
Maserati GranTurismo S(マセラティ・グランツーリスモS)とは、2007年ジュネーブモーターショーで発表された初代グランツーリスモの高性能バージョンとして、翌2008年ジュネーブショーで登場したモデルです。マセラティ・クアトロポルテ(5代目)のプラットフォームを流用し、ピニンファリーナがデザインした流麗な2ドアクーペボディに、フェラーリがマラネロで手組みする4.7L V型8気筒エンジンと、2ペダル式セミオートマチック「MCシフト」を組み合わせた440PS級の超高性能グランツーリスモです。
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この記事では、グランツーリスモSの成り立ち・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そして映画「リミットレス」やモータースポーツ版までまるごと解説します。
目次
- 1 グランツーリスモSの誕生|"標準モデルの強化版"というポジション
- 2 "フェラーリ製V8"の正体|排気量拡大とMCシフトの舞台裏
- 3 グランツーリスモSは今いくら?中古相場の目安
- 4 生産台数と当時の位置づけ
- 5 グランツーリスモ7のグランツーリスモS|スペックと入手方法
- 6 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 7 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 8 実車のグランツーリスモSに触れる|レンタル・イベント
- 9 グランツーリスモSを見て楽しむ|映画・モータースポーツ・書籍
- 10 グランツーリスモSのよくある質問
- 11 グランツーリスモSは"フェラーリ製V8"を宿すイタリアンGTの傑作
- 12 マセラティ系列・イタリアンGTもチェック
グランツーリスモSの誕生|"標準モデルの強化版"というポジション
マセラティ・グランツーリスモ(無印)が登場したのは2007年のジュネーブモーターショー。マセラティ・クーペの後継として企画されながら、当初の後継案は製造コストの問題からフェラーリ・カリフォルニアとして具現化されることになり、マセラティにはクーペが不在という状況が生まれました。そこで急遽開発されたのがグランツーリスモです。デザインから量産までわずか9ヶ月という異例のスピードで仕上げられた背景には、こうした事情があります。
ボディシェルは5代目クアトロポルテ(M139型)のプラットフォームをベースに、ホイールベースを約12cm・リアオーバーハングを約8cm短縮したもの。デザインはピニンファリーナのジェイソン・カストリオータとロウィー・ヴァーミルシュが手がけ、長いボンネットとタイトなテールという伝統的GTプロポーションに、流れるような面構成を組み合わせました。マセラティ初のGTである1947年のA6(バティスタ・ピニン・ファリーナがデザイン)から数えて60年、"GTの家系"としての伝統を受け継ぐ一台という位置づけです。
出典・参考:Wikipedia「Maserati GranTurismo」(M145型・2007年ジュネーブ発表・M139プラットフォーム流用・開発期間9ヶ月)/Car Body Design(ピニンファリーナ デザイン担当者・デザインコンセプト解説)。
🎨 デザインを手がけたジェイソン・カストリオータ
グランツーリスモのデザインを主導したのは、ピニンファリーナに在籍していたジェイソン・カストリオータ。米国コネチカット州出身で、ピニンファリーナのインターンからキャリアをスタートさせたデザイナーです。彼はグランツーリスモと同時期に2006年発表のフェラーリ599 GTBフィオラーノの外装デザインも担当しており、612スカリエッティの復古調とは対照的な、面と面がせめぎ合うようなコンテンポラリーなボディを作り上げました。マセラティ・バードケイジ75thコンセプトやロールスロイス・ハイペリオンなど数々のコンセプトカーも手がけた後、2008年9月のパリモーターショー直前にピニンファリーナを退社し、スタイル・ベルトーネのデザインディレクターに転じています。
出典・参考:Wikipedia「Jason Castriota」(ピニンファリーナでのキャリア・フェラーリ599 GTBフィオラーノ/グランツーリスモ両方の外装デザイン担当・2008年9月ベルトーネへ移籍)。
グランツーリスモSは、この無印グランツーリスモが登場した翌年、2008年ジュネーブモーターショーで発表されました。標準グレードからの変更点は大きく2つ。専用パワーユニットの採用と、ドライブトレインの変更です。外観上の変化はホイールサイズの1インチアップやブラックアウト処理されたヘッドライトなど、ごくわずか。しかし中身はレーシングカーに迫る性能を秘めた、正真正銘の高性能GTへと生まれ変わっています。
"フェラーリ製V8"の正体|排気量拡大とMCシフトの舞台裏
フィアットは1993年にマセラティを買収し、1997年には保有株の50%をフェラーリへ譲渡。1999年にはフェラーリがマセラティを完全子会社化しました。この時期、マセラティは「フィアット・グループのエンジニアリング良心」として立て直しが図られ、新工場や3200GT(シャマル系3.2Lツインターボ V8)が誕生しています。しかし2005年、この資本関係はフィアット・グループ内の再編で解消され、マセラティはアルファロメオとの連携に軸足を移しました。グランツーリスモが発表された2007年時点では、フェラーリはすでにマセラティの親会社ではありません。
