
HONDA NSX(NC1)とは、2016年8月に発表・2017年2月に発売された2代目NSX。初代NSXの生産終了(2005年)から約11年、初代デビュー(1990年)からは約27年ぶりの復活を果たした一台です。最大の特徴は、3.5L V6ツインターボエンジン+3モーターを組み合わせた電動4WDシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」。アメリカ・オハイオ州に新設された専用工場で、日米合同の開発チームによって生み出された、"操る喜び"の哲学とハイブリッド技術を融合させた新世代のスーパーカーです。
この記事では、NC1型NSXの開発秘話・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そしてスーパーGTでの活躍やカルチャーまで、まるごと解説します。なお当ブログには初代NSX(NA1/NA2)を扱った記事も別途あります。あちらは1990年代のNA(自然吸気)エンジン・FR駆動の"元祖スーパーカー"を主役にした内容ですので、本記事のNC1(ハイブリッド4WD)とはあわせて読み比べていただくと違いがより鮮明になります。
目次
- 1 24年ぶりの復活|NC1型NSXはなぜ生まれたのか
- 2 アメリカ生まれのNSX|オハイオ工場と手作りの物語
- 3 3.5L V6ツインターボ+3モーター|SPORT HYBRID SH-AWDの仕組み
- 4 アルミ・カーボン・超高張力鋼|マルチマテリアルボディの秘密
- 5 NC1型NSXは今いくら?中古相場のレンジ
- 6 グランツーリスモ7のNSX(NC1)|スペックと入手方法
- 7 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 8 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 9 実車のNC1型NSXに触れる|展示・イベント
- 10 NC1型NSXを見て楽しむ|スーパーGT・グッズ
- 11 HONDA NSX(NC1)のよくある質問
- 12 NC1型NSXは「スーパーカーの概念」を書き換えた一台
- 13 NSXファミリー・関連モデルもチェック
24年ぶりの復活|NC1型NSXはなぜ生まれたのか
初代NSX(NA1/NA2)が2005年に生産を終えたあと、ホンダは後継車の開発を一度は進めていました。しかし、2008年のリーマンショックの影響で計画は白紙撤回され、凍結を余儀なくされます。この時期に温めていたプロトタイプが「HSV-010」と呼ばれる存在で、量産化には至りませんでした。
次世代NSXの計画が本格的に動き出したのは2011年末のこと。翌2012年1月9日、北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で「Acura NSX Concept」として一般公開され、3年以内の米国内発売が表明されました。ここから市販化までさらに3年の歳月をかけ、市販型は2015年1月12日、同じデトロイトショーの舞台で正式デビューします。日本での正式発表は2016年8月25日、そして2017年2月27日に発売。価格は2,370万円(消費税8%込)でした。
開発は日米合同体制で進められました。エンジン・ハイブリッドシステム・トランスミッションの開発は栃木県の本田技術研究所が担当し、車体まわりの開発はアメリカ・オハイオ州のHonda R&D Americasが担当。プロジェクト全体を率いたグローバルラージプロジェクトリーダーはテッド・クラウス氏(後にHonda Performance Development社長)、日本側のラージプロジェクトリーダーは塚本亮次氏が務めました。
出典・参考:Honda公式ニュース「新型NSXを発売」(2016年8月25日)/Wikipedia「ホンダ・NSX (2016年)」「Honda NSX (second generation)」(開発体制・HSV-010・デトロイトショーでの発表経緯)。
ちなみに、当ブログには初代NSX(NA1型・NA2型)を扱った記事も別途あります。あちらは1990年代の「NSX Type R(NA1)」「NSX Type R(NA2)」として、上原繁氏の設計思想やセナが鍛えた逸話などをじっくり掘り下げていますので、そちらは別の楽しみ方としてご覧いただければと思います。本記事の主役であるNC1型は、初代の"操る喜び"の哲学を受け継ぎながら、ハイブリッド4WDという新しい技術で「スーパーカーの概念」そのものを再定義した一台です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式・通称 | NC1型NSX(2代目・北米名Acura NSX) |
| 発表・発売 | 2016年8月25日発表、2017年2月27日発売(日本) |
| 市販型デビュー | 2015年1月12日(北米国際自動車ショー) |
| 生産終了 | 2022年(最終モデル:Type S) |
| エンジン | 3.5L V型6気筒直噴ツインターボ(JNC型) |
| エンジン単体出力 | 507PS(373kW)・56.1kgm(550Nm) |
