
ジェネシス G70とは、韓国・現代自動車グループが2015年に独立させた高級車ブランド「ジェネシス」の第2弾モデルで、BMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスという、ドイツ勢が長年支配してきたDセグメント・スポーツセダン市場に真っ向勝負を挑んだ一台です。開発を率いたのは、BMW M部門で技術責任者を7年務めたアルバート・ビアマン氏。その走りは2019年 North American Car of the Yearという栄誉で証明されました。本記事の主役は3.3T AWD P.Package '22、つまり3.3L V6ツインターボ・4WDを積む、G70ラインナップの中核モデルです。
この記事では、ジェネシスというブランドの成り立ちから、G70の開発秘話・スペック・中古相場、GT7での乗り方、そしてグランツーリスモの世界での意外なつながりまで、まるごと解説します。
ジェネシスとは|現代自動車が生んだ"独立高級ブランド"
ジェネシスは、韓国の自動車グループ・現代自動車(ヒュンダイ)が展開する高級車ブランドです。もともとは2004年から現代自動車の車名「ジェネシス」として存在していましたが、高級車市場で7年連続の実績を積み、セグメント上位3位に食い込む成功を収めたことを背景に、2015年11月4日、独立した高級車ブランドとして発表されました。ブランド初のモデルとなったのは大型セダンのG90(2017年発売)。以降、G70・G80・GV70・GV80とラインナップを拡充し、米国市場には2017年、欧州市場(英国含む)には2021年に参入しています。
トヨタにとってのレクサス、日産にとってのインフィニティ。ジェネシスは現代自動車グループにとって、それと同じ役割を担う存在です。ただし後発だからこそ、既存の高級車ブランドが築いてきた「格」に頼らず、実力そのもので勝負する必要がありました。その象徴が、本記事の主役であるG70です。
出典・参考:Genesis Motor - Wikipedia/Hyundai Motor Group公式ストーリー(ブランド独立の経緯・2015年11月4日発表・初代モデルG90)。
G70の初代(IK型)は、2017年9月15日に韓国で正式発表、同月20日に発売されました。日本の自動車専門メディアAUTOCAR JAPANが発売直後に行った試乗記事では「開発時のターゲットは3シリーズ」と明記されており、ボディサイズも当時の3シリーズ比で全長+61mm・全幅+39mm・全高-31mmという、あえてライバルを強く意識した寸法設定になっています。記事では「プロポーションはライバルに負けていない」とも評されました。
その後、2018年10月17日に2019年型を発表(電動パワートランク・12.3インチ3Dクラスターなどを追加)。さらに2020年10月20日には大幅な改良(フェイスリフト)が実施され、フロントマスクがG80やGV70/GV80と共通の「クレストグリル」に一新、ヘッドライトとリヤコンビランプが上下2分割式に変更されました。本記事の主役である「'22」年式は、このフェイスリフト後の後期型の顔にあたります。初代IK型そのものであり、フルモデルチェンジ車ではない点にご注意ください。
出典・参考:ジェネシス・G70 - Wikipedia(発表・発売時期、2018年・2020年の改良内容)/AUTOCAR JAPAN試乗記事(2017年9月29日・BMW3シリーズとの寸法比較)。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ブランド | ジェネシス(現代自動車グループ・2015年独立) |
| 初代(IK型)発表・発売 | 2017年9月15日発表・同月20日発売(韓国) |
| 大幅改良(フェイスリフト) | 2020年10月20日(クレストグリル化) |
| 本記事対象年式 | '22(2022年モデル・フェイスリフト後) |
| グレード | 3.3T AWD P.Package(Prestige Package) |
| エンジン | ラムダII型 3.3L V6ツインターボ |
| 最高出力 | 365HP/6,000rpm |
| 最大トルク | 376lb-ft(約51kgf·m)/1,300〜4,500rpm |
| 駆動方式 | AWD(4WD) |
| トランスミッション | 8速AT(パドルシフト) |
| 0-60mph加速 | 約4.5秒 |
| 最高速 | 約168mph(約270km/h) |
出典・参考:Genesis USA公式(3.3Tエンジンスペック・365HP/376lb-ft)/各種自動車メディア(0-60mph・最高速データ)。※本記事で扱う米国仕様のデータです。日本国内で流通する並行輸入車は仕様が一部異なる可能性があります。
アルバート・ビアマン|BMW Mの技術責任者がG70を仕込んだ
