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アバルト595 SS(エッセエッセ)とは、1949年にイタリアで創業したチューニングメーカー「アバルト」が、フィアット500をベースに仕立てた超軽量のRR(リアエンジン・リア駆動)スポーツです。空冷の直列2気筒・約594ccから約32PS前後を絞り出し、車重はわずか約470kg。エンブレムの“サソリ”が示すとおり、平凡な大衆車を「小さな暴れん坊(ポケットロケット)」へと変身させた一台で、グランツーリスモ7にも「Abarth 595 SS '70」として収録されています。
この記事では、595 SSの魅力・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そして創業者カルロ・アバルトの伝説まで、まるごと解説します。
目次
アバルト595 SSとは|サソリが宿した超軽量RR
1957年に登場したフィアット500(ヌオーヴァ500)は、戦後イタリアの庶民の足として作られた超小型車でした。後部に積まれた空冷2気筒エンジンはわずか約18PS。決して速い車ではありません。その平凡なフィアット500に目をつけ、レーシングカー譲りのノウハウで“走る楽しさ”を吹き込んだのが、カルロ・アバルト率いるアバルト社でした。
595という数字は、ベース車から拡大した排気量(約594cc)に由来します。アバルトはシリンダーを広げ、専用のソレックス・キャブレターやカムシャフト、チューニングを施すことで、ノーマルの倍近い約32PS前後(資料により31.5〜34PSと表記ゆれ)を引き出しました。そして最強仕様に与えられた称号がSS=esseesse(エッセエッセ)。これはイタリア語でSuper Sport(スーパースポルト)を意味し、「SS」の文字を“エッセ・エッセ”と読んだものです。
595 SSが凄いのは、パワーそのものより車重約470kgという圧倒的な軽さにあります。エンジンは後輪の上に積まれたRR(リアエンジン・リアドライブ)。非力でも、軽い車体をキビキビ振り回せるため、当時のサーキットで自分より大排気量・高出力のスポーツカーを次々と食ってしまいました。冷却と空力のため、リアのエンジンフードを少しだけ開けて固定するのも、595/695系の象徴的なスタイルです。
動力性能の数字だけ見れば、現代の軽自動車にも劣ります。それでも595 SSが今なお愛されるのは、「小さく安い車で、大きく高い車を出し抜く」というアバルトの思想を、もっとも純粋なかたちで体現しているからです。速さではなく、軽さと身軽さを操る楽しさ。それがこの一台の本質です。
| 項目 | スペック(目安) |
|---|---|
| ベース車 | フィアット500(ヌオーヴァ500) |
| 登場 | 1964年〜(595 SS/esseesse仕様) |
| エンジン | 空冷 直列2気筒 OHV |
| 排気量 | 約594cc |
| 最高出力 | 約32PS前後(諸説31.5〜34PS) |
| 最大トルク | 約44N·m前後 |
| 車両重量 | 約470kg(超軽量) |
| 駆動方式 | RR(リアエンジン・リア駆動) |
| トランスミッション | 4速MT |
| 最高速度 | 約130km/h |
| キャブレター | ソレックス |
出典・参考:アバルト(Wikipedia)/フィアット・500(Wikipedia)(ヌオーヴァ500・空冷2気筒・約18PS)。※出力は約594cc・約32PS前後だが、資料により31.5〜34PSの表記ゆれがあり、レンジで記載しています。最新・正確な数値は一次情報でご確認ください。
アバルト595 SSは今いくら?極めて希少な相場と探し方
アバルト595 SSの相場を語るうえで、まず押さえておくべきは「極めて希少」だという事実です。工場で正式に生産された595 SSは総数で約20台、そのうち1970年式はわずか約7台とも伝えられます。流通量が非常に少なく、オークションに出ても不落札(入札が予想額に届かず売れ残る)になるケースが目立ちます。
過去の出品例では、おおむね$25,671〜$53,599程度(個体差・状態・付属書類で大きく変動)といったレンジが見られますが、これはあくまで一部の参考値です。注意したいのは、市場に出回る595/695にはフィアット500をベースに後年仕立てた“レプリカ(トリビュート)”が数多く混在していること。価格も素性も玉石混交で、為替の影響も大きいため、金額をひとくくりに断定することはできません。
- 工場製595 SSの総数:約20台と希少(1970年式は約7台とも)
- 過去の出品レンジ:$25,671〜$53,599程度(個体差・状態・書類で大きく変動・あくまで一部の参考値)
- オークション実例:不落札(売れ残り)が多い
