
マツダ アテンザ Sedan XD L Package '15は、GT7の収録車種一覧で、ディーゼルターボと4WDを組み合わせた1台として紹介されているセダンです。
GT7上のカテゴリーはGr.N、PPは363.96、駆動方式は4WD、エンジンはターボチャージャー付きの直列4気筒ディーゼル(SKYACTIV-D)で、最高出力は175PS。国産セダンとしては珍しいディーゼル4WDの組み合わせでGT7に収録されています。
この車の主役は、馬力の数字よりも420N・m(42.8kgf・m)という太いトルクと、4WDという駆動方式の組み合わせです。3代目アテンザは「魂動(こどう)」というデザインテーマとSKYACTIV技術を全面に採用した1台で、2015年の大幅改良でSKYACTIV-D 2.2搭載車に新世代4WDが加わりました。GT7に収録されているXD L Packageは、その4WDを選べるようになった時期のグレードです。
この記事で扱うXD L Packageは、XDグレードのなかでも最上級にあたる仕様です。アイドリングストップとi-ELOOPを備え、SKYACTIV-D搭載車はJC08モードで最高22.4km/Lという燃費をマツダが公式に謳っていました。
地味に見えるかもしれませんが、太いトルクを持つディーゼルエンジンと4WDという組み合わせは、実車とGT7の両方で数字を突き合わせるとその成り立ちがよく見えてきます。この記事では、実車XD L Packageの成り立ちとスペック、GT7上での位置づけとPP、機材との相性、中古相場、実車に触れる方法までを順番に見ていきます。数字は、GT7の収録車種一覧とマツダの公式発表、中古車情報サイトの実データをもとにしています。
※収録内容はアップデートで変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。
SKYACTIV-Dとi-ELOOPを積んだ、3代目アテンザの最上級グレード
アテンザは長くマツダのフラッグシップセダンを担ってきた車です。
3代目からXD L Packageまでの歩みをたどると、なぜディーゼルと4WDの組み合わせがこの世代で生まれたのかが見えてきます。
①|「魂動」とSKYACTIV技術を全面採用した3代目
3代目アテンザ(GJ系)のセダンは、2012年8月29日にモスクワモーターショーで世界初公開され、2012年11月20日に国内発売されました。
デザインテーマには「魂動(こどう)-Soul of Motion」が掲げられ、SKYACTIV技術をCX-5に続いて全面的に採用したモデルです。発売時の価格帯は250万〜340万円(税込)でした。
②|2015年1月、SKYACTIV-D 2.2搭載車に新世代4WDが加わった
3代目アテンザは、2014年11月20日に大幅改良が発表され、2015年1月7日に発売されました。
この改良で、SKYACTIV-D 2.2搭載車に新世代の4WDが新たに設定されています。あわせてi-ACTIVSENSEも進化し、次のような装備が加わりました。
- アダプティブLEDヘッドライト
- ブラインドスポットモニタリング
- レーンキープアシスト
乗り心地・静粛性・シートの改善、マツダコネクトによる内装刷新も同時に行われ、セダンの価格帯は276万4,800円〜396万9,000円になりました。
4WDの追加とi-ACTIVSENSEの進化が同時に発表されている点からも、この改良が単なる小変更ではなく、走行安定性と安全装備の両方を底上げする狙いだったことがうかがえます。
GT7に収録されているXD L Packageは、この2015年1月の改良後に生産されたモデルにあたります。
ディーゼルの4WDという組み合わせが選べるようになった、そのタイミングのグレードにあたります。
③|2ステージターボと圧縮比14.0、SKYACTIV-D 2.2
XD L Packageの心臓部は、SH-VPTR型のSKYACTIV-D 2.2ディーゼルエンジンです。
最高出力175PS/4,500rpm、最大トルク420N・m(42.8kgf・m)/2,000rpmを発生し、圧縮比は14.0。大小2つのターボを走行状況に応じて切り替える、2ステージターボを採用しています。
低回転から太いトルクを発生させつつ、圧縮比を下げて燃焼を穏やかにするという、ディーゼルエンジンにありがちな粗さを抑える設計です。
低速側の小さいターボと高速側の大きいターボを切り替えることで、幅広い回転域で過給効果を得られる仕組みになっています。
なお、SKYACTIV-D 2.2は後年の改良で出力が引き上げられています。
この記事で扱う175PS・420N・mという数字は、2015年のXD L Packageのものです。年式によって数字が変わる点には注意してください。
④|乗用車で世界初、i-ELOOPという減速エネルギー回生
