
GT7のペダルとシフターは、いま使っているハンコン本体(ホイールベース)と同じメーカーの、その本体に対応したものを選ぶのが基本です。
PS5では、ペダルやシフターをゲーム機に直接つなぐのではなく、ハンコン本体のコネクタにつないで使う作りになっているためです。ロジクールのG29・G923にスラストマスターのペダルを足す、といった組み合わせはできません。
持っているハンコン別に、答えを先に書いておきます。
①G29・G923の人=シフターは「Driving Forceシフター」(約1万円)がそのままつながる ②スラストマスター(T300RS・T248・T-GT II・T598など)の人=シフターは「TH8A」、ロードセルペダルは「T-LCM」か「Raceline Pedals III LC」 ③ロジクールのRS50・PRO(ダイレクトドライブ)の人=「RS PEDALS」と「RS H-SHIFTER」が直接つながる。
GT7でHパターンのシフターを使うと、クラッチペダルも働くようになります。設定はトランスミッションを[MT]にするだけです。
※GT7側の仕様はGT7公式オンラインマニュアルの[ステアリングコントローラー]、各製品の対応はロジクールG・スラストマスターの公式製品ページと公式サポートの対応ゲーム一覧、楽天の各公式ストアの商品ページの記載をもとにしています。価格は2026年10月時点の楽天での目安で、時期と在庫で変わります。最新は各商品ページでご確認ください。
Logicool G Driving Forceシフター(G29・G923用・6速+リバース)
G29・G923を持っている人が、最初に足すならこれです。ハンコン本体のコネクタに挿すだけでつながり、GT7公式マニュアルどおりトランスミッションを[MT]にすれば、Hパターンのシフト操作とクラッチ操作が使えるようになります。この記事の中でいちばん手頃です。
楽天で価格を見る価格は2026年10月時点の楽天(ロジクール公式ストア)での目安(約1万円〜)です。変動するため、最新は商品ページでご確認ください。スラストマスターやRS50・PROを使っている人は、下の早見表で自分の組み合わせを見てください。
ペダルとシフターは「ハンコン本体のメーカー」で決まる
ハンコンは、ハンドルの付いた本体(ホイールベース)に、ペダルとシフターをケーブルでつなぐ作りです。PS5とつながっているのは本体だけで、ペダルとシフターの信号は本体を通って届きます。
そのため、買い足すペダル・シフターは本体のコネクタに合うものでないと動きません。スラストマスターの公式製品ページも、TH8Aシフターについて「PCではすべてのハンコンで、ゲーム機ではスラストマスター製ハンコンで動作する」と説明しています。ペダル(Raceline Pedals III LC)も同じで、ゲーム機で使えるのはスラストマスター製のフォースフィードバック本体(T500を除く)です。
持っているハンコン別の組み合わせは、次のとおりです。
| 持っているハンコン本体 | そのままつながるシフター | そのままつながるロードセルペダル |
|---|---|---|
| Logicool G29・G923 | Driving Forceシフター | なし(RS PEDALSは別売のレーシングアダプターが必要・後述) |
| Thrustmaster T300RS・T248・T-GT II・T598など | TH8A | T-LCM/Raceline Pedals III LC |
| Logicool RS50・PRO(ダイレクトドライブ) | RS H-SHIFTER | RS PEDALS |
| HORI レーシングホイールエイペックス | なし | なし(ペダルは付属品のみ) |
※対応する本体の細かな一覧は、各メーカーの公式サポートで確認できます。表は代表的な機種だけを載せています。
【比較表】GT7で使えるペダル・シフター早見表
| 製品 | 価格の目安 | 種類 | PS5でつながる本体 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| Logicool Driving Forceシフター | 約1万円〜 | シフター(6速+R) | G29・G923 | G29・G923に最初の1つ |
| Thrustmaster TH8A | 約3.7万円〜 | シフター(H 7+1/シーケンシャル) | スラストマスター製ハンコン | T300RS・T248などに本格シフター |
