
ユーノス ロードスターとは、1989年9月にマツダの新チャンネル「ユーノス」から発売された、初代マツダ・ロードスター(NA6CE型)のこと。1.6L直列4気筒DOHCエンジン・後輪駆動(FR)・軽量オープンボディという、1960年代に一世を風靡しながら20世紀末には市場から姿を消していた「ライトウェイトスポーツカー」というジャンルを、たった1台でこの世に蘇らせた歴史的な名車です。開発の合言葉は「人馬一体」。この言葉は今も歴代ロードスター、そしてマツダ車全体を貫く開発思想の原点になっています。
この記事では、ユーノス ロードスターの誕生の物語・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そしてギネス世界記録や海外での熱狂ぶりまで、まるごと解説します。
ライトウェイトスポーツを蘇らせた男たち|ユーノス ロードスター誕生の物語
1960年代のヨーロッパ、とりわけ英国では、ロータス・エランに代表される軽量・オープン・FRの小型スポーツカー、いわゆる「ライトウェイトスポーツカー(LWS)」が数多く生まれ、多くの若者を熱狂させました。しかし1970年代のオイルショックと厳しさを増す安全・排ガス規制の中で、このジャンルは次第に市場から姿を消していきます。1980年代の終わり、世界中を見渡してもこうした軽量オープン2シーターを新車で選べるメーカーは、ほぼ存在しませんでした。
この「絶滅したジャンル」を復活させようと動いたのが、マツダの平井敏彦主査でした。ロードスターの開発は当初、正式な商品化プロジェクトとしてスタートしたものではなく、平井氏をはじめとする有志のメンバーが、社内でクラブ活動的に企画を温めていたことがきっかけだったといわれています。マツダの商品企画側からは当初「人車一体」というキーワードが示されましたが、開発陣は世界中のライトウェイトスポーツを乗り比べる中で、目指すべきものは単なる「速さ」ではなく、ドライバーとクルマが呼吸を合わせ、思うがままに走れる一体感だと確信していきます。
そこで生まれたのが、「人車一体」を独自に発展させた「人馬一体」という言葉でした。由来は日本の伝統的な馬術・流鏑馬(やぶさめ)。馬に乗った射手が的を狙う、あの人と馬が一体になった感覚を、クルマとドライバーの関係に重ね合わせたコンセプトです。「FR駆動」「2シーター」「オープンボディ」という3つの要素を基本パッケージとし、絶対的なパワーよりも、意のままに操れる軽さと素直さを追求する。この開発思想は、後にロードスターだけでなくマツダブランド全体を貫く合言葉になっていきます。
ロードスターは日本発売に先立つ1989年2月、米国シカゴ・オートショーで「MX-5 ミアータ」として発表され、同年5月に北米で先行発売。その3ヶ月後の1989年9月に、日本ではマツダの新販売チャンネル「ユーノス」の看板車として「ユーノス ロードスター」の名でデビューを果たしました。曲面基調のシンプルで愛らしいスタイリング、軽快な走り、そして手の届く価格。この3拍子が世界中で支持され、たちまち大ヒット。長らく途絶えていたライトウェイトスポーツカーというジャンルそのものを、たった1台で復活させた歴史的な出来事でした。
出典・参考:Motor-Fan「世界の『ユーノスロードスター』、その人馬一体の魅力とは?」/NBロードスターアーカイブ「ロードスターの人馬一体とは」/Response「“人馬一体”とは? ロードスター35周年」(開発経緯・人馬一体の由来・北米先行発売の時系列)。
当ブログには、現行4代目にあたる「マツダ ロードスターNR-A(ND5RC型)」を扱った記事も別途あります。あちらは"走りだけ"に振り切ったモータースポーツベースグレードという立ち位置。本記事の主役である初代NA6CEは、そのすべての出発点にあたる存在です。約35年の時を経てなお受け継がれる「人馬一体」の原点として、あわせて読み比べていただくのもおすすめです。
平井敏彦の哲学|「速さ」ではなく「操る楽しさ」を選んだ理由
1989年といえば、日本はバブル経済の絶頂期。国内メーカー各社は、ターボ・4WD・4輪操舵(4WS)といったハイテク武装や高出力化でしのぎを削っていた時代でした。そんな中でユーノス ロードスターが選んだのは、まったく逆の方向性です。開発主査の平井敏彦氏をはじめとする開発陣は、パワーや先端技術で勝負するのではなく、「軽さ」と「素直な操作感」こそが、クルマを操る根源的な楽しさだと確信していました。
