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スズキ カプチーノ(EA11R)とは、1991年10月にスズキが発売した軽自動車規格の2シーターオープンスポーツで、平成「ABCトリオ」の中で唯一のFR(後輪駆動)を採用した一台です。F6A型660ccの直列3気筒DOHCインタークーラーターボを縦置きに搭載し、車重わずか約700kg。さらに3ピース脱着式ルーフにより、屋根を1枚ずつ外してフルクローズ/Tバー/タルガ/フルオープンの4形態に変身させられる、量産車として世界初の機構を備えた名車です。
この記事では、カプチーノの魅力・スペック・中古相場から、グランツーリスモ7(GT7)での乗り方、そしてABCトリオ・頭文字D「坂本」との対決まで、軽FRオープンの名車のすべてをまるごと解説します。
目次
- 1 カプチーノ誕生|ABCトリオ唯一のFRと4形態ルーフ
- 2 平成軽スポーツ「ABCトリオ」とカプチーノの立ち位置
- 3 カプチーノは今いくら?高騰する軽オープンの相場
- 4 グランツーリスモ7のカプチーノ|Update1.13で追加された軽FR
- 5 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 6 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 7 頭文字D「坂本」のカプチーノ|130PSチューンで拓海と激突
- 8 実車のカプチーノに触れる|借りて乗る・集まる
- 9 カプチーノを見て楽しむ|スズキ歴史館・カルチャー
- 10 カプチーノのよくある質問
- 11 カプチーノは「軽量×FR×4形態ルーフ」の唯一無二
- 12 ABCトリオ&平成軽スポーツ・頭文字D因縁の車たち
カプチーノ誕生|ABCトリオ唯一のFRと4形態ルーフ
1990年、軽自動車の規格が改定され、排気量が550ccから660ccへと拡大されました。この新規格を追い風に、各社がそれまでにない本格的な軽スポーツカーを世に送り出します。1991年5月のホンダ・ビート、同年11月のスズキ・カプチーノ、そして1992年10月のオートザムAZ-1。この3台が、後に「ABCトリオ」と呼ばれる平成軽スポーツの黄金トリオです。
その中でカプチーノだけが採用したのが、フロントエンジン・リアドライブ(FR)レイアウト。ビートとAZ-1がいずれもミッドシップ(MR)だったのに対し、カプチーノは「3気筒ツインカム12バルブ・インタークーラーターボエンジンを縦置きにしたFR」という、軽自動車としては極めて贅沢な構成で開発されました。
搭載エンジンはF6A型 657cc 直列3気筒DOHC 12V インタークーラーターボ。当時の軽自動車の自主規制上限である最高出力64PS/6,500rpm、最大トルク8.7kgf·m/4,000rpmを発生しました(64馬力自主規制は1987年のアルト・ワークスを契機にメーカー間で取り決められた上限)。組み合わせるトランスミッションは5速MTで、後に4速ATも追加されました。
足まわりは前後ともダブルウィッシュボーン、ブレーキは4輪ディスクと、軽自動車離れした本格的な構成。車重は約700kg(資料により725kg表記もあり)、前51:後49というほぼ理想的な前後重量配分(公式・2名乗車時はほぼ50:50)が、軽快なハンドリングとFRならではの旋回性能を生み出します。
そしてカプチーノ最大の特徴が、3ピース脱着式ルーフ(デタッチャブルハードトップ)。ルーフが3枚のパネルとリアウィンドウに分割されており、組み合わせを変えるだけで4つの形態に変身します。これは量産車として世界初の機構でした。
- フルクローズ(ハードトップ・通常のクーペ状態)
- Tバールーフ(中央パネルだけを外す)
- タルガトップ(ルーフ全体を外し、リアウィンドウは残す)
- フルオープン(リアウィンドウも収納した完全オープン)
外したルーフパネルはトランクに収納できるよう設計されており、走り出してから天気に合わせて姿を変えられる柔軟性は、今なお他に類を見ないユニークさです。新車価格は145.8万円(1991年式)。軽自動車としては高価でしたが、その内容を考えればむしろ良心的でした。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式 | EA11R |
| 登場 | 1991年10月 |
| エンジン | F6A型 657cc 直3 DOHC 12V インタークーラーターボ(縦置き) |
