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DODGE Viper GTS '13とは、2013年にニューヨーク国際オートショーで発表された5代目バイパー(型式コードVX I)のGTSグレードで、当時のブランド名は「ダッジ」ではなくSRT(Street and Racing Technology)。8.4L・V10自然吸気エンジン(640HP)を、6速マニュアル・後輪駆動というシンプルな編成のまま積み、カーボンファイバーとアルミを多用した軽量ボディにまとめ上げた一台です。そして皮肉にも、2017年の生産終了によって「本当に最後のバイパー」となってしまった世代でもあります。
この記事では、5代目バイパーの開発秘話・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そして"Widowmaker(未亡人製造機)"と呼ばれた歴史や生産終了の裏側といったカルチャーまで、まるごと解説します。
目次
- 1 5代目バイパー誕生|SRTブランドで登場した「最後の完全新設計」
- 2 SRTって何の略?ダッジとの関係を正確に整理する
- 3 「3代目」?「5代目」?バイパーの世代表記が食い違う理由
- 4 みんながターボ化する時代に、8.4L自然吸気V10を選んだ理由
- 5 カーボンファイバー×アルミ|GTSグレードの軽量化装備
- 6 5代目バイパーGTSは今いくら?「最後の世代」のプレミアム
- 7 当時の新車価格|9万7千〜12万ドルという「意外な手頃さ」
- 8 グランツーリスモ7のバイパーGTS '13|スペックと入手方法
- 9 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 10 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 11 実車の5代目バイパーに触れる|展示・レンタル
- 12 5代目バイパーを見て楽しむ|評価・生産終了・グッズ
- 13 DODGE Viper GTS '13のよくある質問
- 14 5代目バイパーGTSは「最後のNA大排気量」という称号を背負う一台
- 15 アメリカンスーパーカーの系譜もチェック
5代目バイパー誕生|SRTブランドで登場した「最後の完全新設計」
2010年9月14日、当時のクライスラーCEOだったセルジオ・マルキオンネが、オーランドで開催されたディーラー会議の場で次世代バイパーのプロトタイプを公開しました。2011年秋にはSRT幹部のラルフ・ジレスが、次世代モデルを2012年のニューヨークオートショーでデビューさせると予告。しかし実際の正式発表は少し遅れ、2013年のニューヨーク国際オートショーで「SRT Viper GTS」として披露されることになります。
ここで大事なのは、この時点でのブランド名が「ダッジ」ではなく「SRT」だったという点です。2013年型・2014年型は、ダッジのラインナップの一部としてではなく、SRTという独立したパフォーマンスブランドの車として販売されました。バイパーは、初代(1992年)から数えて実に5世代目。旧型(4代目・ZB II型)の生産終了から約2年のブランクを経て登場した、文字通りの「完全新設計」でした。
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper (VX I)」(開発発表の時系列・2013年ニューヨーク国際オートショーでの正式発表)/MotorAuthority「2013 SRT Viper」記事。
SRTって何の略?ダッジとの関係を正確に整理する
SRT(Street and Racing Technology)のルーツは、初代バイパーを開発するために1989年に結成された「チーム・バイパー」にまで遡ります。このチームはプリムス・プラウラーの開発チーム「チーム・プラウラー」と合併し、「Specialty Vehicle Engineering(SVE)」という組織に。2002年1月から2004年頃にかけては「Performance Vehicle Operations(PVO)」に改称され、そして2004年、3代目バイパー(ZB I型)投入のタイミングで正式に「SRT」というブランド名になりました。
その後SRTは、2012年にクライスラーグループ傘下の独立ブランドとして展開される計画が実施され、本記事の主役である5代目バイパーGTS '13は、まさにこの「SRT独立ブランド時代」に生まれた一台です。ところが2014年5月、SRTブランドは再びダッジ傘下へ統合されます。当時SRTのCEOだったラルフ・ジレスは、製品デザイン担当シニアバイスプレジデントに就任。そして2015年、車名は正式に「Dodge Viper」へと改称されました。