搭載されたのは、マツダ・ファミリアにも積まれる量産エンジンをベースにした1.6L直列4気筒DOHC・B6-ZE型。ただし単なる流用ではなく、縦置き配置への変更、吸排気系の高効率化、バルブタイミングの高回転化対応、軽量部品の採用など、ロードスター専用に手を入れられたユニットでした。当初の最高出力は120.1PS/14.0kgf・mのトルク。数字だけを見れば控えめですが、車重を抑え込んだ軽量ボディと組み合わせることで、絶妙な軽快感を実現しています。
足まわりには新開発の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、ブレーキには4輪ディスクを採用。トランスミッションとリアデフの結合にはアルミ製パワープラントフレームが用いられ、剛性感のあるシフトフィーリングの実現に貢献しました。一方で、こうした走りに関わる部分にはコストを度外視した設計が行われたとも言われており、「操る楽しさ」に対する開発陣のこだわりの強さがうかがえます。
この結果生まれたロードスターのドライブフィールは、まさに「人馬一体」というべき爽快感にあふれるものでした。オープンボディであることがその感覚をいっそう鮮烈にし、初心者からベテランまで、あらゆるドライバーがその虜になったといわれています。クルマを意のままに操るという根源的な楽しみは、何ものにも代えがたい価値だったのです。
出典・参考:Motor-FanTECH「内燃機関超基礎講座|ユーノス・ロードスターの1.6ℓエンジン[B6-ZE RS]」/ASCII「人馬一体はココから! 伝説のはじまり、NA型ロードスターに乗る」(B6-ZE型エンジンの成り立ち・当初スペック・足まわり構成)。
NA6CE型は生産期間中に段階的な進化を遂げています。1993年8月の1度目のマイナーチェンジでは、通称「1800シリーズ1」として、新エンジンBP-ZE型1.8L DOHC(130.1PS/16.0kgf・m)を搭載する型式「NA8C」へと発展。1995年8月の2度目のマイナーチェンジでは「1800シリーズ2」として、ファイナルギア比やフライホイールの変更などさらなる熟成が図られました。このように初代ロードスターは、基本設計を大切にしながらも着実にアップデートを重ね、1998年1月まで生産が続けられます(型式区分としては1.6L・NA6CE、1.8L・NA8Cとされることが一般的です)。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・通称 | NA6CE型(初代ロードスター/北米:MX-5 Miata) |
| 発売時期 | 1989年5月(北米)/1989年9月(日本) |
| 販売チャンネル | ユーノス(マツダの新設ディーラー網) |
| エンジン(前期) | B6-ZE型 1.6L 直列4気筒DOHC 16バルブ |
| 最高出力(前期) | 120.1PS/14.0kgf・m |
| 1度目MC(1993年8月) | NA8C型・BP-ZE型1.8L化・130.1PS/16.0kgf・m |
| 2度目MC(1995年8月) | ファイナルギア比・フライホイール等の熟成 |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| サスペンション | 4輪ダブルウィッシュボーン |
| ブレーキ | 4輪ディスク |
| 生産終了 | 1997年末(後継NB型へ) |
| 累計生産台数(NA型) | 約53万1,890台 |
出典・参考:Wikipedia「マツダ・ロードスター」/GAZOO「ユーノスロードスター(1989年9月~1998年1月)」(型式変遷・生産期間・累計生産台数)。
世界一売れたオープン2シーター|ロードスターのギネス世界記録
ユーノス ロードスター(NA型)は、1997年末までに累計53万1,890台を生産。この数字は、2シーターオープンスポーツカーの単一車種生産台数として、当時世界記録となりギネスブックにも登録されました。「世界で最も売れたオープン2シーター・スポーツカー」という称号は、その後も歴代モデルへと受け継がれ、2000年時点での累計台数認定を経て、2011年には累計90万台、そして2016年には累計100万台を突破。ロードスターは今なお、自らが打ち立てたこのギネス世界記録を更新し続けている、文字通り"世界一"のライトウェイトスポーツカーです。
