
スバルBRZ S(ZC6)とは、2012年に発売された初代BRZの標準ラインナップにおける最上級グレードです。2015年4月16日発売の一部改良モデルでは、電動パワーステアリングの特性変更と車体剛性の向上により、ステアリングフィーリングと乗り心地がさらに磨かれました。STI(スバルテクニカインターナショナル)による特別チューンを施した「STI Sport」とは別物で、FA20型2.0L水平対向4気筒(200PS)をベースに、快適装備と上質な仕立てを加えた「素のBRZの頂点」。それがこの「S」というグレードの正体です。
この記事では、BRZ S(ZC6)の2015年モデルとしての立ち位置・グレード体系の歴史・中古相場から、GT7での乗り方、そして実車のSグレードに触れられるレンタカー情報まで、まるごと解説します。
STI Sportではない|“標準ラインの頂点”BRZ Sとは
初代BRZ(ZC6)が発売されたのは2012年3月28日。トヨタとの共同開発によって生まれたスバル初の量産FRスポーツカーで、車名のBRZは「B=Boxer(水平対向エンジン)」「R=Rear-wheel drive(後輪駆動)」「Z=Zenith(究極)」の頭文字から付けられました。発売当初のグレード構成はシンプルで、標準の「R」と上級の「S」の2本立て。ここに廉価版の「R Customize Package」や、STI仕様のコンプリートカー「RA Racing」などが加わる形でした。
つまり2012年から2016年秋までの4年半、「S」がBRZの標準ラインナップにおける最上級グレードだったということです。足まわりに専用のSTIチューンが入るわけではなく、内外装の質感と快適装備を高めることで「上級」を表現していたのが、この時代のBRZ Sでした。
2016年10月18日、SUBARUはBRZに新グレード「GT」を追加すると発表しました。GTはSACHS(ザックス)製ダンパーとBrembo製ブレーキを装備した、走りのポテンシャルを高めた最上級グレード。そして翌2017年10月25日には、STIとの共同開発でさらに専用パーツを磨き上げた「STI Sport」が登場します。この2グレードが加わったことで、BRZのラインナップは「R→S→GT→STI Sport」という4段階に。本記事の主役である2015年モデルのSは、この2段階拡張が起こる"前"、まだ「Sが頂点だった時代」の一台なのです。
出典・参考:SUBARU公式ニュースリリース(2016年10月18日)「SUBARU BRZに『GT』を追加」/グーネット「スバルBRZ(初代/ZC6)の中古車選びで知っておきたい特徴とグレード」(R/Sのグレード解説)。
2015年一部改良|電動パワステと剛性を磨いた“進化の年”
スバルは2015年2月、BRZの一部改良を発表し、同年4月16日に発売しました。今回の改良の核心は、電動パワーステアリングの特性変更と車体剛性の向上です。リアクォーター周辺など、走行中にトラクションへ影響する部分を中心に補強が加えられ、ステアリングを握った手のひらに伝わる手応えが変化。試乗したwebCGの記事でも「電動パワーステアリングの特性変更と、車体の一部剛性向上」によってドライバーが違いを感じ取れる、と評されています。
内外装にも手が入りました。インテリアではステアリングスポークとシフトパネルにサテンシルバーの加飾が追加され、質感が向上。ボディカラーには新色として「ラピスブルー・パール」「ピュアレッド」の2色が加わりました。そして本記事の主役であるSグレード専用の装備強化として、ロングドライブの快適性を高めるクルーズコントロールが新たに採用され、インストルメントパネルスピーカーとパワーアンプを備えた8スピーカーシステムが追加されています。「速さ」ではなく「上質さと快適性」を積み増す。これが2015年モデルのSグレードの進化でした。
| グレード | 変速機 | 価格(2015年4月・税込) |
|---|---|---|
| R Customize Package | 6MT/6AT | 240.8万円/247.9万円 |
| R | 6MT/6AT | 256.0万円/263.0万円 |
| S | 6MT/6AT | 292.7万円/300.8万円 |
| RA Racing | 6MT | 296.0万円 |
※全グレード共通:FA20型2.0L水平対向4気筒DOHC(NA・D-4S直噴)搭載。
出典・参考:Car Watch(2015年2月)「スバル、パワステの特性変更や車体剛性向上など『BRZ』を一部改良」/webCG「スバルBRZ S(FR/6MT)【試乗記】長く付き合える一台」。
BRZ S(ZC6・2015年モデル)のスペック詳細
BRZ Sの心臓部は、スバル伝統の2L水平対向4気筒エンジン(FA20型)に、トヨタの直噴技術「D-4S」を組み合わせたユニットです。低重心を実現するため、シリンダーが左右に寝た水平対向エンジンをフロントミッドシップ配置で搭載。自然吸気ながら200PS/20.9kgmを発生します。足まわりはフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンで、スポーツカーとしての運動性能とコントロールのしやすさを両立させた構成です。
| 項目 | スペック(S 6MT・2015年モデル) |
|---|---|
| 型式 | DBA-ZC6 |
| 発売 | 2015年4月16日(一部改良モデル) |
| エンジン | FA20型 2.0L 水平対向4気筒DOHC16バルブ(NA・D-4S直噴) |
| 最高出力 | 200PS(147kW)/7,000rpm |
| 最大トルク | 20.9kgf・m(205Nm)/6,400-6,600rpm |
