フェアレディZ(Z34)とは|"原点回帰"の6代目・VQ37VHR型NAエンジンのスペックと中古相場・GT7での乗り方

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フェアレディZ(Z34型)とは、2008年12月に発売された6代目フェアレディZ。3.7L V型6気筒NA・VQ37VHR型エンジン(最高出力336PS)を搭載し、先代Z33型からホイールベースを100mm短縮するなど、「走りに徹する」原点回帰をテーマに開発されました。北米では排気量にちなんで「370Z」という名前で販売され、2008年から2020年までというZ史上でも歴代最長級の生産期間を誇る一台です。

この記事では、Z34型フェアレディZの開発の背景・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そしてNISMO仕様や北米での存在感までカルチャー込みでまるごと解説します。

🏁実車の魅力

Z34型フェアレディZの誕生|「原点回帰」の6代目

ルーキールーキー
Z34って、見た目は先代のZ33とすごく似てますよね?マイナーチェンジなのかと思ってました。
ハマ学長ハマ学長
よく間違われるんじゃが、あれは立派なフルモデルチェンジよ。プラットフォームから一新して、ホイールベースを100mmも縮めとる。走りに徹するための"原点回帰"じゃ。

2002年1月にデビューした5代目・Z33型フェアレディZの後継として、2008年12月18日に発売されたのが、6代目となるZ34型フェアレディZです。海外では一足先に、2008年11月19日開幕のロサンゼルスオートショー2008で「370Z」として発表されました。

スタイリングがZ33型のイメージを色濃く残していたため、当時は「大幅なマイナーチェンジではないか」と受け止められることもありましたが、これは正真正銘のフルモデルチェンジです。プラットフォームは、V36型スカイラインクーペと共通のEプラットフォーム(FR-Lプラットフォーム)を新規採用。ボンネット・ドア・リアハッチなどをアルミ化しながら車体の安全性能を高め、車両重量は先代とほぼ同水準の1,480〜1,530kgに抑えるという、剛性と軽さを両立させる車体構成が取られました。

ホイールベースはZ33型より100mm短縮され、全長もコンパクトに。反対にトレッド(左右輪の間隔)と全幅は拡大されており、「奥行きを削って踏ん張りを増す」という、ハンドリング重視の設計思想が数値にはっきり表れています。剛性面でも、Z33型比でねじり剛性+40%・前後曲げ剛性+10%・横曲げ剛性+60%という大幅な向上が図られました(出典:日産・フェアレディZ Z34解説ページ)。

出典・参考:日産自動車「フェアレディZ [Z] スポーツ&スペシャリティ」走行性能ページ/日産・フェアレディZ Z34 Wikipedia(プラットフォーム・剛性数値)。

スタイリング面では、初代S30型フェアレディZ(1969年〜)を思わせるロングノーズ・ショートデッキのプロポーションが強調され、「原点回帰」と評されることの多い一台です。歴代Zは世代を重ねるごとに大型化・高性能化が進んできましたが、Z34型はその流れの中で改めて「軽さ・シンプルさ・ハンドリングの気持ちよさ」に回帰したモデルと位置づけられています。

ルーキールーキー
Z34って、GT-R(R35型)を作った水野和敏さんが手がけたって聞いたことがあるんですけど、本当ですか?
ハマ学長ハマ学長
そこは正確に押さえておきたいところじゃな。水野さんは先代Z33型(2002年)まではチーフビークルエンジニアとして深く関わった実績がある。じゃが、GT-R(R35)は水野さん率いる"特別編成チーム"が作ったのに対し、Z34はスカイラインやフーガを手がけるFRプラットフォームのライン設計部隊が開発したという記録があるんじゃ。

ここは誤解が広がりやすいポイントなので、少し丁寧に触れておきます。水野和敏氏は2000年から車両開発主管(チーフ・ビークル・エンジニア/CVE)として、V35型スカイラインやZ33型フェアレディZの開発に携わった実績を持つ、日産を代表するエンジニアです。2003年12月には日産社長(当時)カルロス・ゴーン氏からGT-R開発・販売の全権を委任され、「ミスターGT-R」としてR35型の開発を率いました。

