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フォードGT(2004〜2006年生産)とは、フォード・モーター・カンパニーが創業100周年を記念して甦らせた、伝説のレーシングカー「GT40」への直系オマージュとなるスーパーカーです。1966年から1969年までル・マン24時間レースを4年連続制覇したGT40の姿とスピリットを、現代の技術で再現。ミッドシップに積む5.4L スーパーチャージドV8(550PS)と6速MTのみという潔い構成で、0-100km/h約3.3秒・最高速度約330km/hという性能をストリートに解き放ちました。開発には、GT40を生んだ立役者キャロル・シェルビーも性能面のコンサルタントとして関わっています。
この記事では、フォードGTの誕生秘話・GT40との関係・スペックと中古相場から、GT7での乗り方、そしてグランツーリスモの生みの親も惚れ込んだカルチャーまで、まるごと解説します。
目次
- 1 フォードGTとは|創業100周年に甦った伝説のオマージュ
- 2 なぜ「GT40」ではなく「GT」なのか|4,000万ドルの商標問題
- 3 GT40誕生の原点|フォードとフェラーリの確執
- 4 フォードGTのスペック|550PS・6速MTのみの潔さ
- 5 「'06」は何が違う?最終熟成モデルとしての2006年型
- 6 フォードGTは今いくら?高騰を続ける“新品同様の資産”
- 7 グランツーリスモ7のフォードGT '06|スペックと入手方法
- 8 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 9 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 10 実車のフォードGTに触れる|展示・イベント
- 11 フォードGTを見て楽しむ|著名人・映画・グッズ
- 12 フォードGTのよくある質問
- 13 フォードGTは「創業100周年」が生んだ本物のオマージュ
- 14 同時代のスーパーカーもチェック
フォードGTとは|創業100周年に甦った伝説のオマージュ
フォードGTの物語は、1960年代に遡ります。かのル・マン24時間レースで1966年に1位から3位を独占し、1969年まで4年連続で優勝するという偉業を成し遂げた伝説のレーシングマシンが「GT40」でした。フォードは2003年の創業100周年を迎えるにあたり、過去の「ヘリテージ」を現代に復活させる企画の一環として、このGT40の姿とスピリットを甦らせた新型スーパーカーを構想します。コンセプトモデルの発表は2002年のデトロイトショー(北米国際オートショー)。正式デビューは2004年のデトロイトショーで、市販は2004年秋(2005年モデルイヤー)から始まりました。
デザインを主導したのは、フォードの「Living Legends(伝説の再生)」スタジオを率いていたカミロ・パルド。J・メイズの指導のもと、GT40のシルエットを現代に蘇らせました。エンジニアリング面ではニール・レスラーが開発を統括。そして、GT40を生んだ立役者であるキャロル・シェルビー本人が、性能面のコンサルタントとして開発に関わったことも見逃せないポイントです。「見た目だけでなく、走りも正しくあるように」。シェルビーはそう助言したと伝えられています。
本記事のタイトルにある「'06」は、2006年モデルイヤーを指します。フォードGTは2004年秋から2006年まで生産され、2006年モデルは新色の追加やディテールの熟成が加えられた、いわば最も完成度の高い最終年度モデルにあたります(詳細は後述)。
出典・参考:Ford GT - Wikipedia/Carroll Shelby - Wikipedia/Moto Gallery「2005-2006 Ford GT: A Modern Classic Supercar」(コンセプト発表・正式デビュー時期、デザイン担当カミロ・パルド、シェルビーのコンサルタント参加)。
※本記事が扱う「フォードGT」は2004〜2006年に生産された初代モデルです。1960年代のオリジナル「GT40」、および2016年以降生産の2代目GT(ル・マン参戦モデル)とは別の車として扱います。詳しくは次章・後章で解説します。
なぜ「GT40」ではなく「GT」なのか|4,000万ドルの商標問題
フォードは新型スーパーカーに、当然のように「GT40」の名を復活させようとしていました。ところが、フォードは数十年前に「GT40」という名称の商標登録を怠っており、この名前はすでに別の会社が保有していたのです。GT40のレプリカ製造を1981年から手がけていたSafir Engineering社が、1985年に自社製品を他のレプリカと区別するため「GT40」を商標登録。1999年にはこの商標が、GT40の補修部品を扱うSafir GT40 Spares社へと譲渡されていました。
2002年、フォードはこのSafir GT40 Spares社に商標権の譲渡を打診します。しかし相手が提示した金額は、伝えられるところによると4,000万ドル(当時のレートで数十億円規模)という法外なもの。フォードはこの金額を支払うことをよしとせず、「40」を落として単に「GT」と呼ぶことを2002年10月に発表しました。これが、今日まで続く「フォードGT」という車名の由来です。
