードな仕様という位置づけです。
プロジェクトの経緯にも興味深い秘話があります。アルファロメオ公式のブランドマガジンによれば、この復刻計画自体は以前から企画としてはあったものの、「当時のアルファロメオには他に優先すべきプロジェクトがあったため、正式には承認に至っていなかった」とのこと。それが110周年という節目に改めてトップマネジメントへプレゼンテーションされ、ようやくゴーサインが出たといいます。つまりGTA/GTAmは、単なる周年記念の思いつきではなく、アルファロメオ社内で長年温められてきた「本気の企画」だったわけです。
出典・参考:Romans International「Complete Guide to the Alfa Romeo Giulia GTAm」(GTAm=Alleggerita Modificataという名称解説)/アルファロメオ公式「Alfa Tribe」開発秘話記事(プロジェクト経緯・プロダクトマネジャー ジョヴァンニ・タリアピエトラ氏コメント)。
ちなみに、当ブログには1960年代のクラシックジュリアである「アルファロメオ ジュリア スプリントGT ヴェローチェ(105.36)」を扱った記事も別途あります。あちらはジウジアーロがデザインを手がけた上級クーペグレードで、本記事の主役であるGTAmとは車格もラインも全く異なる別モデルです。同じ「ジュリア」の名を冠していても、時代もキャラクターも異なる2台として、それぞれ楽しんでいただければと思います。
GTAmのスペック|540PS・100kg軽量化・2シーター化の全貌
クアドリフォリオがベースとはいえ、GTAmの軽量化と改造は徹底しています。カーボンファイバーはボンネット(フード)・ルーフ・フロントバンパー・フロント/リアフェンダー・フロントスプリッター・リアウィング、そしてドライブシャフトにまで採用されています。この結果、クアドリフォリオ比でGTAが75kg・GTAmが100kgの軽量化を達成しました。
特にGTAmは、サーキット走行を強く意識した2シーター仕様です。リアシートを完全に撤去し、ロールバー+消火器・ヘルメット収納用ベンチに置き換え。フロントシートにはSabelt製のカーボンファイバーモノコック・レーシングシートと6点式ハーネスを装備し、ドアハンドルは軽量化のためプルストラップに置き換えられ、リアウィンドウはポリカーボネート(レクサン)製というレース車然とした仕立てです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・通称 | ジュリア GTAm(Type 952型ベース) |
| 発表・受注 | 2020年発表(110周年記念)/日本国内は2021年4月26日発売・受注2週間限定 |
| 生産台数 | GTA+GTAm合算で世界限定500台(番号入り) |
| エンジン | 690T型 2.9L V6ツインターボ(Quadrifoglioベース) |
| 最高出力 | 約540PS(533HP) |
| 0-100km/h加速 | 約3.6秒 |
| 軽量化 | クアドリフォリオ比 GTA:75kg減/GTAm:100kg減 |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| 乗車定員 | GTAm:2名(リアシート撤去・ロールバー化) |
| 主な軽量パーツ | カーボン製ボンネット・ルーフ・バンパー・フェンダー・スプリッター・ウィング・ドライブシャフト |
| 日本国内価格(新車) | 2,198万円(消費税込) |
出典・参考:Motor1「Alfa Romeo Giulia GTA, GTAm Debut As Lightweight, 533-HP Sedans」(軽量化数値・出力)/Auto Concierge(内装・2シーター仕様詳細)/Stellantisジャパン公式プレスリリース(日本発売日・受注期間)/octane.jp「価格は2000万円超!」(国内価格2,198万円)。
※価格・仕様は発売当時のものです。限定車のため現在は新車での入手はできません。最新の中古在庫・価格は各中古車ポータルでご確認ください。
ザウバーとキミ・ライコネンが仕上げた空力|フェラーリ由来のエンジン開発陣
GTA/GTAmの空力パーツの多くは、F1コンストラクターのザウバー・エンジニアリング(Sauber Engineering)が製造を担当しました。フロントバンパー・サイドスカート・エクストラクター・スポイラー類のカーボンファイバー部品がその対象で、フロント・リアウィングは手動で角度調整が可能。空力の発生ダウンフォース量はGTAmがGTAの2倍、クアドリフォリオの3倍に達するとされています。前後トレッドもそれぞれ50mm拡大され、専用サスペンションと合わせて運動性能を底上げしています。