つまり、同じ5代目バイパーでも、2013〜2014年型は「SRT Viper」、2015年以降は「Dodge Viper」と車名表記が変わっているのです。本記事のGTS '13は前者、SRTブランド時代の一台にあたります。現在のSRTは、Stellantis傘下でダッジ・ラムブランドの高性能車バッジとして存続しています。
出典・参考:Wikipedia「Street and Racing Technology」(チーム・バイパー結成からSRTブランド化までの沿革、2012年独立ブランド化、2014年Dodge統合の経緯)。
「3代目」?「5代目」?バイパーの世代表記が食い違う理由
バイパーには社内の型式コードがあり、これに基づくと世界的には5世代に区分されます。一方で日本語の一部情報源では、大きな節目(初代・2代目・SRT世代)でまとめて3世代と数える表記も見られます。どちらも誤りというわけではなく、単に区切り方の流儀が異なるだけですが、混同すると排気量や馬力の対応がずれてしまうため、正確な対応関係を整理しておきます。
| 型式コード(国際的な5世代表記) | 製造年 | 排気量 | 最高出力 |
|---|---|---|---|
| SR I(1代目) | 1992〜1995年 | 7.99L(8.0L)V10 | 400HP |
| SR II(2代目) | 1996〜2002年 | 7.99L(8.0L)V10 | 415→450HP |
| ZB I(3代目) | 2003〜2006年 | 8.3L(8,285cc)V10 | 500→510HP |
| ZB II(4代目) | 2008〜2010年 | 8.4L(8,382cc)V10 | 600HP |
| VX I(5代目・本記事) | 2013〜2017年 | 8.4L(8,382cc)V10 | 640→645HP |
本記事の主役であるGTS '13は、この表の「VX I(5代目)」にあたります。日本語で「3代目バイパー」と紹介されているケースを見かけたら、それは初代・2代目・SRT世代とまとめて数える別の流儀だと考えれば矛盾なく理解できます。本記事では以降、国際的な型式コードに基づき「5代目(VX I型)」として統一して解説します。
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper」(英語版・全5世代の型式コードと年式・排気量・馬力データ)/Wikipedia「ダッジ・バイパー」(日本語版・3世代区分での紹介)。両者を突き合わせて世代対応を整理。
みんながターボ化する時代に、8.4L自然吸気V10を選んだ理由
2010年代、フェラーリもポルシェもマクラーレンも、多くのスーパースポーツメーカーがダウンサイジングターボや電動アシストへと舵を切っていました。排気量を落として過給機で武装する、あるいはハイブリッドモーターで補う。それが世界的な潮流だった時代に、ダッジは8.4L(8,382cc)のオールアルミV10自然吸気エンジンを、6速マニュアル・後輪駆動というシンプルな編成のまま送り出しました。単一カムシャフト(OHV)という機械的にシンプルな設計ながら、当時の多くのライバルが過給機なしでは届かない領域の出力を、自然吸気だけで叩き出していたのです。
最高出力は640HP(477kW)/6,150rpm、最大トルクは600lb-ft(813Nm)/4,950rpm(2015年以降のモデルでは645〜650HPまで微増)。改良点は多岐にわたり、超高流量・軽量コンポジット製インテークマニホールド、高強度鍛造ピストン、ナトリウム封入排気バルブ、背圧を抑える新型触媒、そして往復運動の質量を減らすアルミ製フライホイールなどが投入されています。組み合わされるトランスミッションはTremec TR6060の6速マニュアル。ショートスロー化されたシフター、クロスレシオ化されたギア比、そして最終減速比は3.07から3.55へと短縮され、加速性能を高めています。0-60mph加速は3.5秒、最高速は206mph(約332km/h)に達しました。
この編成の集大成が、後継モデルのACR(2016-2017年)です。カーボンセラミックブレーキを初めて装備し、専用のExtreme Aeroオプションでは1,710ポンドという強烈なダウンフォースを発生させながら、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでラップ記録を樹立しました。ターボもなければ、電動アシストもない。積んでいたのは、GTS '13から続く同じ8.4L自然吸気V10だけです。他社が電動化・過給化を進める中、最後まで"アナログな大排気量NA"を貫いた末に記録を打ち立てたという点で、この逆張り戦略の到達点を象徴するモデルといえます。
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper (VX I)」(エンジン・トランスミッション・シャシー詳細スペック)/carbuzz.com「How Dodge Improved Its Naturally Aspirated V10 Over The Defunct Viper's Lifecycle」(自然吸気V10の系譜・ACRのニュルブルクリンク記録に関する評価)。