※資本関係の解消後も、V8エンジンの開発・生産面での技術協力は継続していました。トライデントのV8エンジンは現在も「フェラーリ由来のDNA」を色濃く残しています。当時の関係は資料によって表現が異なるため、時系列は一次情報を優先しています。
グランツーリスモSに搭載される4.7L V型8気筒DOHCユニット(4,691cc)は、標準モデルの4.2L(4,244cc)からおよそ500cc拡大されたもの。フェラーリのマラネロ工場で技術者の手組みにより生産され、F430と機構を共有する未加工ブロック鋳造のみを流用しつつ、アルファロメオ8Cコンペティツィオーネとも排気量を共有する「マセラティ専用チューン」のユニットです。最高出力は324kW(440PS)/7,000rpm、最大トルクは490N・m/4,750rpm。
トランスミッションには、シリーズ初となる2ペダル式セミオートマチック・ギアボックス「MCシフト」を組み合わせています。グラツィアーノ・トラスミッショーニ製で、フェラーリF430と共有する電子制御アクチュエーター式。エンジン回転5,500rpm以上・スロットル80%以上開けた状態でのマニュアルアップシフトを可能にし、クラッチ操作とギア嵌合を重ね合わせることで、フェラーリのF1-SuperFastに似た高速シフトを実現しています。
さらにドライブトレインは、ギアボックスをリアデフ側に配置するトランスアクスル・レイアウトへ変更。前後重量配分は標準の49:51から47:53へとリア寄りにシフトしました。サスペンションは車高を下げ、スプリングレートを5%強化。ビルシュタイン製ダンパーの伸び側減衰力も10%引き上げられ、よりスポーティな操縦感を狙ったセッティングとなっています。
出典・参考:Wikipedia「Maserati GranTurismo」(4.7L/440PS・MCシフト・トランスアクスルレイアウト・重量配分変更)/evo「Maserati GranTurismo S 2008 review」(MCシフト機構・サスペンションセッティング詳細)/Motor1「When Maserati was controlled by Ferrari」(1997〜2005年のフェラーリ・マセラティ資本関係の経緯)。
グランツーリスモSは今いくら?中古相場の目安
グランツーリスモ全体(無印〜S〜MCストラダーレ等の全グレード)の買取相場は、直近の実績で約165万円〜530万円という幅広いレンジになっています。グレード別では、標準グレードが最高164.9万円程度に対し、スポーツ/MCシフト系グレードは最高348.6万円〜530万円まで評価されるケースがあり、グランツーリスモSはこの上位グレード帯に位置します。
| グレード帯 | 買取相場の目安 |
|---|---|
| ベースグレード(無印) | 約165万〜371万円 |
| スポーツ/MCシフト系(Sに近い仕様) | 約349万〜530万円 |
| グランツーリスモ全体レンジ | 約165万〜530万円 |
走行距離による下落も特徴的です。4万kmに到達するまでの値下がり率は1万kmごとに平均23%という大きな割合で進むため、売却を検討する場合は距離が浅いうちに動くのが有利とされています。また低走行・正規ディーラー整備記録付き・修復歴なし・純正状態であることが、査定で評価されやすいポイントです。
出典・参考:中古車のガリバー「マセラティ グラントゥーリズモの買取相場・査定価格」(全体相場164.9万〜530.0万円・グレード別実績)/中古車一括査定サイト各社の相場情報(165.7万〜371.1万円・走行距離下落率データ)。
※中古相場は年式・グレード・走行距離・整備記録・状態によって大きく変動します。上記はあくまで目安です。最新の相場は査定サービスや各中古車ポータルでご確認ください。
グランツーリスモSに憧れて「実車も気になる」という方は、まず今乗っている愛車の価値を知ることから始めてみませんか。査定額次第で、GTクーペへの乗り換えプランも現実味を帯びてきます。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
生産台数と当時の位置づけ
初代グランツーリスモ(無印〜S〜MCストラダーレを含む全体)は、2007年から2019年12月までの約12年間生産され、世界累計で28,805台(クーペのグランツーリスモのみ。オープンのグランカブリオ11,715台を含めると約40,000台超)が生産されました。クーペとして12年間これだけの台数が作られたことは、グランツーリスモが単なる限定車ではなく、マセラティの屋台骨を支える主力モデルだったことを物語っています。
📅 グランツーリスモSのモデルイヤー変遷
グランツーリスモSは2008年の登場後も毎年改良が続けられました。2010年モデルではロッカーパネルのフレア形状が強まり、新デザインの20インチ鍛造アルミホイールや内装の金属・木目パネル、レザーカラーの選択肢が拡大。2011年モデルでは新しい木目調ステアリングホイールやボディトリムの変更が加わっています。そして2012年、標準グレードのV8エンジンが廃止されるとともに、グランツーリスモSは4.7Lエンジンを再チューンした「グランツーリスモ・スポーツ」(460PS)に発展的に置き換えられ、クラッチ式オートマチックも通常のオートマチックに変更されました。