| Logicool RS H-SHIFTER | 約2.6万円〜 | シフター(7速+R) | RS50・PRO(直結) | ダイレクトドライブ環境に |
| Logicool RS PEDALS | 約2.3万円〜 | ペダル(ロードセルブレーキ) | RS50・PRO(直結) | ブレーキの踏み加減を詰めたい |
| Thrustmaster Raceline Pedals III LC | 約4.2万円〜 | 3ペダル(ロードセル) | スラストマスター製ハンコン(T500を除く) | ブレーキ圧を細かく調整したい |
| Thrustmaster T-LCM PEDALS | 楽天で取り扱いなし | 3ペダル(ロードセル) | スラストマスター製ハンコン | GT7ライセンスの定番ペダル |
| Logicool レーシングアダプター | 約0.7万円(ロジクール公式) | 変換アダプター | GシリーズとRS・PRO系の橋渡し | 混ぜて使いたい(注意点あり・後述) |
※価格は2026年10月時点の楽天での目安です(メーカー公式ストア)。T-LCMとレーシングアダプターは楽天で取り扱いが見つからなかったため、リンクは付けていません(レーシングアダプターはロジクール公式サイトの価格)。
GT7でHパターンのシフターを使うと何が変わるか
GT7公式マニュアルによると、Hパターンのシフターとクラッチペダルを使うときは、ドライビングオプションのトランスミッションで[MT]を選びます。走り出しはパドルシフトのモードになっていて、操作によって次のように切り替わります。
- シフトレバーを動かす:Hパターンのレバーが有効になり、クラッチは自動の「オートクラッチモード」
- クラッチペダルを踏む:レバーとクラッチペダルの両方が有効な「フルマニュアルモード」
- どちらのモードでも、パドルシフトを操作するとパドルのモードに戻る
注意したいのは2つです。公式マニュアルは、クラッチペダルが働くのはHパターンのシフターを付けているときだけと書いています。3ペダルのハンコンでも、シフターがなければ左のペダルは使われません。
もうひとつは車種による違いで、トルクコンバーターのATやCVT、デュアルクラッチなど、トランスミッションの種類によってはマニュアルで変速できてもクラッチペダルが使えない車種があります。
🔰 G29・G923なら|Logicool Driving Forceシフター
G29・G923用に作られた6速シフターです。リバースはレバーを押し下げて入れる方式で、スチールとレザーの作り。ロジクール公式ストアの商品ページは、対応をPS5・PS4・PC、対応ハンコンをG923・G29としています。
価格は約1万円前後で、ペダル・シフターの中ではいちばん手頃です。レビューには「ストロークが短く、入る感触が軽い」という声もあり、手応えを重視するなら上位の製品と比べてから選ぶと納得しやすいです。
🎯 スラストマスターなら|Thrustmaster TH8A
金属製の内部機構をもつシフターで、Hパターン(7速+R)とシーケンシャル(+/−)の2通りに切り替えられます。
スラストマスター公式サポートのPS5対応ゲーム一覧にはGRAN TURISMO 7が載っていて、T598・T-GT・T-GT II・T300RS・T248・T128・T150などのハンコン本体のDINコネクタにつないだとき、Hパターンとシーケンシャルの両方で使えるとされています。価格は約3.7万円前後です。
👑 RS50・PROなら|Logicool RS H-SHIFTER
2026年4月に発売された、7速+リバースのHパターンシフターです。リバースと7速には押し込んで入れるロック機構があり、ギアの入れ間違いを防ぎます。
商品ページの説明では、RS50 BaseとPRO DD11 Wheel Baseへの直接接続に対応し、PCではUSBで直接つなげます。PlayStationで使うには、対応するロジクール製ハンコンとの接続が必要です。G29・G923で使う方法は、後述のレーシングアダプターの項を見てください。価格は約2.6万円前後です。
ロードセルペダルとは。踏み込む量でなく、踏む力でブレーキが効く
ハンコンに付属するペダルの多くは、ペダルをどれだけ踏み込んだか(位置)でブレーキの強さを決めます。ロードセルペダルは、ブレーキに荷重センサーを入れてどれだけの力で踏んだかを読み取る方式です。
実車のブレーキも、踏む位置より踏む力で効き方を調整します。そのため、コーナーの手前で少しずつブレーキを抜いていく操作(トレイルブレーキング)を、足の力加減で再現しやすくなります。