一方でZ34型については、自動車専門メディアの解説記事において「GT-R(R35)は日産のエンジニアの中でも特に選抜されたメンバーのみで構成される特別編成チームが開発したのに対し、Z34はスカイラインやフーガといった、FRプラットフォームを開発するライン設計部隊の手によって開発された」という記述があります。つまり、「GT-R兄弟」と呼ばれることもあるZ34ですが、R35 GT-Rとは開発体制そのものが異なる、というのが実態に近いようです。水野氏がZ33型までに築いた"Zらしさ"の設計思想が、その後のプラットフォーム開発部隊に引き継がれた一台、と捉えるのが実情に近いでしょう。

出典・参考:ベストカーWeb「GT-RとZ 日産が無理して2車種作り続ける狙いと事情」(Z34とR35 GT-Rの開発体制の違い)/水野和敏氏Wikipedia(Z33型・GT-R開発の経歴)。

デザイン面での"原点回帰"と、エンジン・シャシーでの徹底した「走りのための軽量化」。このふたつが噛み合って生まれたのが、Z34型フェアレディZという一台です。次の章では、その心臓部であるVQ37VHR型エンジンの詳細を見ていきましょう。

⚙️メカニズム

VQ37VHRとNISMO|"最後のNAエンジン"の系譜

ルーキールーキー
Z32はツインターボでしたよね。Z34は自然吸気(NA)に戻ったんですか?
ハマ学長ハマ学長
そこも"原点回帰"のひとつじゃな。Z34はVQ37VHR型という3.7L・V6のNAエンジンじゃ。過給機に頼らず、高回転まで気持ちよく吹け上がる自然吸気らしさで勝負しとる。

Z34型に搭載されるパワーユニットは、バルブの作動角とリフト量を連動させて可変とするVVEL(可変バルブイベント・リフト機構)を備えたVQ37VHR型・3.7L V型6気筒NAエンジンです。最高出力336PS/7,000rpm、最大トルク37.2kgfm/5,200rpmを発揮します。Z33型のVQ35HR型(3.5L)をベースに排気量を拡大した進化版で、過給機を持たないぶん、高回転域まで途切れなく吹け上がるNAらしい伸びやかさが持ち味です。

トランスミッションは6速AT・6速MTから選択可能。MTモデルには、シフトチェンジの際にエンジン回転数を自動で最適制御する「シンクロレブコントロール」機構が搭載され、ヒール&トゥ操作をしなくてもスムーズなシフトダウンができる、当時としては世界初とされる機能でした。マニュアルモード時には世界トップクラスとされる変速スピードを実現するなど、駆け引きなしに「操る楽しさ」へ振り切った設計です。

足回りは、フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスペンション。ブレーキはフロント4ポッド・リア2ポッドのアルミ対向ピストンキャリパーによる4輪ディスクで、コントロール性の高さを徹底的に煮詰めた仕様です。歴代フェアレディZの中でも「最も走りにこだわって開発されたクルマ」と評されることの多い一台です。

出典・参考:日産自動車「フェアレディZ [Z] スポーツ&スペシャリティ」スペックページ(VQ37VHR型エンジン諸元・シンクロレブコントロール・足回り仕様)。

ルーキールーキー
NISMOモデルもあったんですよね?
ハマ学長ハマ学長
2009年6月に「Version NISMO」が追加された。2013年6月には正式に「フェアレディZ NISMO」としてカタログモデルに昇格しとる。専用エアロ・専用シート・強化された足回りで、より攻めた一台じゃ。

Z34型には、専用チューニングを施したNISMO仕様も設定されました。2009年6月に「Version NISMO」として追加され、2013年6月には正式に「フェアレディZ NISMO」としてカタログモデルへ昇格。NISMO専用のRECARO製スポーツシート、ブラックとNISMOカラーの赤を効かせた専用インテリア、専用エアロパーツによる空力性能の向上、そして足回り・ボディ剛性の強化が図られています。最高出力はグレード・時期によって333〜355PS程度の幅があり(初期のVersion NISMOと後期のNISMOカタログモデルで数値が異なるため)、最新スペックは日産の公式資料での確認をおすすめします。

