本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれています。
GT7(グランツーリスモ7)の4WD(四輪駆動)車は、雨・雪・ダートといった路面が滑りやすい状況でも、4つのタイヤすべてにトラクションを配分して安定した走行を実現できる駆動方式です。コーナーの立ち上がりでアクセルを踏み込んでも、リアが唐突に流れ出す心配が少なく、FR(後輪駆動)やMR(ミッドシップ)に比べて「怖さより安心感が先に来る」挙動が持ち味。GT7のコース上では、天候やコースコンディションを問わず、いつでも一定の走破力を発揮してくれる頼れる存在です。
この駆動方式が世界のラリーシーンを塗り替えたのは1980年代のこと。アウディが「quattro(クワトロ)」を武器に世界ラリー選手権(WRC)へ乗り込み、雨・雪・未舗装路で他陣営を圧倒したことをきっかけに、「4WD=速い」というイメージが世界的に広まりました。日本でも日産・三菱・スバル・トヨタが競うように電子制御4WDやターボチューンを磨き上げ、ラリーやツーリングカーレースの戦績がそのまま市販車の伝説になっていった歴史があります。
この記事では、4WDという駆動方式そのものの仕組みと歴史、GT7での4WD車の走らせ方の特徴、そして当ブログで解説している4WD車種の一覧まで、まとめて紹介します。「まずは安定して走れる一台がほしい」という方にも、GT7を通じて自動車の駆動技術の歴史をたどりたい方にも、読み応えのある内容にしています。
目次
4WD(四輪駆動)とは|全輪でグリップをつかむ技術の仕組みと歴史
4WD(Four Wheel Drive/四輪駆動)とは、前輪・後輪の両方にエンジンの駆動力を伝える方式のことです。片方の車輪が滑っても、もう片方が路面をつかんでいれば車両全体としてのトラクション(駆動力の伝達)を維持しやすく、雨・雪・砂利道といった低ミュー(摩擦係数が低い)路面で強さを発揮します。
- フルタイム4WD:常に前後輪へ駆動力を配分する方式。走行中の安定性が高く、スポーツ4WD車の多くが採用
- パートタイム4WD:通常は2輪駆動で、必要なときだけ4WDに切り替える方式。悪路走破を重視するオフロード車に多い
- 電子制御4WD:センサーで路面状況やスリップを検知し、前後の駆動力配分をリアルタイムで自動調整する方式。1980年代以降に発展した現代的な仕組み
4WDが世界的な注目を集めたのは、1980年代のアウディ「quattro」によるWRC(世界ラリー選手権)参戦がきっかけとされています。1981年からWRCに投入された初代Quattroは、雨や雪、未舗装路といった低ミュー路面で圧倒的なトラクションを発揮し、それまでFRやFFが主流だったラリーシーンに衝撃を与えました。この成功によって「4WD=速い」というイメージが世界的に広まり、以降のラリーシーンでは4WD車が主流になっていったといわれています。
日本車でも、電子制御4WDの発展史は各メーカーの技術競争そのものでした。日産は1989年、R32型スカイラインGT-Rに電子制御4WDシステム「ATTESA E-TS」を搭載。通常はFRベースでコーナーを曲がりながら、加速時には後輪の空転を検知して前輪にも駆動力を振り分ける仕組みで、「コーナーではFRのように曲がり、加速では4WDで蹴り出す」という走りを実現し、全日本ツーリングカー選手権(グループA)で圧倒的な戦績を残したと語り継がれています。三菱もランサーエボリューションIVで、世界初とされる電子制御式リアデフ「AYC(アクティブヨーコントロール)」を搭載するなど、各社の4WD技術はラリー・ツーリングカーの戦いの中で磨かれてきました。
出典・参考:Audi公式ヒストリー「quattro」ページ、Wikipedia「Audi Quattro」「ATTESA」「アクティブヨーコントロール」各項目ほか、各社公表資料。年式・戦績の細部は資料により表記が異なる場合があり、正確な数値は各記事内の出典をご確認ください。
GT7での4WD車の乗り方|安定感と引き換えに手放す「軽さ」
GT7の4WD車は、コーナー立ち上がりでのトラクション性能の高さが最大の武器です。アクセルを早めに踏み込んでも、後輪だけでなく前輪にも駆動力が分散されるため、リアがいきなり流れ出すような挙動になりにくく、「開けたら曲がった」というFR車特有の緊張感が少なめ。雨天のレースやダート・スノーコースでも、他の駆動方式に比べて安定したタイムを出しやすいのが特徴です。
この特性は、コントローラー操作が中心でも扱いやすいという意味で、初心者にも走りやすい駆動方式だといえます。「久しぶりにハンドルを握る」「昔の愛車の感覚を思い出したい」という方でも、4WD車ならタイムを崩しにくく、コースを一周する楽しさそのものに集中しやすいでしょう。当ブログは「免許を返納しても、ゲームの中でならずっと愛車に乗り続けられる」というコンセプトを軸にしていますが、4WD車の安定志向の挙動は、この楽しみ方ととても相性が良い駆動方式です。
一方で、4WD車には車両重量が増えやすいという傾向があり、FR車やMR車に比べると「曲がる」というより「grip(グリップ)して進む」感覚が強く、コーナリングそのものの軽快さでは一歩譲るという声も少なくありません。低速コーナーでの回頭性(ノーズの入りやすさ)は、駆動方式やセッティングによっても変わるため一概には言えませんが、「切れ味鋭く曲がる楽しさ」を求める場面では、FR・MR車のほうが向いていると感じる場面もあるでしょう。安定と軽快さは、多くの場合トレードオフの関係にあるとされています。
