NISSAN 180SX Type X '96【GT7/グランツーリスモ7】
兄弟車シルビアとは異なる個性を与えられたFRスペシャルティ
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NISSAN 180SX Type X '96の公式解説

1989年3月、S13シルビアのハッチバックモデルとしてデビューしたのが180SXである。リトラクタブルライトをもち、リアにガラスハッチを備えたこのクルマは、はじめはシルビアの人気に押されてほとんど目立たない存在だった。エンジンはシルビアと同じ1.8Lだったが、ターボだけをラインナップした。

91年にはエンジンが2L化され、205.1PS、28.0kgfmを発生するSR20DETとなる。本来ならば180SXはこのスペックで販売を続け、S13シルビアのフルチェンジとともに生産を終えるはずだった。ところが、240SXというネーミングで輸出されていた2.4L仕様の北米での人気が哀えなかったため、日産はシルビアと切り離して生産を継続することを決断した。

180SXの基本コンポーネンツは最後までS13だったが、マイナーチェンジを繰り返してパフォーマンスを維持した。車重がやや重く、ハッチバックボディでリアの剛性が不足していたため、走りではシルビアに劣るといわれたが、のちにチューニングパーツが続々とリリースされたことでその弱点も克服。多くのファンが独自の改造を施し、オリジナルモデルが生まれたのも、この180SXの特徴だった。

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