
本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれています。
トヨタ セリカ GT-Four(ST205)とは、1994年2月に登場した6代目セリカのWRC(世界ラリー選手権)ベースモデルで、セリカとしては最後のGT-Fourです。搭載されるのは3S-GTE型2.0L直4ターボ(日本仕様255PS・輸出仕様242PS前後)、専用の4WDシステムとセリカ初のスーパーストラットサスペンションを備え、"勝つために生まれた"一台でした。しかし1995年、開発元であるトヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)がターボリストリクターに施した精巧な不正がWRCの車検で発覚し、シーズン全ポイント剥奪+1年間の出場停止という、トヨタモータースポーツ史上最大級の汚点も背負うことになった一台でもあります。
この記事では、ST205の開発の背景・スペック・中古相場から、グランツーリスモ7(GT7)での乗り方、そしてTTEの栄光と1995年の事件、頭文字Dでの登場まで、良い面も厳しい面も中立的にまるごと解説します。
目次
- 1 セリカ最後のGT-Four|6代目・ST205型の誕生
- 2 ST165・ST185との違い|何が"最終進化"なのか
- 3 TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)|"勝つために生まれた"開発体制
- 4 1995年ターボリストリクター不正事件|"最も精巧な"違反の全貌
- 5 ST205の中古相場は今いくら?希少な"最後のGT-Four"
- 6 当時の新車価格|317万1,000円からのラインナップ
- 7 グランツーリスモ7のセリカGT-Four|スペックと入手方法
- 8 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 9 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 10 実車のセリカGT-Fourに触れる|展示・ミーティング
- 11 セリカGT-Fourを見て楽しむ|WRC戦績・著名人・頭文字D
- 12 トヨタ セリカ GT-Four(ST205)のよくある質問
- 13 ST205は"勝つために生まれ、自ら舞台を失った"最終形
- 14 WRC系譜・兄弟モデルもチェック
セリカ最後のGT-Four|6代目・ST205型の誕生
1993年10月、トヨタ・セリカは6代目(ST20#系)へとフルモデルチェンジを果たします。新型セリカは3ナンバーサイズの丸目4灯フェイスを採用し、未来的なコークボトルラインを描くFFスペシャルティとしてキャラクターを一新。標準ラインナップは3S-GE型・3S-FE型の2Lエンジンが中心でしたが、その4ヶ月後の1994年2月、おなじみのWRCベースグレード「GT-Four」が追加投入されます。
セリカのGT-Fourは、1986年デビューのST165型が初代、1989年デビューのST185型が2代目、そして1994年デビューのST205型が3代目にして最終形です。ST165はグループA参戦初年度からいきなり結果を出し、ST185は1992年にカルロス・サインツを再びチャンピオンへ導いた実績十分のモデル。ST205はその系譜の集大成として、WRC参戦のためだけに専用開発された装備を多数まといながら登場しました。
外観上の最大の特徴は、アルミ製ボンネットと大型のリアウイング(リアスポイラー)です。ボンネットにはパワーバルジ(膨らみ)が設けられ、フロントバンパーの開口部も拡大。ラジエーターとインタークーラーへの導風を意識した外観は、市販車でありながら明確にレース由来の合理性を感じさせるものでした。エンジンは3S-GTE型2.0L直4ターボを搭載し、日本仕様で最高出力255PS/6,000rpm・最大トルク31.0kgm(約304Nm)/4,000rpmを発揮。輸出仕様は各国の規制により242PS前後とされています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・通称 | 6代目セリカ GT-Four(ST205型) |
| 発売時期 | 1994年2月(1999年8月まで生産) |
| エンジン | 3S-GTE型 2.0L 直列4気筒DOHCターボ |
| 最高出力 | 255PS/6,000rpm(日本仕様。輸出仕様は242PS前後) |
| 最大トルク | 31.0kgm(約304Nm)/4,000rpm |
| 車両重量 | 約1,390kg |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(センターデフ+ビスカスLSD) |
| サスペンション | 前後スーパーストラット(セリカ初採用) |
| ブレーキ | 前対向4ポット/後対向2ポット アルミキャリパー4輪ベンチレーテッドディスク |