- 得意な場面:雨天・ダート・スノーコース、コーナー立ち上がりの加速、初めてのコースでのタイム安定
- やや不得意な場面:低速タイトコーナーでの鋭い回頭性、軽快なコーナリングそのものを楽しみたいとき
- セッティングのコツ:車重が重くなりがちな分、ブレーキは早めに仕込み、コーナー入口で丁寧に荷重を移動させると持ち味を引き出しやすいとされます
GT7の4WD車まとめ|世代・国をまたぐ21台をピックアップ
当ブログで解説している4WD車の中から、メーカー・年代・国籍が偏らないよう意識して21台を選びました。気になる車があれば、リンク先の記事でスペック・中古相場・GT7での詳しい乗り方も確認できます。
| GT7収録車名 | 4WDに関する特徴 | 当ブログの解説記事 |
|---|---|---|
| 三菱 ランサーエボリューションIV GSR(CN9A) | 世界初のAYC(電子制御4WD)搭載・PP467.12 | 解説記事へ |
| 三菱 ランサーエボリューションV GSR(CP9A) | ワイドボディ化・マニュファクチャラーズ初制覇・PP483.25 | 解説記事へ |
| 三菱 ランサーエボリューションVI GSR T.M.Edition(CP9A) | マキネン4連覇記念の限定車・PP505.66 | 解説記事へ |
| 三菱 ランサーエボリューション ファイナルエディション(CZ4A) | 23年の歴史に幕を引いた最終進化形・PP503.43 | 解説記事へ |
| スバル インプレッサ 22B-STi | 40周年記念・限定400台・PP504.80 | 解説記事へ |
| スバル インプレッサ WRX STI(GDB・涙目) | WRC黄金期・EJ207型ターボ・PP491.59 | 解説記事へ |
| WRX STI(VAB) | 最後の6MT STI・EJ20型308PS・PP495.87 | 解説記事へ |
| 日産 スカイラインGT-R V·spec II(BNR32) | ATTESA E-TS・16年ぶり復活のゴジラ・PP515 | 解説記事へ |
| 日産 スカイラインGT-R V·spec(BCNR33) | ATTESA E-TS PRO・ル・マンに挑んだ第二世代・PP518.18 | 解説記事へ |
| 日産 GT-R Premium edition(R35・MY17) | 電子制御4WDの現代頂点 | 解説記事へ |
| トヨタ セリカ GT-Four(ST205) | フルタイム4WD・WRC参戦車・PP459.68 | 解説記事へ |
| トヨタ GRヤリス RZ“High performance”(GXPA16) | GR-FOURシステム・WRCホモロゲ・PP500.33 | 解説記事へ |
| ランチア デルタ HFインテグラーレ エボルツィオーネ | フルタイム4WD・WRC史上唯一6年連続王者・PP401.85 | 解説記事へ |
| Jeep WILLYS MB | パートタイム式4WD・すべての4WD/SUVの原点 | 解説記事へ |
| Audi TTS Coupe(FVCJXF)'14 | クワトロ+2.0L直4ターボ・PP526.78 | 解説記事へ |
| Audi R8 4.2 '07 | アウディ初のスーパーカー・クワトロ・PP563.36 | 解説記事へ |
| ランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4 | フルタイム4WD・新設計V12フラッグシップ・PP622.92 | 解説記事へ |
| ブガッティ・シロン | 1,500PS級4WDハイパーカー・PP約696 | 解説記事へ |
| PORSCHE 918 スパイダー | ハイブリッド4WD(前輪はモーター駆動)・PP664.21 | 解説記事へ |
| フォード フォーカスRS(Mk3) | 世界初のドリフトモード搭載4WDホットハッチ・PP521前後 | 解説記事へ |
| TOYOTA TUNDRA TRD Pro | 北米専売フルサイズピックアップ・PP417.03 | 解説記事へ |
こうして並べてみると、三菱ランサーエボリューション・スバルインプレッサ・日産GT-Rといった日本のラリー/ツーリングカー系譜と、Audiのクワトロ系譜(TTS・R8)、さらにランボルギーニやブガッティ、ポルシェ918といった4WDハイパーカーまで、駆動方式ひとつでこれだけ幅広いジャンルの車がつながることが分かります。ランチア・デルタやトヨタ セリカ GT-Four、Jeep WILLYS MBのように、4WDの歴史そのものを体現する一台も収録されているのがGT7の面白いところです。
4WD車をもっと楽しむ機材ガイド|トラクション感を手元で味わう
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、4WDの安定感を“手で感じ取る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