カーボンファイバー×アルミ|GTSグレードの軽量化装備
GTSグレードには、軽量化と走行性能を高める専用装備が惜しみなく投入されています。外装はカーボンファイバー製のフード・ルーフ・デッキリッド、そしてアルミ製ドアパネルという組み合わせ。足回りには運転席から切り替え可能なBilstein DampTronic Selectの2モード式ダンパー(ストリート/トラック)が標準装備されます。シートはSabelt製のカーボンファイバー・ガラス繊維複合レーシングシート、ホイールは鍛造アルミ製「Venom」。ブレーキはBremboで、フロント391mm6ピストン・リア360mm4ピストンという奢った仕様です。
シャシー自体も一新されており、旧型比で50%の剛性向上を実現。ボンネット下には新設計のアルミ製「X」ブレースが加わり、サスペンションの取り付け点とマグネシウム製カウル一体鋳造部を結びつけています。パワートレインだけでなく、車体構造そのものから軽量化と剛性向上を同時に追求した一台であることが、こうした細部からもうかがえます。
そして5代目バイパーのもう一つの大きな転換点が、ABS・横滑り防止装置(ESC)・トラクションコントロールをバイパー史上初めて搭載したことです。初代・2代目バイパーは電子制御なしの「暴れ馬」として知られていましたが(詳しくは後述)、5代目では電子デバイスによる安定性の底上げが図られました。大排気量NA・軽量ボディという骨格は守りつつ、乗り手を選びすぎない一台へと進化した世代、それが本記事の主役です。
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper (VX I)」(GTS専用装備・シャシー剛性データ・電子制御デバイスの初搭載に関する記述)。
5代目バイパーGTSは今いくら?「最後の世代」のプレミアム
classic.comの集計によると、5代目バイパーGTS(2013〜2017年生産)の平均取引価格は約13万936ドル。過去の記録的な高値としては、2023年8月に「Stryker Package」仕様の2013年型SRTバイパーGTSが20万ドルで成約した例があります。一方で、2024年4月には同じ2013年型GTSが7万6,000ドルという比較的手の届きやすい価格で成約した記録もあり、コンディションや走行距離によって価格帯には大きな幅があります。
特に低走行距離の個体はプレミアムが顕著です。走行8,000〜11,000マイル台の個体は約1,800万〜1,960万円(17万9,900〜19万5,800ドル)という価格帯で流通している例が確認できます。新車時のMSRP(当時のメーカー希望小売価格)が9万7,395〜12万395ドルだったことを踏まえると、状態の良い個体はすでに新車価格を大きく上回る水準まで来ていることになります。
日本国内でも希少性の高さゆえに独特の相場が形成されています。5代目バイパーは主に並行輸入で入ってきており、なかでも2013年のローンチエディション(Viper Blue×ホワイトストライプの150台限定)は「日本国内に5台に満たない」とされるほどの希少個体。中古車情報サイトでは並行輸入個体が1,000万円台後半の価格帯で掲載される例もあり、国内相場は米国本国よりもさらに割高になる傾向があります。
- 米国相場(5代目GTS全体):classic.com集計で平均約13万936ドル(現在のレートで約2,120万円)
- 米国最高値記録:2023年8月「Stryker Package」仕様2013年型で20万ドル(約3,240万円)
- 米国最安値記録:2024年4月成約の2013年型GTSで7万6,000ドル(約1,230万円)
- 低走行個体(8千〜1.1万マイル台):約1,800万〜1,960万円で流通
- 日本国内:並行輸入中心・ローンチエディションは国内流通5台未満とされる希少性。掲載例で1,000万円台後半の価格帯
出典・参考:classic.com「Dodge Viper GTS - VX I Market」(平均価格・最高値/最安値記録)/cargurus.com(低走行個体の掲載価格)/グーネット・カーセンサー等(国内流通状況・ローンチエディションの希少性)。※為替は現在のレート(2026年7月時点・1ドル≒162円)で換算した目安です。
※相場は時期・状態・走行距離・個体のヒストリーで大きく変わります。海外オークション結果は個体差が非常に大きいため、あくまで参考としてご覧ください。最新の価格・在庫は各中古車ポータル・オークションハウスで必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物の5代目バイパーに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。希少車・旧車の相場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