| 新車価格(発売時) | 317万1,000円〜(グレードにより変動) |
出典・参考:トヨタ・セリカ Wikipedia日本語版/自家用車WEB・Webモーターマガジン・GAZOO.com各記事(6代目セリカの概要・GT-Fourのスペック)/中古車のガリバー・グーネット(発売時価格情報)。※価格・スペックはグレード・年式・時期により変動するため目安としてご覧ください。
ST165・ST185との違い|何が"最終進化"なのか
初代ST165型(1986年〜)は、セリカ初のフルタイム4WD・ターボモデルとして登場。グループAホモロゲーション取得のために市販化され、1990年にはカルロス・サインツが日本車初のWRCドライバーズチャンピオンに輝いた記念すべきモデルです。
2代目ST185型(1989年〜)は、ワイドボディ化によってタイヤの選択肢が広がり、冷却性能が車両姿勢に左右されにくい水冷式インタークーラーや、耐久性を重視した金属製タービンブレードを採用。1992年にはサインツが2度目のチャンピオンを獲得し、1993年にはユハ・カンクネンがドライバーズタイトルを、1993年にはマニュファクチャラーズタイトルも獲得するなど、"セリカ黄金期"を支えた世代です。
3代目ST205型(1994年〜)は、エンジンのインジェクター容量拡大・Dジェトロ方式燃料供給・メタルヘッドガスケット・水冷インタークーラーの改良などにより最高出力を255PSへ引き上げ、さらにエキゾーストマニホールドを4-2-1として排気干渉を防いだツインエントリーターボチャージャーを新採用。サスペンションもセリカでは初となるスーパーストラットを装着し、ブレーキも対向ピストンキャリパー+4輪ベンチレーテッドディスクへと強化されました。一方で、開発初期はハンドリングの熟成に苦しみ、WRC参戦車両は当初「縮小されたリストリクターによる出力低下」にも悩まされたと伝えられています。
つまりST205は、ハードウェア面では間違いなく最も先進的で高性能なGT-Fourでありながら、実戦での戦績や信頼という面ではST165・ST185ほどの栄光を積み上げきれなかった、複雑な立ち位置のモデルでもあります。この栄光と挫折の両面こそが、ST205を語るうえで欠かせないポイントです。
出典・参考:自家用車WEB(強力な欧州メーカーの壁を打ち破った日本初のWRCチャンピオンマシン・セリカGT-FOUR ST165型)/Webモーターマガジン(ST185・ST205のスペック比較・スーパーストラット初採用・ツインエントリーターボ)/トヨタ・セリカ Wikipedia日本語版(各世代の生産期間・戦績概要)。
TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)|"勝つために生まれた"開発体制
ST205のWRC活動を支えたのは、トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE:Toyota Team Europe)です。ルーツは1972年、スウェーデン人ドライバーのオベ・アンダーソンがプライベーターとしてトヨタ車(TA22型セリカ)でRACラリーのクラス優勝を果たしたことに遡ります。トヨタはこの実績を評価してアンダーソンへの資金・技術支援を開始し、1975年には正式にTTEを発足。同年の1000湖ラリーでハンヌ・ミッコラが優勝し、これがトヨタ公式チームによるWRC初優勝となりました。
1979年にTTEの拠点は西ドイツ・ケルンへ移転。アンダーソンを社長とする「アンダーソン・モータースポーツGmbH」が運営母体となり、トヨタの資金・技術支援のもとでチームは拡大していきます。1990年にはセリカGT-Four(ST165型)で全12戦中6勝を挙げ、カルロス・サインツが日本車で初となるWRCドライバーズチャンピオンに輝くという金字塔を打ち立てました。1993年7月にはトヨタがアンダーソン・モータースポーツGmbHを買収し、100%子会社「トヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)」として体制を再編。社長には引き続きオベ・アンダーソンが就任し、ST205型の開発・参戦を担うことになります。
ここは正確に押さえておきたいポイントです。カルロス・サインツ(父)は1989年にTTEへ加入し、ST165で1990年のドライバーズチャンピオンを獲得。その後投入されたST185でも1992年に2度目のチャンピオンに輝いています。しかし1993年、個人スポンサー(レプソル)とチームスポンサー(カストロール)との間の対立をきっかけにTTEを離脱し、ランチアのプライベートチーム「ジョリークラブ」へ移籍しました。したがってST205(1994〜1995年)の時代、サインツはすでにスバル・インプレッサへ乗り換えており、トヨタのセリカ系車両には携わっていません。ST205の主力ドライバーは、1994年シーズンから加入したディディエ・オーリオル(1994年ドライバーズチャンピオン、ただしこの年の車両はST185)、ユハ・カンクネン(1993年チャンピオン)、アルミン・シュワルツの3名体制でした。