この記録の土台を築いたのが、初代NA6CE/NA8C型でした。1989年の登場からわずか数年で世界中にファンを獲得し、長らく忘れられていた「ライトウェイトスポーツカー」というジャンルを、一台のクルマが再び世界的な人気ジャンルへと押し上げたのです。その後、ポルシェ・ボクスターやメルセデス・ベンツSLK、BMW・Z3など、ロードスターに触発された競合モデルが各社から登場したことも、初代NA6CEがもたらしたインパクトの大きさを物語っています。
出典・参考:GAZOO「累計生産台数100万台突破!ギネス世界記録を更新しつづける、歴代マツダ ロードスターの魅力」/Motorz「世界で一番売れたオープンカー!マツダロードスターの魅力」(ギネス世界記録の認定経緯・累計台数の推移)。
ユーノス ロードスターは、日本国外では一貫して「マツダ MX-5 ミアータ」の名で販売されてきました。「ミアータ(Miata)」の語源は、古い高地ドイツ語で"褒美"や"贈り物"を意味する言葉だとされています。特に北米市場では2代目(NB型)まで「マツダMX-5ミアータ」と呼ばれ続け、日本車でありながら世界中の"クルマ好き"の共通言語になった稀有な存在です。日本では「ユーノス」の名で、海外では「ミアータ」の名で、呼び名は違えど、同じ人馬一体の哲学を宿した1台が、世界中でライトウェイトスポーツカーブームを巻き起こしました。
出典・参考:レスポンス「今も愛される『NAロードスター』、北米仕様や当時注目の限定車」/NBロードスターアーカイブ「ロードスターを『ユーノス』と呼ばたことはありませんか?」(北米名称・ミアータの語源)。
ユーノス ロードスターは今いくら?ネオクラシックとしての中古相場
ユーノス ロードスター(NA6CE/NA8C型)は、累計53万台以上という圧倒的な生産台数もあって、今なお国内の中古車市場に豊富な流通量があります。グーネット掲載分だけでも100台以上が確認でき、車両価格帯はおよそ65万円〜580万円台と非常に幅が広いのが特徴です。程度の良くない個体や部品取り前提の車両は数十万円台から見つかる一方、ワンオーナー・低走行・フルレストア済みといった"ネオクラシック"級の個体は高値で取引される傾向にあります。
新車時の価格は170万円〜315万円程度でしたが、リセールバリュー(残価率)は2.4%〜37.9%と個体差が非常に大きく、「程度がすべて」を体現する車種です。特に前期型(1989〜1990年)や、1991年9月発売の特別仕様車「J-LIMITED」(専用色サンバーストイエロー・800台限定)のような希少グレードは、コレクター人気の高まりとともに相場が上昇傾向にあります。長年ワンオーナーで大切に維持されてきた個体には、旧車専門メディアで特集が組まれることも珍しくありません。
- グーネット掲載価格帯:約65万円〜580万円台(2026年時点・掲載台数100台超)
- 新車時価格:170万円〜315万円(グレードにより変動)
- リセールバリュー(残価率):2.4%〜37.9%(コンディション差が非常に大きい)
- 希少グレード:J-LIMITED(1991年9月・サンバーストイエロー・800台限定)等はプレミア傾向
- 総評:流通量は豊富だが、程度による価格差が極めて大きい"ネオクラシック"市場
出典・参考:グーネット「ユーノスロードスターの中古価格相場」/ガリバー「NA6CEユーノスロードスターのリセールバリュー」(中古車価格帯・新車時価格・残価率)。
※相場は時期・状態・走行距離・個体のヒストリーで大きく変わります。掲載の価格帯はあくまで参考です。最新の価格・在庫は各中古車ポータルで必ずご確認ください。
「GT7で人馬一体の楽しさを知って、いつか実車のロードスターを」。それも素敵な夢ですが、まずはいま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておくのはいかがでしょうか。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のユーノス ロードスター|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、初代ユーノス ロードスターが「Mazda Eunos Roadster (NA) '89」という正式表記で収録されています。GT7内での基本スペックは以下の通りです。
- PP値:369.02(パワー117HP・重量2,072lbs=約940kg)