当時の新車価格|9万7千〜12万ドルという「意外な手頃さ」
5代目バイパー(SRT Viper/2013年型)の新車MSRPは9万7,395〜12万395ドル(グレード・オプションにより変動)。当時のレート(1ドル≒95円前後)で換算すると、おおむね925万〜1,140万円程度の水準です。GTS '13についても、この価格レンジの中〜上位に位置していたとみられます。他の8.4L・640HP級のスーパースポーツと比較すると、決して安価ではないものの、突出して高額というわけでもない「意外な手頃さ」も、5代目バイパーが評価されたポイントの一つでした。
出典・参考:cargurus.com「Used 2013 Dodge Viper SRT GTS for Sale」(新車MSRPレンジ9万7,395〜12万395ドルの記載)。
※当時の為替レートは時期により変動幅があり、本記事の円換算はあくまで目安です。正確な当時価格を知りたい場合は、当時の資料・為替統計をご確認ください。
グランツーリスモ7のバイパーGTS '13|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、5代目バイパーGTSが「Dodge Viper GTS '13」という正式表記で収録されています。エンジン型式表記は「VX-I-Viper」で、実車の型式コード「VX I」をそのまま反映した名称です。ブランド表記こそゲーム内では「Dodge」ですが、これは実車のブランド変遷(SRT→Dodge)をどちらで代表させるかという整理上の話であり、車としての中身は本記事で解説してきた2013年型GTS=SRT Viper GTSそのものです。
- PP値:603.41(パワー640HP・重量3,430lbs=約1,556kg)
- 駆動方式:FR(後輪駆動)
- ゲーム内価格:約140,000Cr
- 入手方法:Brand Central(ロードカー扱い)
実車同様、8.4L・640HP級のパワーを、約1,556kgというやや重量級のボディで受け止める設定です。PP値603.41は本サイトで紹介してきたFRスポーツカーの中でも上位クラスに位置し、ハイパワーかつどっしりとした挙動が持ち味。コーナー立ち上がりでアクセルを踏み込んだ際のリアの粘りと、直線での押し出し感の強さは、大排気量NA V10らしいゲーム内挙動として再現されています。ちなみにBrand Centralからの直接購入で入手可能という点も、収録当時からのGT7らしい親切設計です(収録内容・価格はアップデートで変動する場合があります)。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース・PP値603.41、ゲーム内価格140,000Cr、入手方法Brand Central)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7で5代目バイパーGTSをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。大排気量V10特有の押し出し感+FRを操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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最新は公式でご確認ください。
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実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車バイパーGTS '13を所有・維持する費用
バイパーGTS '13は並行輸入が中心の希少車で、しかも8.4Lという大排気量V10を積んでいます。
維持費は排気量に応じた税金の高さに加え、並行輸入車ゆえの部品調達・専門ショップでの整備が前提になりがちです。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(総排気量6L超級の区分) | 約11万円 |
| 任意保険(並行輸入車・高額車両保険込み) | 約20〜40万円 |
| 車検(2年分を1年換算・輸入車対応工場前提) | 約15〜25万円 |
| 整備・部品(並行輸入ゆえの部品調達込み) | 約30〜70万円 |
| 駐車場・保管(防犯・屋内保管想定) | 約10〜50万円 |
| 燃料・消耗品(8.4L・低燃費とは言えない大排気量) | 約25〜40万円 |
| 年間合計(目安) | 約111〜236万円 |