- 注意点:レプリカ/トリビュート車が多数混在。素性の確認が必須
出典・参考:アバルト(Wikipedia)(595/695系の生産・希少性)/海外クラシックカーオークション各社の過去出品データ。※台数・金額は資料・時期により幅があります。レプリカ混在・為替変動のため金額は断定できません。最新の相場は専門業者・オークション結果でご確認ください。
※本物の595 SSは現存数が極めて少なく、一般的な中古車ポータルにはまず出てきません。「アバルトに乗りたい」なら、後述する現代のアバルト595(2007年〜)を選ぶのが現実的です。
「GT7で惚れて、いつか本物のアバルトに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車・趣味車の相場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のアバルト595 SS|小さな暴れん坊を操る
グランツーリスモ7には、アバルト595 SSが「Abarth 595 SS '70」(表記は「FIAT Abarth 595 Esseesse '70」系)として収録されています。スペックは実車を反映して約30HP・車重約470kg・RR。パフォーマンスポイント(PP)は173前後が目安です(アップデートで変動します)。
入手は中古車ディーラー(ユーズドカー)で、約4.9万Crが目安(2026年時点・在庫と価格は変動)。値段も手ごろで、序盤から気軽に楽しめます。
走らせてみると、とにかくパワーが無い。直線では現代のどんな車にも置いていかれます。ところが、ひとたびコーナーに入ると話は別。470kgの軽さとRRならではのリアの接地感で、ヒラヒラと向きが変わります。アクセルを早めに開けて軽い車体を前へ押し出す。パワーに頼らず、軽さとリズムで速く走る感覚は、ハイパワー車では決して味わえないものです。GT7のなかでも“運転のうまさがそのままタイムに出る”、教材のような一台といえます。
出典・参考:グランツーリスモ7 ゲーム内車両データ(Abarth 595 SS '70・約30HP・約470kg・RR)/GT7攻略各サイトのPP・価格情報。※クレジット価格・PP値・入手条件はアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します(数値は2026年時点の目安)。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7で595 SSをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽いボディを操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
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実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車(アバルト595/旧型)を所有・維持する費用
本物の595 SSは現存数が極めて少なく、現実には手に入りません。
ここでは「旧型のフィアット/アバルト系を所有する」と仮定した、おおまかな維持費の目安を示します(旧車・輸入車のため割増になりがちです)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(小排気量・13年超の重課) | 約25,400円〜 |
| 任意保険(趣味車・輸入車) | 約8〜15万円 |
| 車検(2年分を1年換算・輸入旧車) | 約6〜10万円 |
| 整備・部品(旧車・部品希少/輸入) | 約15〜40万円 |
| 駐車場(地域差大) | 約0〜36万円 |
| 燃料・消耗品 | 約8〜15万円 |
| 年間合計(目安) | 約40〜90万円 |
さらに、購入費は希少すぎて“値段がつかない”レベル(前章参照)。現代の中古アバルト595を選ぶ場合でも、車両価格は別途かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でアバルト595 SSを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:そもそも入手困難 + 所有すれば毎年 約40〜90万円
- ゲーム:初期 約10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は仮に旧車を持った場合の1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・部品枯れの心配なし。ハンコン+VRを使えば、ステアリングの手応えやコーナーでの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で595 SSを走らせられます。