- 駆動方式:FR(後輪駆動)
- ゲーム内価格:約28,400Cr
- 入手方法:中古車ディーラー、またはメニューブック#9(確率約33%)・#10の報酬
実車同様、GT7内でも初代ロードスターは圧倒的な軽さが最大の武器です。117HPというパワーは決して高くありませんが、約940kgという軽量ボディのおかげで、コーナーでの機敏な向き変えと素直なハンドリングを存分に楽しめます。ゲーム内価格も3万クレジット未満と手頃で、GT7を始めたばかりのプレイヤーが最初に手にする1台としても人気の高い、"人馬一体"を体感できる入門車です。
出典・参考:kudosprime.com「Mazda Eunos Roadster (NA) '89|Gran Turismo 7」(PP値369.02・パワー117HP・重量2,072lbs・ゲーム内価格約28,400Cr・入手方法)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でユーノス ロードスターをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽量ボディ+FRを操る"人馬一体"の楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
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最新は公式でご確認ください。
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・auの方 → auひかり
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※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車ユーノス ロードスターを所有・維持する費用
ユーノス ロードスター(NA6CE/NA8C)は1989〜1997年生産の旧車です。
13年超の自動車税重課対象で、幌の張り替えや電装系の劣化など経年車ならではの費用もかかります。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(1.6〜1.8L級・13年超の重課) | 約39,600〜45,400円 |
| 任意保険(旧車・車両保険設定次第) | 約8〜20万円 |
| 車検(2年分を1年換算) | 約8〜15万円 |
| 整備・部品(幌張替・電装系・ゴム類劣化対応) | 約10〜30万円 |
| 駐車場・保管 | 約6〜24万円 |
| 燃料・消耗品 | 約10〜18万円 |
| 年間合計(目安) | 約42〜152万円 |
さらに、購入費が65万〜580万円台(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“人馬一体”を味わう機材コスト
一方、GT7でユーノス ロードスターを「人馬一体」の感覚で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 65〜580万円台 + 毎年 42〜152万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車の1年分の維持費とほぼ同等かそれ以下でそろい、しかも幌の劣化・経年トラブルの心配なし。ハンコンを使えば、軽量ボディならではの機敏な向き変えまで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のユーノス ロードスターを」と思っている人も、それまでの間はGT7で"人馬一体"の原点に触れ続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のユーノス ロードスターに触れる|レンタル・オーナーズクラブ
「53万台以上も作られたなら、実物を見たり乗ったりする機会も多いのでは」と思う方も多いはず。実際、初代ロードスターは流通量の多さから、他の希少車と比べて実車に触れるハードルが低いのも魅力のひとつです。
🔑 レンタカー・旧車専門店での試乗
初代ロードスターは、全国各地のクラシックカーレンタルサービスや旧車専門販売店で取り扱われることがあります。生産台数が多い分、他の希少なネオクラシックカーと比べて比較的取扱店が見つけやすいのも特徴です。「短時間だけ人馬一体を体験したい」という場合は、こうしたレンタルサービスの利用を検討してみるのもおすすめです。取扱状況・料金は店舗によって異なるため、事前に各社の公式サイトで確認することをおすすめします。