G70の走りを語るうえで欠かせないのが、アルバート・ビアマン(Albert Biermann)という技術者の存在です。ビアマン氏は1983年から2015年まで31年間BMWに在籍し、うち2008年から2015年までの7年間はBMW M部門のVP(技術責任者)を務めた人物。同時期にはBMWのF1エンジン開発にも関わっていたとされ、M3・M5といった伝説的なモデルを生んだ黄金期のBMW Mを支えたエンジニアの一人です。
そのビアマン氏が2015年4月、現代自動車グループのExecutive Vice President兼Head of Vehicle Testing & High-Performance Developmentとして移籍。以降、キア・ヒュンダイ・ジェネシス各ブランドのシャシー開発を統括する立場となりました。G70の開発を指揮したのもビアマン氏であり、自動車専門メディアForbesは「G70がBMWのようなライド&ハンドリングを示すのも不思議ではない」と評しています。同時期にビアマン氏は、ヒュンダイの高性能ブランド「N」(i30 N・Veloster N)の立ち上げにも関与しました。
つまりG70は、"BMWにインスパイアされた"車ではなく、実際にBMW Mのシャシー開発を率いた人物が仕込んだ車なのです。後発ブランドが老舗の牙城に挑むにあたり、ジェネシスが選んだのは「本物を連れてくる」という、極めて直接的なアプローチでした。
出典・参考:BMWblog(ビアマン氏の経歴・BMW在籍31年、M部門VP7年)/Forbes(G70とビアマン氏の関係についての評価)/Carscoops(ビアマン氏のキャリア詳細)。
自動車比較メディアEdmundsの評価によれば、G70は「操舵の初期応答性・剛性感・素早い切れ込みに優れる」ものの「オプションのスポーツサスペンションを選んでも過大なロールがある」とされます。一方でBMW3シリーズは「限界域でのダイナミクスが素晴らしく、ステアリングが鋭敏」「滅多に乱れず、優雅に回頭する」と評価されています。総合的には「G70はCクラスよりわずかに上位にランクされるが、数千ドル安く、より充実した標準装備を持つ」という位置づけです。
3.3TとBMW M340iを直接比較したレビューサイトSleepygarage.comでは、0-60mph加速はほぼ同等(約4.5秒)としつつ、「G70はよりプレイフル(遊び心がある)」「スロットルオフでリアがより自然に回頭する」と評価。対するM340iは「非常に接地感があり洗練されている」ものの、G70は「よりエンゲージング、やや荒々しい乗り味」と表現されています。精密さで一日の長があるのは本家BMWとしつつも、「意外と楽しい」という評価がG70には多く寄せられているのが実情です。
出典・参考:Edmunds比較記事(G70 vs BMW3シリーズ)/Sleepygarage.com(G70 3.3T vs BMW M340i比較レビュー)。
2019年 North American Car of the Year受賞の重み
G70(2019年型)は、2019年1月14日、デトロイトで開催されたNAIAS(北米国際オートショー)会場で「2019 North American Car of the Year」を受賞しました。この賞は、全米・カナダの自動車専門メディア出身の審査員54名が、セグメントでのリーダーシップ・革新性・デザイン・安全性・ハンドリング・ドライバー満足度・価格対価値といった観点で数百時間のテスト走行・評価を重ねて選出するもので、業界内での権威は高いものです。
ライバルはホンダ・インサイトとボルボS60/V60。この2台を抑えての受賞は、ジェネシスというブランドにとって「ラグジュアリーブランドとして史上最年少での受賞」という記録にもなりました。独立ブランドとしてわずか3年余りでこの評価を得たことは、後発ブランドがドイツ勢の牙城に食い込みつつあることを示す象徴的な出来事でした。
※この賞は「2019年型」のG70が受賞したものです。本記事の主役である「'22」年式そのものが受賞したわけではない点にご注意ください。ただし2019年型と本記事の'22年式は、いずれも2020年フェイスリフト前後の同一世代(IK型)にあたります。
出典・参考:Genesis Newsroom公式(受賞発表)/North American Car of the Year公式(受賞経緯・審査員数・ライバル車)。
3.3Tエンジン搭載車のリコールについて|必ず知っておきたいこと
本記事の主役である3.3Tエンジン(3.3L V6ツインターボ)を搭載したG70には、重要なリコール情報があります。2024年、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)のリコール番号24V-191として、2019〜2022年型のG70(3.3Lツインターボエンジン搭載車)が対象となる火災リスクのリコールが発表されました。