出典・参考:WRC-FIA世界ラリー選手権公式コンテンツ(GAZOO Racing・トヨタで活躍したラリードライバーたち)/automesseweb.jp・webcartop.jp(TTEの歴史・オベ・アンダーソンの経緯)/カルロス・サインツ Wikipedia日本語版(1993年のTTE離脱・ランチアへの移籍経緯)。
1995年ターボリストリクター不正事件|"最も精巧な"違反の全貌
1995年のWRCでは、安全性への配慮からグループA規定車両の出力を抑えるため、FIA(国際自動車連盟)がターボチャージャーへの吸気を制限するリストリクター(restrictor plate)の装着を義務付けていました。各メーカーはこの規定に沿ってリストリクターを装着し、規定の範囲内で出力を発揮させることになっていました。
しかし1995年、シーズン中盤のラリー・カタルーニャにおける車検(スクルーティニアリング)で、トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)のセリカGT-Four(ST205)に装着されていたリストリクターに、規定を超える不正な改造が施されていることが発覚しました。
その仕組みは、単純な「規定違反」というより、極めて精巧な"仕掛け"でした。リストリクター内部のフランジ(弁)に隠しバイパス装置が組み込まれ、強力なスプリングによって普段は閉じた状態を保持。リストリクターとターボチャージャーをつなぐホースには金属製のケーシングが取り付けられ、そこに設けられた留め具(キャッチ)がバイパスフランジを約5mm押し開くことで、規定上遮断されるはずの空気がターボチャージャーへ流入する仕組みになっていたのです。しかもこの装置は、車検のために分解されると自動的に閉じてしまい、証拠を残さない設計になっていました。FIAの調査官の推定では、この仕掛けによって規定より約25%多い空気がターボチャージャーへ流入し、約50馬力の出力上乗せが得られていたとされています。
この不正の発覚を受け、FIAは非常に重い処分を下しました。1995年シーズンにトヨタ・チームおよび全ドライバー(オーリオル・カンクネン・シュワルツ)が獲得していたポイントをすべて剥奪し、さらに1996年のRACラリーまでの間、トヨタのWRC参戦を禁止としました。実質的に1996年シーズンをまるごと欠場する処分となりました。なお、FIA会長のモズレー氏は「ドライバーたちがこの仕掛けを認識していたことを示す証拠はない」とも述べており、あくまでチーム・エンジニアリング側の組織的な関与として扱われた点も記録されています。
トヨタはこの後、1997年シーズンもWRCへの参戦を見送り、事実上2シーズンにわたってセリカでのWRC活動を休止。1998年にトヨタがWRCへ復帰した際、参戦マシンはすでにカローラWRCへと世代交代しており、セリカがワークス体制でWRCを戦うことは二度とありませんでした。この一件は、"勝つために生まれた"はずのST205が、皮肉にも規定違反によってその戦いの舞台を自ら失うことになった、トヨタモータースポーツ史における最大級の汚点として記録されています。
出典・参考:Girardo & Co.(Motorsport Moments:Toyotaがチーティングで出場停止処分となった経緯・FIA会長マックス・モズレー氏のコメント)/Jalopnik・CarBuzz・SlashGear・BangShift(バイパス装置の技術的な仕組み・約25%の過剰空気流入・約50馬力の出力上乗せの推定)/英語版Wikipedia「1995 World Rally Championship」(3ドライバー体制・ポイント剥奪と出場停止の詳細)/トヨタ自動車公式サイト「カローラとモータースポーツ」・GAZOO Racing公式コンテンツ(1996〜97年の欠場、1998年カローラWRCでの復帰)。※本件はFIAの公式裁定・複数の一次資料に基づく事実として、特定個人・関係者を断定的に非難する意図なく中立的に記述しています。
※本セクションは、トヨタおよび関係者を誹謗する意図ではなく、WRC史における公表済みの事実を出典に基づき中立的に整理したものです。
ST205の中古相場は今いくら?希少な"最後のGT-Four"
セリカGT-Four(ST205)は1994年2月〜1999年8月という長い期間生産されましたが、GT-Fourグレード自体の流通台数は決して多くありません。旧車王の買取相場データによると、買取価格帯はおおよそ100万円〜300万円で、走行距離・年式・状態によって幅があります。具体的な実績としては、1994年式(21.1万km走行)で約100万円、1996年式(8.7万km走行)で約120万円、1999年式(11.5万km走行)で約200万円といった事例が確認できます。