この空力とハンドリングの磨き込みには、元F1ドライバーのキミ・ライコネンが直接関わっています。アルファロメオF1チームのアンバサダーでもあった彼が、テストコースでフロントカナード・スプリッター・可変ウィングの調整について現場でアドバイスを行ったことが、アルファロメオの公式プレスリリース「Kimi Räikkönen certifies the "Giulia GTA"」で明らかにされています。実際のテスト走行データとして、GTAmはクアドリフォリオよりラップタイムを4秒短縮したという結果も公式発表されています。
出典・参考:Stellantis Media公式「Kimi Räikkönen certifies the "Giulia GTA"」(ザウバー協力・キミ・ライコネンのテスト参加)/アルファロメオ公式Alfa Tribe記事(ラップタイム4秒短縮・ダウンフォース倍率)。
GTAmのベースとなる690T型 2.9L V6ツインターボには、開発の背景に興味深いエピソードがあります。2013年、当時のFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)はフェラーリからエンジニアのジャンルカ・ピヴェッティ氏を招聘し、新型ジュリア クアドリフォリオ用エンジンの開発を託しました。ピヴェッティ氏率いる開発チームは、フェラーリのV8エンジン「F154型」と開発初期の仕様情報を共有し、開発コストと期間の短縮を図ったとされています。ただし690Tは「フェラーリのエンジンそのもの」ではなく、同じ技術者チームが手がけた新規開発エンジンという位置づけが正確です。
GTAmでは、このベースエンジンにさらなるチューニングが施されました。アルファロメオ公式によれば、過給圧の向上・ピストン冷却用オイルジェットの倍増・ターボチャージャーの回転数調整(約20万rpmまで)といった改良で、標準クアドリフォリオの510PS級から540PSまで引き上げられています。フェラーリ仕込みの設計思想を土台に、GTAm専用のチューニングを重ねた一台というわけです。
出典・参考:Wikipedia「Alfa Romeo 690T engine」(ジャンルカ・ピヴェッティ氏の経歴・フェラーリF154との仕様共有)/アルファロメオ公式Alfa Tribe記事(GTAmのチューニング詳細・過給圧・オイルジェット・ターボ回転数)。
ちなみに、当ブログにはアルファロメオ初の量産ミッドシップスポーツカー「4C(96018)」を扱った記事もあります。4Cはカーボンモノコックを基本骨格に据えた軽量スポーツカーで、GTAmとは「軽さを追求する」という設計思想で通じ合う部分がありますが、エンジンはジュリエッタ用の1.75L直4ターボがベースであり、GTAmの2.9L V6とは全く別の系統です。「GTAmのドライブシャフトが4Cから流用された」という趣旨の情報もネット上に見られますが、本記事執筆時点で確実な一次情報は確認できておらず、断定は避けています。
国内自動車専門メディアCar Watch(Impress社)がアルファロメオのプロダクト総責任者ダニエル・グッザファーメ氏、ハイパフォーマンスモデル総責任者ドメニコ・バニャスコ氏に行ったインタビューによれば、GTA/GTAmのエンジンは1基ずつ、フェラーリのマラネロ工場のエンジニアによって検定されているとのこと。500台限定という生産規模だからこそ実現できた、量産車では考えにくい品質管理体制です。同インタビューでは最大トルクが600Nmであることも明かされており、開発陣は「決してサーキット走行専用ではなく、公道でも普通に運転が楽しめるクルマ」を目指したとコメントしています。
また同記事では、日本市場ならではの興味深い事実も紹介されています。世界限定500台のうち、日本からの発注は84台と「世界で最も多い」実績を記録したというのです。イタリア本国でも、他のどの国よりも日本のアルファロメオファンがこの記念モデルに反応したことになります。GTAmが日本国内で正規販売され、試乗記事や専門メディアの取材が充実している背景には、こうした日本市場の熱量も関係しているのかもしれません。
出典・参考:Car Watch(Impress)「世界に500台だけのアルファ ロメオ「ジュリア GTA/GTAm」について、開発責任者に聞く」(日本発注84台・エンジン個体検定・最大トルク600Nm・開発責任者コメント)。
GTAmは今いくら?500台限定が生む希少性
GTAmは日本国内で2021年4月26日に正規販売が開始されましたが、受注期間はわずか2週間限定。当時の新車価格は消費税込みで2,198万円でした。世界限定500台(GTA/GTAm合算)という希少性から、現在新車としての入手はほぼ不可能です。
海外の中古車市場では、掲載事例として約24万〜31万ドル程度(欧州で26.5万〜29.5万ユーロ程度)という価格帯が見られます。ただし専門の中古車データベースでは調査時点で流通在庫がゼロという報告もあり、「欲しくても市場に出てこない」というレベルの希少性がうかがえます。日本国内では、海外から並行輸入したケースとして、現地ディーラー価格に輸送・通関・登録費用等を加えた約3,986万〜4,385万円という事例も紹介されています。