なお、2010年には空力パーツと軽量化を施したよりスポーティな「MCストラダーレ」(450PS・乾燥重量1,670kg)も追加され、グランツーリスモSはこのMCストラダーレのベースにもなっています。
出典・参考:Maserati Forum「GranTurismo Model Year Changes: 2008-2014」(2010/2011モデルの仕様変更・2012年グランツーリスモ・スポーツへの移行・MCストラダーレとの関係)。
2代目グランツーリスモ(M189型)は2022年に発表され、2023年4月から生産開始。モデナ・トロフェオ・電動モデルのフォルゴレという3グレード構成で、2026年6月には2027年モデルとしてマイナーチェンジも発表されています。初代の系譜は、2027年現在も現行モデルとして受け継がれ続けているわけです。
出典・参考:Wikipedia「Maserati GranTurismo」(生産期間2007-2019年・累計28,805台〔クーペ〕/11,715台〔カブリオ〕・2代目M189型の発表・生産開始時期)。
※新車時価格は当時の為替・仕様・オプションによって変動するため、本記事では割愛しています。現行モデルの価格は公式サイトでご確認ください。
グランツーリスモ7のグランツーリスモS|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、グランツーリスモSが「Maserati GranTurismo S (MGTS) '08」という表記で収録されています。エンジン型式は「F136YE-GranTurismo」。フェラーリF430系ユニットの系譜であるF136型を、グランツーリスモ専用にチューンしたものです。
- PP値:539.83(パワー439HP・重量3,924lbs=約1,780kg)
- 駆動方式:FR(フロントエンジン・リアドライブ)
- ゲーム内価格:約167,000Cr
- 入手方法:Brand Central、または中古車(Used Cars)
実車の440PSに対し、ゲーム内データは439HPとほぼ忠実に再現。重量約1,780kgは実車の車重域とも近く、PP539.83という値は、GT7に収録されるFR・イタリアンGTの中でも上位に位置する数値です。大排気量NA V8ならではの粘り強いトルクと、フロントミッドシップ的な前後重量配分が生む安定感が、コントローラー越しにも伝わってくる一台です。
出典・参考:kudosprime.com「Maserati GranTurismo S '08」GT7データベース(PP539.83・439HP・3,924lbs・167,000Cr・Brand Central/Used Cars入手)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でグランツーリスモSをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。大排気量V8の重厚な加速とFRらしい安定感が、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を"実車感覚"で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、"自分でハンドルを握る"運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は"より実車に近づく"ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も"快適"に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
中でも@スマート光は、低遅延の「v6プラス」が無料で使えて、月額も安め。
浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
※料金・条件は変わります。
最新は公式でご確認ください。
また、「携帯と同じ会社で回線もまとめたい」という方には、大手キャリアの光回線もおすすめです。
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お使いのスマホに合わせてチェックしてみてください。
・ドコモの方 → ドコモ光
・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車グランツーリスモSを所有・維持する費用
グランツーリスモSは2008年デビューの旧車枠に入りつつある個体で、フェラーリ製V8を積む輸入GTカーです。
維持費は一般的な国産スポーツカーより高めになりがちです(専門ショップでの整備が前提になること、輸入車パーツの取り寄せ、経年による重課税等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(4.7L級・13年超の重課想定) | 約88,000円 |
| 任意保険(輸入車・高額車両保険込み) | 約15〜30万円 |
| 車検(2年分を1年換算・専門ショップ前提) | 約15〜25万円 |
| 整備・部品(V8エンジン・MCシフト機構) | 約30〜70万円 |