| 寸法 | 全長4,240×全幅1,775×全高1,285mm |
| ホイールベース | 2,570mm |
| 駆動方式 | FR(トルセンLSD標準) |
| タイヤ | 215/45R17(ミシュラン・プライマシーHP) |
| Sグレード専用装備 | クルーズコントロール・8スピーカーシステム・サテンシルバー加飾 |
| 新車価格(当時) | 6MT 292.7万円/6AT 300.8万円(税込) |
「誰もが走りを楽しめるスポーツカー」を目指したBRZは、全長4,240mm・全幅1,775mm・ホイールベース2,570mmというコンパクトなボディサイズも特徴。取り回しのしやすさと軽快なハンドリングを両立し、日常の足としても使いやすいスポーツカーに仕立てられています。Sグレードのタイヤサイズは215/45R17で、上級グレードのGT・STI Sportが履く18インチより一回り小さいのもポイント。乗り心地に振ったセッティングという見方もできます。
出典・参考:webCG「スバルBRZ S(FR/6MT)【試乗記】」(スペック・価格)/SUBARU公式「BRZ 諸元・スペック」。
※スペックは年式・仕様変更で異なる場合があります。最新情報は各中古車ポータルサイトでご確認ください。
トヨタ86との共同開発|BRZが生まれた理由
近年、かつてのような勢いを失いつつあるコンパクト・スポーツカーの市場。その活性化を狙って、トヨタとスバルがタッグを組み、送り出したのがトヨタ86とスバルBRZだというのが、この2台が生まれた背景です。フロントマスクや一部インテリアは異なるものの、共通するコンセプトから生まれた兄弟車という関係。企画とデザインはトヨタが主導し、エンジンを含む設計・開発、そして生産まではスバルが担当しました。2011年の東京モーターショーで市販型BRZが発表され、2012年3月に発売。生産はスバルの群馬製作所で行われ、トヨタ86も同じラインから生まれています。
BRZは水平対向エンジンをフロントに低く・後ろ寄りに搭載することで、低重心・軽量・コンパクトという3拍子を実現。全長4,240mm・全幅1,775mm・ホイールベース2,570mmというサイズに、200PSのFA20型エンジンを積む構成は、発売から2015年の一部改良を経ても大きくは変わらず、「誰もが操る楽しさを味わえるFRスポーツ」というコンセプトを貫いています。なお、86との詳しい乗り味の違いや、STIが手がけた最上級グレード「STI Sport」の物語は、当ブログの別記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
出典・参考:Wikipedia「スバル・BRZ」(共同開発の経緯・車名由来・生産拠点)/グーネット「スバルBRZ(初代/ZC6)の中古車選びで知っておきたい特徴とグレード」。
BRZ S(ZC6)は今いくら?中古相場と探し方
2026年7月時点でカーセンサーを確認すると、ZC6のSグレードは支払総額でおおむね100万円台〜220万円前後のレンジに収まっています。掲載例では2012年式(走行13.4万km)が総額108万円、2012年式AT(走行5.5万km)が139.8万円、走行の浅い2019年式のZC6最終モデルが215万円といった具合で、年式・走行距離・前期型か後期型かで価格が大きく分かれるのが特徴です。同じZC6でも、STI Sport(160万〜290万円前後)やGTと比べると、Sグレードは総じて手頃な価格帯に位置しています。
探すときの注意点は3つあります。第一に、前期型(2012〜2016年)と後期型(2016年11月〜2020年)で剛性・足まわりのチューニングが異なること。2015年の一部改良や2016年のビッグマイナーチェンジで熟成が重ねられているため、同じ「S」でも年式によって乗り味が違います。第二に、MTとATで印象が変わること。6MTは200PS・1,230kg前後、6ATはやや重くなる分マイルドな印象になります。第三に、2代目BRZ(ZD8)の中古車が検索に混ざること。ZD8は2021年以降のモデルで、型式(ZC6かZD8か)を必ず確認しましょう。旧車ほどではないにせよ、スポーツカーの常として、修復歴の有無と整備記録簿の確認も忘れずに。
出典・参考:カーセンサー「Brz zc6」検索結果(2026年7月時点)。
※中古車価格は時期・地域・車両の状態で大きく変動します。最新の相場は各中古車ポータルサイトでご確認ください。
「GT7で惚れて、いつかBRZを」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。乗り換えを検討するなら、そこが出発点になります。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のBRZ S|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、この車が「SUBARU BRZ S '15」という表記で収録されています。エンジン型式表記は「FA20-BRZ-'15」。GT7に登場するFR車の中でも入門編に位置づけられる価格帯で、初めてFRのハンドリングを学ぶ一台としてもってこいです。
- PP値:438.29(パワー197HP・重量2,712lbs=約1,230kg)
- 駆動方式:FR(後輪駆動・NA)
- ゲーム内価格:30,000Cr
- 入手方法:ブランドセントラル