原因は左側ターボチャージャーのオイル供給パイプの劣化・亀裂です。パイプが劣化するとオイル漏れが発生し、高温の排気マニホールドに接触して火災につながる恐れがあるとされています。対象台数はG70・G80・G90を合算して28,349台、G70の製造期間は2018年5月2日〜2021年9月1日。警告サインとしては、白煙の発生、エンジンオイル圧力警告灯の点灯、オイル漏れの痕跡などが挙げられています。対応はGenesisディーラーによるオイル供給パイプのステンレス鋼製への無償交換です。なお、2019年に出された先行リコール(19V538)の対象車も、今回の新しい修理を別途完了する必要があるとされています。
本記事の対象年式「'22」は、このリコール対象期間(〜2021年9月)に近い個体を含む可能性があります。中古でG70の3.3T系を検討する際は、車両識別番号(VIN)でリコール対応状況を必ず確認することをおすすめします。なお、G70は2.0Lターボ(直列4気筒・RWD/AWD)や2.2Lディーゼル(海外仕様)といった他のエンジンラインナップもあり、このリコールは3.3Tエンジン搭載車限定です。排気量・グレードを混同しないようご注意ください。
一方で安全性能そのものは高く評価されており、G70は2019年型からIIHS(米国道路安全保険協会)のTop Safety Pick+を獲得。2022年型セダンも同賞を獲得しています。リコールへの適切な対応と、高い基本安全性能は、決して矛盾するものではありません。
出典・参考:Consumer Reports(NHTSA 24V-191リコール詳細・対象台数28,349台・製造期間・対応方法)/IIHS公式(2022年型G70のTop Safety Pick+評価)。
※リコール情報は米国仕様車を基準にした情報です。並行輸入車の場合、日本国内でのリコール対応窓口は個体・輸入元によって異なります。中古車購入時は販売店・専門ブローカーに必ずご確認ください。
G70の中古相場|日本では"並行輸入のみ"の希少車
G70を検討するうえで最初に知っておくべきなのが、ジェネシスは現在、日本で一般消費者向けの正規販売を行っていないという事実です。正規ディーラーのネットワークも存在しないため、「新車を正規保証付きでディーラーから購入する」というルートは日本には存在しません。
日本国内で入手する現実的な方法は並行輸入です。海外市場(主に北米・韓国)から車両を調達し、日本の法規に適合させる手続き(灯火類の配光調整など)を経て新規登録するというプロセスで、専門ブローカーへの依頼が前提となります。個人での直接輸入は、排出ガス試験・安全基準試験のハードルが非常に高くリスクが大きいため推奨されません。すでに国内で登録済みの中古車を専門業者経由で購入するというルートもありますが、流通台数自体が少なく、希望のグレード・年式が見つかりにくいのが実情です。
米国での相場を見ると、G70の減価は決して緩やかではありません。2019年型は3年で約48%減価し、5年時点では新車価格から約44〜45%減価した水準(リセール目安は約24,000〜27,500ドル程度)に落ち着くとされています。並行輸入という特殊な流通事情がある日本では、これに輸送費・関税・登録費用が加わるため、米国相場をそのまま日本の相場として当てはめることはできません。ジェネシスの上位モデル(GV80・G80)の並行輸入車では、走行1万km未満で600万〜800万円程度という情報もありますが、G70はこれらより下位のモデルであるため、確たる相場情報は本記事執筆時点では確認できていません。
- 日本国内:正規販売なし・正規ディーラーなし。並行輸入または国内流通の中古車のみが入手ルート
- 米国相場:2019年型で3年減価率約48%、5年減価率約44〜45%(リセール目安 約24,000〜27,500ドル)
- 注意点:並行輸入車は法規適合改造・登録費用が別途必要。専門ブローカー経由が前提
- 総評:米国では手頃な中古車だが、日本では"希少で相場が読みにくい"車という位置づけ
出典・参考:iSeeCars(米国リセール価値・減価率データ)/CarEdge(減価データ)/並行輸入解説記事各種(日本国内の入手方法)。
※相場は時期・状態・走行距離・個体のヒストリーで大きく変わります。並行輸入車は特に個体差が大きいため、あくまで参考としてご覧ください。最新の価格・在庫は各専門業者・中古車ポータルで必ずご確認ください。
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※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
当時の新車価格|米国34,900ドルからスタート
