
DODGE Viper SRT10 Coupe '06(ダッジ・バイパーSRT10クーペ)とは、アメリカのダッジが2003年にフルモデルチェンジした3代目バイパー(ZB I型)のクーペモデルで、ロードスター発売から約3年後の2006年モデルとして復活した一台です。車名にある「SRT」とは、この世代から正式に掲げられたクライスラー社内の高性能開発チームの名で、バイパーSRT-10はそのブランドの“旗手”第1号。8.3L V型10気筒は510hp・535lb-ftへと拡大され、クーペのデザインは後にダッジのCEOにまで上り詰める人物が手がけました。
この記事では、SRTブランド誕生の物語・クーペ復活の舞台裏からスペック・中古相場、GT7での乗り方まで、まるごと解説します。
目次
- 1 3代目バイパー誕生|"SRT"ブランドを初めて掲げた1台
- 2 8.0L→8.3Lへ|3代目(ZB I)のフルモデルチェンジ内容
- 3 2006年、クーペ復活の舞台裏|"未来のCEO"が惚れ込んだ1台
- 4 DODGE Viper SRT10 Coupe '06の主要スペック
- 5 「3代目」?世代表記をおさらいしておく
- 6 正規導入が検討されていた|"幻の日本仕様"
- 7 当時の新車価格|約83,000〜84,000ドル
- 8 2006年限定100台|"VOI.9"エディションの存在
- 9 SRT10クーペは今いくら?中古相場の目安
- 10 グランツーリスモ7のバイパーSRT10クーペ|スペックと入手方法
- 11 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 12 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 13 実車のSRT10クーペに触れる|クラブ・イベント・専門店
- 14 SRT10クーペを見て楽しむ|Top Gear・ゲーム・モデルカー
- 15 DODGE Viper SRT10 Coupe '06のよくある質問
- 16 SRT10クーペは"SRTブランドの旗手"にして"惚れ込まれたクーペ"
- 17 バイパーの系譜・アメリカンスポーツもチェック
3代目バイパー誕生|"SRT"ブランドを初めて掲げた1台
2001年のデトロイトモーターショーで発表された次世代バイパーは、2003年モデルとしてついに市販化されます。このとき車名は「バイパーRT/10」でも「バイパーGTS」でもなく「Viper SRT-10」に一新されました。数字の「10」はV10エンジンを、そして頭の「SRT」こそが今回の主役です。
SRT=Street and Racing Technology(ストリート・アンド・レーシング・テクノロジー)は、クライスラーグループ内でもっとも尖った高性能車を生み出す専門チームの名称です。ただしこのチーム自体は決して新設ではなく、たどると1989年発足の「Team Viper」(つまり初代バイパーを開発するために組まれたチーム)にまでさかのぼります。
その後Team Viperは、プリムス・プラウラーの開発チーム「Team Prowler」と合流してSpecialty Vehicle Engineering(SVE)となり、2002年1月から2004年頃まではPerformance Vehicle Operations(PVO)という名で活動します。そして2004年、「自分たちが手がける車はすべて“SRT”の名を掲げているのだから」という理由で、開発チーム自身の名前も正式に「SRT」へと改称されました。つまり、バイパーの開発チームの変遷そのものが、SRTというブランド名の生まれた経緯なのです。
そしてSRTの名を最初に掲げた市販車が、2003年型バイパーSRT-10(8.3L V10・500hp)と、コンパクトカーを牙のように仕上げたネオンSRT-4(2.4Lターボ・215〜230hp)の2台でした。バイパーは、いわば「SRT」という看板を最初に背負って走り出した“旗手”だったわけです。以降、SRT4・SRT8・SRT-10と、末尾の数字が気筒数を示す命名規則が定着していきます。
出典・参考:Wikipedia「Street and Racing Technology」(Team Viper〜SVE〜PVOの変遷、2004年のSRT改称、最初の2台の詳細)/DodgeGarage「Wild In The Streets – The History of SRT – Part 1」(SRTブランド史)。
※SRTの成り立ちには複数の社内組織再編が絡んでおり、資料によって年代の表現に幅があります。本記事は主要な英語圏の資料に基づく大枠の流れとしてご覧ください。
8.0L→8.3Lへ|3代目(ZB I)のフルモデルチェンジ内容
3代目バイパー(社内型式コードZB I)は、2代目バイパーRT/10・GTSの両方を統合置換する形で登場しました。目玉はエンジンの拡大です。2代目までの7.99L(実質8.0L)から、8.3L(8,285cc)へと排気量を拡大。ロードスターで500hp・525lb-ft(約712Nm)という数値をたたき出しました。