販売価格ベースで見ると、グーネット掲載データでは179.5万円〜389万円のレンジで取引されており、走行距離の少ない良好個体や記念碑的な年式のものは上振れする傾向があります。実際に1998年式・走行10.3万kmの個体が285万円で販売された例や、2026年の取引で1996年式が155万円で売却された事例も見られました。
セリカのGT-Four自体、街中で見かける機会が年々減っている希少車です。特にWRC参戦車両そのものは市販されておらず、公道仕様のGT-Fourであっても、程度の良い個体を探すのは簡単ではありません。
- 買取相場:約100万〜300万円(旧車王調べ・走行距離や年式で変動)
- 販売価格帯:約179.5万〜389万円(グーネット掲載データ)
- 実績例:1994年式(21.1万km)約100万円/1996年式(8.7万km)約120万円/1999年式(11.5万km)約200万円/1998年式(10.3万km)285万円
- 総評:セリカ最後のGT-Fourという希少性から、良好個体は底堅い〜上昇傾向
出典・参考:旧車王公式サイト(セリカGT-FOUR ST205の買取相場・実績例)/グーネット・カーセンサー(中古車販売価格帯データ)。※価格は掲載時点の参考情報です。
※相場は時期・状態・走行距離・個体のヒストリーで大きく変わります。掲載データはあくまで参考であり、最新の価格・在庫は各中古車ポータル・買取サービスで必ずご確認ください。
当時の新車価格|317万1,000円からのラインナップ
セリカGT-Four(ST205)の日本国内での新車価格は、発売時(1994年2月)で317万1,000円からとされています。標準の6代目セリカ(SS-I・SS-II等のFFグレード)が200万円台前半からだったのに対し、GT-Fourは4WDシステム・専用ターボエンジン・スーパーストラットサスペンションなどの専用装備により、上級グレードとして価格設定されていました。
年式・仕様変更にともなうマイナーチェンジも複数回行われており、装備内容やグレード構成によって価格が変動しています。正確な当時価格を確認したい場合は、当時のカタログやディーラー資料を参照するのが確実です。
出典・参考:中古車のガリバー・グーネット・ネクステージ各サイト掲載のカタログ情報(セリカ ST205型 GT-Fourの新車時価格情報)。
※新車価格はグレード・年式・オプション装備によって変動します。当時の正確な価格は各年式のカタログ資料をご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のセリカGT-Fourに」。その前に、いま乗っている愛車の"本当の価値"を知っておきませんか。旧車相場が全体的に底堅い今は、手放す側にとっても悪くないタイミングです。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のセリカGT-Four|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、セリカGT-Fourが「Toyota Celica GT-Four (ST205) '94」という正式表記で収録されています。エンジンは3S-GTE型、駆動方式は4WDのスポーツカーとして分類されています。
- PP値:459.68(パワー250HP・重量3,042lbs=約1,380kg)
- 駆動方式:4WD(フルタイム4WD)
- ゲーム内価格:約68,800Cr
- 入手方法:中古車(Used Cars)
中古車での入手のため、いつでも比較的手軽に購入できるのも魅力の一つです。なお、WRC参戦仕様を再現した「Toyota Celica GT-FOUR Rally Car (ST205) '95」という別車両も存在し、こちらはPP599.65・レジェンドカーディーラーからの入手となる、よりレース色の濃い一台です。公道仕様の'94と混同しないよう、購入時は表記をよく確認してください。
公道仕様の'94は、250HP・約1,380kgというパワーウェイトレシオを4WDで受け止めるため、直線の安定感とコーナーでの粘り強さが持ち味。ランエボやインプレッサのような"曲がる4WD"とはまた違う、セリカらしい落ち着いたハンドリングを楽しめます。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース・PP値459.68・重量3,042lbs・ゲーム内価格約68,800Cr・Used Cars扱い)/gtdb.io(Rally Car版 '95のPP599.65・レジェンドカー扱いの情報)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でセリカGT-Fourをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。フルタイム4WDが路面を掴む安定感が、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を"実車感覚"で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、"自分でハンドルを握る"運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は"より実車に近づく"ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も"快適"に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