G70の新車価格(米国基準)は、デビュー当初の2019年型で34,900ドル〜(送料込み35,895ドル〜)。ベースグレードは252馬力ターボ2.0L・RWDでした。本記事の対象である3.3T系(2022年型)では、3.3T Sportが42,100ドル〜、3.3T Sport Advancedが46,400ドル〜、3.3T Sport Prestigeが50,400ドル〜という価格帯です。現在のレート(1ドル≒162円)で換算すると、3.3T Sportで約682万円、3.3T Sport Prestigeで約817万円という水準になります。
ライバルであるBMW3シリーズやメルセデスCクラスの同格グレードと比べると、G70は「数千ドル安く、より充実した標準装備」という評価が一般的です。ブレンボ製ブレーキ、リミテッドスリップデフ、可変バルブ排気システムなどが3.3T系には標準装備されており、価格対価値の高さもG70の武器のひとつになっています。
出典・参考:PR Newswire(2019年型G70価格発表)/carbuzz.com(2022年型3.3T系価格)。
※為替レートは現在の目安(2026年7月時点・1ドル≒162円)で換算した参考値です。当時の価格は米ドル建てが正式であり、円換算額は目安としてご覧ください。
グランツーリスモ7のG70|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、G70が「Genesis G70 3.3T AWD P.Package '22」という表記で、ゲーム発売日(2022年3月4日)から収録されています。「P.Package」は実車のグレード名「Prestige Package(プレステージパッケージ)」を略記したものです。
- PP値:500〜510程度(データベースによって502〜510とばらつきあり・アップデートで変動)
- 馬力:366HP/5,900rpm
- トルク:52.0kgf·m/1,500rpm
- 車両重量:1,815kg
- 駆動方式:4WD
- ゲーム内価格:56,500Cr
- 入手方法:Brand Central(ブランドセントラル)
実車同様、4WDならではの高いトラクションと、365馬力級の余裕あるパワーが持ち味。PP500台前半という数値は、GT7のロードカーの中では中堅からやや上のクラスに位置し、ノーマル状態でもレースやタイムアタックにそのまま使いやすいバランスの取れた1台です。
出典・参考:kudosprime.com・gtdb.io・gtplus.app各GT7データベース(馬力・トルク・重量・価格・入手方法)。※PP値はデータベース間で数値の相違があるため、レンジで表記しています。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でG70をさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。4WDならではの安定したトラクション+365馬力のパワーを操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
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実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車G70を所有・維持する費用
G70は日本に正規ディーラーがなく、並行輸入または国内流通の中古車という特殊な立ち位置の車です。
米国での年間維持費データはありますが、日本では部品調達・整備が専門ショップ前提になるぶん、さらに割高になりがちです。
年間の目安はこのくらいです(米国基準データをベースに、並行輸入車としての割高分を加味)。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(3.3L級) | 約58,000円 |
| 任意保険(並行輸入車・車両保険込み) | 約15〜30万円 |
| 車検(並行輸入車専門ショップ前提) | 約8〜18万円 |
| 整備・部品(並行輸入・希少パーツ調達込み) | 約20〜50万円 |
| 駐車場・保管 | 約10〜30万円 |
| 燃料・消耗品(ハイオク仕様) | 約15〜25万円 |
| 年間合計(目安) | 約74〜165万円 |
さらに、並行輸入の車両本体費用が別途かかります(前章の中古相場を参照)。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でG70を「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:車両本体(並行輸入費用込み) + 毎年 74〜165万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車の維持費の1年分以下でそろい、しかも並行輸入の手続き・部品調達の心配なし。ハンコン+VRを使えば、365馬力・4WDが生む安定したトラクション感まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のG70を」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの1台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のG70に触れる|試乗・レンタル