🏁 オーナーズクラブ・ミーティング
ユーノス ロードスターは長年にわたり熱心なファンコミュニティに支えられており、国内外に多くのオーナーズクラブが存在します。定期的なミーティングやイベントが各地で開催されており、こうした場に足を運べば実車を間近で見る機会に恵まれます。地域のクラシックカーイベントやマツダ関連の展示会などでも、初代ロードスターが並ぶ光景はしばしば見られます。
出典・参考:各種旧車専門メディア・オーナーレポート(NAロードスターの中古車選び・維持事情に関する記事群)。※レンタル・イベントの開催状況は変動します。最新は各主催の公式でご確認ください。
ユーノス ロードスターを見て楽しむ|世界的評価とカルチャー
🌟 世界的な評価|「LWSを復活させた革命児」
初代ユーノス ロードスター(MX-5ミアータ)は、海外の自動車専門メディアで繰り返し「絶滅しかけていたライトウェイトスポーツカー(LWS)というジャンルを、たった1台で蘇らせた革命的なモデル」として高く評価されています。ポルシェ・ボクスター、メルセデス・ベンツSLK、BMW・Z3など、後に登場した数々の競合オープンスポーツカーは、いずれもロードスターが切り拓いた市場に追随する形で生まれたとされることが多く、「モダンなライトウェイトスポーツの原点」という評価は国内外でおおむね一致しています。
※「歴代売上No.1のスポーツカー」といった数値的な世界一表現は、前章のギネス世界記録(オープン2シーターとしての生産台数)に基づくものであり、全スポーツカーの中での順位を意味するものではありません。
出典・参考:GAZOO「歴代マツダ ロードスターの魅力」/vabene-d「マツダ ロードスター|世界で最も売れたの2シーター小型オープンスポーツのこれまで」(世界的評価・後続モデルへの影響)。
🏛 バブル期に生まれた"時代の証人"
ユーノス ロードスターがデビューしたのは、日本のバブル経済が絶頂を迎えていた1989年。各社が高級・高性能路線を突き進む中、あえて「シンプルで手の届く価格の、操る楽しさに特化したクルマ」を送り出したという事実そのものが、当時の自動車史における特筆すべきエピソードとして語り継がれています。バブル期特有の"何でもハイテク・ハイパワー化"の空気の中で、原点回帰の方向性を貫いたロードスターの存在は、今なお多くの旧車ファンから「時代を先取りしていた」と評価される理由のひとつです。
出典・参考:くるまのニュース「バブルに登場した日本の名車! マツダ初代『ロードスター』の魅力とは」(バブル経済期における位置づけ)。
🎞 大衆文化での存在感
ユーノス ロードスター(MX-5ミアータ)は、その手頃さと世界的な普及台数の多さから、海外ドラマや映画の中でも"日常に溶け込む1台"としてたびたび画面に登場してきました。走り屋系の日本の漫画・アニメ作品への直接的な登場は確認できていませんが(『頭文字D』には2代目NB8C型ロードスターが大宮智史の愛車として登場しますが、本記事の初代NA型としては頭文字D・湾岸ミッドナイトいずれにも登場車としての記載は見当たりませんでした)、その代わりに「誰もが一度は憧れる、手の届くオープンスポーツ」として、自動車専門メディアのコラムやエッセイで頻繁に引き合いに出される存在です。日本車が「人馬一体」という独自の哲学ひとつで世界中のクルマ好きの共通言語になった、数少ない事例のひとつといえるでしょう。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でユーノス ロードスターを楽しむなら、モデルカーが充実しています。プラモデルの定番としては、ハセガワや童友社などから発売された1/24スケールの初代ロードスターキットがシリーズ化されており、前期・後期・特別仕様車といったバリエーション展開も見られます。ミニカーでは、国内外の複数メーカーから1/43〜1/18スケールのダイキャストモデルが発売されており、コレクター人気の高い定番アイテムです。
📖 書籍
ユーノス ロードスターについてもっと深掘りしたいなら、開発ストーリーや「人馬一体」の哲学を扱ったムック・書籍が複数刊行されています。開発主査・平井敏彦氏へのインタビュー記事や、歴代モデルの変遷をまとめた専門誌の特集号なども良い情報源です。