| 最高出力 | 64PS/6,500rpm(軽自動車自主規制上限) |
| 最大トルク | 8.7kgf·m/4,000rpm |
| 車両重量 | 約700kg(資料により725kg) |
| 前後重量配分 | 前51:後49(公式・2名乗車時ほぼ50:50) |
| ボディ | 2シーター・3ピース脱着式ルーフ(4形態) |
| 全長×全幅×全高 | 3,295×1,395×1,185mm |
| ホイールベース | 2,060mm |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動・フロント縦置き) |
| サスペンション | 前後ともダブルウィッシュボーン |
| ブレーキ | 4輪ディスク |
| 新車価格 | 145.8万円(1991年式) |
出典・参考:スズキ・カプチーノ(Wikipedia)(EA11R/EA21R仕様・前後重量配分51:49)/レスポンス(3気筒ツインカム12バルブICターボを縦置きしたFR)。※車両重量は資料により700kg〜725kgの表記ゆれがあります。
平成軽スポーツ「ABCトリオ」とカプチーノの立ち位置
「ABCトリオ」とは、1991〜1992年に相次いで登場した3台の軽スポーツカーの総称です。発売順はBeat(1991年5月)→Cappuccino(1991年11月)→AZ-1(1992年10月)。3台合計の生産台数は約65,000台と少なく、いずれも90年代軽スポーツを象徴する貴重な存在となっています。
| 車種 | メーカー | 駆動 | エンジン | 生産台数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Autozam AZ-1 | マツダ(製造)/スズキ(エンジン) | MR(ミッドシップ) | F6A 64PS ターボ | 約4,400台 | 日本市販車唯一のガルウイングドア |
| Beat | ホンダ | MR(ミッドシップ) | E07A 64PS NA/8,100rpm | 約3万3千台 | 本田宗一郎が承認した最後のホンダ車・フルオープンソフトトップ |
| Cappuccino | スズキ | FR(後輪駆動) | F6A 64PS ターボ | 26,583台 | ABC唯一のFR・3ピース脱着式4形態ルーフ |
こうして並べると、カプチーノは「ABCトリオ唯一のFR」であり、唯一の4形態トランスフォーマブル・ルーフを持つ車だとわかります。AZ-1はガルウイングドアで強烈な個性、Beatは高回転NA+フルオープンで爽快感を追求した一方、カプチーノはFRレイアウト+ターボトルク+4形態ルーフで、「軽自動車で本格的なスポーツドライビングを楽しむ」というアプローチを取りました。
ABCトリオは、1990年の新軽規格(550cc→660cc、ボディサイズ拡大)と64馬力自主規制という時代背景のなかで生まれました。しかし1998年の新軽規格切替(全長3,400mm化、衝突安全強化)の前後に3台とも生産終了。Beatは1996年2月、AZ-1は1994年10月(販売は1995年9月まで・OEMの「キャラ」は1995年12月まで)、そしてカプチーノはEA21Rが1998年1月で終わり、ABCトリオの時代は静かに幕を閉じました。
出典・参考:ホンダ・ビート(Wikipedia)/オートザム・AZ-1(Wikipedia)/Honda Beat(英語版Wikipedia)(本田宗一郎が承認した最後のホンダ車)。※台数は資料により若干の揺れがあります(Beat 33,600〜33,892台/AZ-1 4,392〜4,409台)。
カプチーノは今いくら?高騰する軽オープンの相場
カプチーノは総生産26,583台という希少車。さらに2016年に米国の25年ルール(クラシックカー輸入規制)が解禁されてから約10年が経過し、海外からの引き合いも強まっています。具体的な価格帯の目安は、このくらいです(あくまで参考・時期や状態で大きく変わります)。
- 全体の価格帯:おおむね支払総額60万〜380万円(中古車ポータル各社・2026年時点)
- 平均的な相場:140万〜180万円台が中心
- 極上の低走行・フルノーマル車:500万円超の掲載例も
- 流通台数は少なく、個体差・年式・状態で価格レンジが大きく開く
出典・参考:カーセンサー カプチーノ中古車一覧/グーネット カプチーノ中古車一覧。※相場は時期・状態・走行距離・グレード(EA11R/EA21R)で大きく変わります。最新の価格・在庫は各中古車ポータルで必ずご確認ください。