車体面でも「より軽く」を徹底し、先代からの軽量化が図られています。あわせてシャシー剛性も向上させ、当時本格化しつつあったニュルブルクリンクでの走り込みにも耐える骨格へと磨き上げられました(本格的なタイムアタックの記録挑戦自体は、後継の4代目・ACRの時代の話になります)。発売は1998年のダイムラー・クライスラー合併後の時期にあたり、いわばダイムラークライスラー時代を象徴する一台でもあります。
もっとも、2003年の発売当初はロードスターのみのラインナップ。屋根付きのクーペが登場するのは、実に3年後の2006年モデルまで待つことになります。
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper (ZB I)」(2003年ロードスター発売、8.3L・500hp/525lb-ft、軽量化、2006年コンバーチブル/クーペ統合の経緯)。
※軽量化の具体的な数値は資料により幅があり、本記事では「先代比で明確に軽量化された」という大枠の事実を採用しています。正確な重量差は当時の公式資料でご確認ください。
2006年、クーペ復活の舞台裏|"未来のCEO"が惚れ込んだ1台
2003年に登場したSRT-10は、当初ロードスターのみのラインナップでした。クーペが2005年に発表され、2006年モデルとして市場に投入されるまでには、約3年のブランクがあったのです。
ロードスターのエクステリアを手がけたのは、元クライスラーのデザイナーである大工修治(Osamu Shikado)氏。一方、屋根付きのクーペを手がけたのはラルフ・ジャイルズ(Ralph Gilles)氏でした。ジャイルズ氏は1970年ニューヨーク生まれ、ハイチ系移民の両親のもとモントリオールで育ち、1992年にクライスラーへ入社した人物です。あるインタビューで、バイパーのデザインの中で最も誇りに思う部分を問われた彼は、迷わず「クーペ版」を挙げ、こう振り返っています。「経営陣に見せるための模型を1台作ったら、それを見た全員が興奮してしまい、“この2006年クーペは絶対に実現させよう”という空気になったんだ」。
この逸話がとりわけ興味深いのは、ジャイルズ氏がその後たどったキャリアです。彼は2005年にクライスラー300のデザイン(北米カー・オブ・ザ・イヤー受賞)を手がけたのち、2008年にクライスラーのデザイン部門トップ(SVP of Design)、2009年にダッジ ブランドのCEO、2011年にはSRT部門のCEOにまで就任。現在はステランティスのチーフ・デザイン・オフィサーを務めています。つまり、「クーペを作りたい」という一人のデザイナーの情熱が経営陣を動かし、その本人が後に会社のトップに立った。バイパーSRT10クーペには、そんな出世物語が背景にあるのです。
デザインの見どころは、屋根の中央がわずかに膨らんだ“ダブルバブルルーフ”。この発想自体は1996年の2代目バイパーGTSクーペから受け継がれたものですが、SRT10クーペではさらにリアウィンドウが上に開き、トランクスペースへのアクセスを兼ねる独自の仕掛けが与えられました。そして肝心のパワートレインも、ロードスターの500hp/525lb-ftから510hp・535lb-ftへとさらに引き上げられ、「屋根が付いても速さは譲らない」という主張を貫いています。
出典・参考:MoparInsiders「2005 Dodge Viper SRT-10 Roadster Owned by Designer Osamu Shikado」(大工修治氏によるロードスターデザイン)/Viper Magazine「The VM Interview: Ralph Gilles」(クーペデザインの逸話)/Wikipedia「Ralph Gilles」(経歴・キャリア)/Wikipedia「Dodge Viper (ZB I)」(クーペの出力数値・ダブルバブルルーフの由来)。
DODGE Viper SRT10 Coupe '06の主要スペック
| 項目 | スペック(SRT10 Coupe '06) |
|---|---|
| 世代・型式コード | 3代目バイパー(ZB I)クーペ |
| 登場 | 2005年発表・2006年モデルとして市場投入(ロードスターは2003年モデルから先行) |
| エンジン | 8.3L V型10気筒 OHV(自然吸気) |
| 排気量 | 8,285cc |
| 最高出力 | 510hp(約517PS) |
| 最大トルク | 535lb-ft(約725Nm) |
| トランスミッション | 6速MT |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| 0-60mph | 約3.7〜3.9秒(資料により幅あり) |
| 最高速度 | 約192.6mph(約310km/h)とされる |
| 屋根の特徴 | “ダブルバブルルーフ”+開閉式リアウィンドウ |