GT7でのBRZ Sの持ち味は、実車と同じく「素直さ」です。前後重量配分は56:44。197HP(ゲーム内表記)のNAエンジンはパワーで振り回されることがなく、ブレーキで前に荷重を移してからステアリングを切れば、リアが穏やかについてくる。FRの荷重移動をイチから学ぶ教科書のような一台です。PP438台はナショナルB級〜A級あたりのイベントで戦えるレンジで、腕を磨く最初の相棒としても優秀。まずはノーマルのまま、コーナーの多いテクニカルなコースで「ブレーキを離すタイミング」を練習してみてください。上級グレードのSTI Sport(PP461台)へステップアップする前の、ちょうどいい足慣らしにもなります。
出典・参考:kudosprime.com(GT7データベース・SUBARU BRZ S '15)(PP438.29・30,000Cr・前後重量配分56:44)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でBRZ Sをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。切ったぶんだけ正確に反応する素直なFRだからこそ、ステアリングを通じた対話が最高に楽しい一台です。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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・ドコモの方 → ドコモ光
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※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車BRZ Sを所有・維持する費用
BRZ Sは中古相場が手頃で、購入のハードルは低めのスポーツカーです。
それでも17インチタイヤやブレーキまわりなど、消耗品はスポーツカー価格。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(2.0L・1.5〜2.0L区分) | 約36,000〜39,500円 |
| 任意保険(条件により幅あり) | 約5〜12万円 |
| 車検(2年分を1年換算) | 約6〜10万円 |
| 整備・消耗品(17インチタイヤ・ブレーキ等) | 約8〜20万円 |
| 駐車場(地域差大) | 約12〜36万円 |
| 燃料(ハイオク指定) | 約10〜15万円 |
| 年間合計(目安) | 約42〜93万円 |
さらに、購入費が総額100万円台前半〜220万円前後(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でBRZ Sを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 100万円台前半〜220万円前後 + 毎年 約42〜93万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車の年間維持費1〜2年分以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコンを使えば、BRZ Sの素直な荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で楽しめます。
「いつか本物のBRZに」と思っている人も、それまでの間はGT7で気軽に一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のBRZ Sに触れる|レンタカー・イベント
🔑 借りて乗る|レンタカーでBRZ Sを体験
「買う前に一度、実車のBRZを運転してみたい」という人には、レンタカーという手があります。スポーツカー・オープンカー専門のおもしろレンタカー(名古屋栄店など)ではSグレードのBRZが3時間9,900円からレンタル可能。またスカイレンタカーでも羽田空港店・東戸塚駅前店など複数店舗でBRZ Sの車種指定プランを用意しており、AT・MTどちらも選べる店舗があります。GT7で覚えた「素直な荷重移動」の感覚を、実際のステアリングで確かめられる。しかも借りられるのは、この記事の主役と同じ「S」グレードそのものです(車種・在庫・料金は店舗と時期で変わるため、最新は各社の公式サイトでご確認ください)。
🏁 集まる・見る|FUJI 86/BRZ STYLE
富士スピードウェイでは、86とBRZのオーナーが一堂に会する祭典「FUJI 86/BRZ STYLE」が毎年開催されています。2024年の開催では2日間で延べ11,600人が来場したと発表されており、86/BRZファンにとっては一大イベント。会場には前期型・後期型を問わずさまざまなBRZ Sが並び、Sグレードのオーナー同士で情報交換できるチャンスもあります。愛車がなくても見学から楽しめるので、「実車の空気」を吸いたくなったらチェックしてみてください(開催時期・内容は年により変わるため、最新は富士スピードウェイ公式サイトでご確認ください)。
BRZ Sを見て楽しむ|グッズ・書籍
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でBRZを楽しむなら、モデルカーの定番はタミヤ1/24スポーツカーシリーズの「SUBARU BRZ」(ZC6)。発売当時から作りやすさに定評のあるプラモデルで、Sグレードのボディカラー(ラピスブルー・パールなど)を再現すれば、この記事で解説した2015年モデルの雰囲気を手元で再現できます。
📚 もっと知りたい人へ(おすすめ書籍)
BRZを深掘りするなら、発売時の開発ストーリーを収めたモーターファン別冊ニューモデル速報「スバルBRZのすべて」がおすすめです。86/BRZ専門誌の「XaCAR 86&BRZ magazine」(交通タイムス社)は、グレード変遷やオーナー向けの濃い情報が詰まった一冊。年式・グレードごとの違いを詳しく知りたい人にぴったりです。