さらに、購入費が1,000万〜2,000万円超(前章の中古相場)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でバイパーGTS '13を「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 1,000〜2,000万円超 + 毎年 111〜236万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、640HPを受け止めるボディの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物の5代目バイパーを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車の5代目バイパーに触れる|展示・レンタル
「並行輸入の希少車なんて、見る機会すらないのでは」と思うかもしれませんが、北米では現行に近いスーパースポーツとして、モーターショーやオーナーズクラブのイベントで出会える機会が今も残っています。
🏛 バイパー・オーナーズクラブの活動
米国には「Viper Club of America」をはじめとする複数のバイパー専門オーナーズクラブが存在し、5代目(VX I型)オーナーも多数参加しています。各地のカーミート・トラックデイイベントで実車を間近に見る機会があり、特に生産終了から日が浅い5代目は、旧世代に比べてまだ「現役の走る個体」として見かけやすいのも特徴です。並行輸入車を扱う国内の専門店・輸入車イベントでも展示される場合があります。
※クラブ活動・展示情報は流動的です。参加を検討する場合は各クラブ・イベント主催の公式情報を事前にご確認ください。
🔑 レンタル・体験の可能性
米国のスーパーカーレンタル・体験サービスの中には、バイパー各世代を取り扱う業者も存在しますが、5代目GTS個体を確実に指定してレンタルできるかは店舗・時期によって変動します。国内でバイパーの体験を検討する場合は、輸入スーパーカーレンタルを扱う専門店に事前に車種指定で問い合わせるのが確実です。
※レンタル可否・車種在庫は流動的です。利用を検討する場合は必ず各業者の公式情報で最新の在庫状況をご確認ください。
5代目バイパーを見て楽しむ|評価・生産終了・グッズ
🐍 "Widowmaker"の異名|主に初代・2代目の評価
1992年に登場した初代バイパーは、ABSも横滑り防止装置もトラクションコントロールも一切持たず、8.0L V10の膨大なトルクを運転者の技量だけで受け止める必要がありました。発進時にアクセルを踏み込みすぎるとホイールスピンから姿勢を崩しやすく、こうした「電子デバイスなしで大出力と対峙する怖さ」が"Widowmaker(未亡人製造機)"という異名の由来です。アメリカン・マッスルカーの血を色濃く引く長いボンネットと筋肉質なスタイリングも相まって、"生身の運転技術が試される車"というイメージが定着しました。
ただし、この評価をそのまま5代目バイパーGTS '13に当てはめるのは正確ではありません。5代目はABS・横滑り防止装置(ESC)・トラクションコントロールをバイパー史上初めて搭載した世代であり、電子デバイスによる安定性の底上げが図られています。荒々しさを完全に失ったわけではありませんが、「電子制御ゼロの暴れ馬」という初代・2代目の評価とは、明確に区別して理解する必要があります。
それでも5代目バイパーGTSは、長いボンネットに巨大なV10を押し込み、6速マニュアル・後輪駆動というアナログな編成を貫いた「じゃじゃ馬スーパースポーツ」であることに変わりはありません。電子制御で牙を隠しつつも、アクセルを踏み込めば8.4Lの野太いサウンドと強烈な加速が牙を剥く。そのキャラクターこそが、繊細で洗練された欧州のスーパーカーとは一線を画す、"アメリカらしさ"を体現する部分だといえるでしょう。
出典・参考:motorbiscuit.com「This 'Widow Maker' Car Might Actually Kill You」(初代バイパーの"Widowmaker"評の由来)/Wikipedia「Dodge Viper (VX I)」(5代目での電子制御デバイス初搭載の記述)。
🎙 Top Gearの評価|「別物のように運転しやすくなった」
英国の自動車番組Top Gearは2013年当時、新型バイパー(GTS)について「あらゆる面で、旧型よりもずっと運転しやすく、所有体験として優れている」と評価。「初めて電子制御スタビリティコントロールを搭載」した点を挙げ、「ポルシェやフェラーリが作ったかのような手作り感・仕上げの質感がある」とも紹介しています。同誌のテストドライバー「スティグ」によるテストでは、雨天コンディションながら1分28秒台を記録し、BMW M3 CSLに迫るタイムだったと報じられました。
なお、Top Gearの人気コーナー「Chris Harris Drives」で紹介されたのは、GTS '13そのものではなく、後継の高性能仕様ACR(645bhp)です。GTS '13と血統は同じですが、評価対象としては別モデルである点に留意してください。