GT7の4WD車について、よくある質問
Q. GT7の4WD車は、初心者でも運転しやすいですか?
A. はい。コーナー立ち上がりでアクセルを踏み込んでも、駆動力が4輪に分散されるためリアが唐突に流れ出しにくく、FR車に比べて扱いやすい傾向があります。安定したタイムを出しやすい駆動方式だといえます。
Q. 4WDとFR、GT7ではどちらが速いですか?
A. 一概にどちらが速いとは言えません。4WDは雨天やダートなど滑りやすい路面、コーナー立ち上がりの加速で強みを発揮しますが、低速タイトコーナーでの軽快な回頭性はFR・MR車に譲る場面もあるとされます。コースやセッティング、ドライバーの好みによって最適な駆動方式は変わります。
Q. 4WDの元祖といえる車はどれですか?
A. 諸説ありますが、当ブログで紹介しているJeep WILLYS MBは、第二次世界大戦下の1941年に量産された軍用4輪駆動車で、後のジープ・SUVの源流のひとつとされています。市販乗用車の電子制御4WDとしては、1980年代のアウディ「quattro」がWRCで大きな成功を収め、4WDの普及を後押ししたことで知られています。
Q. 日産のATTESA E-TSとはどんな技術ですか?
A. R32型スカイラインGT-Rに1989年に搭載された電子制御4WDシステムです。通常はFRベースでコーナーを曲がり、加速時には後輪の空転を検知して前輪にも駆動力を配分する仕組みで、コーナリングと加速の両立を狙った技術とされています。
Q. GT7で4WD車のセッティングのコツはありますか?
A. 4WD車は車両重量が増えやすい傾向があるため、ブレーキを早めに仕込み、コーナー入口で丁寧に荷重移動を行うと持ち味を引き出しやすいとされます。唯一の正解はないため、コースレイアウトや好みに合わせて少しずつ試すのがおすすめです。
GT7の4WDは「安心して走れる」を支える駆動方式
最後に、この記事のポイントを3つに整理します。
- 4WDは全輪にトラクションを配分する駆動方式。雨・雪・ダートといった滑りやすい路面でも安定した走行がしやすく、コーナー立ち上がりの加速に強い
- 歴史の中心は、1980年代のアウディ「quattro」のWRC制覇と、日産ATTESA E-TS・三菱AYCなど日本メーカーの電子制御4WD技術の発展。ランサーエボリューション・インプレッサ・GT-Rといった当ブログの人気車種は、この技術競争の産物
- GT7では、初心者でも安定して走らせやすい一方、低速コーナーの軽快さではFR・MR車に譲る場面もある。「安心して走れる一台がほしい」というときの心強い選択肢
1980年代のラリーシーンで一気に花開き、いまや日常のSUVから1,000馬力級のハイパーカーまで幅広く採用されている4WD。GT7に収録された21台を見比べるだけでも、「全輪でグリップをつかむ」という一つの技術が、時代と国境を越えてどう進化してきたかを体感できます。
気になる車種があれば、上の一覧から各車の解説記事(スペック・中古相場・GT7での乗り方)ものぞいてみてください。そして、もし掲載外の4WD車について気になる情報があれば、お問い合わせフォームからぜひ情報をお寄せください。
🎮 あわせて読みたいGT7のMR(ミッドシップ)車まとめ|スーパーカーが選ぶ駆動方式の秘密エンジンを車体中央に置く理由とは。軽快な回頭性とシビアな挙動、両面から解説。