ちなみに、オリジナルのGT40という名前自体、「車高40インチ(約1,016mm)」という規定値に由来しています。当時のル・マン参戦車両は、屋根の高さに関する規定をクリアするため、極限まで車高を低く抑える必要があったのです。新型GTは、このGT40の低く構えたプロポーションを可能な限り再現しようとしながらも、現代の安全基準・550馬力に耐えるシャシーを収める必要から、車高は44.3インチ(約1,125mm)とGT40よりわずかに大きい程度に抑えられました(全長182.8インチ/全幅76.9インチ)。「GT40よりわずかに大きいだけ」という設計目標そのものが、当時のフォードのこだわりを物語っています。
出典・参考:Ford Authority「The Ford GT Was Originally Supposed To Be Called The GT40」(Safir GT40 Sparesの商標保有・4,000万ドル要求の経緯)/GT40s.comフォーラム(商標譲渡の背景)/Ford GT - Wikipedia(車高・寸法データ)。※要求額「4,000万ドル」は複数の海外メディア・フォーラムで伝えられている逸話であり、フォード公式が金額を正式発表したものではない点にご留意ください。
GT40誕生の原点|フォードとフェラーリの確執
1963年、フォードの副社長リー・アイアコッカは、経営難に陥っていたフェラーリの買収をヘンリー・フォード2世に提案します。交渉は一時まとまりかけますが、フェラーリ創業者エンツォ・フェラーリは、この話をあくまで「駆け引きの材料」として利用。フィアットとの間で、レーシングチーム(スクーデリア・フェラーリ)の主導権を自身が握ったまま資本提携を結ぶ好条件を引き出し、フォードとの交渉を土壇場で破談にしました。
プライドを傷つけられたヘンリー・フォード2世は、交渉を担当した部下に「ル・マンへ行き、奴(エンツォ・フェラーリ)をぶちのめせ」と命じたと伝えられています。この一言から、フォードのレーシング部門は、当時ル・マンで無敵を誇っていたフェラーリを打ち倒すためだけに、専用マシンの開発をスタートさせました。招聘されたのが、1959年のル・マン優勝ドライバーであり、後に自身のブランドを興すキャロル・シェルビーです。
そして1966年のル・マン24時間レース。スタンドで見守るヘンリー・フォード2世の前で、GT40のMk IIが総合優勝を果たします。1位から3位までをGT40が独占する1-2-3フィニッシュ。それは、フェラーリが誇っていた1960年から1965年までの6年連続優勝に終止符を打つ、劇的な瞬間でした。GT40はその後も勢いを止めず、1969年まで4年連続でル・マンを制覇し続けます。
この因縁の物語は、2019年公開の映画「フォードvsフェラーリ」(原題:Ford v Ferrari)で描かれ、日本でも大きな話題となりました。マット・デイモン演じるキャロル・シェルビーと、クリスチャン・ベール演じるドライバーのケン・マイルズが、フェラーリという巨大な壁に挑む姿を描いた作品です。フォードGT(2004〜2006年)は、まさにこのGT40の物語を、創業100周年という節目に現代へ蘇らせたモデルなのです。
出典・参考:Ford v Ferrari - Wikipedia(フェラーリ買収交渉の破談・ヘンリー・フォード2世の発言・映画情報)/HowStuffWorks「Ridiculous History: Ford GT40 Was Created Out of Spite to Beat Ferrari」(1966年の1-2-3フィニッシュ、フェラーリの6年連続優勝を止めた経緯)。
※本記事の対象である2004〜2006年生産のフォードGTは、あくまで市販ロードカーです。GT40のようなル・マン参戦実績はこの初代GTにはありません(後述の「GT7でのフォードGT」章で改めて整理します)。
フォードGTのスペック|550PS・6速MTのみの潔さ
フォードGTのミッドシップに縦置きで搭載されるのは、スーパーチャージャー付き5.4L V8 DOHCエンジン。過給器にはリショルム式ツインスクリュースーパーチャージャーとドライサンプ式オイルシステムを採用し、最高出力550PS、大きなトルクを発生させます。トランスミッションは、当時流行しつつあった2ペダルのセミAT(例えばフェラーリのFシステム等)ではなく、あえてオーソドックスな3ペダルの6速MTのみという構成に振り切られています。0-100km/h到達タイムは約3.3秒、最高速度は約330km/hに達しました。
これらの数値からもわかるように、フォードは姿かたちだけでなく、性能面でもGT40並みを再現しようとしました。GT40の開発を手がけたキャロル・シェルビー自身がコンサルタントとして関わったことは、単なる話題づくりではなく、この「性能もホンモノに」という開発思想を裏付けるものだったと言えるでしょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・通称 | フォードGT(初代・2004〜2006年生産)。本記事は2006年モデルイヤー「'06」 |
| コンセプト発表 | 2002年デトロイトショー |