中でも@スマート光は、低遅延の「v6プラス」が無料で使えて、月額も安め。
浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
※料金・条件は変わります。
最新は公式でご確認ください。
また、「携帯と同じ会社で回線もまとめたい」という方には、大手キャリアの光回線もおすすめです。
スマホとのセット割で、毎月の料金がさらにお得になることもあります。
お使いのスマホに合わせてチェックしてみてください。
・ドコモの方 → ドコモ光
・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車セリカGT-Four(ST205)を所有・維持する費用
セリカGT-Four(ST205)は1994〜1999年製造の旧車で、GT-Fourグレード自体の流通が少ない希少車です。
維持費は一般的な中古車よりも高めになりがちです(専用パーツの希少化、13年超の自動車税重課、専門ショップでの整備が前提になること等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(2.0L級・13年超の重課) | 約45,000円 |
| 任意保険(旧車・車両保険込み) | 約10〜20万円 |
| 車検(2年分を1年換算・専門ショップ前提) | 約8〜15万円 |
| 整備・部品(専用ターボ・4WDシステム・希少パーツ) | 約20〜50万円 |
| 駐車場・保管 | 約10〜30万円 |
| 燃料・消耗品 | 約12〜20万円 |
| 年間合計(目安) | 約64〜140万円 |
さらに、購入費が100万〜300万円前後(前章の中古相場)かかります。
② GT7で"実車感覚"を味わう機材コスト
一方、GT7でセリカGT-Fourを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 100〜300万円前後 + 毎年 64〜140万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、4WDが路面を掴んでいく感覚まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のセリカGT-Fourを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく"実車感覚"に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のセリカGT-Fourに触れる|展示・ミーティング
「もう見かける機会もそうそうないのでは」と思うかもしれませんが、トヨタ自身がこのモデルを歴史の1ページとして扱っているほか、旧車ファンのコミュニティでも根強い人気があります。
🏛 トヨタのラリー史として|GAZOO Racing・トヨタ博物館
トヨタ公式のGAZOO Racingは、WRC参戦の歴史を紹介する特集コンテンツの中でセリカGT-Fourシリーズ(ST165・ST185・ST205)を繰り返し取り上げており、TTEの歴史とともに「勝つために生まれたセリカ」の物語を公式に伝えています。トヨタ博物館(愛知県長久手市)では歴代のラリー・レース参戦車両が企画展示されることがあり、セリカGT-Fourが登場する回もあります。ただし常設展示ではなく、開催時期は事前に公式サイトで確認するのが確実です。
出典・参考:トヨタ自動車公式サイト「カローラとモータースポーツ」/GAZOO Racing公式コンテンツ(WRCクロニクル特集シリーズ)/トヨタ博物館公式サイト(企画展示情報)。※展示内容・開催時期は変動するため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
🎪 オーナーズミーティング|全国ST16ミーティング等
国内では「全国ST16ミーティング」のように、セリカGT-Four(ST165/ST185/ST205含む)のオーナーが集うイベントが継続的に開催されています。GAZOO.comのイベントレポートでも、WRC仕様のレッキ車レプリカに仕立てられた個体などが紹介されており、有志のオーナーコミュニティによって当時の姿が今も大切に受け継がれていることがわかります。
出典・参考:GAZOO.com「全国ST16ミーティング」イベントレポート記事(世界2500台限定車のWRC仕様をベースにしたレッキ車レプリカの紹介)。※イベントの開催有無・日程は年により変動します。参加を検討する場合は主催者情報を事前にご確認ください。