一方で、ロードセルペダルは踏み込みが重く、床の上で使うとペダルごと滑って動きやすくなります。コックピットや台にしっかり固定できるかも、買う前に考えておきたいところです。
👑 RS50・PROなら|Logicool RS PEDALS
最大75kgまでの荷重を読むロードセルブレーキと、非接触のホール効果センサーを使ったアクセルの2ペダルです。クラッチペダルは別売のオプションで、付けると3ペダルになります。
ロジクールの説明では、RS50・PROの本体には直接接続、Gシリーズのハンコンには別売のレーシングアダプターを使って接続、PCにはUSBでつながります。2025年11月の発売で、価格は約2.3万円前後です。
🎯 スラストマスターなら|Thrustmaster T-LCM PEDALS
ブレーキにロードセル、アクセルとクラッチに非接触の磁気センサー(H.E.A.R.T)を使った3ペダルです。重さは5kgを超え、付属のスプリング6個でブレーキの硬さを変えられます。
スラストマスター公式の製品ページには「PlayStationとグランツーリスモのライセンス取得」とあり、T598・T-GT II・T300RS・T248などの本体とRJ12ケーブルでつなぎます。2026年10月時点では楽天で取り扱いが見つからないため、価格と在庫はスラストマスター公式サイトでご確認ください。楽天で買える同じスラストマスターのロードセルペダルは、次のRaceline Pedals III LCです。
🎯 ブレーキ圧を細かく詰めたいなら|Thrustmaster Raceline Pedals III LC
最大100kgの荷重に対応するロードセルブレーキを積んだ、金属製の3ペダルです。ブレーキの重さは3種類のスプリングとゴムの緩衝材による4通りの組み合わせに、プリロードダイヤルの微調整を加えて設定できます。
公式製品ページの説明では、ゲーム機ではスラストマスター製のフォースフィードバック本体(T500を除く)と組み合わせて使います。価格は約4.2万円前後です。
ロジクールの「レーシングアダプター」で混ぜるときの注意
ロジクールには、Gシリーズ(G29・G923など)とRS・PROシリーズの機材をつなぐレーシングアダプターがあります。公式製品ページで案内されている使い方は、次の3つです。
- G29・G923などのペダルとDriving Forceシフターを残したまま、本体だけRS50・PROに乗り換える
- G29・G923のハンドルのまま、ペダルをロードセルブレーキのRS系に替える
- Gシリーズのハンドルで、RSシフターやハンドブレーキを使う
ただし同じページには、ゲーム機でアダプターを使うとDriving Forceシフターとは互換性がないこと、アダプターにつなぐとゲームの互換性が制限されることも書かれています。GT7で動くかどうかは、このページの記載だけでは確かめられませんでした。
この組み合わせを考えているなら、買う前にロジクールの公式サポートでGT7での動作を確認してください。確実に使いたいなら、本体と同じ系統のペダル・シフターを選ぶほうが安心です。
ペダル・シフターを買う前に確かめたい3つ
- ハンコン本体の型番:同じメーカーでも、つながる本体は製品ごとに違います。本体の裏や箱で型番を見て、商品ページの対応欄と見比べる
- 固定する場所:シフターは机の端にクランプで留めます。ロードセルペダルは踏む力が強く、床置きだと動きやすいので、コックピットや固定台があると安定します
- GT7の設定:シフターを付けたら、ドライビングオプションのトランスミッションを[MT]に。クラッチペダルはシフターを付けているときだけ働きます
固定台の選び方はGT7コックピット・ハンコン台おすすめ比較に、ハンコン本体の選び方はGT7おすすめハンコン比較にまとめています。
GT7をもっと楽しむ機材
画面とハンドルは、選び方で遊び心地が大きく変わります。買う前に比べておきたい方は、こちらにまとめています。
🖥️ 機材ガイドGT7おすすめモニター比較|PS5で後悔しない選び方と予算別4選PS5で4K・120Hzを出すための条件と、予算別の4台を比べました。 🎮 機材ガイドGT7おすすめハンコン比較|G29・G923・T300RS・PROの選び方ギア・ベルト・ダイレクトドライブの違いと、予算別の選び方をまとめました。<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