| 正式デビュー・生産開始 | 2004年デトロイトショーでデビュー/2004年秋より生産開始(2005年モデルイヤー〜) |
| 生産期間・台数 | 2004〜2006年、合計4,038台(2004年約550台・2005年約1,900台・2006年約1,600台) |
| エンジン | 5.4L V8 DOHC(スーパーチャージャー付き・ミッドシップ縦置き) |
| 過給機 | リショルム式ツインスクリュースーパーチャージャー+ドライサンプ |
| 最高出力 | 550PS |
| トランスミッション | 6速MT(3ペダル)のみ |
| 0-100km/h | 約3.3秒 |
| 最高速度 | 約330km/h |
| 全長・全幅・全高 | 約4,644mm/約1,954mm/約1,125mm(GT40比+約109mm) |
| 乗車定員 | 2名 |
| 組立 | Mayflower Vehicle Systems(オハイオ州)でシャシー組立→Saleen Special Vehicles(ミシガン州)で塗装・最終組立 |
出典・参考:Ford GT - Wikipedia(エンジン・生産台数・組立工程)/Moto Gallery「2005-2006 Ford GT」(0-100km/h・最高速度)。
フォードGTのボディカラーは、フロントからリアまでを貫く2本の太いストライプ(ペイントレーシングストライプ)を纏った個体が多く、これは当時オプション設定(約5,400ドル)でした。ただし、ごくわずかにストライプレス仕様も存在します。中でも著名なのが、俳優ポール・ウォーカーが所有していた「マークIVレッド・ストライプレス仕様」で、全体でわずか14台という希少な組み合わせでした(詳細は後述のカルチャー章で解説)。
「'06」は何が違う?最終熟成モデルとしての2006年型
フォードGTの生産最終年度となる2006年モデルには、いくつかの注目すべき変更が加えられました。最大のトピックは、ヘリテージ・ブルー・リバリー、通称「ガルフオイル・リバリー」と呼ばれる、水色にオレンジのストライプを纏った特別塗装が、約13,000ドルのオプションとして初めて設定されたことです。このカラーリングは、1968年・1969年にル・マンを制したGT40 Mk Iの、あの象徴的なガルフオイル・カラーへのオマージュでした。343台がこのオプションを選択し、現在では「ヘリテージ・エディション」と呼ばれる特別な存在として、中古市場でも高いプレミアムがついています。
ボディカラーには新色「タングステングレー」(ガンメタリック)も追加され、541台がこの色を選びました。細部では、エンジンオイルリザーバーを固定するブラケットの仕上げがシルバーからブラックへ変更されたほか、クラムシェル(ボンネットからリアハッチまで一体化した大型パネル)の接合部を覆う塗装済みクリップが廃止されるなど、生産を重ねるごとに培われた改良が随所に盛り込まれています。初期モデルからの改良を含めると、ラジエーター前面のスクリーン廃止(冷却性能向上)、トランスアクスルオイルポンプホースの金属パイプから可撓性ステンレスホースへの変更、クラムシェル開閉機構へのヘルパースプリング追加なども積み重ねられてきました。
つまり「'06」=2006年モデルは、単なる最終ロットではなく、生産2年間で磨き上げられた完成度の高いフォードGTと捉えることができます。中古市場でヘリテージ・エディションのプレミアムが際立って高いのも、こうした「最終熟成型ならではの特別な仕様」という背景があるからです。
出典・参考:Hagerty Media「Your handy 2005-06 Ford GT buyer's guide」(ヘリテージ・ブルー・リバリー343台・タングステングレー541台・細部変更点)/Supercar Nostalgia「Ford GT 05MY & 06MY Guide」(初期モデルからの改良点)。
フォードGTは今いくら?高騰を続ける“新品同様の資産”
フォードGTの新車価格は、米国で約15万ドルでした。ただし、発売当初から常に大きなプレミアムがついており、正規価格そのままで手に入れることは難しい人気ぶりだったと伝えられています。日本国内には正規輸入されなかったため(フォードの日本市場からの撤退時期と重なったこともあり)、国内にある個体は個別輸入・並行輸入によるものが中心です。
現在の中古相場は、通常モデルで2026年の直近成約例を見ると約39.8万〜61.6万ドル(Bring a Trailer・Mecumオークション)というレンジで取引されています。リーマンショック時(2008年)にやや値を下げた時期もありましたが、それ以降は大きな下落を経験することなく、直近5年は特に強含みで推移しています。
中でも突出しているのが、前章で触れたヘリテージ・エディション(ガルフオイル・リバリー、343台限定)です。平均成約価格は約68.8万ドルとされ、2026年1月17日には2006年型ヘリテージ・エディションが132万ドルで成約したという記録もあります。新車価格の約8〜9倍という水準であり、生産終了から20年ほどが経過してなお、"買った時より高く売れる"という珍しいポジションを保ち続けています。
- 米国相場(通常モデル):2026年の直近成約例で約39.8万〜61.6万ドル(Bring a Trailer・Mecum)