「日本に正規販売がないなら、実車を見る機会もないのでは」と思うかもしれませんが、選択肢はゼロではありません。海外での試乗機会や、国内の並行輸入車ディーラーでの実車確認など、工夫次第で触れるチャンスはあります。
🚙 並行輸入車専門店での実車確認
日本国内では、ジェネシス車の並行輸入・販売を手がける専門業者が複数存在します。正規ディーラーではないため在庫・展示状況は店舗によって大きく異なりますが、実車を見て・触れて検討したい場合は、こうした専門店に直接問い合わせるのが最も確実な方法です。走行1万km未満の上位モデル(GV80・G80)で600万〜800万円程度という情報もあり、G70はこれより手頃な価格帯になると見られますが、流通量自体が少ないため、希望の個体に出会えるかは時の運という側面もあります。
🌍 海外でのレンタカー・カーシェア
G70は米国・韓国では一般的なレンタカー会社の取り扱いがある場合があります。出張・旅行で北米や韓国を訪れる機会があれば、現地のレンタカーサービスで検討してみるのもひとつの方法です。ただし取り扱い状況は時期・店舗によって変動するため、渡航前に必ず現地サービスの公式サイトで在庫を確認してください。
🏁 開発の舞台裏|ニュルブルクリンクでの走り込み
G70の開発では、ドイツ・ニュルブルクリンクでの走行テストが行われたことが伝えられています。開発中のテストミュール(試作車)がニュルブルクリンクを走る様子が目撃されており、コーナー・カーブ・勾配のひとつひとつで、車の性能の異なる側面を鍛え上げるテストが積み重ねられたとされます。ジェネシスは現在、同サーキットで「トラックタクシー」という体験プログラムも展開しており、プロドライバー同乗のもとフルスピードでコースを体感できる企画も用意されています。
出典・参考:Genesis公式(ニュルブルクリンク・トラックタクシー体験プログラム)/自動車専門メディア各種(開発中のテストミュール目撃情報)。※具体的なラップタイムの公式発表は確認できていません。
G70を見て楽しむ|GT7の世界とグッズ
🏎 GT7内のジェネシス車|市販車・レース仕様・コンセプトの3台
GT7にはG70市販車のほかに、Gr.4規定に基づくレース仕様「G70 GR4」(420PS)、そして2021年発表のコンセプトカー「Genesis X Concept」(原型はEV)をGr.3レギュレーション向けに改造した「Genesis X GR3」(G70と同じ3.3Lツインターボエンジンを積み555PSまで引き上げたレース専用車・450,000Crで購入可能)が収録されています。市販車ベースのG70から、コンセプトカーのレーシングマシンまで、ジェネシスというブランドの幅広さがGT7の中だけでも味わえる構成になっています。
さらに2022年5月25日、GenesisはGran Turismo World Seriesの公式パートナーになったと発表されました。同年のワールドシリーズ全ラウンドおよびワールドファイナル(世界王者が決定する場)に、参戦車両を提供するマニュファクチャラーの1社として名を連ねています。ゲームの中の存在にとどまらず、eモータースポーツの公式な舞台にもジェネシスというブランドが進出していたのです。
出典・参考:gran-turismo.com公式ニュース(Genesisパートナーシップ発表・2022年5月25日)/Gran Turismo Fandom Wiki(Genesis X GR3のスペック・G70 GR4のスペック)。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
G70のモデルカーは、BMW M3のような定番プラモデルほど選択肢が豊富ではありませんが、ミニカーメーカー各社から1/18〜1/64スケールのダイキャストモデルが登場することがあります。並行輸入車である以上、日本国内での正規流通は限られるため、入手可能な商品は都度確認が必要です。
📖 書籍・関連情報
G70やジェネシスブランドについてもっと深掘りしたいなら、日本語ではAUTOCAR JAPANの試乗記事シリーズが、実車の走行フィーリングを掘り下げる上で参考になります。英語では自動車専門誌Car and Driver・MotorTrend等の年間ロングタームレビュー記事が、日常使用での耐久性・信頼性まで含めた評価を確認できる情報源です。