XD L Packageにはi-ELOOPも搭載されています。
減速時に発生するエネルギーをキャパシター(蓄電器)に蓄え、電装品の電力に充てる仕組みで、乗用車としては世界初の技術とマツダは発表しています。2011年の発表時点で、実用走行における燃費改善効果は約10%とされていました。
⑤|数字で見るXD L Package(4WD)の諸元
2015年1月〜2016年7月に生産されたXD L Packageの主要諸元をまとめます。
4WDには6ATと6MTの両方が用意されており、4WDでもマニュアルミッションを選べたという珍しい組み合わせでした。
| 項目 | 4WD・6AT | 4WD・6MT | FF・6AT |
|---|---|---|---|
| 型式 | LDA-GJ2AP | LDA-GJ2AP | LDA-GJ2FP |
| 価格(税込) | 396.9万円 | 396.9万円 | 374.2万円 |
| 車両重量 | 1,600kg | 1,580kg | 1,530kg |
| JC08モード燃費 | 18.2km/L | 20.4km/L | 20.0km/L |
FFの6MTについては、燃費のみJC08モード22.4km/Lという数値が公表されています。
全長×全幅×全高は、カーセンサーの実測で4,870×1,840×1,450mm、マツダの公式資料をもとにした系列値では4,865mmとされています。数値がわずかに違うのは資料の集計方法の違いによるもので、大きな差ではありません。ホイールベースは2,830mmでした。
全長に対してホイールベースを長めに取る設計は、後席の居住性と直進安定性を確保するための数値で、3代目アテンザがフラッグシップセダンとして企画された狙いがこの数字にも表れています。
GT7の収録車種一覧に記載されている車重は1,600kg。これは4WD・6AT車の数値と一致します。
4WDでも6MTが選べたという珍しい組み合わせがあったことを踏まえると、GT7のXD L Packageは4WD・6AT仕様をモデルにしていると見てよさそうです。
同じ改良時期のFF・6ATは374.2万円で、4WDより22.7万円安い設定でした。
ディーゼルの4WDという組み合わせに、当時のマツダがどれだけの価値を見込んでいたかがうかがえる価格差です。
⑥|2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーとRJCカー・オブ・ザ・イヤー
3代目アテンザは、2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーで「エモーショナル部門賞」を受賞しました。
翌年には2014年次RJCカー・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。魂動デザインとSKYACTIV技術という2枚看板が、国内の自動車専門メディアから続けて評価された結果と言えます。
⑦|MAZDA6への改名と、国内生産終了までの道のり
アテンザという車名は、2019年7月4日に「MAZDA6」への変更が発表され、同年8月1日に発売されました。
海外市場ではもともとMAZDA6の名前で販売されていたため、国内の名称を世界共通ブランドへ揃えた形になります。
その後、2024年1月の発表で、国内向けMAZDA6は2024年4月中旬に生産を終えることが明らかにされました。
3代目の登場から10年余りを経て、アテンザ/MAZDA6というセダンの系譜は国内から姿を消したことになります。
アテンザにはモータースポーツでの実績もあります。
2013年4月、米国ロード・アトランタで行われたGRAND-AM GXクラスのレースで、「Mazda6 SKYACTIV-D Clean Diesel」がクラス初優勝を飾りました。これはGRAND-AM史上初となる、ディーゼル車の勝利だったとMazda Motorsportsは発表しています。
PP363.96、Gr.NのディーゼルターボAWD
マツダ アテンザ Sedan XD L Package '15は、GT7において国産セダンのディーゼル4WDという珍しい組み合わせを持つ収録車です。
実車の数字がどこまでゲームに持ち込まれているかを見ていきます。
GT7上のスペック
| 項目 | GT7上の数値 |
|---|---|
| カテゴリー | Gr.N |
| PP | 363.96 |
| 総排気量 | 2,188 cc |
| 駆動方式 | 4WD |
| 過給 | ターボチャージャー(TC) |
| 最高出力 | 175 PS/4,400rpm |
| 最大トルク | 42.8 kgf・m/2,000rpm |
| 車重 | 1,600 kg |
| 全長×全幅×全高 | 4,865×1,840×1,450 mm |
| 入手方法 | ゲーム内の販売状況を確認(時期で変わる) |