- ヘリテージ・エディション(343台限定):平均約68.8万ドル、2026年1月には132万ドルの成約例も
- 当時の新車価格:米国で約15万ドル(発売当初から常にプレミアム付き)
- 総評:リーマンショック時も大きく崩れず、直近5年は特に強含み。ヘリテージ・エディションは別格の高騰
出典・参考:Hagerty Media「America's Supercar: 2005-06 Ford GT Values Stand Strong」(相場推移・ヘリテージ・エディションの平均価格・132万ドル成約例)/Hagerty Valuation Tools(査定データ)。
※相場は時期・状態・走行距離・個体のヒストリーで大きく変わります。オークション結果は個体差が非常に大きいため、あくまで参考としてご覧ください。最新の価格・在庫は各中古車ポータル・オークションハウスで必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のフォードGTに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車・スーパーカー市場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のフォードGT '06|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、本記事の主役である「Ford GT '06」という表記でこのモデルが収録されています。「'06」の表記どおり、2006年モデルイヤーの熟成された仕様がベースです。
- PP値:601(ストック状態・パワー550HP・重量3,199Lbs=約1,451kg)
- 駆動方式:MR(ミッドシップ・後輪駆動)+SC(スーパーチャージャー)
- ゲーム内価格:約460,000Cr
- 入手方法:ブランドセントラル(Ford)、中古車、または報酬(Reward)
実車同様、ミッドシップらしい前後重量配分の良さと、550馬力級のパワーを支える剛性感の高さが持ち味。GT40への直系オマージュというコンセプトどおり、低く構えたロングノーズのシルエットが、コーナリング時の安定感にもつながっているように感じられます。3ペダル6速MTという実車の潔さは、GT7のマニュアルシフト操作でも味わうことができます。
なお、GT7には2016年以降に生産された2代目フォードGT(ル・マン参戦モデル)が別途収録されている可能性があります。本記事が扱う「Ford GT '06」はあくまで初代(2004〜2006年生産)であり、実車としてもル・マン参戦実績はない市販ロードカーです。混同しないようご注意ください。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース)「Ford Ford GT '06」(PP値601・550HP・3,199Lbs・約460,000Cr・入手方法)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でフォードGTをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。ミッドシップ550馬力を操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
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浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
※料金・条件は変わります。
最新は公式でご確認ください。
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・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車フォードGTを所有・維持する費用
フォードGTは2004〜2006年生産の希少なミッドシップスーパーカーです。
維持費は一般的な旧車よりさらに高めになりがちです(専用部品の入手性、専門ショップでの整備が前提になること、高額な車両保険等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(大排気量・重課対象) | 約8〜11万円 |
| 任意保険(希少車・高額車両保険込み) | 約20〜40万円 |
| 車検(2年分を1年換算・専門ショップ前提) | 約15〜30万円 |
| 整備・部品(スーパーチャージャー・専用パーツ) | 約40〜100万円 |
| 駐車場・保管(防犯・屋内保管想定) | 約15〜60万円 |
| 燃料・消耗品(大排気量・大径タイヤ) | 約20〜35万円 |
| 年間合計(目安) | 約118〜276万円 |