セリカGT-Fourを見て楽しむ|WRC戦績・著名人・頭文字D
🏆 WRC戦績|コルシカでの1勝と、その後のカタルーニャ
ST205は1994年途中からWRCに投入されましたが、車両としての初優勝は1995年のラリー・コルシカでした。このラリーでディディエ・オーリオル/ドニ・ジロデ組が、20ステージ中20ステージをリードしていたブルーノ・ティリーのホイールベアリング脱落によるリタイアもあり、劇的な展開の末に優勝。これがセリカGT-Four(ST205)にとって唯一のWRC優勝であり、オーリオル個人としても自身6勝目となる記録的なコルシカ制覇でした。
しかし同じ1995年シーズンの第7戦・ラリー・カタルーニャで、前述のターボリストリクター不正が発覚。結果として、コルシカでの栄光の直後に、シーズン全ポイント剥奪という重い処分が下されることになりました。つまりST205は、"同じシーズンの中で"最初のWRC優勝と、モータースポーツ史に残る不正発覚の両方を経験した一台ということになります。公式記録として認められている勝利は、このコルシカでの1勝のみです。
出典・参考:DirtFish「1995 Rewind: Auriol wins Thiry's Corsican heatbreaker」(1995年ラリー・コルシカの詳細な経緯)/Didier Auriol 英語版Wikipedia(同ラリーでの優勝記録)/carsensor.net・rallyplus.net(ST205のWRC参戦戦績まとめ)。
🌟 著名な評価|"最も精巧なチート"としても語られる一台
ST205は、性能面では「WRCベースモデルの完成形」として、アルミボンネット・専用エアロ・スーパーストラットサスペンションを評価する声がある一方、海外の自動車メディアでは1995年の不正事件そのものが「モータースポーツ史上最も独創的なチーティング(cheat)」として語り継がれています。FIA会長マックス・モズレー氏の「30年のモータースポーツ人生で見た中で最も精巧な装置」という発言は、複数の海外メディアで繰り返し引用される、いわば"伝説化した一言"です。
出典・参考:Girardo & Co.・Jalopnik・CarBuzz・SlashGear・BangShift(複数の海外自動車メディアによる1995年不正事件の評価・マックス・モズレー氏の発言引用)。
🎬 フィクションでの登場|頭文字D「御木」のセリカGT-Four
人気漫画・アニメ『頭文字D(イニシャルD)』には、主人公・藤原拓海のサッカー部時代の先輩である「御木」というキャラクターが、セリカGT-Four(ST205後期型)を駆るエピソードが存在します。雪道の峠(秋名)で、拓海のFR車「ハチロク(AE86)」と御木の4WD車「セリカGT-Four」がバトルを繰り広げるという構図で、雨の日も雪の日も走り込んできた拓海に御木が最終的に追いつかれ、オーバースピードでコーナーを曲がりきれずガードレールに衝突するという結末を迎えます。FR車とフルタイム4WD車という駆動方式の対比が印象的なエピソードとして知られています。
御木の声は、アニメ版で高木渉さんが担当した後、シリーズの中盤以降は山崎たくみさんが引き継いでいます。なお、当ブログで別途扱っている「トヨタ AE86 レビン/トレノ」の記事でも、頭文字D本編の主人公車として詳しく解説していますので、あわせてお読みいただくと"ハチロク対セリカ"の対比がより楽しめます。
出典・参考:ピクシブ百科事典「御木(頭文字D)」(劇中車がST205後期型であること、秋名バトルの結末)/頭文字D公式コンテンツ・複数のアニメ情報サイト(声優交代の経緯)。※本セクションはフィクション作品内の描写紹介であり、実車の性能評価とは独立した記述です。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でセリカGT-Fourを楽しむなら、モデルカーの選択肢も豊富です。プラモデルの定番はタミヤの1/24スポーツカーシリーズ「トヨタ・セリカ GT-FOUR」(商品番号24133)。異形4灯ヘッドライトの再現はもちろん、エンジン・サスペンション・インテリアまで再現するフルディスプレイモデルで、ラリー参戦仕様に見られる大型リアウイングパーツもセットされ、左ハンドル仕様への組み立ても可能です。ラジコン派にはタミヤ 1/10RC「トヨタ セリカ GT-FOUR(ST205)」(TT-02シャーシ)という選択肢もあります。
📖 書籍
セリカGT-FourやTTEの歴史をもっと深掘りしたいなら、Webモーターマガジンの「WRCマシングラフィティ」シリーズや、GAZOO.comのオーナーインタビュー記事「人生初の愛車と暮らして26年…」などが読み応えのあるコンテンツとしておすすめです。書籍としてまとまったムック本が入手できる場合は、追ってこちらでもご紹介します。
📣 あなたの「セリカGT-Four目撃情報」募集中!