| システム最高出力 | 581PS(エンジン+3モーター合計) |
| 駆動方式 | 電動4WD(SPORT HYBRID SH-AWD) |
| トランスミッション | 9速DCT+ダイレクトドライブモーター+ツインモーターユニット(TMU) |
| ボディ構造 | マルチマテリアル・スペースフレーム(アルミ+SMC+超高張力鋼) |
| 生産拠点 | アメリカ・オハイオ州メアリズビル(パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター) |
| 新車価格(日本) | 2,370万円(消費税8%込・2017年発売時) |
出典・参考:Honda公式ニュース「新型NSXを発売」(発表日・発売日・価格)/Wikipedia「ホンダ・NSX (2016年)」「Honda NSX (second generation)」(型式・生産終了年・生産拠点)。
アメリカ生まれのNSX|オハイオ工場と手作りの物語
NC1型NSXは、NSXシリーズとして初めてアメリカで開発・生産された一台です。オハイオ州メアリズビルに、NSX専用の新工場「パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター(PMC)」が新設され、総工費は約7,000万ドル。ホンダの既存の研究開発・生産技術拠点の一角に、旧ロジスティクス施設を活用して建設されました。
量産第一号車がラインオフしたのは2016年5月24日。PMCの内部は一般的な自動車工場のイメージとは大きく異なり、ロボットに頼った組立ラインはほとんど存在せず、車両は台車に乗せられてステーションからステーションへ移動し、そのほとんどの工程が人の手によって行われます。まさに"職人が1台ずつ作り上げる"スーパーカー専用工房と呼ぶにふさわしい生産体制です。
車体まわりの開発も、このオハイオの地元チーム(Honda R&D Americas)が中心となって進められました。一方でエンジン・ハイブリッドシステム・トランスミッションといった心臓部の開発は、日本の栃木研究所が担当。日米それぞれの強みを持ち寄った、"グローバル・ホンダ"の集大成というべきプロジェクトでした。
出典・参考:hondanews.com「Performance Manufacturing Center (Ohio)」/Wikipedia「Honda NSX (second generation)」(PMC建設経緯・工費・量産開始日・生産方式)。
※工場の生産体制・稼働状況は変化する場合があります。最新情報はホンダ公式発表をご確認ください。
3.5L V6ツインターボ+3モーター|SPORT HYBRID SH-AWDの仕組み
NC1型NSXの心臓部は、ミッドシップに搭載された新開発の3.5L V型6気筒直噴ツインターボエンジン(型式:JNC)。このエンジン単体で507PS(373kW)・56.1kgm(550Nm)を発揮します。これに、クランクシャフトへ直結する「ダイレクトドライブモーター」、9速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)、そして前輪の左右をそれぞれ独立して駆動する「ツインモーターユニット(TMU)」を組み合わせたのが、電動4WDシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling - All Wheel Drive)」です。
このシステムの肝は、前輪左右のトルクを個別に制御できる点にあります。コーナリング中、旋回外側の前輪に駆動力を、内側の前輪に減速力(回生ブレーキ)を配分することで、車体を曲がりたい方向へ積極的に向けるトルクベクタリングを実現。これにより、あらゆる速度域でコーナリング時のライントレース性(狙ったラインを正確になぞる性能)を高めています。エンジン+3モーターを合わせたシステム全体の最高出力は581PSに達します(資料によっては573HP前後という表記も見られますが、本記事ではホンダ発表値に近い581PSを採用しています)。
さらに、走行シーンに応じて特性を切り替えられる「インテグレーテッド・ダイナミクスシステム」を搭載し、Quiet・Sport・Sport+・Trackの4段階のモードを用意。最も穏やかなQuietモードでは低速域をモーターのみで静かに走行することも可能で、Trackモードではサーキットで動力性能を極限まで引き出せるよう、エンジン・モーター・トランスミッションすべての制御が最適化されます。
出典・参考:Wikipedia「Honda NSX (second generation)」(エンジン諸元・SH-AWDシステム構成・走行モード)/Honda公式ニュース「新型NSXを発売」(システム概要)。
NC1型NSXは2022年まで生産され、最終モデルとして登場した「Type S」ではシステム最高出力が610PSまで引き上げられました。約6年間の生産期間の中で熟成を重ね、有終の美を飾ったグレードです。本記事はNC1型全体の解説を主軸としているため、Type Sの詳細な深掘りはここまでに留めますが、興味のある方はぜひ専門メディアの記事もあわせてチェックしてみてください。
アルミ・カーボン・超高張力鋼|マルチマテリアルボディの秘密