車重1,600kg、最高出力175PS、最大トルク42.8kgf・mという数字は、実車のXD L Package・4WD・6AT仕様とほぼ重なります。
ディーゼルエンジンならではの、回転数の低いところにピークを持つトルク特性もそのまま収録車の表記に表れています。
GT7表記の4,400rpmと、カタログの4,500rpmという違い
GT7の収録車種一覧では、最高出力の発生回転数が175PS/4,400rpmと記載されています。
一方、実車のカタログでは175PS/4,500rpmとされており、100rpm分の差があります。
理由がどこにあるかは分かっていません。
GT7の収録車種一覧と実車カタログとで表記が食い違うケースはめずらしくなく、この記事では両方の数値を併記しています。実際の挙動やレースへの影響を確かめたいときは、実機の表示で確認するのが確実です。
GT7には他に3台、アテンザの名を持つ車がある
GT7の収録車種一覧には、XD L Package以外にもアテンザの名を持つ車が3台あります。
Gr.4・Gr.3・Gr.3 Road Carの3台です。ただし、この3台はグランツーリスモが独自に作り上げたオリジナルカーで、実在のレーシングカーではありません。
| 項目 | XD L Package '15(Gr.N) | Gr.4 | Gr.3 | Gr.3 Road Car |
|---|---|---|---|---|
| カテゴリー | Gr.N | Gr.4 | Gr.3 | Gr.N |
| PP | 363.96 | 613.56 | 709.04 | 577.80 |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD | FR | FR |
| 最高出力 | 175PS/4,400rpm | 399PS/7,000rpm | 575PS/8,000rpm | 490PS/8,000rpm |
| 最大トルク | 42.8kgf・m/2,000rpm | 43.7kgf・m/4,500rpm | 58.0kgf・m/5,500rpm | 46.9kgf・m/5,500rpm |
| 車重 | 1,600kg | 1,380kg | 1,280kg | 1,450kg |
| 素性 | 実車がベース | GT7オリジナル | GT7オリジナル | GT7オリジナル(Gr.3のホモロゲ) |
Gr.4は4WD仕様をベースにした高トラクションのツーリングカーで、4気筒ターボで400PS級の出力を持つという設定です。
大型グリルとボンネットのアウトレットが外観の特徴とされています。Gr.3はGTオリジナルで、魂動デザインに合わせたエアロとコクピット後方のバルクヘッド、リアビューカメラを備えるという設定です。Gr.3 Road Carは、そのGr.3のホモロゲーションモデルという位置づけで、400馬力以上を発生するとされています。
PP709.04のGr.3や、PP613.56のGr.4は、市販車のXD L Packageとは別世界の数字です。
この記事はあくまでXD L Package(Gr.N)を扱う記事なので、Gr.4・Gr.3・Gr.3 Road Carの入手方法や詳しい戦い方には踏み込みません。実在の市販車と混同しないよう、この3台がGT7オリジナルである点だけ覚えておいてください。
GT7のマツダ市販車は12台、4WDは2台だけ
GT7に収録されているマツダの市販車は12台です。
そのうち4WDを持つのは、このXD L Package '15とMAZDA3 '19の2台だけになります。FFはデミオ XD Touring '15とCX-30 '21の2台です。
デミオ XD Touring '15は、同じSKYACTIV-Dを積みながら1.5L・105PS・FF・1,080kg・PP342.13という、より軽量な仕様です。
同じディーゼルという素性を持ちながら、駆動方式と体格でまったく違うキャラクターになっている2台と言えます。
Gr.Nという枠と、同時代の国産セダンたち
XD L PackageのGT7上のカテゴリーはGr.Nです。
ロードカーそのままの性能で走るクラスで、大幅に手を加えるGr.3やGr.4とは別の枠に置かれています。市販車の素性がそのまま出やすいクラスであるぶん、実車の諸元を理解していることが走らせ方の手がかりになりやすいカテゴリーでもあります。
GT7には、同じGr.Nの国産セダンとしてトヨタ クラウン アスリート Gも収録されています。
ディーゼル4WDのアテンザと、ガソリンの国産フラッグシップセダンという組み合わせを並べると、同じ時代の日本車がセダンというジャンルにどんな解を出していたかが見えてきます。
420N・mの太いトルクと1,600kgの4WDを、どう走らせるか