さらに、購入費が約6,000万〜1億円超(前章の中古相場・現在レート換算)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でフォードGTを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 約6,000万〜1億円超 + 毎年 118〜276万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、550馬力を受け止めるミッドシップの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のフォードGTを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のフォードGTに触れる|展示・イベント
「4,038台しか生産されていないなら、本物を見る機会なんてないのでは」と思うかもしれませんが、展示やイベントで出会える機会は実はあります。フォード自身が「ヘリテージ」の象徴として大切に扱っている一台だからこそ、公式イベントでの露出も少なくありません。
🏛 フォードの公式ヘリテージとして|The Henry Ford博物館ほか
フォードGTは、GT40とセットでフォードのモータースポーツ・ヘリテージを象徴する存在として、自動車博物館や企業ヘリテージ企画で度々取り上げられます。オリジナルのGT40自体は、1966年ル・マン優勝車両がフォードの企業博物館「The Henry Ford」(ミシガン州ディアボーン)で保存・展示されており、フォードGT(2004〜2006年)もこの物語の"現代版"として、GT40と並べて紹介される機会が少なくありません。個別の常設展示については開催時期により変動するため、最新情報は各博物館・イベントの公式サイトでご確認ください。
🎪 スーパーカーコンクール・オークションでの展示
フォードGTは高値で取引される希少スーパーカーであるため、Bring a Trailer・Mecum・Hagertyといった主要オークションハウスの目玉として頻繁に登場します。特にヘリテージ・エディション(ガルフオイル・リバリー)は、その象徴的なカラーリングから、コンクール・デレガンス系のイベントでも注目を集めやすい一台です。
🔑 レンタル・オーナーズクラブ
フォードGTは希少性・高額性からレンタルサービスの対象になることは稀ですが、米国のフォードGTフォーラム「The Ford GT Forum」など、オーナー同士の情報交換が盛んなコミュニティが存在します。国内での試乗・見学機会は非常に限られるため、オーナーズミーティングやオークション会場での展示を通じて実車を確認する機会を探るのが現実的です。
出典・参考:The Henry Ford公式(フォードの企業ヘリテージ博物館)/The Ford GT Forum(オーナーコミュニティ)。※展示内容・レンタル可否は変動します。最新は各主催の公式でご確認ください。
フォードGTを見て楽しむ|著名人・映画・グッズ
🎮 グランツーリスモの生みの親も惚れ込む一台|山内一典氏
『グランツーリスモ』シリーズの生みの親であり、開発元ポリフォニー・デジタルの代表取締役を務める山内一典氏は、自身の愛車としてホンダS2000、日産フェアレディZ、ポルシェ911GT3、メルセデスSL55AMG、そしてフォードGT、日産GT-Rなどを挙げています。『グランツーリスモ5プロローグ』のプロモーション映像内では、山内氏が特に好きなカーデザインとしてフォードGTを挙げ、実生活で2台所有していると語ったことが知られています。フォードGTは『グランツーリスモ4』のパッケージ・オープニング映像にも起用されました。GT7というゲームの生みの親自身が惚れ込んだ一台が、この記事で紹介しているフォードGTなのです。
出典・参考:山内一典 - Wikipedia(愛車リスト・フォードGT2台所有・グランツーリスモ4起用の記述)/All About「オーナー訪問No.16 山内さんとフォードGT」(所有車紹介企画)。
🎬 著名人所有|ポール・ウォーカーの14台限定仕様
ワイルド・スピードシリーズ主演で知られる俳優ポール・ウォーカーは、2005年型フォードGTを所有していました。彼が乗っていたのは「マークIVレッド」カラーでストライプのない仕様。全体でわずか14台という希少な組み合わせでした。走行距離3,701マイル(約5,957km)というほぼ新車状態のこの個体は、後にBring a Trailer経由でオークションにかけられ、634,500ドルで成約しています。ウォーカーというプロヴェナンス(来歴)が、なお市場で強く評価されていることを示す結果となりました。
出典・参考:Autoblog「Paul Walker's 2005 Ford GT For Sale」(14台限定のマークIVレッド・ストライプレス仕様、走行距離3,701マイル)/Hotcars「One-of-14 Mark IV 2005 Ford GT Once Owned By Paul Walker」(634,500ドルでの成約)。
🎞 映画「フォードvsフェラーリ」(2019年)
フォードGT(本記事の主役である2004〜2006年モデル)自体が映画に登場するわけではありませんが、そのルーツであるGT40の物語を描いた「フォードvsフェラーリ」(原題:Ford v Ferrari、2019年公開)は、フォードGTを語るうえで欠かせない作品です。マット・デイモンがキャロル・シェルビーを、クリスチャン・ベールがドライバーのケン・マイルズを演じ、1966年ル・マンでのフェラーリ打倒までの道のりを描いています。フォードGT(2004〜2006年)は、この物語を「創業100周年」という節目に現代へ蘇らせた存在として位置づけられます。