※カプチーノは流通台数が少なく、個体ごとの状態差(修復歴・改造の有無・パネル4形態の状態)で価格レンジが大きく変動します。最新情報は各中古車ポータルでご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のカプチーノに」——その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車相場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のカプチーノ|Update1.13で追加された軽FR
グランツーリスモ7には「Suzuki Cappuccino (EA11R) '91」が収録されています。Update1.13(2022年4月25日配信)で追加された一台で、Used Cars(中古車ディーラー)で約2万Crから購入可能。GT7で走らせるには「Extra Menu #28」のクリアが必要な時期がありました(条件はアップデートで変動)。
- 収録名:Suzuki Cappuccino (EA11R) '91(car779)
- 追加:Update1.13(2022年4月25日)
- 入手:Used Carsで約2万Cr/Extra Menu #28が必要だった時期あり
- ゲーム内出力:約62HP(実車64PSとほぼ同等)
- PP値:約290〜305(チューニング前後で変動)
カプチーノは軽量700kg級・FR・ターボという素性そのままに、GT7でも軽快なハンドリングと素直なヨーモーメントが再現されています。パワーは控えめでも、コーナーで車を曲げる楽しさ、ストレートでターボが立ち上がる気持ちよさは、ハイパワー車では味わえない独特の魅力です。タイヤやサスペンションの軽いチューンで、ジムカーナや峠攻めの定番車として活躍できます。
出典・参考:Gran Turismo Wiki - Suzuki Cappuccino (EA11R) '91(Update1.13で追加・car779・Used Cars価格)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でカプチーノをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽量FRならではの軽快な動きが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
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最新は公式でご確認ください。
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・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車カプチーノを所有・維持する費用
カプチーノは1991年デビューの旧車。
軽自動車税は安いものの、ターボ・希少部品・3ピースルーフ機構の維持で、現行軽より高めになりがちです。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 軽自動車税(13年超の重課) | 約12,900円 |
| 任意保険(旧車・限定特約等) | 約4〜10万円 |
| 車検(2年分を1年換算) | 約4〜6万円 |
| 整備・部品(F6Aターボ・ルーフ機構) | 約8〜20万円 |
| 駐車場(地域差大) | 約0〜36万円 |
| 燃料・消耗品 | 約6〜12万円 |
| 年間合計(目安) | 約20〜40万円 |
さらに、購入費が約60〜380万円(前章の中古相場)かかります。極上車では500万円超の例も。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でカプチーノを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 60〜380万円 + 毎年 20〜40万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式はカプチーノ本体の中古相場の中位以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、ステアリングの軽さやコーナーでの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のカプチーノを」と思っている人も、それまでの間はGT7で愛車に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“軽FRオープンの楽しさ”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