モデルライフの中では、2012年7月にフロントバンパーのデザイン変更、2014年7月にサスペンション調整とブレーキ強化、2017年7月にエクステリアの一部変更と、コンスタントに手が入れられ続けました。国内では2020年モデルをもって販売終了となり、2022年からは型式を継承した7代目「RZ34型」へとバトンタッチしています。2008年から2020年まで、実に12年という歴代Zでも最長級の生産期間を全うした一台です。

出典・参考:日産・フェアレディZ Z34 Wikipedia(NISMO仕様の変遷・マイナーチェンジ履歴・生産終了時期)。

また、Z34型は北米市場では「フェアレディZ」ではなく「370Z」という名前で販売されました。英語圏では「Fair Lady」という語感が車名として馴染みにくいとされ、240Z・280Z・300ZX・350Zと続いてきた「排気量にちなんだ数字ネーミング」の伝統を踏襲したものです。2008年11月19日のロサンゼルスオートショーで発表され、以降は北米はもちろん世界各国で「370Z」の名で親しまれてきました。日本国内向けの「フェアレディZ」と、海外向けの「370Z」。同じ車が、市場ごとに違う顔(名前)を持っているのも、Z34型の面白いところです。

出典・参考:Motor-Fan「日産『370Z』が米国ロサンゼルスショー2008でデビュー!日本名はZ34型フェアレディZ」(発表日・命名の経緯)。

💰中古相場

Z34は今いくら?グレード・年式で変わる中古相場

ルーキールーキー
Z34って、今から中古で狙うとしたらどのくらいの予算がいるんですか?
ハマ学長ハマ学長
幅がかなり広いぞ。年式・走行距離・NISMOかどうかで大きく変わる。まずは相場のレンジをざっくり押さえておこう。

Z34型フェアレディZは2008年から2020年まで12年にわたり販売されたロングセラーモデルということもあり、中古車市場での価格帯もかなり幅があります。各種中古車ポータル・買取サイトの情報を総合すると、買取参考価格帯はおおむね20万円台〜480万円程度とされ、平均的なリセール感覚としては200万〜350万円程度という紹介も見られます。

傾向としては、同じ年式・グレードであればMT(マニュアル)の方がAT(オートマ)より高値で取引されやすく、限定モデルやNISMO仕様はベーシックグレードより高額査定が期待できるとされています。前期型(2008〜2012年)か後期型(2017年以降)か、走行距離、修復歴の有無、社外パーツの装着状況などによっても評価は大きく変わります。歴史ある国産スポーツカーであり、海外でも「370Z/Nissan Z」として高い人気を維持していることが、相場の下支え要因になっていると分析されています。

※上記は複数の中古車ポータル・買取サイトの一般的な傾向をまとめたものです。実際の価格は個体の状態・時期・地域によって大きく変動します。最新の相場は各中古車販売店・買取サイトで直接ご確認ください。

出典・参考:車選びドットコム買取・グーネット買取・価格.com(フェアレディZ買取相場情報、複数サイトの傾向を統合)。

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🎮GT7の基本

グランツーリスモ7のフェアレディZ(Z34)|スペックと入手方法

排気量を拡大しつつホイールベースは短縮。走りに徹した6代目Z
ルーキールーキー
GT7で乗るとしたら、いくらくらいで買えるんですか?
ハマ学長ハマ学長
実車よりはずっと手軽じゃ。ブランドセントラルか中古車から4万Cr台で買える。GT7を始めたばかりでも十分手が届く一台じゃぞ。

グランツーリスモ7には、「Nissan Fairlady Z (Z34) '08」という正式表記で収録されています。エンジン型式表記は「VQ37VHR-Fairlady」で、実車のNAエンジンをそのまま反映した名称です。

  • PP値:516.03(パワー331HP・重量3,373lbs=約1,530kg)
  • 駆動方式:FR(後輪駆動)
  • ゲーム内価格:約43,750Cr
  • 入手方法:ブランドセントラル、中古車、ルーレット(メニューブック報酬に含まれる場合あり)