「イベントで見たよ」「他の作品にも出てるよ」という情報があれば、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。みなさんからの情報で、このページをもっと充実させていきます🚗💨
トヨタ セリカ GT-Four(ST205)のよくある質問
Q. トヨタ セリカ GT-Four(ST205)とは、どんな車ですか?
A. 1994年2月に登場した6代目セリカのWRCベースモデルで、セリカとしては最後のGT-Fourです。3S-GTE型2.0L直4ターボ(日本仕様255PS)を搭載し、フルタイム4WDとセリカ初のスーパーストラットサスペンションを備えています。初代ST165・2代目ST185に続く3代目・最終形にあたります。
Q. ST165・ST185・ST205の違いは何ですか?
A. ST165(1986年〜)はセリカ初のフルタイム4WDターボモデル、ST185(1989年〜)はワイドボディ化と水冷インタークーラー採用でカルロス・サインツ2度目のチャンピオン獲得に貢献、ST205(1994年〜)はツインエントリーターボとスーパーストラット新採用で最高出力255PSまで引き上げられた最終進化形です。
Q. セリカGT-Four(ST205)はWRCで不正をしたというのは本当ですか?
A. 事実です。1995年のラリー・カタルーニャでの車検にて、トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)のターボリストリクターに規定を超える不正な改造(隠しバイパス装置)が発覚しました。FIAは1995年シーズンの全ポイント剥奪と1996年シーズンの参戦禁止処分を下しています。
Q. カルロス・サインツはST205にも乗っていたのですか?
A. いいえ。サインツがトヨタでチャンピオンを獲得したのはST165(1990年)とST185(1992年)の時代です。1993年にスポンサー対立からTTEを離れランチアへ移籍したため、ST205(1994〜1995年)の時代はスバル・インプレッサに乗っており、トヨタのセリカ系車両には関わっていません。
Q. セリカGT-Four(ST205)の中古相場はいくらですか?
A. 旧車王調べの買取相場でおおよそ100万〜300万円、販売価格帯では179.5万〜389万円程度が目安です。走行距離・年式・状態によって大きく変わるため、最新の相場は各中古車ポータル・買取サービスでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でセリカGT-Fourに乗れますか?
A. 乗れます。「Toyota Celica GT-Four (ST205) '94」として収録されており、中古車(Used Cars)から購入できます。PP値は459.68・250HP・約68,800Crが目安です(アップデートで変動する場合があります)。
ST205は"勝つために生まれ、自ら舞台を失った"最終形
トヨタ セリカ GT-Four(ST205)は、3S-GTE型2.0Lターボの熟成、セリカ初のスーパーストラットサスペンション、そしてアルミボンネットや大型リアウイングといった専用装備を纏った、セリカ最後にして最も先進的なGT-Fourです。1995年のラリー・コルシカではディディエ・オーリオルが唯一のWRC優勝を飾りましたが、同じシーズンのラリー・カタルーニャで、開発元であるTTEが行った精巧なターボリストリクター不正が発覚。シーズン全ポイント剥奪と1年間の出場停止という、トヨタモータースポーツ史上でも特筆すべき重い処分を受けることになりました。
この一件は、"勝つために生まれた"はずの一台が、皮肉にも規定違反によってその戦いの舞台を自ら失うことになった出来事として、今も中立的な事実として語り継がれています。一方でハードウェアそのものの完成度は高く評価されており、頭文字Dの「御木」のセリカとしてフィクションの世界でも存在感を放ち続けています。
実車は希少なうえに維持コストも相応にかかりますが、グランツーリスモ7なら「Toyota Celica GT-Four (ST205) '94」として気軽に中古車から購入でき、維持費を気にせず"最後のGT-Four"のステアリングを握れます。栄光の歴史も、厳しい事件の記録も、両方を知ったうえで乗ると、この一台の見え方がまた変わってくるはずです。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、セリカGT-Fourは"セリカが挑んだWRCの物語"を今に伝える一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
WRC系譜・兄弟モデルもチェック
🎮 あわせて読みたい【GT7の楽しみ方】走る・見る・撮るGT7は走るだけじゃない。「見る・撮る」も含めた楽しみ方をシニア視点で完全ガイド。