XD L PackageはPP363.96というクラスに収まる、175PSのディーゼルターボと4WDを組み合わせた1台です。
低回転から発生する太いトルクと車重1,600kgをどう活かすかが、走らせ方の軸になります。
コツ1|低回転からの太いトルクを、早めのアクセルオンで活かす
最大トルクの発生は2,000rpmと低く、コーナー立ち上がりで無理に引っ張らなくても十分な加速が得られやすいエンジンです。
コツ2|4WDのトラクションを、コーナー立ち上がりで信頼する
4WDは駆動輪が前後に分かれるため、雨天や荒れた路面でも安定したトラクションが得やすい駆動方式です。太いトルクを持つエンジンほど、路面をつかむ力が活きてきます。
コツ3|1,600kgの車重をブレーキで受け止める
セダンとしては軽い部類ではないため、コーナー手前でしっかり減速し、向きを変えてから踏み直すという手順を丁寧に踏むと破綻しにくくなります。
コツ4|2ステージターボの過給の立ち上がりを意識する
低速側と高速側のターボが切り替わる特性を踏まえ、アクセルの踏み込み方を一定に保つと、加速のつながりが安定しやすくなります。
コツ5|Gr.Nの市販車枠でレースを組む
MAZDA3 '19など同じマツダの4WD勢や、ディーゼルのデミオやガソリンのCX-30といったFF勢と車格を揃えて走らせると、駆動方式ごとの得意・不得意が見えてくるはずです。
駆動方式やターボの特徴は、まとめ記事でも詳しく解説しています。
🔄 まとめGT7の4WD車まとめアテンザも属する、4輪駆動の収録車を比べる棚。 🔄 まとめGT7のターボ車まとめ2ステージターボのSKYACTIV-Dも並ぶ、過給機つき収録車の棚。ディーゼルの太いトルクを感じるなら、ペダルとハンドルから
XD L Packageは、アクセルの踏み込み量がそのままトルクの出方に直結するタイプの車です。
コントローラーのスティックでも走らせられますが、踏む量を自分の足で決められるペダルがあると、この車の粘り強い加速がより実感しやすくなります。
ハンドルコントローラーが効くのは、車重1,600kgのセダンならではの理由もあります。
太いトルクで向きが変わりはじめる予兆がステアリングに出やすい体格で、その予兆を手元で感じ取れるかどうかで立ち上がりの姿勢が変わってきます。
この車は6MTも実在した組み合わせですが、GT7のXD L Packageで再現されているミッションの詳細は実機で確認してください。
シフターは多段のマニュアルトランスミッションを積んだ車で活きる機材なので、この車だけを楽しむのであればハンドルコントローラーへの投資を優先し、シフターは多段変速の車を増やしたタイミングで検討する、という順番でも遅くありません。
画面とハンドルは、選び方で遊び心地が大きく変わります。買う前に比べておきたい方は、こちらにまとめています。
🖥️ 機材ガイドGT7おすすめモニター比較|PS5で後悔しない選び方と予算別4選PS5で4K・120Hzを出すための条件と、予算別の4台を比べました。 🎮 機材ガイドGT7おすすめハンコン比較|G29・G923・T300RS・PROの選び方ギア・ベルト・ダイレクトドライブの違いと、予算別の選び方をまとめました。<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、"自分でハンドルを握る"運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は"より実車に近づく"ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフターで手動のギア操作ができ、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
3代目全体で91.4万円、XD Lパッケージは65.7万円から
アテンザは2012年から2019年まで販売された車種で、3代目・XD Lパッケージグレードの中古車もまとまった台数が流通しています。
カーセンサーの調べ(2026年9月26日確認)をもとに、いまいくらで取引されているのかを見ていきます。
| 区分 | 中古車平均価格 |
|---|---|
| 3代目全体(2012年11月〜2019年8月) | 91.4万円 |
| 2015年1月〜2016年7月生産モデル | 83.7万円 |
| 2016年8月〜2017年7月生産モデル | 106.1万円 |
| 2017年8月〜2018年5月生産モデル | 142万円 |
| 2018年6月〜2019年8月生産モデル | 188.4万円 |
生産時期が新しくなるほど平均価格が上がる、年式なりの傾向が出ています。
この記事で扱っているXD L Package(2015年1月〜2016年7月生産)は、3代目のなかでも比較的手が届きやすい価格帯に位置しています。年式の新しい後期モデルは装備や出力が改められているので、探すときは「2015年1月〜2016年7月生産」という時期で絞ると、この記事の仕様に近い個体を見つけやすくなります。
