
GT7のハンコンの手応えは、「フォースフィードバック 最大トルク」と「フォースフィードバック センターの感度」の2項目で決まります。場所は、レース前のクイックメニューの[セッティング]>[コントローラーセッティング]です。
最大トルクはコーナーで踏ん張っているときの重さ、センターの感度はハンドルの切り始めの手応えを変えます。この2つを分けて考えると、合わせるのが楽になります。
先に、症状ごとの直し方を書いておきます。
①ハンドルが重くて腕が疲れる=最大トルクを下げる ②直線でハンドルが落ち着かない、細かく揺れる=センターの感度を下げる ③路面やタイヤの変化が分かりにくい=センターの感度を上げ、それでも足りなければ最大トルクを上げる。
公式が示す「正解の値」はありません。初期値から1項目ずつ動かすのが近道です。機種ごとの注意点と、設定では埋まらない差についても後半にまとめました。
※GT7側の項目名と説明はGT7公式オンラインマニュアルの[コントローラーセッティング][ステアリングコントローラー][GTメニュー]をもとにしています(2026年10月11日確認)。設定の値の例は海外フォーラムなどの紹介で、公式の推奨ではありません。項目や手応えはアップデートで変わることがあります。楽天での価格は2026年10月時点の目安です。最新は各商品ページでご確認ください。
Logicool G29(PS5/PS4/PC対応・3ペダル付き)
設定の記事を読んでから買う人には、まずG29をおすすめします。GT7が公式に対応を挙げている機種で、ゲーム内にG29/G923専用のボタン割り当ての項目があります。使っている人が多く、設定で迷ったときに例を探しやすいのも利点です。
楽天で価格を見る価格は2026年10月時点の楽天(ロジクール公式店)での目安(約4.8万円〜)です。変動するため、最新は商品ページでご確認ください。すでにハンコンを持っている人は、このまま下の設定の説明へ進んでください。
GT7のハンコン設定は2か所にある
GT7公式マニュアルを読むと、ハンコンに関わる設定は2つの場所に分かれています。手応えは走る直前の画面、ボタンの割り当てはオプションの画面です。
| 場所 | 開き方 | できること |
|---|---|---|
| コントローラーセッティング | レース前のクイックメニュー>[セッティング]>[コントローラーセッティング] | キーアサイン/フォースフィードバック 最大トルク/フォースフィードバック センターの感度 |
| オプションの[コントローラー]タブ | GTメニュー(左上のロゴ、またはOPTIONSボタン)>[オプション]>[コントローラー] | ステアリングコントローラー設定(接続中のハンコンの確認と調整)/機種ごとのキー割り当て |
オプション側には、機種ごとの項目が並んでいます。公式マニュアルに載っているのは、Logicool G G29/G923、Logicool G PRO Racing Wheel、THRUSTMASTER T-GT、T300RS、T150、T80、Fanatec GT DD Pro/DD Extreme、CSL Elite、Podiumなどです。自分の機種の項目を開くと、レース中の操作に割り当てるボタンを変えられます。
フォースフィードバックの2項目の意味
フォースフィードバックは、タイヤが路面から受ける力をハンドルの重さや振動として手に返す仕組みです。GT7ではこれを2つの項目で調整します。公式マニュアルの説明をそのまま整理すると、次のようになります。
| 項目 | 変わるところ | 値を大きくすると | 値を小さくすると |
|---|---|---|---|
| フォースフィードバック 最大トルク | 限界コーナリング時の手応えの重さ | 手応えが重くなる | 手応えが軽くなる |
| フォースフィードバック センターの感度 | ハンドルの切り始めの手応え | 挙動の変化に敏感に反応する | 直進走行時のハンドルの動きが穏やかになる |
値は数字で選びます。各メディアの解説では1〜10の範囲とされていますが、公式マニュアルに範囲と初期値の記載はありません。変える前に、今の値をメモしておくと元に戻せます。
同じ画面にある「コントローラー操舵スピード補正」は、ワイヤレスコントローラー(パッド)で操作するときの項目です。公式マニュアルは「ワイヤレスコントローラーでの操作時に、入力に対応するフロントタイヤの操舵速度、応答速度を調整します」と説明しています。ハンコンの手応えを変えたいときは、上の2項目を見てください。