- 日本国内・新車時価格:2,198万円(2021年4月発売・消費税込・受注2週間限定)
- 海外中古相場:約24万〜31万ドル程度(欧州で26.5万〜29.5万ユーロ程度の掲載例)
- 日本・並行輸入例:約3,986万〜4,385万円(現地価格+輸送・通関・登録費用込み)
- 総評:世界500台限定のため流通自体が少なく、専門データベースでも在庫ゼロの時期がある希少車
出典・参考:kakaku.com・Stellantisジャパン公式プレスリリース(国内価格・発売日・受注期間)/海外中古車ポータル各種掲載例(海外相場)/ワイエムワークス社サイト(並行輸入事例)。
※相場は時期・状態・個体のヒストリーで大きく変わります。限定車のため掲載事例自体が少なく、あくまで参考としてご覧ください。最新の価格・在庫は各中古車ポータル・輸入車専門店で必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のGTAmに」——その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。限定車・希少車の相場が動いている今は、手放す側にとっても情報収集の価値があるタイミングです。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のGTAm|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、GTAmが「Alfa Romeo Giulia GTAm '20」という正式表記で収録されています。ゲーム内のエンジン内部名は「690T-Giulia」で、実車のベースエンジン型式名がそのまま反映されています。
- PP値:579.50(パワー532HP・重量3,483lbs=約1,580kg)
- 駆動方式:FR(後輪駆動)
- ゲーム内価格:220,000Cr
- 入手方法:Brand Central(新車購入・ロードカー扱い)
収録は2022年12月15日のアップデート1.27で実現しました。同アップデートではトヨタ セリカ GT-FOUR ラリーカー(ST205)なども同時に追加されています。GT7旧作シリーズ(GT SPORT以前)には登場していない、比較的新しい収録車という位置づけです。
実車同様、パワーウェイトレシオに優れた軽量ボディが持ち味。532HP級の出力を約1,580kgの車重で受け止めるFRらしい特性は、ゲーム内でも再現されています。実車のGTAmが公道最速セダンを目指して開発された一台であるだけに、GT7内でもPP579.50というかなり高いパワー値に位置しており、コントローラー越しにも「本気で仕立てられた1台」という手応えを感じられます。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース)(PP値579.50・重量3,483lbs・ゲーム内価格220,000Cr)/GTPlanet関連記事(Update 1.27・2022年12月15日収録経緯)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でGTAmをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽量ボディ+540PS級のFRを操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
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最新は公式でご確認ください。
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・ドコモの方 → ドコモ光
・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車GTAmを所有・維持する費用
GTAmは限定500台の希少車かつサーキット仕様のカーボンパーツを多用しているため、維持費は一般的なスポーツセダンよりさらに高めになりがちです(専用カーボンパーツの希少性、専門ショップでの整備が前提になること、高額な車両保険等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(2.9L級) | 約51,000円 |
| 任意保険(希少車・高額車両保険込み) | 約20〜40万円 |
| 車検(2年分を1年換算・専門ショップ前提) | 約15〜25万円 |
| 整備・部品(カーボンパーツ・専用消耗品) | 約30〜70万円 |
| 駐車場・保管(防犯・屋内保管想定) | 約10〜50万円 |
| 燃料・消耗品 | 約20〜30万円 |
| 年間合計(目安) | 約100〜220万円 |