電動4WDシステムを積むことによる重量増を吸収するため、NC1型NSXの車体にはアルミニウム・カーボンファイバー・超高張力鋼を適材適所で組み合わせた「マルチマテリアル・スペースフレーム」が採用されています。骨格の主要部分はアルミ製で、外板パネルの多くはSMC(シートモールディングコンパウンド)とアルミで構成。サスペンションやエンジンのマウントポイントには鋳造アルミ製のノードを使用し、特に衝撃吸収が求められるクラッシュゾーンのノードには、鋳造後に急冷処理を行うことで強度を高める「アブレーションキャスティング」という、量産車としては世界初となる技術が投入されました。
また、Aピラー上部からルーフレールにかけては、三次元的に曲げ加工したうえで焼き入れを行う超高張力鋼管を使用。これも自動車としては世界初の採用事例とされています。骨格全体では7種類もの異なる接合技術を駆使しており、クラス最高レベルの剛性を実現しています。オプションには「ライトウェイトパッケージ」も用意され、カーボンセラミックブレーキ・カーボン製エンジンカバー・カーボン製インテリアパーツによって車重を約26kg軽減できました。
出典・参考:Acura.com「Multi-Material Space-Frame」解説ページ/Wikipedia「Honda NSX (second generation)」(ボディ材質・アブレーションキャスティング・超高張力鋼管・ライトウェイトパッケージ)。
NC1型NSXは今いくら?中古相場のレンジ
NC1型NSXは新車販売終了から数年が経った現在も、中古車市場で高い人気を維持しています。中古車ポータルの掲載情報(2026年6月時点)によれば、NC1型のみの車両価格帯はおよそ2,289.9万円〜3,800万円。新車価格(2,370万円)とほぼ同水準か、それを上回る個体も見られる状況です。
買取相場についても、複数の買取専門サイトが公開している集計データ(2026年3月時点)では、最低約66.2万円〜最高約3,994.8万円という非常に幅広いレンジが示されています。これは年式・グレード・走行距離・状態による差が極めて大きいことを意味しており、初期型と後期型、標準グレードと希少なType Sグレードとでは評価に大きな開きが出ることが背景にあると考えられます。特に生産終了間際に登場したType Sは、希少性の高さから中古市場でも高値がつきやすい傾向があるとされています。
- 中古車販売価格帯:約2,289.9万円〜3,800万円(グーネット掲載情報・2026年6月時点)
- 買取相場レンジ:約66.2万円〜3,994.8万円(複数買取サイト集計・2026年3月時点。年式・状態差が非常に大きい)
- Type Sグレードは希少性が高く、中古市場での評価が高い傾向
- 総評:新車価格(2,370万円)に近い、あるいは上回る個体も多く、値落ちしにくい人気車種
出典・参考:グーネット中古車(NC1型カタログ・価格帯情報)/複数の中古車買取サイト集計データ(買取相場レンジ)。
※相場は時期・状態・走行距離・グレード・個体のヒストリーで大きく変わります。掲載情報はあくまで参考としてご覧ください。最新の価格・在庫は各中古車ポータル・販売店で必ずご確認ください。
「GT7でNSXに惚れて、いつか本物のNC1型を」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。値落ちしにくい人気車種が多い今の中古車市場は、手放す側にとっても悪くないタイミングです。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のNSX(NC1)|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、NC1型NSXが「Honda NSX '17」として収録されています。エンジン型式表記は「JNC-NSX」で、実車の型式に準じた名称です。
- PP値:583.13(パワー570HP・重量3,924lbs=約1,780kg)
- 駆動方式:4WD(ハイブリッド・実車のSH-AWDを反映)
- ゲーム内価格:約230,000Cr
- 入手方法:ブランドセントラル(新車ディーラー)で購入可能
- 前後重量配分は42:58とやや後輪寄り。240km/h時のコーナリングGは約1.18Gとされ、グリップ性能の高さがうかがえます
初代NSXがFRの軽量スポーツカーとしてゲーム内でも軽快なハンドリングを持ち味とするのに対し、NC1型は4WDならではの高いトラクションと安定感が特徴。実車のSH-AWDが得意とする「あらゆる速度域でのライントレース性」が、ゲーム内の挙動にも表れています。パワーで押すというよりも、4輪でしっかり路面をとらえて曲がっていく感覚が味わえる一台です。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース・PP値583.13、重量3,924lbs、ゲーム内価格230,000Cr、前後配分・Gデータ)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でNC1型NSXをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。4WDならではの粘り強いトラクション+570HPの伸びやかな加速が、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