出典・参考:autoevolution「2006 Dodge Viper SRT10 Coupe」/supercars.net「2006 Dodge Viper SRT-10 Coupe」/Wikipedia「Dodge Viper (ZB I)」(0-60・最高速度・ダブルバブルルーフの仕様)。
※0-60mph・最高速度は測定条件によって数値に幅があります。当時の各種テスト記事を突き合わせた目安としてご覧ください。
「3代目」?世代表記をおさらいしておく
バイパーの世代表記には、国際的な型式コードに基づく5世代区分と、日本語の一部情報源に見られる3世代区分(初代・2代目・SRT世代でまとめる数え方)の2通りがあります。混同を避けるため、対応関係を簡単に整理しておきます。
| 型式コード(5世代表記) | 製造年 | 排気量 | 最高出力 |
|---|---|---|---|
| SR I(1代目) | 1992〜1995年 | 7.99L(8.0L)V10 | 400HP |
| SR II(2代目) | 1996〜2002年 | 7.99L(8.0L)V10 | 415→450HP |
| ZB I(3代目・本記事) | 2003〜2006年 | 8.3L(8,285cc)V10 | 500→510HP |
| ZB II(4代目) | 2008〜2010年 | 8.4L V10 | 600HP |
| VX I(5代目) | 2013〜2017年 | 8.4L V10 | 640→645HP |
本記事の主役であるSRT10クーペ '06は、この表の「ZB I(3代目)」にあたります。日本語で紹介される際の「3代目」という表記は、この型式コード基準とも、初代・2代目・SRT世代でまとめる日本語流の3区分とも矛盾しません(どちらの数え方でも3番目にあたるため)。混乱しやすいのは4代目・5代目以降の表記なので、他の年式の記事と読み比べる際はご注意ください。
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper」(英語版・型式コード5世代区分)/Wikipedia「ダッジ・バイパー」(日本語版・大きな節目でまとめる3世代区分)。両者を突き合わせて世代対応を整理。
正規導入が検討されていた|"幻の日本仕様"
日本語版の資料によれば、2007年頃に日本への正規導入が検討されたものの、マフラーのレイアウトが当時の安全基準に適合しなかったことから計画は見送られたとされています。そのため、国内で見かけるSRT10クーペは、すべて並行輸入業者の手によるもの。国内の中古車ポータルにも並行輸入車が散発的に掲載される程度で、流通台数はごくわずかです。
出典・参考:Wikipedia「ダッジ・バイパー」日本語版(2007年の日本導入検討・安全基準不適合による断念)。
当時の新車価格|約83,000〜84,000ドル
2006年型SRT10クーペの米国新車価格は、送料込みで約83,145〜83,995ドルとされています。当時のレートで単純換算すると、日本円でおよそ950万〜1,000万円級。日本への正規導入がなかったため、日本での「正規新車価格」は存在せず、国内で流通するのはすべて並行輸入によるものです。
出典・参考:Autoblog「2006 Dodge Viper SRT10 2dr Coupe Pricing and Options」/Stellantis Media「Dodge Announces Pricing for All-New 2006 Viper SRT10 Coupe」(新車価格発表)。
※当時の為替レートは時期により変動幅があり、円換算はあくまで目安です。正確な当時価格を知りたい場合は、当時の資料・為替統計をご確認ください。
2006年限定100台|"VOI.9"エディションの存在
2006年型には、もう一つ知っておきたい存在があります。それが「VOI.9」エディション。Viper Club of Americaが主催する年次イベント「Viper Owners Invitational(VOI)」の第9回開催(ラスベガス)を記念して、2006年モデル限りで100台だけ製造された特別仕様です。
ホワイトボディにブルーの2本ストライプという定番の“レーシングルック”に、専用の艶出しホイール、Bピラーの専用バッジ、コンソールには「◯◯◯/100」のナンバリングバッジまで備えた凝った仕立てです。さらにマニアックなことに、専用エアロパッケージ(当時7,200ドルのオプション)装着車はわずか16台、Mopar製パフォーマンスパッケージ(当時12,000ドルのオプションで550bhp・580lb-ft相当まで強化)装着車にいたってはわずか10台という、限定車の中のさらなる希少個体も存在します。
出典・参考:MoparInsiders「AUCTION: This 2006 Dodge Viper SRT-10 Coupe VCA Edition Only Has 2,049 Miles」/Bonhams Cars(VOI.9 Editionオークション出品情報)/RM Sotheby's(VOI.9 Edition詳細)。
SRT10クーペは今いくら?中古相場の目安
