MITSUBISHI LANCER Evolution Ⅳ GSR (CN9A) ’96【GT7/グランツーリスモ7】
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MITSUBISHI LANCER Evolution Ⅳ GSR (CN9A) ’96の公式解説

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと続いてきたランエボの歴史が大きく動いたのは1996年8月。ベースとなるランサーのフルモデルチェンジに伴い、第2世代となるランエボⅣが姿を現した。

従来モデルとは左右が反転されて搭載された4G63型ユニットは、ついに280PSを達成、最大トルクも36.0kgfmへと向上した。しかし何より特徴的なのは、これまでリアデフに採用していた機械式LSDに代わって、電子制御のAYC (アクティブヨーコントロール)を採用したことだ。

続いてランエボⅤが登場したのが98年1月。このランエボⅤではWRCの規定に適合するために、ランエボ史上初の3ナンバーボディを手に入れた。

97年から始まったWRカー規定を採用するライバルに対し、グループAのまま戦うことにこだわったランエボにとって、ワイドボディは必然の選択だった。性能面ではエンジンの最大トルクが38.0kgfmへとアップされた他、フロントデフにヘリカルLSDを採用、足まわりに倒立式ダンパーを備えるなど、細かな変更、改良が施されている。

翌99年1月には、さらなる進化を果たしたランエボⅥが登場する。Ⅴに対する外観上の変更はわずかだが、中身はロードゴーイングスポーツとしての熟成が図られ、エンジンやサスペンションが洗練された。

そんなランエボⅥに、初のアニバーサリーモデルが誕生したのは2000年1月のこと。WRC史上初の4連覇達成を記念したトミ・マキネン・エディションが2,500台限定で登場した。このモデルは大型のフロントスポイラーや専用の装備が施された他、サスペンションストロークを見直したり、ステアリングをクイックにするなど、主にオンロード向けのセッティングが施されたのが特徴。このモデルをもって、ランエボは第2世代に幕を閉じたのである。

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