同日の掲載を見ると、XD Lパッケージの本体価格は65.7万円〜159.9万円という幅で並んでいました(掲載5例)。
年式・走行距離・状態によって幅が出ています。
ディーゼルエンジンは、短距離の走行ばかりを繰り返していると煤(すす)が溜まりやすいと言われています。
中古で探すときは、価格だけでなく走行距離や使われ方も含めて確認しておくと安心です。
※中古相場は時期・個体の状態・走行距離によって変動します。最新の相場は各中古車情報サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る
① 実車のXD L Packageを維持する場合の年間目安
ディーゼル・4WD・2.2Lという構成なので、維持費の費目自体は一般的な国産セダンと変わりません。
確度の高い数値をベースに、変動しやすい項目は幅で示します。ガソリン車との違いが出やすいのは燃料代と整備費目で、ここは実車の公表値をもとに幅を絞って計算しています。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税種別割(総排気量2.0L超2.5L以下区分) | 約4.5万円(2019年9月以前の初度登録。ディーゼル車は登録から11年を超えると重課で約5.2万円) |
| 軽油代(JC08モード18.2km/L・年1万km換算) | 約8〜11万円(燃料単価で変動) |
| 任意保険(車両保険つき・年齢で変動) | 約8〜15万円 |
| 車検・点検(年換算) | 約4〜8万円 |
| タイヤ・消耗品 | 約4〜8万円 |
| 駐車場(地域差が大きい) | 約6〜24万円 |
| 年間合計(目安) | 約35〜71万円 |
軽油代の欄は、実車のJC08モード燃費18.2km/L(4WD・6AT)をもとに計算しています。
年1万km走ると必要な燃料は約550L。軽油価格を1Lあたり150〜200円とすると、年間約8.2〜11万円という計算です。
自動車税は総排気量2.0L超2.5L以下の区分で、2019年9月以前に初度登録された車は年45,000円です。2015年式はそろそろ登録から11年を超えるため、重課で年51,700円になる個体もあります。
ここに車両の購入費として、中古ならカーセンサーのXD Lパッケージ掲載例で約65.7万〜159.9万円が乗ります。金額は個体の状態・年式・走行距離で大きく変わるため、あくまで目安として見てください。
任意保険と車検・点検の幅は、年齢・等級・走行距離といった契約者ごとの条件で大きく変わる項目です。
ディーゼルエンジンは部品構成がガソリン車と異なるため、整備費用も車種・工場によって差が出やすい点は踏まえておいてください。
※これらの項目は一般的な目安であり、実際の金額を保証するものではありません。
② GT7で味わう場合の機材コスト
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| 車両購入(ゲーム内クレジット) | プレイ内で稼げば実質0円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| 一式(目安) | 初期 約9.7〜13万円+以降ほぼ0 |
この車は6MTも実在しましたが、GT7上での操作はコントローラーのボタンやパドルでも十分に完結します。
ハンドルコントローラーまでで、実車の粘り強い加速感の大部分は再現できます。
③ 結論
- 実車:車両約65.7万〜159.9万円(中古・カーセンサーのXD Lパッケージ掲載例) + 毎年およそ35〜71万円
- ゲーム:初期約9.7〜13万円 + 以降ほぼ0(車両はゲーム内で入手)
XD L Packageは生産時期によって中古相場に大きな幅がある車です。GT7でディーゼルの太いトルクと4WDの組み合わせを確かめてから、実車の中古車情報を眺めるという順番も無理なく成立します。
中古のディーゼル車を選ぶときは、価格帯の広さだけでなく整備記録や走行距離の内訳も見ておきたいところです。
2ステージターボや4WD機構は、状態次第で整備コストの差が出やすい部分でもあります。走行距離が極端に少ない個体は、短距離走行が多かった可能性もあるため、点検記録簿でオイル交換や消耗品交換の履歴をあわせて確認しておくと安心です。
MAZDA6として国内生産を終えた、いまの接点
この記事で扱ってきたXD L Packageは、2015年生産の3代目アテンザです。
アテンザという車名自体は2019年にMAZDA6へ変更され、そのMAZDA6も2024年4月中旬に国内向けの生産を終えました。いまは新車での購入経路がなく、実車に触れる接点は限られます。
- 中古車購入:カーセンサーなど中古車情報サイトで、年式・グレードを指定して探せる