※料金・条件は変わります。
最新は公式でご確認ください。
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お使いのスマホに合わせてチェックしてみてください。
・ドコモの方 → ドコモ光
・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車NC1型NSXを所有・維持する費用
NC1型NSXは3.5L・ツインターボ・電動4WDという先進機構を積んだ現代のスーパーカーです。
維持費は排気量・車格に加え、ハイブリッド機構特有の点検項目も加わるため高めになりがちです(専門ディーラーでの点検が前提になること、ハイブリッドバッテリー関連部品の高さ等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(3.5L級) | 約58,000円 |
| 任意保険(高額車両保険込み) | 約20〜40万円 |
| 車検(2年分を1年換算・正規ディーラー前提) | 約15〜30万円 |
| 整備・部品(ハイブリッド機構・専用パーツ) | 約30〜80万円 |
| 駐車場・保管(防犯・屋内保管想定) | 約10〜50万円 |
| 燃料・消耗品(ハイオク・タイヤ等) | 約20〜35万円 |
| 年間合計(目安) | 約103〜243万円 |
さらに、購入費が2,300万〜3,800万円前後(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でNC1型NSXを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 2,300〜3,800万円 + 毎年 103〜243万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、581馬力を4輪でとらえるSH-AWDの安定感まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のNC1型NSXを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のNC1型NSXに触れる|展示・イベント
「2,000万円級のスーパーカーなんて、本物を見る機会はないのでは」と思うかもしれませんが、ホンダ・アキュラの正規ディーラーやモーターショーなどで展示される機会は少なくありません。
🏛 本物を見に行く|ホンダの展示施設
東京・青山にあるホンダウェルカムプラザ青山では、歴代のホンダ・アキュラ車両が企画展示されることがあり、NC1型NSXが展示された実績も確認されています。また、栃木県のツインリンクもてぎにあるホンダコレクションホールでも、期間によってはNSXシリーズの企画展示が行われることがあります。展示車両・展示期間は時期によって変動するため、訪問前に公式サイトで最新の展示情報を確認することをおすすめします。
🎪 モーターショー・展示会での登場
NC1型NSXは、東京オートサロンや各地のモーターショーでホンダ・アキュラブランドの象徴的な一台として展示されることが多く、コンセプトカー時代(2012年)から市販後の現在に至るまで、継続してブランドの顔として扱われています。
🔑 借りて乗る|レンタカー・カーシェア
一部の高級車専門レンタカーサービスでは、NC1型NSXの取り扱いがある場合があります。台数が限られ、地域・時期によって在庫状況が大きく変わるため、利用を検討する場合は各サービスへの事前確認が必須です。
出典・参考:ホンダウェルカムプラザ青山公式サイト(展示車両情報)/ホンダコレクションホール公式サイト(企画展示情報)。※展示車両・開催期間は変動するため、訪問前に最新情報をご確認ください。
NC1型NSXを見て楽しむ|スーパーGT・グッズ
🏆 スーパーGT|「NSX-GT」としてのデビュー(2017年〜)
2017年、ホンダはスーパーGT GT500クラスの参戦車両のベースを市販型2代目NSXに変更し、車両呼称も従来の「NSX CONCEPT-GT」から「NSX-GT」に改められました。CONCEPT-GTがハイブリッド機構を意識した設計だったのに対し、NSX-GTはレース専用車としてハイブリッド機構を持たないシンプルな構成で再設計され、より効率的なパッケージングを実現しています。2017年シーズンはARTA・MOTUL MUGEN・KEIHIN・EPSON Modulo・RAYBRIGの5チーム体制で参戦。第5戦の富士スピードウェイでは、No.8 ARTA NSX-GTがポールポジションから優勝を飾り、ARTAにとって4年ぶりの勝利という節目のレースになりました。なお、無限(TEAM Mugen)は2016年12月14日に参戦復帰を発表し、2017年シーズンから改めてNSX-GTを走らせています。
※本記事は市販型NC1の解説記事のため、レース専用車「NSX-GT」の技術詳細・年度別戦績はここでは深掘りしていません。市販型とレース専用車は設計思想が異なる別物である点にご留意ください。