さらに、購入費が2,000万円台後半〜4,000万円超(前章の中古相場・並行輸入事例)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でGTAmを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 2,000万円台後半〜4,000万円超 + 毎年 100〜220万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、540PSを受け止める軽量ボディの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のGTAmを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のGTAmに触れる|展示・イベント
「500台限定なんて、本物を見る機会なんてないのでは」と思うかもしれませんが、アルファロメオ自身がブランドの象徴として大切に扱ってきた一台だからこそ、公式イベントでの露出機会は少なくありません。
🏛 正規販売・試乗レポート|国内外の専門メディア
GTAmは日本国内でも正規輸入・販売された経緯があり、国内自動車専門メディアによる試乗レポートも存在します。carsensor.netの試乗記事「新型 アルファ ロメオ ジュリアGTAm|ブランド110年の集大成」では、実際にハンドルを握ったジャーナリストが「ハンドリングが相当にクイック」「乗り心地は典型的なフラット&ソリッド」と評価。500km試乗を通じて「高速域でのエアロダイナミクスが非常に優れている」ことを実感し、安定性がベースのクアドリフォリオを大きく上回ると報告しています。GTAm専用の新設計アクラポヴィッチ製エキゾーストシステムによる「官能的サウンド」にも言及があり、V6ツインターボエンジンについては「吹けの鋭さ、トルクのつき、高回転域のパワー感、全域にわたって別のエンジン」と評されています。限定車ながら、実車の走行感覚に踏み込んだ記録が日本語で読める貴重なレポートです。輸入車専門店ワイエムワークスのように、並行輸入・販売実績を持つ専門店も存在するため、実車との接点を探すなら専門店への相談も選択肢のひとつです。
出典・参考:carsensor.net試乗記事「新型 アルファ ロメオ ジュリアGTAm|ブランド110年の集大成」(ハンドリング・乗り心地・アクラポヴィッチ製エキゾースト・エンジンフィーリング評価)/ワイエムワークス社サイト(並行輸入・販売実績)。
🎪 ブランドの象徴として|アルファロメオ公式イベント
GTA/GTAmは、アルファロメオ自身が「110周年の集大成」として位置づけた特別なモデルです。開発段階からザウバーやキミ・ライコネンが関わった経緯もあり、アルファロメオの公式プレスリリース・ブランドマガジン「Alfa Tribe」では、開発秘話を交えた特集記事が組まれています。ブランドの節目を象徴する1台として、アルファロメオ関連の展示・イベントで紹介される機会は今後も期待できるでしょう。
出典・参考:アルファロメオ公式「Alfa Tribe」(開発秘話特集)。
🔑 専門店・オーナーズコミュニティ
国内では輸入車専門店が並行輸入・買取・販売の実績を持つケースがあり、希少な個体の情報collectionという意味でも専門店のネットワークは有用です。海外ではアルファロメオのオーナーズクラブ・イベントでGTA/GTAm系のモデルが集まる機会もありますが、GTAm固有の個体が出展されたかどうかは、開催ごとに公式情報の確認をおすすめします。
出典・参考:ワイエムワークス社・ガレージ伊太利屋等、国内輸入車専門店の取扱事例紹介ページ。※取扱状況・在庫は変動します。最新は各店舗へ直接お問い合わせください。
GTAmを見て楽しむ|クアドリフォリオの戦績・著名人・グッズ
🏆 ベースのクアドリフォリオが持つニュルブルクリンク記録(2016年)
GTAmのベースとなったジュリア クアドリフォリオは、2016年9月にドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェで7分32秒というタイムを記録し、当時の量産4ドアセダン部門の世界記録を樹立しました。テストドライバーはアルファロメオのファビオ・フランチャ氏で、8速ZFオートマチックトランスミッション仕様での計測です。この記録はのちにジャガーXE SV Project 8に更新されています。
ここで注意したいのは、この7分32秒はあくまでクアドリフォリオの記録であり、GTAm自体の公式なニュルブルクリンク記録として発表されたものではないという点です。GTAmはクアドリフォリオより軽量かつ空力性能も高いため、海外のオーナーコミュニティでは「GTAmならもっと速いのでは」という期待や憶測が語られることもありますが、アルファロメオからGTAm固有の公式ラップタイムは公表されていません。本記事では、この2つを明確に区別してお伝えしています。