出典・参考:MotorAuthority「2013 SRT Viper」(Top Gearでの評価・スティグのラップタイムに関する報道の要約)/topgear.com「Chris Harris Drives: the 645bhp Dodge Viper ACR」(ACRのテスト企画)。
🏁 特別仕様パッケージ|Time Attack・ACR・GTC
5代目バイパーには、生産期間中に複数の特別仕様が追加されました。
- Launch Edition(2013年):Viper Blue×ホワイトストライプの150台限定。GTSをベースとした発売記念モデル
- Time Attack 1.0(2013〜2017年):カーボンファイバー製エアロパッケージを装着し159台生産(TA Orange 93台・Venom Black 33台・Bright White 33台)。Mazda Raceway Laguna Secaで1分33秒62のラップタイムを記録
- Time Attack 2.0(2015〜2017年):大型リアウィングと新設計フロントダイブプレーンを追加し、時速150マイル時で400ポンドのダウンフォース向上を実現
- ACR(2016〜2017年):カーボンセラミックブレーキを初装備。総ダウンフォース1,533ポンド(Extreme Aeroオプション装着時は1,710ポンド・Cd値0.54)。ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでラップ記録を樹立したことで知られる、5代目の到達点というべきモデル
- GTC(2015〜2017年):「8,000色×24,000通りのハンドペイントストライプ=約2,500万通り」のカスタムオーダーが可能な「Viper Concierge」プログラムを提供
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper (VX I)」(Launch Edition・Time Attack 1.0/2.0・ACR・GTCの生産台数・仕様詳細)。
⚠️ 生産終了の真相|「販売不振」の裏にあった安全規制
5代目バイパーは2017年をもって生産終了となり、これが今のところ「本当に最後のバイパー」という結果になっています。公式な発表理由は「販売不振」でしたが、複数の海外メディアが指摘する実質的な理由は米国の安全規制FMVSS 226(脱出被害軽減基準)への対応でした。この規制は側面衝突時の乗員保護のため、サイドカーテンエアバッグの装備などを義務付けるもので、バイパーの車体構造ではこれに適合させるための改修コストが見合わなかったとされています。
2015年10月に生産終了計画が発表され、2017年8月31日、生産を担っていたコナー・アセンブリー・プラントが閉鎖。これによりバイパー用の8.4L V10エンジンも、車と運命を共にする形で退役しました。他社がダウンサイジングターボや電動化へ舵を切る中、最後まで「大排気量NA・6速MT・後輪駆動」という編成を貫いたまま、規制の壁に行く手を阻まれる形で幕を閉じた、というのがこの世代の結末です。皮肉にも、この"最後まで妥協しなかった"姿勢こそが、生産終了後の中古相場でのプレミアムにもつながっています。
出典・参考:Wikipedia「Dodge Viper (VX I)」(FMVSS 226適合不可・2017年8月31日のコナー・アセンブリー・プラント閉鎖に関する記述)。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
5代目バイパーGTSはミニカー・プラモデルの題材としても人気があり、複数メーカーからスケールモデルが発売されています。具体的な商品ラインナップはハマが確認中のため、入手可能な商品が見つかり次第このセクションに追加します。
📖 書籍
バイパーの歴史・開発秘話を深掘りしたい場合、海外では「Viper: The Real Story Behind Chrysler's Legendary Sports Car」等、バイパー全体の歴史を扱う書籍が存在します。5代目・SRT時代に絞った日本語書籍は本記事執筆時点では確認できていません。
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DODGE Viper GTS '13のよくある質問
Q. DODGE Viper GTS '13とは、どんな車ですか?
A. 2013年にニューヨーク国際オートショーで発表された5代目バイパー(型式コードVX I)のGTSグレードです。発売当初のブランド名は「ダッジ」ではなく「SRT」。8.4L・V10自然吸気エンジン(640HP)を6速マニュアル・後輪駆動で積み、カーボンファイバーとアルミを多用した軽量ボディを特徴とします。2017年の生産終了により、現時点で「最後のバイパー」となった世代です。