重い・軽い・落ち着かないを直す4つの手順
設定は、いちどに1項目だけ動かすのがコツです。2つ同時に変えると、どちらが効いたのか分からなくなります。
① 走り慣れたコースとクルマを1組決める
比べるための物差しを先に決めます。コーナーの数が少なく、1周が短いコースが向いています。クルマは普段いちばん乗っている1台にします。タイヤを替えると手応えも変わるので、試している間はタイヤも同じものにしてください。
② 最大トルクから合わせる
先に決めるのは最大トルクです。長いコーナーを曲がっている最中の重さを見ます。
腕に力を入れ続けないと曲がれないなら、2つ下げます。逆に、タイヤが滑りはじめても重さが変わらず、限界が分からないなら2つ上げます。1時間走っても腕が疲れない重さを目安にすると、長く遊べます。
③ センターの感度を合わせる
次に、直線とコーナーの入り口を見ます。
直線でハンドルが小刻みに揺れる、まっすぐ走るのに気を使うなら、センターの感度を下げます。ハンドルを切りはじめたときに手応えがなく、どれだけ切ったか分かりにくいなら上げます。
④ クルマとタイヤを替えたら見直す
軽いコンパクトカーと、太いレーシングタイヤを履いたGTカーでは、同じ値でも重さがまるで違います。重いクルマに乗り換えて疲れると感じたら、最大トルクを1〜2下げてください。
値の組み合わせをクルマごとに覚えておくと、乗り換えのたびに迷いません。
| 症状 | 先に動かす項目 | 動かす向き |
|---|---|---|
| ハンドルが重くて腕が疲れる | 最大トルク | 下げる |
| コーナーの途中で手応えが抜ける、限界が分からない | 最大トルク | 上げる |
| 直線でハンドルが落ち着かない、細かく揺れる | センターの感度 | 下げる |
| 切りはじめの手応えが薄い | センターの感度 | 上げる |
| ギアの音やガタつきが気になる(ギア駆動の機種) | 最大トルク | 下げる |
【比較表】G29・G923・T300RS・RS50別の合わせ方
手応えの出方は、ハンコンの駆動方式で変わります。GT7側の2項目は共通ですが、気をつける点が機種ごとに違います。
| 製品 | 駆動方式 | GT7で合わせるときの注意 | 本体側の設定 |
|---|---|---|---|
| Logicool G29 | ギア | 最大トルクを上げすぎると、ギアの音とガタつきが目立ちやすい | PS5につないだ状態では、GT7側の2項目が中心 |
| Logicool G923 | ギア+TRUEFORCE | G29と同じ考え方。TRUEFORCEは対応タイトルで働く機能 | 同上 |
| Thrustmaster T300RS GT | ベルト | 滑らかなぶん、センターの感度の違いが分かりやすい | 本体のモード切り替えスイッチと、MODEボタンでの回転角の変更 |
| Logicool RS50 SYSTEM | ダイレクトドライブ | 力が強いので、最大トルクは低めから始める | 本体側でも強さなどを変えられる |
| Logicool PRO Racing Wheel | ダイレクトドライブ | RS50と同じ考え方 | 本体のディスプレイで強さなどを変えられる |
※駆動方式は各メーカーの製品情報をもとにしています。本体側の設定の項目と手順は機種とファームウェアで変わるため、取扱説明書でご確認ください。製品の選び方と価格の目安はGT7おすすめハンコン比較にまとめています。
🔰 Logicool G29・G923|重さより「ガタつかない値」を探す
G29とG923は、歯車で力を伝えるギア駆動です。力が強く出る場面では、歯車が当たる音や細かなガタつきが出やすくなります。
最大トルクを上げて重くするより、音とガタつきが気にならないところまで下げるほうが、結果として路面の変化を読み取りやすくなります。GT7のオプションには「Logicool G G29 / G923 DRIVING FORCE」という項目があり、ボタンの割り当てはここで変えます。
G923のTRUEFORCEは、ゲームの物理や音に連動した細かな振動を足す機能です。Logicoolは対応タイトルで働く機能と案内しているので、効き方はメーカーの最新の案内でご確認ください。
🎯 Thrustmaster T300RS GT|つなぐ前にモードのスイッチを見る
T300RSは本体にモードを切り替えるスイッチがあります。PS5でGT7を遊ぶときは、PS4側の位置で使うのが一般的です。認識されないときは、まずここを確かめてください。