出典・参考:Motor1「Alfa Romeo Giulia Quadrifoglio sets Nurburgring record of 7:32」(2016年クアドリフォリオの記録詳細)/giuliaforums.com関連スレッド(GTAm固有の公式記録は未発表という文脈)。
🏁 名前の原点|1965年GTAがETCCで魅せた3年連覇
GTAmという名前の重みを本当に理解するには、1965年に生まれたオリジナルGTAのレース戦績を知っておく価値があります。Autodeltaのワークスチームに所属していたイタリア人ドライバーアンドレア・デ・アダミッチは、GTAを駆って1966年・1967年とETCCドライバーズタイトルを連覇。さらに、後年F1でロータスから参戦することになるヨッヘン・リントや、トワン・ヘゼマンスといった名手たちもGTAのステアリングを握り、「羽根のように軽い(featherweight)」と評されるGTAでETCCを席巻しました。この活躍により、GTAは1966年から1968年まで3年連続でETCCを制覇する記録を打ち立てています。
2020年のGTAmが背負っているのは、単なる「懐かしい名前」ではなく、実際にレースで結果を出し続けた"軽量級ホモロゲ車"の遺伝子そのものです。550台にも満たない生産台数で欧州の頂点に立ったオリジナルGTAの物語を知ると、GTAmという名前の選び方にも納得がいくのではないでしょうか。
出典・参考:Wikipedia「Alfa Romeo GTA」(アンドレア・デ・アダミッチ1966-67年ドライバーズタイトル・ヨッヘン・リント/トワン・ヘゼマンス参戦・ETCC1966-68年3連覇)。
🌟 著名な評価|"110周年の集大成"としての位置づけ
GTA/GTAmは、アルファロメオが自ら「創立110周年の集大成」と位置づけた特別なモデルです。開発段階からF1コンストラクターのザウバーやキミ・ライコネンが関わったこと自体が、単なる限定車ではなくブランドの技術力を示すショーケースとして企画された証拠といえます。国内の自動車専門メディアからも「ブランド110年の集大成」という評価で紹介されており、アルファロメオの歴史における重要なマイルストーンとして位置づけられています。
出典・参考:carsensor.net試乗記事タイトル(「ブランド110年の集大成」という評価表現)/アルファロメオ公式Alfa Tribe(開発秘話・ブランド位置づけ)。
🎬 著名人による評価|キミ・ライコネンの"お墨付き"
GTAmを語るうえで欠かせないのが、元F1ドライバーキミ・ライコネンによる事実上の"お墨付き"です。アルファロメオF1チームのアンバサダーでもあった彼が、開発中のGTA/GTAmを実際にテストコースで走らせ、フロントカナードや可変ウィングの調整についてエンジニアにアドバイスした様子は、アルファロメオ公式プレスリリース「Kimi Räikkönen certifies the "Giulia GTA"」のタイトルどおり、まさに"F1ドライバーによる認定"というべき逸話です。イタリアの自動車メディアでも、ライコネンとジョヴィナッツィ(当時アルファロメオF1チームのもう1人のドライバー)による試乗の様子が報じられています。
出典・参考:Stellantis Media公式プレスリリース(キミ・ライコネンのテスト参加詳細)/イタリア語圏メディア各種(ライコネン・ジョヴィナッツィ試乗レポート)。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でGTAmを楽しむなら、ミニカーが充実しています。OttOmobileの1/18スケール(品番OTM402・レッド)は精巧なレジンモデルとして知られる定番。よりコンパクトに楽しむならBBRの1/43スケール(ロッソ)や1/64スケール(ロッソ/ヴェルデ モントリオール)もラインナップされています。1965年の元祖GTAをプラモデルで楽しみたい場合は、タミヤの1/24「アルファロメオ ジュリア スプリントGTA」(品番24188)がクラシックカーファンに向けた定番キットとして存在しますが、こちらは本記事の主役である2020年版GTAmとは別モデルである点にご注意ください。
※BBR 1/64スケール・ブラーゴ製1/18スケール等、色違い・スケール違いのモデルカーも複数の通販サイトで確認できます。取り扱い状況・価格は変動するため、購入前に各ショップでご確認ください。
📖 書籍・専門メディア
GTAmについてもっと深掘りしたいなら、日本語ではcarsensor.netの試乗レポート「新型 アルファ ロメオ ジュリアGTAm|ブランド110年の集大成」や、アルファロメオ公式ブランドマガジン「Alfa Tribe」の開発秘話特集記事が参考になります。1965年の元祖GTAの歴史まで含めて深く知りたい場合は、海外の専門サイト(supercars.net等)のヒストリー記事も詳しい解説を提供しています。