「いつか本物のアバルトを」と思っている人も、それまでの間はGT7で595 SSに乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のアバルト/フィアット500に触れる|借りて乗る・集まる
「本物の595 SSは手が出ない」のは前述のとおり。それでも、フィアット500やアバルトの世界に触れる方法は今もあります。借りて乗る・集まって見る。身近な楽しみ方を紹介します。
🔑 借りて乗る|クラシックなフィアット500を体験
オリジナルの595 SSをレンタルするのは現実的ではありませんが、クラシックなフィアット500(チンクエチェント)なら、個人間カーシェア「Anyca(エニカ)」で借りられることがあります(希少なため常時掲載とは限りません)。現行のフィアット500/アバルト595であれば、レンタカーやカーシェアの選択肢も広がります。
旧車は貸出状況が変わりやすいため、最新の在庫・料金は各サービスでご確認ください。
出典・参考:Anyca(エニカ)(個人間カーシェア・クラシックフィアット500の掲載例)。※掲載車両・料金・貸出状況は変動します。最新は各サービスでご確認ください。
🏁 集まる・見る|フィアット/イタリア車のミーティング
アバルトやフィアットのオーナーが集まるイベントも各地で開かれています。フィアット公式の大規模ミーティング「FIAT PICNIC」は毎年開催され、近年は900台超・2,000名規模に。アバルト695の試乗車が用意される年もあります。群馬・みなかみの宝台樹で開かれる「FIAT FESTA」も、イタリア車が集う恒例イベントです。
日程は変わることがあるので、最新は各主催の公式でご確認ください。
出典・参考:FIAT PICNIC/FIAT FESTA 各公式情報(イタリア車ミーティングの開催規模・内容)。※開催日程・内容は変動します。最新は各主催の公式でご確認ください。
アバルト595 SSを“もっと”楽しむ|サソリの伝説と映像・グッズ
🦂 創業者カルロ・アバルトの伝説
アバルトを語るうえで欠かせないのが、創業者カルロ・アバルト(1908年ウィーン生まれ・1979年没)です。若い頃はモーターバイクのレーサーとして活躍し、欧州チャンピオンに5回輝いたほどの腕前。1949年、イタリアで自身の名を冠したアバルト社を立ち上げました(同年にトリノへ。創業地にはボローニャ説もあり、ここでは「1949年イタリアで創業」とします)。
エンブレムのサソリは、彼の星座であるさそり座に由来します。掲げた哲学は明快で、「小さく安い車で、大きく高い車を出し抜く」。少年期、スクーターのレースで革ベルトを巻いて勝ったという逸話も残る、まさに“ダビデ対ゴリアテ”を地で行く人物でした。(※この言葉は、アバルトの哲学を表すものとして広く知られています)
🏆 57歳のスピード記録挑戦(1965年・モンツァ)
カルロ・アバルトの伝説でもっとも有名なのが、1965年、モンツァでのスピード記録樹立です。記録に挑むマシンの重量を少しでも軽くするため、当時57歳のカルロ本人がドライバーを務め、リンゴばかりを食べる食事で約30kgもの減量を敢行。専用マシン「Fiat Abarth 1000 Monoposto Record」(982cc・約105HP・乾燥重量約500kg)を駆って、クラス記録を打ち立てました。
「速さ」のためなら自分の身体まで“軽量化”してしまう。アバルトという会社の哲学を、これ以上なく象徴する逸話です。
出典・参考:カルロ・アバルト(Wikipedia)/アバルト(Wikipedia)(モンツァ記録挑戦・サソリの由来)。※減量幅・出力等は資料により幅があります。記録挑戦時の年齢は57歳です。
🏁 “ポケットロケット”と無数の記録
アバルトは、平凡なフィアット500(標準約18HP)を「ポケットロケット(小さな暴れん坊)」へと変えました。モンツァでの耐久記録は語り草で、1956年には750ccモデルが24時間で平均約156km/hを記録。1958年にはフィアット500ベースのモデルが168時間で約18,186kmを走り切ったとされます。
ブランドは「1万勝」を自称しますが、これはアバルト自身が掲げる数字で、公式に裏づけられる勝利数は7,000を超える規模と紹介されることが多い点には注意が必要です。いずれにせよ、10件の世界記録・133件の国際記録を打ち立てたとされる、桁外れのモータースポーツ実績を持つブランドであることは間違いありません。
出典・参考:アバルト(Wikipedia)(モンツァ耐久記録・世界記録・国際記録の件数)。※「1万勝」はブランドの自称で、公式記録は7,000超とされます(両論併記)。記録の件数・数値は資料により幅があります。