回転角は、本体のMODEボタンと方向キーの左右で段階的に変えられます(270〜1080度)。GT7で遊ぶぶんには、広い角度のままにしておくとクルマごとの切れ角に合いやすくなります。
ベルト駆動は動きが滑らかで、センターの感度を1つ変えただけでも違いが手に伝わります。最大トルクを決めたあと、センターの感度をゆっくり詰めていくと合わせやすいです。
👑 Logicool RS50・PRO、Fanatec GT DD Pro|最大トルクは低めから
モーターの力を直接ハンドルに伝えるダイレクトドライブは、ギアやベルトの機種より強い力が出ます。いきなり高い値で走ると、縁石や接触でハンドルが強く振られます。最大トルクは低めから始めて、1つずつ上げてください。
これらの機種は、本体側にも強さなどの設定があります。本体側とGT7側の両方で強くすると、強い力が頭打ちになって細かな変化が消えることがあります。どちらか片方で調整すると決めておくと迷いません。
Fanatec GT DD Proは、海外フォーラムで紹介されている値が大きく割れています。GT7側の最大トルクは5から10、センターの感度は1と10の両方の例があります。Fanatecは公式サイトで、GT7のアップデート1.56(2025年2月)の際に一部のホイールベースの出力が変わったことを案内しています。アップデートのあとに手応えが変わったと感じたら、もういちど合わせ直してください。
ボタン割り当てと、Hパターン・クラッチの設定
手応えが決まったら、ボタンの割り当てを見直します。ハンコンは機種ごとにボタンの数と位置が違うので、初期の割り当てが自分に合うとは限りません。
- 場所:[オプション]>[コントローラー]タブの、自分の機種の項目。レース前の[コントローラーセッティング]の[キーアサイン]からも変えられる
- よく使う機能を親指の届く位置へ:後方確認、視点の切り替え、ワイパー、ライトなど。レース中にハンドルから手を離さずに押せる位置に置く
- 走りながら変える設定:ブレーキバランスやトラクションコントロールを走行中に変えるなら、十字キーやダイヤルに割り当てておくと便利
Hパターンのシフターとクラッチペダルを使うときは、ドライビングオプションのトランスミッションで[MT]を選びます。公式マニュアルによると、走行開始時はパドルシフトのモードで、次の操作でモードが切り替わります。
- Hパターンのシフトレバーを動かす=シフトレバーが有効になる(オートクラッチ)
- クラッチペダルを踏む=シフトレバーとクラッチペダルが有効になる(フルマニュアル)
- パドルシフトを操作する=どちらのモードからでもパドルシフトに戻る
クラッチペダルは、Hパターンのシフトレバーを付けているときだけ働きます。クルマのトランスミッションの種類によっては、クラッチペダルを使えない車種もあります。シフターとペダルの組み合わせは、GT7のペダルとシフターの選び方で機種別に整理しています。
設定しても直らないときに見る4つのこと
- 固定がゆるい:机のクランプがずれると、力が逃げて手応えがぼやける。最大トルクを上げる前に、固定を締め直す
- アシストが手応えを消している:カウンターステアアシストなどが働くと、滑ったときの感触が変わる。アシストの見直しはGT7のアシスト設定を参照
- タイヤとクルマの違い:グリップの高いタイヤほどハンドルは重くなる。値のせいではなく、クルマの個性のこともある
- 認識されない:USBケーブルの挿し直し、本体のモード切り替えスイッチ(スラストマスターの機種)、PS5の別のUSB端子を順に試す
ここまで試しても「路面の細かな感触が足りない」「ギアの音が気になる」と感じるなら、設定ではなく駆動方式の差です。ギア駆動からベルト駆動やダイレクトドライブへ替えると、同じ値でも伝わる情報の細かさが変わります。次の1台を選ぶときは、GT7おすすめハンコン比較で駆動方式ごとの違いを見比べてください。
GT7をもっと楽しむ機材
画面とハンドルは、選び方で遊び心地が大きく変わります。買う前に比べておきたい方は、こちらにまとめています。
🖥️ 機材ガイドGT7おすすめモニター比較|PS5で後悔しない選び方と予算別4選PS5で4K・120Hzを出すための条件と、予算別の4台を比べました。 🎮 機材ガイドGT7おすすめハンコン比較|G29・G923・T300RS・PROの選び方ギア・ベルト・ダイレクトドライブの違いと、予算別の選び方をまとめました。<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