米国の評価機関Hagertyの査定ツールによれば、3代目バイパー(ZB I)全体の平均的な価格帯はおよそ62,200〜71,800ドルとされています。ただし実際の取引記録を見ると幅はもっと大きく、2026年5〜6月の成約データでは36,300〜89,100ドルという開きが確認できます。走行距離・修復歴・希少なVOI.9エディションかどうかといった個体差が、価格に大きく影響しているとみられます。
日本国内では並行輸入車として、中古車ポータルに散発的に掲載される程度。流通台数が少ないぶん相場も安定しづらく、状態や仕様、個体のヒストリーによって大きく変わります。購入を検討する場合は、最新の掲載情報を各中古車ポータルで直接確認することをおすすめします。
出典・参考:Hagerty Valuation Tools「2006 Dodge Viper SRT-10」(査定レンジ・成約データ)。
※中古相場は時期・状態・走行距離・個体のヒストリーで大きく変わります。最新の価格・在庫は各中古車ポータル・オークションハウスで必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のバイパーSRT10クーペに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のバイパーSRT10クーペ|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、本記事の主役が「Dodge Viper SRT10 Coupe '06」として収録されています。ダブルバブルルーフのシルエットも忠実に再現され、ゲーム内スペックも実車に近い数値です。
- PP値:575程度(パワー508HP・車重約1,565kg)
- 駆動方式:FR(後輪駆動)/自然吸気V10
- ゲーム内価格:130,000Cr
- 入手方法:ブランドセントラルで購入可。中古車ディーラー・ルーレット選択にも登場
GT7での乗り味は、510hpという数値以上に“分厚いトルクの塊”という表現がしっくりきます。低回転から太いトルクが立ち上がるため、コーナー立ち上がりでの急なアクセル全開はリアを容易に流します。ブレーキングでフロントに荷重を移してから曲げる、いわば旧世代アメリカンマッスルの作法がそのまま活きる一台。トラクションコントロールを弱めるほど、8.3L自然吸気の“素の暴れっぷり”を体感できます。
出典・参考:kudosprime.com(PP575.21・508HP・約1,565kg・130,000Cr・ブランドセントラル/中古車/ルーレット取扱い。※過去バージョン時点の値とされ変動あり)/グランツーリスモ公式『GT7』収録車種一覧。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でSRT10クーペをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。電子制御に頼らず8.3L V10を手なずける楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
中でも@スマート光は、低遅延の「v6プラス」が無料で使えて、月額も安め。
浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
※料金・条件は変わります。
最新は公式でご確認ください。
また、「携帯と同じ会社で回線もまとめたい」という方には、大手キャリアの光回線もおすすめです。
スマホとのセット割で、毎月の料金がさらにお得になることもあります。
お使いのスマホに合わせてチェックしてみてください。
・ドコモの方 → ドコモ光
・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車バイパーSRT10クーペを所有・維持する費用
SRT10クーペ '06は、生産から20年前後たった左ハンドル輸入車です。
維持費は国産スポーツカーより一段高くなりがちです(8.3Lの自動車税・輸入部品・専門ショップ整備が前提等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(6.0L超・13年超の重課) | 約127,600円 |
| 任意保険(希少車・車両保険込み) | 約15〜30万円 |
| 車検(2年分を1年換算・専門ショップ前提) | 約10〜20万円 |
| 整備・部品(輸入部品・V10専用消耗品) | 約20〜60万円 |
| 駐車場・保管(防犯・屋内保管想定) | 約10〜50万円 |
| 燃料(ハイオク・実燃費4〜6km/L目安) | 約15〜30万円 |
| 年間合計(目安) | 約83〜203万円 |
さらに、購入費が900万〜1,000万円前後〜(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7で「実車感覚」を味わう機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 900万〜1,000万円前後〜 + 毎年 83〜203万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、535lb-ftのトルクを右足で加減する“SRT第1号の流儀”まで、かなり実車に近い感覚で味わえます。