| 駐車場・保管(屋内保管想定) | 約10〜40万円 |
| 燃料・消耗品(大排気量V8・燃費目安6〜7km/L) | 約20〜35万円 |
| 年間合計(目安) | 約98〜220万円 |
さらに、購入費が165万〜530万円(前章の中古相場)かかります。
② GT7で"実車感覚"を味わう機材コスト
一方、GT7でグランツーリスモSを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 165〜530万円 + 毎年 98〜220万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコンを使えば、440PSのV8が生む加速感と47:53のリア寄り重量配分の挙動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のグランツーリスモSを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく"実車感覚"に近づく方法です。
実車のグランツーリスモSに触れる|レンタル・イベント
グランツーリスモSは28,805台(全グレード累計)という比較的まとまった台数が生産されたモデルのため、レンタルやイベントで出会える機会は限定車に比べて多い部類に入ります。
🔑 高級車レンタカー・カーシェア
国内外の高級車専門レンタカーサービスでは、マセラティ・グランツーリスモ系のラインナップを扱う業者があります。年式・グレード(Sかどうか)は店舗・時期により異なるため、利用を検討する場合は事前に対象車種・年式を各サービスへ直接確認することをおすすめします。
🎪 マセラティ公式イベント・正規ディーラー試乗
現行モデル(2代目グランツーリスモ)を扱う正規ディーラーでは、試乗会やイベントが定期的に開催されています。初代グランツーリスモSの実車展示については、中古車販売店の在庫車や旧車イベントでの遭遇が中心となります。
※レンタル条件・対象車種・展示状況は変動します。最新は各サービス・イベント主催の公式でご確認ください。
グランツーリスモSを見て楽しむ|映画・モータースポーツ・書籍
🎬 映画『リミットレス』(2011年)
2011年公開の映画『リミットレス(Limitless)』では、主演のブラッドリー・クーパーと共演のロバート・デ・ニーロがそれぞれグランツーリスモ・クーペを運転するシーンが登場します。予告編でも使われた印象的なカーチェイスシーンで、ユニバーサル・スタジオが「優れた性能・美しいスタイリング・クラス感」を理由に選定したとされ、マセラティ側との金銭のやり取りはなかったとされています。
出典・参考:Rairdon's Maserati of Kirkland「Maserati in the Movies」(映画『リミットレス』2011年・ブラッドリー・クーパー&ロバート・デ・ニーロ搭乗シーン)。
🏁 モータースポーツ版|GranTurismo MC・Trofeo MC World Series
グランツーリスモSをベースに開発されたレース仕様がグランツーリスモMCです。2010年に導入され、空力パーツの追加や軽量化など、ベースとなったグランツーリスモSから手が加えられています。このMCを使ったマセラティ独自のワンメイクレース「Trofeo MC World Series」は2010年に開幕し、2015年11月のヤス・マリーナ・サーキット(アブダビ)まで6シーズンにわたり開催されました。さらにFIA GT4規定に対応した「GranTurismo MC GT4」も存在し、4.7L V8・電子制御パドルシフト・乾燥重量1,410kgという仕様で、2009〜2010年にはGT4クラスで複数の勝利を記録しています。
⚠️ グランツーリスモMC/MC GT4は、グランツーリスモSをベースにした別モデルのレース仕様です。GT7に収録されるグランツーリスモS(無印)本体とは区別してください。
出典・参考:Wikipedia「Trofeo Maserati」(2003年開始・2010年よりGranTurismo MC使用・2015年11月ヤス・マリーナで終了・全6シーズン)/Motor Authority「Maserati unleashes GranTurismo MC GT4 race car」(GT4仕様・4.7L V8・乾燥重量1,410kg・2009-2010年GT4クラス勝利実績)。
🎁 モデルカー(プラモ・ミニカー)で手元に飾る
グランツーリスモ/グランツーリスモMCストラダーレのミニカーは、1/43・1/18スケールのダイキャストモデルとして楽天市場・Amazon等で入手できます。正規ディーラー特注の成約記念品モデルや、実車同様のカラーバリエーションを再現したものもあり、実車を所有できなくても"手元に飾る"楽しみ方ができます。
※商品の在庫・価格・カラーバリエーションは時期により変わります。最新は各販売店でご確認ください。
📚 おすすめ書籍・目撃情報も募集
グランツーリスモSやマセラティの歴史をさらに深掘りしたい方には、輸入車専門誌のバックナンバーやマセラティ系ムック本がおすすめです。街中でグランツーリスモSを見かけたら、当サイトのお問い合わせフォーム(/contact/)から情報をお寄せいただけると励みになります。
グランツーリスモSのよくある質問
グランツーリスモSと無印グランツーリスモの違いは?