実車の最高出力336PSに対し、ゲーム内表記は331HPと近い数値で再現されています。PP516程度は、GT7の中では中堅どころのパワーレンジ。ブランドセントラルか中古車ディーラーで購入できるため、GT7を始めたばかりの人でも比較的早い段階で手に入れやすい一台です。なお、GT-R GT500 '08の「VK45DE-GT-R」型エンジンに換装すると出力を331HPから527HPまで引き上げられるという情報もありますが、これはエンジンスワップという特殊なカスタムの話であり、ノーマル状態のZ34型が備える"軽量NAならではの気持ちよさ"を楽しむのが、この記事としてはまずおすすめです。

重量3,373lbs(約1,530kg)というのは、GT7に収録されている現行スポーツカーの中では標準的な範囲。過給機がないぶん扱いやすい特性のNAエンジンと合わせて、初めてFR車のパワースライドを試すのにも向いた一台と言えます。

出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース・PP値516.03、ゲーム内価格約43,750Cr、入手方法)。

※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。

🕹️ハンコン

ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド

ルーキールーキー
コントローラーでも楽しいですけど、もっと本格的に乗る方法ってあります?
ハマ学長ハマ学長
ハンコンじゃ。NAエンジンの伸びやかな吹け上がりと、軽量ボディの身のこなしが、ハンドルを握ると一気に伝わってくるぞ。

GT7でZ34型をさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽量ボディ+336PS級NAエンジンを操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を"実車感覚"で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。

<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる

GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、"自分でハンドルを握る"運転体験に。

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<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる

ここから先は"より実車に近づく"ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。

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※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。

📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も"快適"に

GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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⚖️コスパ比較

実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較

ルーキールーキー
実車とゲーム、ぶっちゃけ、どっちが現実的なんですか?
ハマ学長ハマ学長
維持費を考えるとな。実車のZ34は既に旧車の域に入りつつあるスポーツカーじゃ。ゲームなら、その心配なしで"軽量NAを操る楽しさ"だけ味わえるんじゃ。

① 実車Z34を所有・維持する費用

ルーキールーキー
2008年デビューだと、もう18年前の車になりますよね…維持費、心配です。
ハマ学長ハマ学長
初期型はもう13年落ちを超えて自動車税が重課になる年式じゃ。3.7L級のスポーツカーということもあって、任意保険や燃料代も相応にかかると見ておいた方がいい。

Z34型は2008年デビューの車種で、前期型は既に新車登録から13年を超え、自動車税の重課対象になっています。3.7L・336PS級のスポーツカーということもあり、維持費は同クラスの国産スポーツカーの中でも標準〜やや高めの水準です。
年間の目安はこのくらいです。

項目年間の目安
自動車税(3.7L級・13年超は重課)約58,600円(重課適用時。新規定は年式で変動)
任意保険(スポーツカー料率)約8〜18万円
車検(2年分を1年換算)約6〜15万円
整備・消耗品(タイヤ・ブレーキ等)約10〜30万円
駐車場(地域差あり)約6〜30万円
燃料代(V6・3.7Lの燃費水準)約15〜25万円
年間合計(目安)約64〜177万円

さらに、購入費が20万円台〜480万円程度(前章の中古相場・年式やNISMO有無で変動)かかります。

② GT7で"実車感覚"を味わう機材コスト

ルーキールーキー
ゲームの機材も、けっこう高いのでは?
ハマ学長ハマ学長
一式そろえても、実車の年間維持費よりずっと安い。しかも買い切りで、あとはほぼタダよ。

一方、GT7でZ34型を「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。

機材価格の目安
PS5本体約6.6〜8万円
グランツーリスモ7(ソフト)約6,000〜9,000円
ハンドルコントローラー(エントリー)約2.5〜4万円
レーシングコックピット(任意)約2〜5万円
PS VR2(任意・没入感アップ)約7.5万円
一式(目安)初期 約10〜25万円+以降ほぼ0

