TOYOTA SUPRA 3.0GT Turbo A '88【GT7/グランツーリスモ7】
グループA 参戦のため特別装備で武装したホモロゲーションモデル
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TOYOTA SUPRA 3.0GT Turbo A '88の公式解説

1986年2月にデビューしたトヨタの高性能GTがスープラだ。
このスープラは1981年に登場したセリカの派生車種、XXが独立発展したモデルで、元々は北米市場を狙ったロングノーズのハッチバッククーペだった。しかし折からのスポーツカーブームを受け、日本でより高性能なスポーツモデルヘと進化することになったのである。

当時のスペシャルティ・カー、ソアラとプラットフォームを共有する初期スープラのボディは全長4,620mm、全幅1,690mm、全高1,310mmと5ナンバーサイズである。
足まわりは2000GT以来となる4輪ダブルウィッシュボーン。
リアデフ周辺にはサブフレームを用いて、乗り心地と走行性能を高い次元で両立していた。
当初のエンジンラインナップは230.1PSを誇る7M型3Lターボが筆頭で、185.1PSの2Lツインターボ、140.1PSの2L DOHC、そして105.1PSの2L SOHCだった。
この後さまざまなモデルを追加し、ラインナップを増やしていく。

中でも話題を集めたのが、1988年に登場した3.0GT Turbo Aである。
これは当時グループAで戦われていた全日本ツーリングカーレースヘの参戦を目指したホモロゲモデルで、7M-GTEU型3Lターボを270PSまで強化。
あわせて北米仕様と同じ1,745mmのワイドボディと50タイヤ、強化サスペンションなどを備えたモデルだった。

1990年のビッグマイナーチェンジではこの3Lエンジンを廃止。
代わってトップグレードとなったのは、新エンジン1JZ-GTEを積む2.5GT ツインターボ Rである。
このモデルは馬力規制いっぱいの280PSを発揮、スープラを一躍高性能スポーツカーヘと仲間入りさせた。
こうして初代スープラは7年にわたって、トヨタのスポーツモデルの頂点に君臨したのだ。

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