無印グランツーリスモの高性能バージョンです。4.2L V8(405PS)から4.7L V8(440PS)へ排気量・出力を拡大し、2ペダル式セミオートマチック「MCシフト」を新採用。ドライブトレインもトランスアクスル・レイアウトへ変更され、前後重量配分が47:53とリア寄りになっています。
グランツーリスモSはフェラーリ製のエンジンを積んでいますか?
エンジンはフェラーリのマラネロ工場で技術者により手組みされています。ただし2005年時点でマセラティの資本はフェラーリから離れており、発表時の2007〜2008年にフェラーリはマセラティの親会社ではありません。資本関係と技術協力は別の話として捉える必要があります。
グランツーリスモSの中古相場はいくらですか?
グランツーリスモ全体の買取相場は約165万〜530万円の幅があり、グランツーリスモSはスポーツ/MCシフト系グレードとして上位の349万〜530万円程度のレンジに位置します。年式・走行距離・状態で大きく変わるため、最新は各中古車ポータル・査定サービスでご確認ください。
グランツーリスモ7でグランツーリスモSに乗れますか?
乗れます。「Maserati GranTurismo S (MGTS) '08」として収録されており、Brand Centralまたは中古車として入手できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
グランツーリスモMCとグランツーリスモSは同じ車ですか?
別モデルです。グランツーリスモMCは、グランツーリスモSをベースに空力パーツ追加・軽量化を施したレース/スポーツ仕様で、2010年から専用のワンメイクレース「Trofeo MC World Series」にも使われました。GT7に収録されるグランツーリスモS本体とは区別してください。
グランツーリスモSは映画に出演していますか?
2011年公開の映画『リミットレス』で、ブラッドリー・クーパーとロバート・デ・ニーロがそれぞれグランツーリスモ・クーペを運転するシーンがあります。
グランツーリスモSは"フェラーリ製V8"を宿すイタリアンGTの傑作
マセラティ・グランツーリスモSは、クアトロポルテのプラットフォームとピニンファリーナの流麗なデザインをベースに、フェラーリのマラネロ工場で手組みされる4.7L V8エンジンと、MCシフトという専用ドライブトレインを与えられた"標準グランツーリスモの完成形"です。440PSという出力もさることながら、資本関係を超えた"技術協力"の産物であるフェラーリ製V8を宿すという背景、そして映画『リミットレス』への出演やTrofeo MC World Seriesという専用レースシリーズの存在が、この一台をイタリアン・グランドツアラーの中でも特別な存在にしています。
実車は165万〜530万円という中古相場に加え、年間98万〜220万円という維持費が必要ですが、グランツーリスモ7なら「Maserati GranTurismo S (MGTS) '08」としてそのまま収録されており、維持費を気にせず"440PSのフェラーリ製V8"のステアリングを握れます。レンタルで出会うなら高級車専門サービス、見て楽しむなら映画『リミットレス』やTrofeo MC World Seriesの戦績も味わい深いポイントです。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、グランツーリスモSは"フェラーリ製V8を宿すイタリアンGT"にふさわしい一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
マセラティ系列・イタリアンGTもチェック
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