🦂 595/695とesseesse、そして現代アバルトへ
595の系譜は、1963年のトリノショーで発表された初代595(フィアット500ベース・18→27HP)に始まります。1964年には最強仕様esseesse(SS=Super Sport)が追加され、595 SSは約27〜32HPへ。さらに上位の695 SS(1964〜71年・約1,000台・約37HP・最高約140km/h)も登場しました。冷却と空力のためリアのエンジンフードを少し開けて固定するのは、この時代のチューンドアバルトの象徴です。
ブランドは1971年7月にフィアットへ売却され、その後はワークスチューナーとして数々の名車を支えました。そして2007年以降、595/695の名が現代に復活。2021年には1964年モデルへのオマージュとして695 Esseesse(限定1,390台)も登場しています。
なお、「esseesseは木箱に入ったキットを別売りし、認証工場で装着すれば保証を維持できる」という有名な仕組みは、主に現代版(2009年〜)の話。1960年代当時の595 SSとは時代背景が異なる点に注意してください。
出典・参考:アバルト(Wikipedia)(595/695系譜・esseesse・現代アバルト595/695)。※年式・台数・出力は資料により幅があります。「木箱キット/保証維持」は主に現代版の仕組みです。
🎬 映像作品|ルパン三世と“黄色いフィアット500”の真実
「アバルト595といえばルパン三世の愛車では?」と思った方へ。ここは正確に整理しておきます。
アニメ『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)で主人公ルパンが駆る黄色い小型車は、標準のフィアット500(1965年式の500F)であって、アバルトではありません。劇中で“スーパーチャージャーが飛び出す”ように見える名場面はありますが、あれはアニメ的な演出(脚色)で、実車のスペックを表したものではありません。「ルパンの愛車=アバルト」という思い込みは、ファンのあいだでもよくある混同なので注意しましょう。
一方で、現代のアバルトは近年、ルパン三世とのコラボを行っています(黄色いアバルト595をミラノのプレミアに展示するなど)。これは歴史的事実というより、“黄色いフィアット500=ルパン”というイメージへのテーマ的オマージュ。「カリオストロの城の車がアバルトだった」のではなく、「後年のアバルトがルパンの世界観を借りた」という関係です。ここを取り違えないのが、通の見方です。
出典・参考:ルパン三世 カリオストロの城(Wikipedia)(ルパンの愛車=フィアット500・1965年式500F)。※劇中のスーパーチャージャー描写はアニメ的演出です。現代アバルト×ルパンのコラボはテーマ的オマージュであり、当時の史実ではありません。
🏛 本物を見に行く|チンクエチェント博物館・ヘリテージハブ
アバルトやフィアット500の実車を見たいなら、日本国内ではチンクエチェント博物館(名古屋市瑞穂区)が本命です。FIAT ABARTH 695 SS ASSETTO CORSA(1966年)などを所蔵し、595そのものの常設は要確認ながら、695 SSやクラシックなフィアット500を間近で見られます(完全予約制・予約フォームのみ)。
イタリアまで足を延ばせるなら、トリノ・ミラフィオーリのHeritage HUBに約250台のコレクションが集結(水・金・土の予約制)。同じくトリノのMAUTO(国立自動車博物館)も見ごたえがあります。
展示内容は入れ替わるため、来館前に必ず公式でご確認ください。
出典・参考:チンクエチェント博物館(名古屋・FIAT ABARTH 695 SS ASSETTO CORSA 1966所蔵・完全予約制)/Heritage HUB(トリノ・ミラフィオーリ)/MAUTO(トリノ国立自動車博物館)各公式情報。※展示状況は変動します。来館前に公式でご確認ください。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でアバルト595 SSを楽しむなら、モデルカーが充実しています。プラモデルはフジミ模型の1/24「アバルト500 エッセエッセ」が、この記事のテーマ車そのもの。ミニカーはイクソ(IXO)の1/43「フィアット アバルト595 SS」が決定版です。小さなボディの愛らしさを、デスクの上で存分に味わえます。
📖 もっと知りたい人へ(おすすめ書籍)
アバルトとフィアット500の世界をもっと深掘りしたいなら、『フィアット500&アバルト ストーリー』(相原俊樹 著・三樹書房・2019年)がおすすめ。チンクエチェントの誕生から、アバルトによるチューンドモデルの系譜までを丁寧にたどった、入門にして決定版の一冊です。