GT7のペダル・シフターのよくある質問
Q. GT7でシフターは使えますか?
A. 使えます。GT7公式マニュアルは、Hパターンのシフターに対応したステアリングコントローラーを使うときは、ドライビングオプションのトランスミッションで[MT]を選ぶよう案内しています。シフターを動かすとオートクラッチモード、クラッチペダルを踏むとフルマニュアルモードになり、パドルシフトを操作するとパドルのモードに戻ります。
Q. G29のクラッチペダルが反応しません。
A. GT7公式マニュアルによると、クラッチペダルの機能はHパターンのシフターを付けているときだけ有効です。G29・G923ならDriving Forceシフターを付け、トランスミッションを[MT]にしてからクラッチを踏むと働きます。トルクコンバーターのATやCVT、デュアルクラッチなど、クラッチペダルが使えない車種もあります。
Q. G29・G923にスラストマスターのペダルを付けられますか?
A. PS5では付けられません。ペダルはハンコン本体を通してつながるため、本体と同じメーカーの対応品を選ぶ必要があります。スラストマスターの公式製品ページも、ゲーム機で使えるのはスラストマスター製の本体と説明しています。
Q. TH8AはGT7で使えますか?
A. スラストマスター公式サポートのPS5対応ゲーム一覧にGRAN TURISMO 7が載っています。T598・T-GT・T-GT II・T300RS・T248・T128・T150などの本体のDINコネクタにつなぐと、Hパターンとシーケンシャルの両方で使えるとされています。
Q. ロードセルペダルは初心者にも必要ですか?
A. 必須ではありません。ロードセルペダルは踏む力でブレーキを調整する方式で、ブレーキの加減を詰めたい人に向いています。踏み込みが重く固定もしっかり要るので、まずは付属のペダルで走り込み、物足りなくなってから検討しても遅くありません。
Q. ロジクールのレーシングアダプターを使えば、G29にRS PEDALSを付けられますか?
A. ロジクールの公式製品ページは、Gシリーズのハンコンにレーシングアダプター経由でRS系のペダルをつなぐ使い方を案内しています。ただし同じページに、アダプターにつなぐとゲームの互換性が制限されること、ゲーム機ではDriving Forceシフターと併用できないことも書かれています。GT7での動作は、買う前にロジクールの公式サポートで確認してください。
ペダルとシフターは、本体に合わせて1つずつ足す
- PS5ではペダル・シフターはハンコン本体を通してつながる。本体と同じメーカーの対応品を選ぶ
- G29・G923ならDriving Forceシフター。いちばん手頃で、挿すだけでつながる
- スラストマスターならTH8A。公式のPS5対応ゲーム一覧にGT7が載っている。ペダルはT-LCMかRaceline Pedals III LC
- RS50・PROならRS PEDALSとRS H-SHIFTERが直接つながる
- クラッチはシフターを付けたときだけ働く。トランスミッションを[MT]にする
- レーシングアダプターで混ぜる組み合わせは、GT7での動作を公式サポートで確かめてから
シフターを付けると、同じクルマでも「自分でギアを選んで走っている」感覚がはっきり変わります。
まずは持っているハンコンに合う1つから。足していくほど、GT7のクルマが実車に近づいていきます。