頭文字D「坂本」のカプチーノ|130PSチューンで拓海と激突
『頭文字D』には、カプチーノを駆る印象的なライバル「坂本」が登場します。坂本はラリースト出身で、秋山渉の旧友という設定。乗っているのはカプチーノEA11Rで、タービン交換などの本格チューンを施し、最終出力は約130PS、車重は750kg強まで仕上げられた、軽自動車の枠を超えた一台です。
舞台は埼玉県・秩父寄りのタイトな峠。テクニカルなコーナーの連続で、軽量+ターボのカプチーノは本来圧倒的に有利なはずでした。実際、序盤からミドル区間まで、坂本は持ち前の軽さと立ち上がりの鋭さで拓海のAE86トレノを終始リードします。
しかし勝負を分けたのはコース終盤の平坦ストレート。拓海はあえてカプチーノの真後ろにつき、エンジン音を消して気配を断つ「ステルス走行」を仕掛けます。スリップに入った瞬間、一気にアウトに振って抜き去り、最後の最後で勝負を逆転——というのが、このバトルの結末です。
軽FRオープンのカプチーノが、後輪駆動の名車AE86と互角以上に渡り合う。性能の差を「腕」と「読み」で覆していくこの一戦は、ABCトリオのカプチーノが頭文字Dの世界でも一流の戦闘力を持っていたことを示す名シーンとして、今も語り継がれています。
出典・参考:ベストカーWeb「頭文字D 伝説の名車列伝13 カプチーノ編」(坂本のカプチーノEA11R・130PSチューン・拓海AE86との対戦記録)。
実車のカプチーノに触れる|借りて乗る・集まる
「中古でも個体が少ない」「買う前に一度ABCトリオの世界を味わってみたい」。カプチーノ本体のレンタルは極めて希少ですが、ABCトリオの仲間を借りて乗る・集まって見る方法は今もあります。
🔑 借りて乗る|ABCトリオの「B」をFun2Driveで体験
箱根・仙石原の旧車レンタカー「Fun2Drive」では、カプチーノ本体は現状ラインナップに見当たりませんが、同じABCトリオのホンダ・ビート(PP1)をレンタルできます(2026年時点)。利用は1.5時間〜、26歳以上・免許取得3年以上が条件。MRのフルオープン軽スポーツでABCトリオの軽量哲学を体感できます。
カプチーノ本体のレンタル・貸出状況は変動するため、最新は各社公式でご確認ください。
出典・参考:Fun2Drive(箱根仙石原)(ABCトリオのHonda Beat PP1レンタル)。※料金・条件・貸出状況は変動します。最新は公式でご確認ください。カプチーノ本体のレンタルは全国的に希少です。
🏁 集まる・見る|OPENCafe(カプチーノ全国ミーティング)
カプチーノオーナーが集まる最大のオフ会が「OPENCafe(SUZUKIカプチーノ全国ミーティング)」。1999年スタートで、2025年には27回目を迎えた老舗のイベントです(2026年は10月11日に愛知県豊橋市で開催予定)。日本最大級のカプチーノオフ会として、全国から数百台のカプチーノが集まります。
ほかにも「九州カプチーノオーナーズミーティング」など地域オフ会が各地で開催され、カプチーノ乗りのオーナーズミーティング文化は今も健在です。
日程は変わることがあるので、最新は各主催の公式・SNSでご確認ください。
出典・参考:OPENCafe(SUZUKIカプチーノ全国ミーティング・1999年スタート・第27回・2026年10月11日 愛知県豊橋市開催予定)/九州カプチーノオーナーズミーティング(2025年11月9日開催実績)。※開催日程は変動します。最新は各主催公式でご確認ください。
カプチーノを見て楽しむ|スズキ歴史館・カルチャー
🏛 本物を見に行く|スズキ歴史館
カプチーノの実車を見るなら、スズキ歴史館(静岡県浜松市南区増楽町1301・スズキ本社隣接)がおすすめ。入館無料・事前予約制、開館は9:00〜16:30、休館日は月曜と年末年始です(TEL 053-440-2020)。スズキの歴代車種が一堂に会する企業ミュージアムで、カプチーノの展示も言及されています。
ただし整備・展示替えで一時的に展示されていない時期もあるため、訪問前に必ず公式でご確認ください。
出典・参考:スズキ歴史館 公式サイト(静岡県浜松市・入館無料・事前予約制・9:00-16:30・月曜休/年末年始休)。※カプチーノの展示有無は時期により変動します。来館前に公式でご確認ください。