③ コスパ比較の結論

ルーキールーキー
こう並べると、ゲームのコスパが分かりやすいですね!
ハマ学長ハマ学長
そうじゃろう。実車を買う踏ん切りがつかんでも、ゲームなら誰でも今すぐ"原点回帰の一台"のステアリングを握れる。まずはハンコンから始めるのがおすすめじゃ。
結論:ゲームは「実車1年分の維持費以下」で一式そろう
  • 実車:初期 20万円台〜480万円程度 + 毎年 64〜177万円
  • ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0

ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、336PSのNAエンジンが生み出す伸びやかな加速と、短縮ホイールベースによる軽快なハンドリングまで、かなり実車に近い感覚で走れます。

「いつか実車のZ34を」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく"実車感覚"に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。

🚗実車に触れる

実車のZ34に触れる|レンタカー・ミーティング

「いきなり所有は難しいけど、乗ってみたい」という人には、レンタカーやカーシェアという選択肢があります。Z34型は国産スポーツカーの中でも比較的レンタル網が広く、意外と気軽に運転席へ座れる一台です。

ルーキールーキー
スポーツカーって、レンタルするの難しそうなイメージですけど…
ハマ学長ハマ学長
Z34は、日産レンタカーの一部店舗でも借りられる。ノートやエクストレイルと同じ感覚で、気軽にスポーツカーを試せる時代になったんじゃよ。

🔑 借りて乗る|日産レンタカー・スポーツカー専門店

日産レンタカーでは、東京都内の一部店舗・愛知県の一部店舗でフェアレディZの取り扱いがあり、日常使いの車と同じ感覚で借りられる手軽さが魅力です。よりスポーティな仕様を試したい場合は、スポーツカー・オープンカー専門のレンタカー会社(例:おもしろレンタカー)でNISMO仕様の6速MTモデルなど、グレードにこだわった車両を取り扱っているケースもあります。カーシェアサービスでも取り扱いがあるため、まずは短時間から試してみるのもおすすめです。

出典・参考:日産レンタカー公式(車両一覧)/おもしろレンタカー公式(フェアレディZ NISMO取扱情報)。※取扱車両・店舗・料金は変動します。最新は各社公式でご確認ください。

🏁 集まる・見る|世界最大級「オールフェアレディZミーティング」

実車のZ34に触れる機会として特に規模が大きいのが、毎年富士スピードウェイで開催される「オールフェアレディZミーティング」です。2009年から続くこのイベントは「世界最大のZミーティング」を謳い、初代S30型から最新のRZ34型まで歴代フェアレディZが一堂に会します。2025年開催時には1,700台超のZと2,000人以上の参加者が集結したと報じられており、Z34型・NISMO仕様も車種別グループに分かれて本コースでの体験走行に参加できる内容になっています。地元でZ34型の実車をじっくり見てみたいという人には、こうした全国規模のオーナーズミーティングも狙い目です。

出典・参考:Car Watch「DUNLOPオールフェアレディZミーティング@富士スピードウェイ2025」(参加台数・イベント内容)/AUTOCAR JAPAN「オールフェアレディZミーティング2026」レポート。※開催有無・参加条件は年によって変動します。最新は主催者公式でご確認ください。

ルーキールーキー
全国規模のイベント以外にも、普段から集まっているオーナーさんたちっているんですか?
ハマ学長ハマ学長
オーナーズクラブがあるぞ。ワンメイクで長く続いとる団体もあるから、地域のミーティングに顔を出せば実車に触れるチャンスが広がるはずじゃ。

🤝 オーナーズクラブという選択肢

フェアレディZシリーズには、歴代モデルを横断して集うオーナーズクラブがいくつも存在します。代表的なものが「DSCC(ダットサン・スポーツ・カー・クラブ・オブ・ジャパン)」で、SP&SR・S30・S130・Z31・Z32・Z33・Z34・RZ34という歴代フェアレディシリーズのオーナーが集まるワンメイククラブとして、横浜に本部を置き全国に支部を展開しています。「Z PROJECT TOKYO」のような地域密着型のオーナーズクラブも活動しており、Z34型オーナーが情報交換やミーティングを通じて実車のリアルな声に触れられる場になっています。中古車購入を検討している人にとっても、こうしたコミュニティは整備工場・パーツ情報の相談先として心強い存在です。