GT7のハンコン設定のよくある質問
Q. GT7のハンコンの設定はどこで変えますか?
A. 手応えの設定は、レース前のクイックメニューの[セッティング]>[コントローラーセッティング]で変えます。ボタンの割り当てと、つないでいるハンコンの確認は、GTメニューの[オプション]>[コントローラー]タブで行います。どちらもGT7公式オンラインマニュアルに記載があります。
Q. フォースフィードバックの「最大トルク」と「センターの感度」は何が違いますか?
A. GT7公式マニュアルによると、最大トルクは限界コーナリング時の手応えの重さを決める項目で、値を大きくすると重く、小さくすると軽くなります。センターの感度はハンドルの切り始めの手応えを決める項目で、値を大きくすると挙動の変化に敏感に反応し、小さくすると直進時のハンドルの動きが穏やかになります。
Q. GT7のハンコンのおすすめ設定値はありますか?
A. 公式が示している推奨値はありません。海外フォーラムなどで紹介されている値は、同じ機種でも最大トルクが5から10、センターの感度が1と10というように割れています。ハンコンの機種、固定の強さ、乗るクルマとタイヤで合う値が変わるためです。初期値から1項目ずつ、2ずつ動かして比べる方法をおすすめします。
Q. ハンドルが重くて疲れるときは、どこを下げればいいですか?
A. まず最大トルクを下げます。コーナーの途中で手応えが重すぎるなら最大トルク、直線でハンドルが落ち着かないならセンターの感度を下げると変化が分かりやすいです。タイヤをグリップの高いものに替えた直後は手応えも重くなるので、クルマを替えたときにも見直してください。
Q. コントローラー操舵スピード補正は、ハンコンにも効きますか?
A. GT7公式マニュアルは、コントローラー操舵スピード補正を「ワイヤレスコントローラーでの操作時」の項目として説明しています。ハンコンの手応えを変える項目は、ステアリング フォースフィードバックの最大トルクとセンターの感度の2つです。
Q. HパターンのシフターとクラッチはGT7でどう設定しますか?
A. ドライビングオプションのトランスミッションで[MT]を選びます。GT7公式マニュアルによると、走行開始時はパドルシフトのモードで、Hパターンのシフトレバーを動かすとオートクラッチのモードに、クラッチペダルを踏むとフルマニュアルのモードに切り替わります。クラッチペダルはHパターンのシフトレバーを付けているときだけ働きます。
初期値から1項目ずつ、自分の腕に合わせる
- 手応えの設定は2項目。フォースフィードバックの最大トルクとセンターの感度
- 場所はレース前のクイックメニューの[セッティング]>[コントローラーセッティング]
- 重くて疲れるなら最大トルクを下げる。直線で落ち着かないならセンターの感度を下げる
- 公式の推奨値はない。人の値は出発点にして、1項目ずつ動かして比べる
- ギア駆動はガタつかない値、ダイレクトドライブは低めから。駆動方式で気をつける点が違う
- クルマとタイヤ、アップデートで手応えは変わる。違和感が出たら合わせ直す
ハンコンは、買ったときより合わせたあとのほうが楽しくなる機材です。
次に走るとき、レース前のメニューで最大トルクを1つだけ動かしてみてください。同じコーナーの感じ方が変わります。