Q. バイパーGTS '13は何代目のバイパーですか?
A. 国際的な型式コードに基づけば5代目(VX I型)です。日本語の一部情報源では大きな節目でまとめて「3代目(SRT世代)」と数える場合もありますが、これは区切り方の流儀の違いであり、指している車自体は同じです。本記事は型式コードに基づく「5代目」表記を採用しています。
Q. SRTとダッジはどういう関係ですか?
A. SRT(Street and Racing Technology)は、1989年結成の「チーム・バイパー」を起源とするパフォーマンス部門・ブランドです。2004年に正式名称化された後、2012年にクライスラーグループ傘下の独立ブランドとして展開されましたが、2014年5月にダッジへ再統合されました。2013〜2014年型は「SRT Viper」、2015年以降は「Dodge Viper」と車名表記が変わっています。
Q. バイパーGTS '13のスペック(馬力・排気量)は?
A. 8.4L(8,382cc)オールアルミV10自然吸気エンジンで、最高出力640HP(477kW)/6,150rpm、最大トルク600lb-ft(813Nm)/4,950rpmを発揮します(2015年以降のモデルは645〜650HPに微増)。0-60mph加速3.5秒、最高速206mph(約332km/h)です。
Q. バイパーは"Widowmaker(未亡人製造機)"と呼ばれていますが、5代目も危険な車ですか?
A. "Widowmaker"という異名は、電子制御デバイスを一切持たなかった初代・2代目バイパーに対する評価です。5代目(GTS '13を含むVX I型)は、ABS・横滑り防止装置・トラクションコントロールをバイパー史上初めて搭載しており、Top Gearからも「あらゆる面で旧型よりも運転しやすい」と評価されています。両者は明確に区別して理解する必要があります。
Q. なぜ2017年に生産終了したのですか?
A. 公式発表は「販売不振」でしたが、実質的には米国の安全規制FMVSS 226(サイドカーテンエアバッグ等を義務付ける脱出被害軽減基準)に適合させる改修コストが見合わなかったことが要因とされています。2015年10月に生産終了計画が発表され、2017年8月31日に生産工場が閉鎖されました。
Q. バイパーGTS '13の中古相場はいくらですか?
A. classic.comの集計では、5代目バイパーGTS全体の平均取引価格は約13万936ドル(現在のレートで約2,120万円)。過去の記録では最高20万ドル、最安7万6,000ドルという成約例があります。日本国内は並行輸入中心で、掲載例では1,000万円台後半の価格帯が見られます。状態・個体差で大きく変わるため、最新は各中古車ポータル・オークションハウスでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でバイパーGTS '13に乗れますか?
A. 乗れます。「Dodge Viper GTS '13」として収録されており、Brand Centralから直接購入して入手できます(収録内容・価格はアップデートで変動する場合があります)。
5代目バイパーGTSは「最後のNA大排気量」という称号を背負う一台
DODGE Viper GTS '13は、世界がダウンサイジングターボへ舵を切る中、8.4L・V10自然吸気(640HP)という編成をあえて貫いた5代目バイパー(VX I型)です。発売当初のブランド名は「SRT」、カーボンファイバーとアルミを多用した軽量ボディ、そしてバイパー史上初の電子制御デバイスを備え、"Widowmaker"と呼ばれた先代までとは一線を画す一台に仕上がりました。
2017年、安全規制FMVSS 226への対応が壁となり生産終了。皮肉にも、これが今のところ「最後のバイパー」という結果を生みました。他社が電動化・ターボ化を進める中、最後まで大排気量NAを貫いた末に幕を閉じたこの世代は、中古市場でも希少性の高いプレミアムがつき続けています。
実車の入手には相応の覚悟が必要ですが、グランツーリスモ7なら「Dodge Viper GTS '13」としてそのまま収録されており、維持費を気にせず"最後のNA大排気量"のステアリングを握れます。ゲームで惚れて、いつか本物に。その入り口として、5代目バイパーGTSは"アメリカらしさ"を体現する一台にふさわしい存在です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
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