出典・参考:カー・アンド・ドライバーonline「DSCC(ダットサン・スポーツ・カー・クラブオブジャパン)/日産フェアレディZオーナーズクラブ」紹介記事。※活動内容・支部所在地は変動します。最新は各クラブ公式でご確認ください。

📸見て楽しむ

Z34を見て楽しむ|映画・NAエンジンの評価・グッズ

ルーキールーキー
Z34って、映画にも出てたりするんですか?
ハマ学長ハマ学長
ワイルド・スピードシリーズに出とるぞ。ジゼルが運転するシルバー×ブラックの370Zは、シリーズファンにはおなじみの一台じゃ。

🎬 映画での登場|ワイルド・スピード MEGA MAX(Fast Five)のジゼル

Z34型は北米名「370Z」として、映画『ワイルド・スピード MEGA MAX(原題:Fast Five、2011年)』に登場しています。物語の中でチームがピンクスリップレース(勝った方が相手の車をもらえるレース)で手に入れたシルバー×ブラックの2009年型370Zを、ガル・ガドット演じるジゼル・ヤシャーが運転。倉庫での練習走行シーンで、ハン(サン・カン)を感心させる印象的な登場を果たしています。ワイルド・スピードシリーズは日産のZ系スポーツカーと縁が深く、Z34型もその系譜に連なる一台です。

出典・参考:The Fast and the Furious Wiki(2009 Nissan 370Z・Fast Five登場車両情報)/Screen Rant「Fast & Furious: Every Car Driven By Gisele In The Movies」。

ルーキールーキー
湾岸ミッドナイトの「悪魔のZ」もフェアレディZですよね?あれもZ34なんですか?
ハマ学長ハマ学長
そこは混同注意じゃ。「悪魔のZ」は初代S30型フェアレディZ。Z34とは全くの別物じゃから、そこは正確に押さえておこう。

ここは誤解が生まれやすいポイントとして触れておきます。漫画『湾岸ミッドナイト』に登場する主人公・朝倉アキオの愛車「悪魔のZ」は、初代S30型フェアレディZ(1969年〜)です。Z34型とは世代が大きく異なる別のクルマなので、混同しないよう注意してください。Z34型自体が湾岸ミッドナイトの主要キャラクターとして大きく描かれた記録は確認できていないため、ここでは深追いせず事実の整理にとどめます。

🌟 "最後のNAエンジン"としての評価

Z34型は、専門メディアの特集企画で「最後のNAエンジン?!」というキャッチコピーとともに取り上げられたことがあります。自動車ジャーナリストの藤木由貴氏と工藤貴宏氏が、新型フェアレディZ(RZ34型・3.0L V6ツインターボ)の登場を前に、Z34型のVQ37VHR型NAエンジンを改めて徹底解説する企画で、過給機のない自然吸気エンジンならではの吹け上がりの気持ちよさが、後継のダウンサイジングターボ化と対比する形であらためて評価されました。「原点回帰」で生まれたNAエンジンが、皮肉にも国産スポーツカーの中でも希少な存在になっていったという時代の変化を象徴するエピソードです。

出典・参考:CARPRIME公式YouTubeチャンネル「【最後のNAエンジン?!】フェアレディZ Z34 を 新型 フェアレディZ が登場する前に、藤木由貴と工藤貴宏が徹底解説!!」。

🎁 モデルカー(プラモデル・ミニカー)

タミヤからは1/24スケールの「NISSAN フェアレディZ(Z34)」(品番No.24315)が発売されており、3.7L V6・336PSの実車を精密に再現したプラモデルとして人気があります。後継のRZ34型モデル(品番No.24363)や「Heritage edition」(1977年の280Z特別仕様「ZZZap」のレーシングストライプを再現)など、Zシリーズはタミヤのラインナップの中でも継続的に展開されているシリーズです。