出典・参考:Honda公式「SUPER GT 2017年参戦体制について」/SUPER GT公式サイト(2017年シリーズ戦績・ARTA富士優勝)。
🎬 メディアでの評価
NC1型NSXは発売当初から国内外の自動車専門メディアで数多くレビューされ、電動4WDによる新しい運転体験が高く評価されました。海外では元Top Gear/DriveTribeの著名レビュアーによる試乗動画も公開されており、"ハイブリッドスーパーカー"という新ジャンルを切り開いた一台として位置づけられています。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
NC1型NSXは人気の高いモデルカー題材のひとつです。市販のプラモデル・ミニカーは初代NSX(NA1/NA2)向けの製品が中心のため、当ブログの初代NSX記事もあわせてチェックしてみてください。NC1型専用のダイキャストミニカー・プラモデルが見つかり次第、本記事にも追加していく予定です。
📚 もっと知りたい人へ(おすすめ書籍)
NC1型NSXの開発秘話・技術解説をより深く知りたい方には、自動車専門誌の特集記事がおすすめです。国内の自動車雑誌では、発売前後の時期に開発陣インタビューや技術解説特集が組まれており、SH-AWDシステムやオハイオ工場の詳細な取材記事も確認できます。
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HONDA NSX(NC1)のよくある質問
Q. HONDA NSX(NC1)とは、どんな車ですか?
A. 2016年8月に発表・2017年2月に発売された2代目NSXです。初代NSXの生産終了(2005年)から約11年ぶりの復活で、3.5L V6ツインターボエンジンに3モーターを組み合わせた電動4WDシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載しています。アメリカ・オハイオ州の専用工場で開発・生産された、シリーズ初のアメリカ生まれのNSXです。
Q. NC1型NSXのスペック(馬力・エンジン)は?
A. 3.5L V型6気筒直噴ツインターボエンジン(単体507PS・56.1kgm)に、ダイレクトドライブモーターと前輪左右を独立駆動するツインモーターユニットを組み合わせ、システム全体で最高出力581PSを発揮します。駆動方式は電動4WD(SH-AWD)です。
Q. 初代NSX(NA1/NA2)との違いは何ですか?
A. 初代はNA(自然吸気)V6エンジン・FR駆動の軽量スポーツカーです。NC1型はV6ツインターボ+3モーターのハイブリッド4WDで、駆動方式もエンジン形式もまったく異なります。生産国も初代の日本製に対し、NC1型はアメリカ・オハイオ州製という違いがあります。
Q. NC1型NSXの中古相場はいくらですか?
A. 中古車ポータルの掲載価格帯はおよそ2,289.9万円〜3,800万円です(2026年6月時点)。買取相場は年式・グレード・状態による差が非常に大きく、幅広いレンジになっています。最新の価格・在庫は各中古車ポータル・販売店でご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でNC1型NSXに乗れますか?
A. 乗れます。「Honda NSX '17」として収録されており、ブランドセントラル(新車ディーラー)で購入できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。PP583.13・570HP・4WDというデータで、実車のSH-AWDらしい安定感のある挙動が再現されています。
NC1型NSXは「スーパーカーの概念」を書き換えた一台
HONDA NSX(NC1)は、初代の生産終了から約11年、デビューからは約27年という長い年月を経て復活した2代目NSXです。3.5L V6ツインターボ+3モーターの電動4WDシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」、アメリカ・オハイオ州に建設された専用工場での手作り生産、そしてアルミ・カーボン・超高張力鋼を組み合わせたマルチマテリアルボディ。そのどれもが、初代の"操る喜び"の哲学を受け継ぎながら、まったく新しい技術で「スーパーカーとは何か」を再定義しようとした挑戦の証です。
中古市場では新車価格に迫る、あるいは上回る個体も見られるほど値落ちしにくい人気車種であり、スーパーGTでも「NSX-GT」としてデビューイヤーから勝利を挙げるなど、実車としての存在感も健在です。グランツーリスモ7なら「Honda NSX '17」としてそのまま収録されており、維持費を気にせず581馬力の電動4WDを味わうことができます。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、NC1型NSXは"ハイブリッドスーパーカー"という新ジャンルの魅力を存分に伝えてくれる一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
NSXファミリー・関連モデルもチェック
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