「いつか本物のSRT10クーペを」という人も、それまではGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
実車のSRT10クーペに触れる|クラブ・イベント・専門店
🏛 世界規模のオーナーズクラブ|Viper Club of America
バイパーにはViper Club of America(VCA)という世界規模のオーナーズクラブがあり、年次イベント「Viper Owners Invitational」を通じて世界中のオーナーが交流しています。本記事で紹介したVOI.9エディションも、このクラブの祭典から生まれた特別仕様です。公式サイトやフォーラムは日本からも閲覧でき、オーナーでなくとも世界のバイパー乗りの熱量に触れられます。
出典・参考:Viper Club of America公式フォーラム(viperclub.org)。
🇯🇵 日本で出会うなら|アメ車イベントと並行輸入専門店
日本国内のSRT10クーペは並行輸入のみで流通台数もわずかですが、各地のアメ車ミーティング・輸入車イベントにオーナー車両が姿を見せることがあります。並行輸入専門店に在庫が入ることもあり、掲載を見つけたら現車確認のチャンスです。8.3L V10のアイドリングの地響きは、動画ではなかなか伝わらない“実車の迫力”。なお、SRT10クーペの常設レンタルは国内では確認できていません。
出典・参考:グーネット・カーセンサー等の国内中古車ポータル(並行輸入車の流通状況)。※イベント出展・在庫は変動します。最新は各公式でご確認ください。
SRT10クーペを見て楽しむ|Top Gear・ゲーム・モデルカー
📺 Top Gearでの試乗|「Psycho Car」評
英BBCの人気カー番組『Top Gear』シリーズ5・第3話で、司会のジェレミー・クラークソンが新車の2006年型SRT10クーペを試乗するコーナーがあります。8.3L V10・500hp(当時のロードスター相当値・クーペは510hp)というスペックと0-60mph約4.0秒という加速に触れつつ、クラークソンは本車を「Psycho Car(サイコな車)」と評しました。「英国紳士としての理屈では好きになるべきではないのに、感情ではどうしようもなく惹かれてしまう」という、彼らしい愛憎入り混じったレビューが印象的な回です。
出典・参考:Top Gear(BBC・シリーズ5第3話)のSRT10クーペ試乗レビュー。※放送内容の要約は複数の視聴者まとめ・クリップ動画を参照した概要です。
🎮 レースゲームでも定番|Need for Speed: Carbon
SRT10クーペと同世代のSRT-10は、GT7だけでなく他のレースゲームにも度々登場しています。中でも『Need for Speed: Carbon』ではTier3のマッスルカークラスとして収録され、直線が多いサーキットで速さを発揮する一台として描かれました(ステアリングを唐突に切るとアンダーステアが出やすい、というクセも含めてリアルに再現されています)。GT7とはまた違う“暴れ馬感”を味わいたいなら、こちらもチェックしてみると面白いでしょう。
出典・参考:Need for Speed Wiki「Dodge Viper SRT-10 (ZB I)」(Need for Speed: Carbonでの収録・特性)。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー(プラモ・ミニカー)
手元で楽しむなら、プラモデルはRevell(レベル)の1/25スケール「Dodge Viper SRT10」系キットが定番。パッケージによっては後継のACR仕様(2008年〜の4代目)としても展開されていますが、標準的なSRT10クーペ/ロードスターのキットも各種流通しています。国内でもAmazon等で取り扱いが確認できる、息の長いキットです。
※モデルカーは生産ロットにより仕様・年式表記が異なる場合があります。3代目(2003-2006年)のSRT10クーペであることを確認してからの購入がおすすめです。
📚 おすすめ書籍|SRTブランドの歴史をもっと深く
SRTブランドやバイパーの開発史を深掘りするなら、洋書に定番があります。VCA創設者モーリス・Q・リアンの著作や、バイパー全史を扱う海外書籍は、3代目・SRT誕生期の裏側にも触れています。英語資料が中心ですが、写真資料としても楽しめる一冊です。
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「あのイベントで見たよ」「この作品にも出てるよ」という情報があれば、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。みなさんからの情報で、このページをもっと充実させていきます🚗💨