🎬 アニメで語り継がれる|頭文字Dの坂本戦
カプチーノが大きく取り上げられた映像作品といえば、なんといってもアニメ『頭文字D』。前章で詳述した「坂本」のカプチーノEA11R対拓海AE86のバトルは、軽FRオープンが上位車種と互角に渡り合えることを示した名勝負として、ABCトリオの存在感を世間に強烈に印象づけました。
アニメはFirst Stage(1998年)からFinal Stage(2014年)まで全シリーズ展開され、現在は配信サービスで視聴できます。
『頭文字D』のアニメは、ABEMAプレミアムなら見放題(2026年時点)。
坂本のカプチーノ対拓海のAE86トレノが秩父の峠でぶつかり合う名シーンも、大画面で見返せます。
初回14日間は無料 | いつでも解約OK
※配信作品・配信期間・無料特典は変動します。最新はABEMA公式サイトでご確認ください。
🛠 カプチーノのチューニング文化|モンスタースポーツと走り屋たち
カプチーノは登場直後から、ジムカーナ・サーキット走行・峠の定番ベース車として人気を集めました。モンスタースポーツをはじめ、カプチーノ専門のチューニングショップが各地に生まれ、700ccボアアップ・タービン換装・マフラー・足回り強化など、多彩なチューニングメニューが今も提供されています。
軽量・FR・ターボという素性は、チューニング次第でAE86クラスのスポーツカーと張り合える戦闘力を秘めており、「軽量パワフルFR」という独自のポジションを確立しています。
🏎 軽スポーツの精神は今|ダイハツ・コペンへ
1998年新軽規格切替の前後にABCトリオは生産終了しましたが、軽オープンスポーツの灯はダイハツ・コペン(2002年デビュー)へと受け継がれました。コペンは電動メタルトップで開閉する2シーター軽オープン。カプチーノが切り拓いた「軽量×オープン×趣味性」の市場を、メーカーを超えて引き継いだ後継存在と言える一台です。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でカプチーノを楽しむなら、モデルカーも充実しています。プラモデルはアオシマ「ザ・モデルカー No.40 スズキ EA11R カプチーノ '91」生誕25周年記念キットが決定版。ハードトップ/Tバールーフ/タルガトップ/フルオープンの4形態を選択して組めるうえ、純正・社外アルミの選択、エアロパーツ、ロールバーまで付属する豪華な内容です。
ミニカーは京商Jコレクション 1/43が新品流通の定番。ほかにエブロ1/43、ファースト43 1/43(クローズドトップ/ハーフオープン)、BM Creations 1/64(RHD仕様あり)、トイズキャビン 1/64ガチャ全5種など、選択肢が多彩です。
📖 原作で楽しむ|頭文字D「坂本戦」を漫画で読み返す
カプチーノが活躍する物語を楽しむなら、原作漫画『頭文字D』全48巻がおすすめです。坂本のカプチーノEA11Rと拓海AE86の死闘は、原作中盤の名バトルのひとつ。チューンドカプチーノの軽さ・俊敏さと、それを腕で覆す拓海の駆動センスが、コマ送りで堪能できます。
📚 もっと知りたい人へ(おすすめ書籍)
もっとカプチーノを深掘りしたいなら、『ハイパーレブ Vol.153 スズキ・カプチーノ』(三栄書房 NEWS mook・チューニング&ドレスアップ徹底ガイド・原版2010/11/26)が決定版。チューニングメニュー、ショップガイド、オーナーズインタビューまで網羅したカプチーノ専門の一冊で、復刻版も出ています。
メカニズムを深く知りたいなら『カプチーノ EA11R+21R メカニズムブック』(三樹書房/リブビット クリエイティブ)もおすすめ。前期EA11Rと後期EA21Rの違いまで詳細に解説されています。
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「他にもこの作品にカプチーノが出てるよ」「あのイベントで見たよ」という情報があれば、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。みなさんからの情報で、このページをもっと充実させていきます🚗💨
カプチーノのよくある質問
Q. スズキ カプチーノ(EA11R)とは、どんな車ですか?
A. 1991年10月にスズキが発売した軽自動車規格の2シーターオープンスポーツです。F6A型660ccの直列3気筒DOHCインタークーラーターボを縦置きにしたABCトリオ唯一のFRで、3ピース脱着式ルーフで4形態に変身できる量産車世界初の機構を備えていました。
