Ford MUSTANG GT (6th Gen) '15の解説
初代デビュー50周年にあたる2014年、フォードマスタングの第6世代が登場した。それまでマスタングは北米とごく一部の国でしか販売されていなかったが、この第6世代から世界120カ国のマーケットで販売されることがアナウンスされた。
大きく変化したスタイリングは、過去のどのモデルよりもアグレッシブな印象を与えたが、存在感の強いフロントグリルやヘッドランプ、それに力強い直線を活かしたライン構成などは、誰が見てもマスタングであることが直感でわかる、連綿とつながってきたアイデンティティが感じられるもの。メカニズム的にもトピックといえる変更があって、リアサスペンションがついにリジッドアクスルではなくなり、4輪独立懸架となった。
またエンジンのラインナップには第2世代や第3世代の頃に設定されていた直列4気筒が復活。環境型のダウンサイジング直噴エンジンでありながら314PS/32.6kgfmを発揮する2.3Lターボの存在は、世界的に好評をもって受け入れられた。
しかしファンにとっての主役は、441PS/40.8kgfmを発揮する5L V8ユニットを搭載するマスタングGT。そのV8搭載モデルの最上位に位置するマスタングGTプレミアムは、音声認識型カーナビシステムやレカロ製のレザーシートといった充実した装備類を持つゴージャスなモデルである。
GRAN TURISMO7