DODGE Viper SRT10 Coupe '06のよくある質問
Q. DODGE Viper SRT10 Coupe '06とは、どんな車ですか?
A. ダッジが2003年にフルモデルチェンジした3代目バイパー(ZB I型)のクーペモデルで、ロードスター発売の約3年後、2006年モデルとして復活しました。8.3L V10(510hp・535lb-ft)をフロントに積むFRスポーツで、車名の「SRT」はこの世代から掲げられたクライスラー社内の高性能開発チーム「Street and Racing Technology」の名です。
Q. 「SRT」とは何の略で、いつから使われているのですか?
A. Street and Racing Technology(ストリート・アンド・レーシング・テクノロジー)の略です。起源は1989年発足の「Team Viper」にさかのぼり、Team Prowlerとの統合を経てSpecialty Vehicle Engineering(SVE)→Performance Vehicle Operations(PVO)と改称された後、2004年に開発チーム自体が正式に「SRT」を名乗るようになりました。2003年型バイパーSRT-10とネオンSRT-4が、SRTの名を最初に掲げた2台です。
Q. SRT10クーペのデザインは誰が手がけたのですか?
A. ロードスターは大工修治(Osamu Shikado)氏、クーペはラルフ・ジャイルズ(Ralph Gilles)氏が担当しました。ジャイルズ氏は経営陣向けの模型が好評を得たことでクーペの実現に道を開いた人物で、後にダッジ ブランドCEO・SRT部門CEOを経て、現在はステランティスのチーフ・デザイン・オフィサーを務めています。
Q. SRT10クーペの中古相場はいくらですか?
A. 米国の評価機関Hagertyの目安では3代目バイパー全体でおよそ62,200〜71,800ドル、実際の成約データでは36,300〜89,100ドルという幅があります。日本国内は並行輸入のみで流通台数もわずかなため、掲載を見つけたら個体ごとに確認するのが確実です。
Q. グランツーリスモ7でSRT10クーペに乗れますか?
A. 乗れます。「Dodge Viper SRT10 Coupe '06」としてブランドセントラル(130,000Cr)で購入でき、中古車ディーラーやルーレットにも登場します。PPは575程度で、508HP・約1,565kgという実車に近い数値です(価格・数値はアップデートで変動します)。
SRT10クーペは"SRTブランドの旗手"にして"惚れ込まれたクーペ"
DODGE Viper SRT10 Coupe '06は、1989年の「Team Viper」から数えて15年近い変遷の末に生まれたSRTブランド初の市販車の一角であり、8.0L→8.3Lへ拡大した3代目(ZB I)バイパーの、ロードスターに遅れること3年で実現したクーペです。デザイナーが経営陣に見せた1台の模型がきっかけとなって世に出たという逸話が象徴するように、この車は「誰かの情熱が動かした1台」でもあります。そのデザイナー、ラルフ・ジャイルズ氏が後にダッジやSRTのトップにまで上り詰めたことも、この車の物語に厚みを与えています。
実車は米国中古相場で6万〜7万ドル級、日本では並行輸入のみで流通もわずか。しかしGT7なら「Dodge Viper SRT10 Coupe '06」として130,000Crで手に入り、535lb-ftのトルクを手なずける“SRT第1号の流儀”を、事故も盗難も気にせず堪能できます。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、ダブルバブルルーフのシルエットはあまりに雄弁です。もし「実車を」と本気で思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
バイパーの系譜・アメリカンスポーツもチェック
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