MAZDA Eunos roadster (1st NA6CE) '89【GT7/グランツーリスモ7】
世界中に小型スポーツカーブームを巻き起こした大ヒットモデル
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MAZDA Eunos roadster (1st NA6CE) '89の公式解説

ユーノスロードスターは、ライトウェイトスポーツというカテゴリーを20世紀末によみがえらせたクルマだ。
軽量コンパクトなボディ、1.6L直列4気筒DOHCエンジン、後輪駆動レイアウトといった要素を盛り込み、まさにライトウェイト・オープン2シーターの王道といえる1台である。

日本でのデビューは1989年9月。
当初は120.1PS/14.0kgfmを発生する1.6LB6-ZE型エンジンが搭載された。
トランスミッションとリアデフの結合にはアルミ製パワープラントフレームが用いられ、剛性感あるシフトフィーリングの実現に成功していた。
足まわりは新開発の4輪ダブルウィッシュボーン、ブレーキには4輪ディスクがおごられたが、こうした走りに関する部分では、コストを度外視した設計が行なわれたという。

このためユーノスロードスターのドライブフィールは、まさに人馬一体というべき爽快感あふれるもので、オープンモデルであることがそれをいっそう鮮烈にした。
クルマを意のままに操るという根源的な楽しみはなにものにも代えがたく、初心者からベテランまで、あらゆるドライバーがその虜になった。
1993年8月にはマイナーチェンジを実施し、通称1800シリーズ1となった。
新エンジンはBP-ZE型1.8LDOHCで、130.1PS/16.0kgfmにまでパワーが向上した。

1995年8月の2度目のマイナーチェンジでは、ファイナルのギア比やフライホイールを変更。
1800シリーズ2へと進化を果たしている。

ユーノスロードスターは数多くの限定モデルを生み出した他、1997年末までに53万1,890台が作られたが、この数字は2シーターオープンカーの単一車種生産台数の世界記録として、ギネスブックにも登録されている。

なお、ユーノスロードスターは日本国外ではマツダMX-5の名前で販売された。
特に北米では2代目までマツダMX-5ミアータと呼ばれていた。

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