Q. カプチーノEA11Rのスペック(馬力・重量)は?
A. F6A型 657cc 直3 DOHC 12V インタークーラーターボで、最高出力64PS/6,500rpm(軽自動車自主規制上限)、最大トルク8.7kgf·m/4,000rpm。車両重量は約700kg、前後重量配分は前51:後49、駆動方式はFR(後輪駆動)です。
Q. EA11RとEA21Rの違いは何ですか?
A. エンジンが別物です。EA11R(1991/10〜1995/4・22,260台)はF6A型エンジン、EA21R(1995/5〜1998/1・4,323台)はK6A型エンジンに換装された後期型。総生産は26,583台のみで、いずれも希少な存在です。
Q. ABCトリオって何ですか?
A. 1991〜1992年に発売された3台の平成軽スポーツ——A=Autozam AZ-1(MR・ガルウイング)、B=Honda Beat(MR・NA・本田宗一郎が承認した最後のホンダ車)、C=Suzuki Cappuccino(FR・ターボ・4形態ルーフ)の総称。3台合計の生産は約65,000台で、カプチーノが唯一のFRです。
Q. カプチーノの中古相場はいくらですか?
A. 2026年時点で支払総額60万〜380万円が目安、平均は140万〜180万円台が中心です。極上低走行のフルノーマル車は500万円超の例も。流通台数が少なく、状態・年式・グレード(EA11R/EA21R)で価格レンジが大きく変わります。最新は各中古車ポータルでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でカプチーノに乗れますか?
A. 乗れます。「Suzuki Cappuccino (EA11R) '91」がUpdate1.13(2022年4月25日)で追加され、Used Carsで約2万Crから購入できます。Extra Menu #28のクリアが必要だった時期もあり、入手条件はアップデートで変動します(最新はゲーム内でご確認ください)。
Q. 頭文字Dにカプチーノは出てきますか?
A. 出てきます。ラリースト出身の「坂本」が、タービン交換などで130PSにチューンしたカプチーノEA11Rを駆って、埼玉・秩父寄りのタイトな峠で拓海のAE86トレノと対戦。終盤の平坦ストレートで拓海の「ステルス走行」によって抜かれ、惜敗するという名バトルが描かれています。
カプチーノは「軽量×FR×4形態ルーフ」の唯一無二
スズキ カプチーノ(EA11R)は、平成軽スポーツ「ABCトリオ」唯一のFRとして生まれ、量産車世界初の3ピース脱着式ルーフで4形態に変身できる、唯一無二の軽オープンスポーツです。F6Aターボ+約700kg+前後ダブルウィッシュボーンが生む“軽さで曲げる”感覚は、ハイパワー全盛の今だからこそ輝きます。
実車は総生産26,583台と希少で、中古相場は60〜380万円と振れ幅が大きく、極上車は500万円超まで上昇中。一方グランツーリスモ7ではUpdate1.13で追加され、約2万Crから手に入って軽FRオープンの世界をそのまま味わえます。借りるなら箱根のFun2DriveでABCトリオのBeatを、見るならスズキ歴史館(浜松)やOPENCafe全国ミーティングで本物のカプチーノを。
ゲームで惚れて、いつか本物に——その入り口として、ABCトリオ唯一のFR・カプチーノはこれ以上ない一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
ABCトリオ&平成軽スポーツ・頭文字D因縁の車たち
ホンダ・ビート(PP1)——ABCトリオの「B」。MR・E07A NAで本田宗一郎が承認した最後のホンダ車。
ダイハツ・コペン('02)——平成軽オープンの後継。カプチーノの精神を継ぐ電動メタルトップの2シーター軽オープン。
トヨタ AE86 スプリンタートレノ——頭文字Dで坂本のカプチーノと激突した拓海の愛車。終盤の「ステルス走行」で勝利した因縁の相手。
スバル インプレッサ WRX STi Coupe Type R Ver.VI(GC8)——同時期90年代日本車スポーツの象徴。ターボ+4WDの対極として並べて楽しめる。
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