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ジェネシスG70のよくある質問
Q. ジェネシスG70とは、どんな車ですか?
A. 現代自動車グループの高級車ブランド「ジェネシス」が展開するDセグメント・スポーツセダンです。初代(IK型)は2017年9月に韓国で発表・発売され、BMW3シリーズやメルセデスCクラスに真っ向勝負を挑む一台として開発されました。開発を率いたのは元BMW M部門のアルバート・ビアマン氏です。
Q. 3.3T AWD P.Packageのスペック(馬力・排気量)は?
A. 3.3L V6ツインターボ(ラムダII型)を搭載し、最高出力365HP/6,000rpm、最大トルク376lb-ft(約51kgf·m)/1,300〜4,500rpmを発揮します。駆動方式はAWD(4WD)、0-60mph加速は約4.5秒です(米国仕様の数値)。
Q. G70はBMW3シリーズより優れていますか?
A. 一概には言えません。海外メディアの評価では「G70は初期応答性・素早い切れ込みに優れるが、BMWは限界域でのダイナミクスやステアリングの精密さで一日の長がある」とされています。一方で「G70の方が遊び心があり楽しい」という評価も多く、価格対価値ではG70が優位という声が一般的です。
Q. 3.3Tエンジン搭載車のリコールとは何ですか?
A. 2019〜2022年型のG70(3.3Lツインターボ搭載車)を対象に、ターボチャージャーのオイル供給パイプ劣化による火災リスクのリコールがNHTSA(24V-191)から発表されています。対象車はGenesisディーラーで無償のパイプ交換対応が受けられます。中古で検討する場合はVINでの確認をおすすめします。
Q. G70は日本で買えますか?
A. ジェネシスは日本で正規販売を行っておらず、正規ディーラーもありません。国内で入手する場合は並行輸入、または国内流通の中古車を専門業者経由で購入する形になります。
Q. グランツーリスモ7でG70に乗れますか?
A. 乗れます。「Genesis G70 3.3T AWD P.Package '22」としてゲーム発売当初(2022年3月4日)から収録されており、Brand Centralで56,500Crで購入できます(価格・PP値はアップデートで変動する場合があります)。
G70は"BMW Mが仕込んだ"後発ブランドの挑戦者
ジェネシスG70は、2015年に独立したばかりの後発高級ブランドが、BMW3シリーズ・メルセデスCクラスというドイツ勢の牙城に真っ向勝負を挑んだ一台です。BMW M部門で7年間技術責任者を務めたアルバート・ビアマン氏が開発を率い、その走りは2019年 North American Car of the Yearという栄誉で証明されました。3.3T AWD P.Packageは、365馬力の3.3L V6ツインターボと4WDを組み合わせた、G70ラインナップの中核モデルです。
一方で、3.3Tエンジン搭載車には火災リスクに関する重要なリコールがあること、そして日本では正規販売がなく並行輸入が唯一の入手ルートであることは、検討する上で必ず押さえておきたいポイントです。グランツーリスモ7なら「Genesis G70 3.3T AWD P.Package '22」としてそのまま収録されており、こうした事情を気にせず、後発ブランドが仕込んだ走りをステアリング越しに味わえます。GT7の中には市販車のほか、レース仕様のG70 GR4、コンセプトベースのGenesis X GR3までジェネシス車が3台も揃っており、ブランドの幅広さも一緒に楽しめます。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、G70は"BMW Mが仕込んだ後発ブランドの挑戦者"という物語を持つ、味わい深い1台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
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