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アルファロメオ ジュリア GTAmのよくある質問
Q. アルファロメオ ジュリア GTAmとは、どんな車ですか?
A. 2020年、アルファロメオ創立110周年を記念してクアドリフォリオをベースに開発された、世界限定500台(GTA/GTAm合算)のホモロゲーションスペシャルです。2.9L V6ツインターボを約540PSまで引き上げ、車重を100kg軽量化。リアシートを撤去して2シーター化し、サーキット走行にも対応した仕立てが特徴です。
Q. 「GTA」「GTAm」の名前の由来は何ですか?
A. 「GTA」は伊語のGran Turismo Alleggerita(軽量化グランツーリスモ)の略で、1965年の伝説的レーシングホモロゲ車「ジュリア スプリントGTA」に由来します。「m」はModificata(改造)を意味し、GTAmはサーキット走行向けの改造を加えた仕様であることを示しています。
Q. GTAmのスペック(馬力・軽量化)は?
A. 690型2.9L V6ツインターボで最高出力約540PS(533HP)、0-100km/h加速は約3.6秒。クアドリフォリオ比で100kg軽量化されており、カーボンファイバーをボンネット・ルーフ・バンパー・フェンダー・ドライブシャフトなど広範囲に採用しています。
Q. GTAmはニュルブルクリンクで記録を出しましたか?
A. GTAm自体の公式なニュルブルクリンク・タイムアタック記録は発表されていません。ベースとなったクアドリフォリオが2016年に量産4ドアセダンの記録(7分32秒)を樹立していますが、これはGTAmとは別の車両・別の記録です。混同しないようご注意ください。
Q. GTAmの中古相場はいくらですか?
A. 日本国内の新車時価格は2,198万円(2021年発売)でしたが、世界500台限定のため現在の中古相場は流通事例が少なく変動が大きいです。海外掲載例で24万〜31万ドル程度、日本での並行輸入事例では約3,986万〜4,385万円という報告もあります。状態・個体差で大きく変わるため、最新は専門店・中古車ポータルでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でGTAmに乗れますか?
A. 乗れます。「Alfa Romeo Giulia GTAm '20」として収録されており、Brand Centralで新車購入できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。2022年12月のアップデート1.27で追加された比較的新しい収録車です。
GTAmは「軽量化と改造」を体現した110周年の集大成
アルファロメオ ジュリア GTAmは、1965年の伝説「Gran Turismo Alleggerita」の名を受け継ぎ、そこに「Modificata(改造)」を加えた、創立110周年の集大成というべき1台です。540PSという出力もさることながら、世界にわずか500台という希少性、そしてザウバーの空力開発やキミ・ライコネンのテスト参加といった、F1級の開発体制が投じられたエピソードが、この一台を特別な存在にしています。
実車は日本国内価格でも2,198万円という高額車である上、現在は流通事例自体が少なく入手が難しいですが、グランツーリスモ7なら「Alfa Romeo Giulia GTAm '20」としてそのまま収録されており、維持費を気にせず"軽量化と改造の結晶"のステアリングを握れます。見て楽しむなら、ベースとなったクアドリフォリオの2016年ニュル記録や、キミ・ライコネンによるお墨付きのエピソードも味わい深いポイントです。
ゲームで惚れて、いつか本物に――その入り口として、GTAmは"軽さと改造の哲学"を今に伝える1台としてふさわしい存在です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
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