- 中古車販売店での確認:実車を見て相談できる店舗がある(対応は店舗により異なる)
- 個人売買・オークション:状態を自分で見極める必要がある分、価格は幅広い
- レンタカー・カーシェア:取り扱いのある事業者があれば短時間から運転できることがある(車種指定はできない場合が多い)
新車の試乗ができないぶん、中古車としてのXD L Packageに実際に触れて確かめる、という手順になります。
探すときは車名の変遷にも注意が必要です。2019年以降の中古車情報は「MAZDA6」の名前で扱われている場合があるため、この記事で扱っている2015年〜2016年生産の3代目・XD L Packageを探すなら、年式と型式をあわせて確認するのが確実です。
※試乗・在庫状況は時期により変わります。最新の情報は各販売店・中古車情報サイトでご確認ください。
ディーラー特注、海外仕様のMAZDA6ミニカー
アテンザ/MAZDA6のセダンは、魂動デザインのなめらかな面構成が特徴です。
模型として眺めると、実車では気づきにくい面の切り替えがよく分かります。
下の商品は、マツダのディーラーが特注した1/43スケールのMAZDA6 SEDANミニカーです。
海外出荷仕様の2016年モデルで、カラーはソウルレッドプレミアムメタリック。GJ系セダンの、2016年(2015年の大幅改良後)の形を再現した1台です。
ディーラー特注品という出自のため、在庫状況によってはお取り寄せになることがあります。
納期はショップでご確認ください。一般販売の完成品モデルとは違う出自を持つ1台だからこそ、コレクションに加える楽しみもある商品です。GT7で扱っているのは2015年生産の国内仕様アテンザですが、こちらのミニカーは2016年の海外出荷仕様MAZDA6という、少し違う角度から同じセダンの姿を眺められる1台でもあります。
※価格・在庫は時期によって変わります。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
2015年の大幅改良を、専門誌の側から読む
アテンザをよく見るセダンとして眺めるだけなら、ここまでの内容でだいたい足ります。
もう一歩踏み込んで、2015年の大幅改良がどんな狙いで行われたのかを知りたくなったら、専門誌のムックが役に立ちます。
下の1冊は、三栄の「ニューモデル速報」シリーズ第505弾『新型アテンザのすべて』電子書籍版です。
2015年2月4日発売で、この記事で扱っている2015年の大幅改良モデルを扱う号にあたります。紙版は現在注文できないため、楽天Koboの電子書籍版で読む形になります。
この記事で触れた新世代4WDやi-ELOOPといった言葉も、開発陣の意図まで含めて追いたい場合に向いた1冊です。
ゲームと実車、両方の情報を行き来しながら読むと、スペック表の数字1つひとつに意味が見えてきます。
※価格・在庫は時期によって変わります。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
マツダ アテンザ XD L Packageのよくある質問
Q. GT7のマツダ アテンザ Sedan XD L Packageは、どんな性能の車として収録されていますか?
A. GT7の収録車種一覧では、カテゴリーはGr.N、PPは363.96です。総排気量2,188ccのターボチャージャー付き直列4気筒ディーゼル(SKYACTIV-D)で、最高出力175PS/4,400rpm・最大トルク42.8kgf・m/2,000rpm、駆動方式は4WD、車重は1,600kgとされています。全長×全幅×全高は4,865×1,840×1,450mmです。
Q. GT7には他にもアテンザが収録されていますか?
A. Gr.4・Gr.3・Gr.3 Road Carの3台が別途収録されています。ただしこの3台はグランツーリスモが独自に作ったオリジナルカーで、実在のレーシングカーではありません。PPも613.56〜709.04と、市販車のXD L Packageとは別世界の数字になっています。
Q. GT7の表記が175PS/4,400rpm、実車カタログが175PS/4,500rpmなのはなぜ違うのですか?
A. GT7の収録車種一覧と実車カタログとで、最高出力の発生回転数の表記に100rpmの差があります。理由ははっきりしていません。この記事では両方の数値を併記しており、実際にレースへ参加する際は実機の表示で確認するのが確実です。
Q. 実車のアテンザXD L Packageはいつ発売されましたか?
A. 3代目アテンザは2012年11月20日発売です。2015年1月7日、SKYACTIV-D 2.2搭載車に新世代4WDを設定する大幅改良が行われ、このときXD L Packageも4WDを選べるようになりました。改良後のセダンの価格帯は276万4,800円〜396万9,000円です。
