Chevrolet Corvette C8 '20【GT7/グランツーリスモ7】
ミッドシップ化を果たした新世代のコルベット
スポンサーリンク

Chevrolet Corvette C8 '20の公式解説

2019年、アメリカンスポーツカーの代名詞でもあるシボレーコルベットの歴史が大きく動いた。この年登場した第8世代コルベットが、史上初めてミッドシップヘと駆動レイアウトを変えたのだ。

その変革は外観からもひと目で分かる。コルベットの伝統でもあったロングノーズが姿を消し、キャビンを前進させたミッドシップのプロポーションヘとたたずまいは一変。エンジンの消えたフロントセクションはラゲッジスペースに充てられるいっぽう、エンジン後方にもゴルフバックが入るラゲッジが設けられた。

心臓部となるV8エンジンは、先代C7のLT1から発展した新世代スモールブロックLT2へと進化。6.2Lの排気量から502PS/65.0kgfmを絞り出すとともに、気筒休止という経済性も兼ね備える。トランスミッションはついに8速デュアルクラッチATに一本化されたが、ステアリングホイールに備わるパドルでマニュアルシフトも可能だ。足まわりは4輪ともにダブルウィッシュボーンで、段差の乗リ越えを容易にする車高調整機能も搭載できる。

ドライバー中心にしつらえられたコックピットまわりは、8インチのタッチスクリーンを軸に多彩なインフォテインメントを提供する。エンジンのありかをキャビン背後へと移した新世代コルベットは、主戦場となるGTカーレースにおいても目覚ましい活躍を演じる、注目の1台である。

スポンサーリンク
おすすめの記事