Lamborghini Aventador LP 700-4 '11【GT7/グランツーリスモ7】
完全新開発で登場したランボルギーニ渾身のトップモデル
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Lamborghini Aventador LP 700-4 '11の公式解説

2001年以来、10年近くランボルギーニのフラッグシップの地位を務めてきたムルシエラゴ。その後継であり、かの名車カウンタックから続くラインの末裔モデルとして2011年のジュネーブショーでデビューしたのが、このアヴェンタドールだ。ランボルギーニのトップモデルの象徴、跳ね上げ式のシザーズドアを継承し、シルエットもムルシエラゴと大きく変わらないため、クルマのなりたちもさほど大きな変化はないように感じられる。

しかしその中身はすべて新開発、しかも驚くほどの進化を遂げていた。従来の鋼管スペースフレームの代わりにカーボンモノコック+前後アルミ製サブフレーム、ボディパーツのほとんどをカーボンとアルミで構成することで、ムルシエラゴより約100kg減量。この種のクルマとしてはかなり軽量な1,575kgという乾燥重量を実現している。

ミッドに搭載する新開発エンジンは、6.5L V型12気筒DOHC48バルブ。最高出力700PS/8,250rpm、最大トルク70.4kgfm/5,500rpmのパワーを、ガヤルドの最新eギアより変速が40%早いシングルクラッチ式7速セミATと、電子制御式の前後トルク配分機構を介して、路面に伝達する。

サスペンションは量産車としては世界初、レーシングカーそのものといえるプッシュロッド式ダブルウィッシュボーンを採用。結果、最高速度はムルシエラゴの342km/hから350km/hへ、0-100km/h加速タイムは0.3秒向上の2.9秒へと進化。その上高速コーナーでの安定性は他に類を見ない。

環境性能が叫ばれる時代において、ハイパワーと高性能を突き詰めた、究極のスーパースポーツとして賞賛を集める1台である。

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