Q. i-ELOOPとはどんな仕組みですか?
A. 減速時に発生するエネルギーをキャパシター(蓄電器)に蓄え、電装品の電力に充てる仕組みで、乗用車としては世界初の技術とマツダは発表しています。2011年の発表時点で、実用走行における燃費改善効果は約10%とされています。
Q. アテンザの中古相場はどのくらいですか?
A. カーセンサー調べ(2026年9月26日確認)で、3代目全体(2012年11月〜2019年8月)の中古車平均価格は91.4万円でした。この記事で扱っている2015年1月〜2016年7月生産モデルは平均83.7万円で、XD Lパッケージの掲載例は65.7万円〜159.9万円という価格帯でした。
Q. アテンザはいまも新車で買えますか?
A. 2019年7月4日に車名がMAZDA6へ変更され、2024年1月の発表で国内向けMAZDA6は2024年4月中旬に生産を終えました。現在は新車での購入経路がなく、中古車を探すことになります。
ディーゼルと4WDを組み合わせた、フラッグシップセダンの最上級グレード
- 3代目アテンザは2012年11月20日発売。「魂動(こどう)」デザインとSKYACTIV技術を全面採用し、発売時価格帯は250万〜340万円(税込)だった
- 2015年1月7日の大幅改良で、SKYACTIV-D 2.2搭載車に新世代4WDが加わった。XD L Packageはこの4WDを選べるグレード
- エンジンはSH-VPTR型SKYACTIV-D 2.2。175PS/4,500rpm・420N・m(42.8kgf・m)/2,000rpm、圧縮比14.0、2ステージターボを採用
- i-ELOOPを搭載。乗用車で世界初のキャパシター式減速エネルギー回生で、実用燃費を約10%改善するとされる
- 4WD・6ATの車重は1,600kgで、GT7の収録車種一覧の数値と一致。4WDでも6MTが選べる珍しい組み合わせだった
- 2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー「エモーショナル部門賞」・2014年次RJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞
- 2019年7月4日に車名がMAZDA6へ変更。2024年1月の発表で国内向けMAZDA6は2024年4月中旬に生産を終えた
- GT7ではGr.N・PP363.96・4WD・1,600kg。最高出力の発生回転数はGT7表記4,400rpm・カタログ4,500rpmとわずかに異なる
- 中古はカーセンサー調べで3代目全体91.4万円、XD Lパッケージ掲載例65.7万〜159.9万円(2026年9月26日確認)
アテンザXD L Packageがやってきたことは、突出した最高速を競うことではなく、ディーゼルの太いトルクと4WDという組み合わせを、国産セダンの最上級グレードという形で成立させたことです。
2ステージターボとi-ELOOPという2つの技術は、燃費と走りの両方を欲張った1台であることを物語っています。
GT7で走らせると、175PSという数字以上に、420N・mという低回転からの太いトルクと1,600kgの4WDの安定感が、そのまま素直に出てきます。
飛び抜けた最高出力を持つ車ではないぶん、アクセルの開け方とブレーキのタイミングが正直にタイムへ反映される1台です。
実車のほうは、すでにアテンザという車名でもMAZDA6という車名でも、国内での生産を終えています。
実車に触れたければ、中古車として探すことになります。名前は変わっても、GJ系セダンとしての血統は3代目のこの1台に集約されています。
GT7のマツダ市販車のなかで、アテンザXD L Packageは4WDを持つ2台のうちの1台という、数少ない存在です。
MAZDA3 '19や、同じSKYACTIV-Dを積むデミオ、ガソリンのCX-30と並べて走らせると、同じマツダのなかでも駆動方式やエンジンで性格が分かれていることがよく分かります。12台という限られた市販車の顔ぶれのなかに、ガソリンとディーゼル、FFと4WDが混在している点も、マツダという1メーカーの収録車を見比べる楽しみの1つです。
数字だけを追うと地味に見えるかもしれませんが、175PS・420N・m・1,600kg・4WDという組み合わせは、ディーゼルセダンがGT7でどう走るかを試すのにちょうどよい題材です。
スポーツカーとは違う楽しみ方として、実用車のPP363.96クラスをじっくり攻略してみるのもGT7の遊び方の1つです。実車がすでに国内での生産を終えているぶん、ゲームの中でその走りを確かめられることの意味は、この記事で扱ってきた1台にとって決して小さくないはずです。