出典・参考:タミヤ公式サイト(1/24 NISSAN フェアレディZ(Z34)品番No.24315の製品情報)。

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📖 書籍|もっと深く知りたい人へ

後継のRZ34型については「RZ34 フェアレディZ PERFECT BOOK」(CARTOP MOOK・GT-R MAGAZINE編集部)のようなムック本が発売されており、S30型からRZ34型までの系譜が紹介される中でZ34型についても触れられています。Z34型単体を主役にした専門ムックは確認できていませんが、当時の自動車雑誌のバックナンバーや、日産の公式ヒストリーページでも詳しい解説が読めます。

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FAQ

フェアレディZ(Z34)のよくある質問

Q. フェアレディZ(Z34型)とは、どんな車ですか?
A. 2008年12月に発売された6代目フェアレディZです。先代Z33型からホイールベースを100mm短縮し、3.7L V型6気筒NA・VQ37VHR型エンジン(最高出力336PS)を搭載。「走りに徹する原点回帰」をテーマに開発され、北米では「370Z」の名で販売されました。

Q. Z34型のスペック(馬力・エンジン)は?
A. VQ37VHR型3.7L V型6気筒NAエンジンで、最高出力336PS/7,000rpm、最大トルク37.2kgfm/5,200rpmです。トランスミッションは6速MT(シンクロレブコントロール付き)と6速ATが選べます。NISMO仕様は最高出力333〜355PS程度(時期・資料により幅あり)まで引き上げられています。

Q. Z34の開発にGT-R(R35型)の水野和敏さんは関わっているのですか?
A. 水野和敏氏は先代Z33型(2002年)まではチーフビークルエンジニアとして関わった実績がありますが、GT-R(R35)は水野氏率いる特別編成チームが開発したのに対し、Z34型はスカイラインやフーガのFRプラットフォームを手がけるライン設計部隊が開発したという記録があります。「GT-Rと同じ体制で作られた」と断定はできない点にご注意ください。

Q. Z32(300ZX)やRZ34(現行型)との違いは何ですか?
A. Z32型(1989年〜)はツインターボ+スーパーHICASのハイテク路線、RZ34型(2022年〜・現行)は3.0L V6ツインターボのネオレトロデザインです。Z34型はその中間にあたる世代で、ツインターボから一転して軽量なNAエンジン・シンプルな走りに回帰した点が最大の特徴です。

Q. Z34型の中古相場はいくらですか?
A. 買取参考価格帯はおおむね20万円台〜480万円程度、平均的なリセール感覚は200万〜350万円程度とされています。MTの方がATより高値傾向、NISMO仕様は特にプレミアがつきやすい傾向です。状態・年式・地域で大きく変わるため、最新は各中古車ポータル・買取サイトでご確認ください。

Q. グランツーリスモ7でZ34型に乗れますか?
A. 乗れます。「Nissan Fairlady Z (Z34) '08」として収録されており、ブランドセントラルまたは中古車で約43,750Crで購入できます(PP516.03・331HP・FR)。価格・入手条件はアップデートで変動するため、最新はゲーム内でご確認ください。

📝まとめ

Z34は「軽量NAへの原点回帰」を果たした6代目Z

フェアレディZ(Z34型)は、先代Z33型が築いたハイテク・高性能路線から一転、ホイールベース短縮・アルミ軽量化・NAエンジンへの回帰という"原点回帰"を掲げて生まれた6代目Zです。VQ37VHR型3.7L V6・336PSのNAエンジンは、後継のダウンサイジングターボ時代が来たいまだからこそ「最後のNAエンジン」として再評価される存在になりました。北米では「370Z」として親しまれ、2008年から2020年まで12年という歴代Z屈指のロングセラーを全うしています。

実車は既に旧車の域に入りつつあり、維持費・購入費とも相応の覚悟が必要ですが、グランツーリスモ7なら「Nissan Fairlady Z (Z34) '08」としてそのまま収録されており、約43,750Crという手頃な価格ですぐに"原点回帰の一台"のステアリングを握れます。実車に触れるなら日産レンタカーやスポーツカー専門レンタカー、見て楽しむなら富士スピードウェイの「オールフェアレディZミーティング」やワイルド・スピードでのジゼルの活躍も見どころです。

ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、Z34型は"軽さと気持ちよさ"を今に伝える一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。

歴代フェアレディZもチェック|Zの系譜




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