HONDA NSX CONCEPT-GT ’16【GT7/グランツーリスモ7】
ハイブリッドシステムを使わずに2016年のスーパーGTを戦ったレースマシン
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HONDA NSX CONCEPT-GT ’16の公式解説

NSXコンセプトGTは、ホンダが2014年から2016年までスーパーGTシリーズのGT500クラスで走らせたレーシングマシン。ベースとなったNSXコンセプトは、新世代のNSXとしてホンダが市販を前提に開発していた2012年発表のコンセプトカー。ミッドシップマウントされるV型6気筒にモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用していた。

GT500用のNSXコンセプトGTは他のマシン達と同じく、DTMの車両規則を導入した2014年の新規定に準じて作られている。異なるのは、共通フォーマットで独自開発された2L直4直噴ターボエンジンがミッドシップマウントされ、さらに市販予定のロードカー同様ハイブリッドシステムを搭載していたことだ。ただし、それがアドバンテージにならないよう最低重量が加算され、アシスト出力やエネルギー量などにも制限がかけられていた。

参戦初年度はトラブルも多かったが、翌2015年は好成績を残し始めたNSXコンセプトGT。しかし、2016年はバッテリーメーカーからの供給が困難になったとして、ハイブリッドシステム非搭載での参戦となった。チーム国光のRAYBRIG NSX CONCEPT GTも、その1台。2014年は小暮卓史/武藤英紀コンビでチームランキング11位、2015年は山本尚畏/伊沢拓也コンビでシリーズ3位と大躍進。しかし2016年はホンダ勢が全体的に低迷し、12位でシリーズを終えた。

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