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ユーノス ロードスターのよくある質問
Q. ユーノス ロードスターとは、どんな車ですか?
A. 1989年9月にマツダの新チャンネル「ユーノス」から発売された、初代マツダ・ロードスター(NA6CE型)です。1.6L直列4気筒DOHCエンジン・FR・軽量オープンボディを備え、「人馬一体」の開発思想のもとで、市場から姿を消していたライトウェイトスポーツカーというジャンルを世界的に復活させました。
Q. 「人馬一体」とはどういう意味ですか?
A. 日本の伝統的な馬術・流鏑馬に由来する言葉で、馬に乗った射手が的を狙うように、ドライバーとクルマが呼吸を合わせ、意のままに走れる一体感を表す開発コンセプトです。この言葉は初代ロードスターの開発時に生まれ、以降の歴代ロードスター、そしてマツダ車全体の開発思想の原点になっています。
Q. NA6CEとNA8Cの違いは何ですか?
A. NA6CEは1989年発売の前期型で、B6-ZE型1.6L・120.1PSエンジンを搭載。1993年8月のマイナーチェンジで1.8L・BP-ZE型130.1PSエンジンを積む「NA8C」型が登場しました。いずれも初代ロードスターの型式区分で、後継のNB型(2代目)とは異なります。
Q. ロードスターがギネス世界記録を持っているというのは本当ですか?
A. 本当です。「世界で最も売れたオープン2シーター・スポーツカー」として、1997年末の累計53万1,890台生産時点でギネス世界記録に認定されました。その後も歴代モデルへ記録が引き継がれ、2016年には累計100万台を突破するなど、現在も更新が続いています。
Q. 海外では何と呼ばれていますか?
A. 日本国外では一貫して「マツダ MX-5 ミアータ(Miata)」の名称で販売されています。特に北米では2代目(NB型)まで「マツダMX-5ミアータ」と呼ばれ続けました。
Q. グランツーリスモ7でユーノス ロードスターに乗れますか?
A. 乗れます。「Mazda Eunos Roadster (NA) '89」として収録されており、中古車ディーラーでの購入、またはメニューブック#9(確率約33%)・#10の報酬として入手できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
ユーノス ロードスターは「人馬一体」を世界に広めた原点
ユーノス ロードスター(NA6CE型)は、1970〜80年代に市場から姿を消していた「ライトウェイトスポーツカー」というジャンルを、たった1台で世界的に復活させた歴史的な名車です。平井敏彦氏率いる開発陣が貫いた「人馬一体」という哲学は、絶対的なパワーではなく、ドライバーとクルマが呼吸を合わせて走る一体感こそが本当の楽しさだという確信から生まれました。この思想は今も歴代ロードスター、そしてマツダ車全体の開発の原点であり続けています。
累計53万台以上という圧倒的な生産実績で「世界で最も売れたオープン2シーター・スポーツカー」としてギネス世界記録に認定され、その後も記録を更新し続けているロードスター。その原点となった初代NA6CE/NA8C型は、グランツーリスモ7にも「Mazda Eunos Roadster (NA) '89」としてそのまま収録されており、117HP・約940kgという軽量級のスペックで、"人馬一体"の感覚を今すぐ体験できます。中古市場でも流通量が豊富で、手ごろな個体から状態のいいネオクラシックまで幅広い選択肢があるのも魅力です。
ゲームで人馬一体の楽しさを知って、いつか本物に。その入り口として、初代ユーノス ロードスターは"すべての原点"にふさわしい1台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
軽量オープンスポーツの系譜もチェック
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