595 SSの背景にある“小さなイタリア車の物語”を知ると、GT7で走らせる一周がもっと愛おしくなります。
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アバルト595 SSのよくある質問
Q. アバルト595 SS(エッセエッセ)とは、どんな車ですか?
A. アバルトがフィアット500をベースに仕立てた超軽量のRRスポーツです。空冷の直列2気筒・約594ccから約32PS前後を発生し、車重は約470kgと軽量。esseesse=SS=Super Sport(スーパースポルト)を意味し、最強仕様を表します。
Q. アバルト595 SSのスペック(馬力・重量)は?
A. 空冷の直列2気筒OHV・約594ccで、最高出力は約32PS前後(資料により31.5〜34PSの表記ゆれ)。車両重量は約470kgと超軽量で、駆動方式はRR(リアエンジン・リア駆動)です。
Q. 「esseesse(エッセエッセ)」とは何ですか?
A. アルファベットの「SS」をイタリア語でそのまま“エッセ・エッセ”と読んだもので、Super Sport(スーパースポルト)を意味します。アバルトの最強仕様に与えられる称号です。
Q. アバルト595 SSの中古相場はいくらですか?
A. 工場製の595 SSは総数約20台(1970年式は約7台とも)と極めて希少で、一般の中古市場にはまず出てきません。過去の出品例は個体差・状態・書類で大きく変動し、オークションでは不落札も多く、レプリカ混在・為替変動のため金額は断定できません。
Q. ルパン三世(カリオストロの城)の黄色い車はアバルト595 SSですか?
A. いいえ。『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)の黄色い車は標準のフィアット500(1965年式500F)であり、アバルトではありません。劇中のスーパーチャージャー描写はアニメ的演出です。現代アバルト×ルパンのコラボはテーマ的オマージュで、当時の史実ではありません。
Q. グランツーリスモ7でアバルト595 SSに乗れますか?
A. 乗れます。「Abarth 595 SS '70」として収録され、約30HP・約470kg・RRと実車を反映。中古車ディーラーで約4.9万Crが目安です(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
アバルト595 SSは「軽さで走る楽しさ」を教えてくれる名車
アバルト595 SS(エッセエッセ)は、平凡なフィアット500を“サソリの暴れん坊”に変えた超軽量RRスポーツです。約32PSという小さなパワーでも、約470kgの軽さを武器に、自分より大きな車を出し抜く。その思想こそ、創業者カルロ・アバルトが貫いた「小さく安い車で、大きく高い車を出し抜く」精神そのものです。
本物の595 SSは世界に数台しか残らず、手にすることはほぼ不可能。それでもグランツーリスモ7なら「Abarth 595 SS '70」が約4.9万Crで手に入り、あの“軽さで走る”感覚を維持費ゼロで味わえます。雰囲気を味わうならクラシックなフィアット500のカーシェアや、名古屋のチンクエチェント博物館もおすすめです。
ゲームで惚れて、いつかイタリアの小さな名車に。その入り口として、595 SSはこれ以上ない一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
フィアット500とアバルトの仲間もチェック
アバルト595 SSのルーツと“サソリの系譜”を、関連モデルでもっと楽しみましょう。
↑ FIAT 500 F '68:595 SSの母体になった、すべての始まりのフィアット500。
↑ ABARTH 500 '09:サソリの系譜を現代によみがえらせた、今どきのアバルト。
↑ Autobianchi A112 Abarth '85:アバルトがチューンしたイタリアン・ホットハッチ。
↑ ミニ クーパーS:同じ“小さな欧州の名車”。軽量コンパクトの楽しさで通じ合う一台。 🎮 あわせて読みたい【GT7の楽しみ方】走る・見る・撮るGT7は走るだけじゃない。「見る・撮る」も含めた楽しみ方をシニア視点で完全ガイド。