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BRZ S(ZC6)のよくある質問
Q. スバルBRZ Sとは、どんなグレードですか?
A. 2012年発売の初代BRZ(ZC6)における、標準ラインナップの最上級グレードです。STIによる特別チューンを施した「STI Sport」とは異なり、FA20型2.0L水平対向4気筒(200PS)をベースに、快適装備と内外装の質感を高めたグレードです。
Q. 2015年モデルは何が変わったのですか?
A. 2015年2月に一部改良が発表され、同年4月16日に発売されました。電動パワーステアリングの特性変更と車体剛性の向上に加え、Sグレードにはクルーズコントロールと8スピーカーシステムが新たに採用され、新色2色(ラピスブルー・パール、ピュアレッド)も追加されました。
Q. BRZ Sのスペック(馬力・エンジン)は?
A. FA20型2.0L水平対向4気筒NA(D-4S直噴)で、200PS/7,000rpm・20.9kgf・m/6,400-6,600rpm。タイヤは215/45R17です。新車価格は6MTが292.7万円、6ATが300.8万円(いずれも2015年4月・税込)でした。
Q. GT・STI Sportとの違いは何ですか?
A. Sは2012年の発売当初から存在する標準ラインナップのグレードです。GT(2016年10月追加)はSACHS製ダンパーとBrembo製ブレーキを装備した最上級グレード、STI Sport(2017年10月追加)はSTIが専用チューンを施したさらに上のグレードで、いずれもSより後に登場しました。
Q. BRZ S(ZC6)の中古相場はいくらですか?
A. 2026年7月時点の掲載例では、支払総額でおおむね100万円台前半〜220万円前後が中心です(2012年式108万円〜低走行2019年式215万円など)。年式・走行距離・前期/後期型で価格差があるため、最新は各中古車ポータルでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でBRZ Sに乗れますか?
A. 乗れます。「SUBARU BRZ S '15」として収録されており、ブランドセントラルで30,000Crで購入できます(PP438.29・197HP表記。価格・数値はアップデートで変動します)。
BRZ Sは“標準ラインの頂点”を極めた一台
スバルBRZ S(ZC6・2015年モデル)は、「STI Sportの前身」でも「廉価版」でもない、2012年の発売時から4年半にわたって標準ラインナップの頂点に立ち続けたグレードです。200PSのFA20型エンジンはそのままに、2015年の一部改良で電動パワステの特性変更と車体剛性の向上が図られ、クルーズコントロールや8スピーカーシステムといった快適装備で「上質さ」を積み増した。それが本記事の主役の正体です。GTやSTI Sportが加わるのは、この記事の後、2016年・2017年になってからのこと。BRZの歴史をたどると、Sは間違いなく「素のBRZ」の完成形のひとつだったと言えます。
実車は支払総額100万円台前半〜220万円前後(2026年7月時点)と、スポーツカーとしては手が届きやすい相場。そしてグランツーリスモ7なら「SUBARU BRZ S '15」を30,000Crで手に入れて、水平対向FRの素直なハンドリングを今夜から味わえます。レンタカーで実車のSグレードを試すもよし、FUJI 86/BRZ STYLEで仲間のBRZを眺めるもよし。楽しみ方の入り口は、この記事にすべて揃っています。
ゲームで惚れて、いつか本物に。その候補として、BRZ Sは「まず気軽に始められる、素のFRスポーツ」としてふさわしい一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
BRZ・86ファミリーもチェック
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