出典・参考:Ford v Ferrari - Wikipedia(映画情報・キャスト)。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でフォードGTを楽しむなら、プラモデルが手に入りやすい選択肢です。定番はタミヤの1/24スケール「フォードGT」(品番24346)で、現行販売中のためTAMIYA SHOP ONLINE等で入手できます。タミヤからは完成品の「1/24 マスターワークコレクション フォードGT(グレイ)」(品番21167)も存在します。
※AUTOart等の1/18スケールミニカーについては、現行取扱いのある正規販売店を確認できなかったため、本記事では紹介を見送っています。
📖 書籍
フォードGTとGT40の関係についてもっと深掘りしたいなら、GT40誕生からフォードGTまでの歴史を扱ったムック本・専門誌の特集記事が参考になります。映画「フォードvsフェラーリ」の公開に合わせて刊行された関連書籍・ムックも、当時の背景を知るのに役立ちます。
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フォードGTのよくある質問
Q. フォードGT(2004〜2006年)とは、どんな車ですか?
A. フォードが創業100周年を記念して、1960年代の伝説的なレーシングカー「GT40」の姿とスピリットを甦らせたスーパーカーです。ミッドシップに5.4Lスーパーチャージドエンジン(550PS)を積み、6速MTのみという構成。開発にはGT40を生んだキャロル・シェルビーもコンサルタントとして関わりました。
Q. なぜ「GT40」ではなく「GT」という名前なのですか?
A. フォードが「GT40」の商標登録を怠っていたため、この名前は既にSafir GT40 Spares社が保有していました。フォードが商標譲渡を打診したところ、伝えられるところでは4,000万ドルという高額を要求されたため、「40」を落として「GT」という名前を採用しました。
Q. フォードGT(2004〜2006年)はGT40と同じ車ですか?
A. いいえ、別の車です。GT40は1960年代に実際にル・マンで4年連続優勝したオリジナルのレーシングカー。2004〜2006年のフォードGTは、その姿とスピリットを現代技術で再現した市販ロードカーで、ル・マンには参戦していません。車高もGT40の40インチよりわずかに大きい44.3インチです。
Q. フォードGTのスペック(馬力・0-100km/h)は?
A. 5.4L スーパーチャージドV8で最高出力550PS、0-100km/h到達タイムは約3.3秒、最高速度は約330km/hです。トランスミッションは6速MT(3ペダル)のみです。
Q. フォードGTの中古相場はいくらですか?
A. 通常モデルは2026年の直近成約例で約39.8万〜61.6万ドル程度です。ガルフオイル・リバリーを纏うヘリテージ・エディション(343台限定)は平均約68.8万ドルで、2026年1月には132万ドルという成約例もあります。状態・個体差で大きく変わるため、最新は各オークションハウスでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でフォードGT '06に乗れますか?
A. 乗れます。「Ford GT '06」として収録されており、ブランドセントラル(Ford)、中古車、または報酬(Reward)で入手できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
フォードGTは「創業100周年」が生んだ本物のオマージュ
フォードGT(2004〜2006年)は、1966年から4年連続でル・マンを制覇した伝説のGT40への直系オマージュとして、フォード創業100周年に甦った一台です。GT40よりわずかに大きい程度に抑えられた車体、キャロル・シェルビーが関わった550PSのスーパーチャージドV8、そして商標問題で「40」を落とさざるを得なかった逸話。どれも、この車をただの復刻版ではなく「本気のオマージュ」にしている要素です。
実車は2026年時点で新車価格の数倍に高騰し、特にガルフオイル・リバリーを纏うヘリテージ・エディションは132万ドルという成約例もあるほど。維持にも相応の覚悟が必要ですが、グランツーリスモ7なら「Ford GT '06」としてそのまま収録されており、維持費を気にせず"創業100周年マシン"のステアリングを握れます。見て楽しむなら、グランツーリスモの生みの親・山内一典氏が2台も所有しているというエピソードや、映画「フォードvsフェラーリ」が描くGT40誕生の物語も味わい深いポイントです。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、フォードGTは"伝説へのオマージュ"にふさわしい一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
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