
GT7は通常のPS5で、クルマもコースもイベントもすべて遊べます。PS5 Proで変わるのは映像です。レース中のレイトレーシング、PSSRを使ったモード、8K出力、VRモードの描画の向上が加わります。
遊べる内容は同じで、見え方が一段上がる。PS5 Proは、そういう位置づけの本体です。
どちらが合うかを、先に書いておきます。
①これからGT7を始める人、ハンコンやモニターにも予算を回したい人=通常のPS5(デジタル・エディション 日本語専用は希望小売価格55,000円) ②4Kの大きな画面やPS VR2で、映像にこだわって長く遊びたい人=PS5 Pro(希望小売価格137,980円)。
差額はおよそ8万3千円です。この差額で何が買えるかも、後半にまとめました。
※GT7側の対応内容はGT7公式サイトの「アップデートのお知らせ(1.54)」、本体の仕様と希望小売価格はPlayStation公式サイトとPlayStation.Blogの記載をもとにしています。「向いている人」の分け方は当ブログの目安です。楽天での価格は2026年10月時点の目安で、時期と在庫で変わります。最新は各商品ページでご確認ください。
PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用
GT7を遊ぶだけなら、通常のPS5で足ります。PS5 Proとの差額を、ハンコンやモニターに回せます。ダウンロード版のGT7と組み合わせる前提のモデルです。
楽天で価格を見る価格は2026年10月時点の楽天(楽天ブックス)での目安(約5.5万円)です。変動するため、最新は商品ページでご確認ください。
PS5 Proとは|通常のPS5と何が違うのか
PS5 Proは、2024年11月7日に発売されたPS5の上位モデルです。PlayStation.Blogの発表記事は、強化の柱を3つ挙げています。GPUの強化、進化したレイトレーシング、AIを使った解像感の向上です。
- GPUの強化:現行のPS5に比べてコンピュートユニットの数が67%増え、GPUメモリは28%高速に。ゲームプレイ時のレンダリング速度は最大で45%上がる
- 進化したレイトレーシング:光の反射や屈折の計算を、現行のPS5の2倍、ときには3倍の速度でこなせる
- PSSR(PlayStation Spectral Super Resolution):AIを使って映像の解像感を上げる技術
- 2TBのSSD:容量は大きいが、一部はシステム用に使われる
- Wi-Fi 7に対応:使うには対応ルーターが要る
気をつけたい点が2つあります。PS5 Proはディスクドライブ非搭載のモデルで、縦置きスタンドも別売です。パッケージ版のソフトを使う人や、本体を立てて置きたい人は、買い足すものが出てきます。
希望小売価格は、発売時の119,980円(税込)から、2026年4月2日の改定で137,980円(税込)になりました。
【比較表】PS5 Proと通常のPS5、別売の2点
| 製品 | 希望小売価格(税込) | SSD | ディスクドライブ | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01) | 137,980円 | 2TB | なし(別売を取り付け可) | 4Kの大画面やPS VR2で、映像にこだわりたい |
| PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用(CFI-2200B01) | 55,000円 | 825GB | なし(別売を取り付け可) | これから始める・機材にも予算を回したい |
| ディスクドライブ(CFI-ZDD1J) | 11,980円 | PS5 Proと、デジタル・エディションに取り付けられる | パッケージ版のGT7を使いたい | |
| 縦置きスタンド(CFI-ZVS1P) | 3,980円 | PS5 Proと、現行のPS5に対応 | 本体を立てて置きたい | |
※希望小売価格と型番は、PlayStation.Blogの本体・アクセサリーのカタログ(2026年8月7日更新)と、価格改定の案内(2026年4月2日改定)によるものです。このほかに、ディスクドライブ搭載のPS5(97,980円)と、言語の制限がないPS5 デジタル・エディション(89,980円)があります。
表のうち、PS5 Proだけリンクを付けていません。2026年10月時点の楽天では、希望小売価格を大きく上回る出品が中心で、楽天ブックスは注文を受け付けていない状態でした。買うときは、PlayStation公式サイトや家電量販店で、希望小売価格での販売を確かめてからにしてください。
日本語専用モデルには決まりがあります。PlayStation公式の案内では、本体言語を「日本語」、国と地域を「日本」に設定したアカウントでのみ使えるモデルです。日本でふつうに遊ぶ分には困りませんが、海外のアカウントを使っている人は注意が要ります。
GT7がPS5 Proで変わる5つのこと
GT7は、2024年11月21日のアップデート(1.54)でPS5 Proに対応しました。公式の告知に書かれている対応内容は、次の5つです。
- PSSRを使ったモードの追加:高い画質とパフォーマンスを両立したモードが選べる
- レース中のレイトレーシング表現:レイトレーシング優先のときに、走っている最中も使われる
- 8K出力:8Kでの映像出力に対応
- VRモードの描画品質の向上:基本的な描画の品質が上がる
- VRモードでのPositional Reprojection:よりスムーズな映像を得られる
① レース中に、ほかのクルマがボディに映り込む
レイトレーシングは、光の反射を計算して描く技術です。PlayStation.Blogの開発者インタビューで、ポリフォニー・デジタルのプログラマーは「これまではできなかったレース中のレイトレーシングに対応した」という趣旨の説明をしています。
クルマの表面に、ほかのクルマや、自分のクルマのパーツが映り込むようになります。前を走るクルマのリアに自分のクルマが映る。並んだ相手のドアに景色が流れる。そういう場面が、走っている最中に見られます。
② PSSRで、4Kの映像がさらに細かくなる
GT7はもともと、PS5で4Kの映像を描けるゲームです。同じインタビューでは、PSSRは4Kの映像にも効果があり、より細かく高い画質になると説明されています。
PlayStation公式サイトによると、PSSRはその後「進化版」になり、画質の安定性が上がっています。効果の出方はゲームによって違うため、GT7での見え方はゲーム内の表示設定を切り替えて確かめてください。設定の項目名や選べる内容は、アップデートで変わることがあります。
③ 8K出力は、8Kのテレビがある人向け
8K出力は、開発者インタビューの時点では「実験的に入れる予定」と説明されていた機能です。使うには、8Kに対応したテレビが要ります。4Kのテレビやモニターで遊ぶ人には、関係のない項目です。
④⑤ PS VR2で遊ぶ人は、描画となめらかさが上がる
VRモードでは、基本的な描画品質の向上と、Positional Reprojectionによるなめらかな映像の2つが加わります。PS VR2でGT7を遊んでいる人にとっては、PS5 Proの恩恵がいちばん分かりやすいところです。
PS VR2での遊び方は、PSVR2でグランツーリスモ7を遊ぶ完全ガイドにまとめています。
変わらないもの
収録されているクルマとコース、カフェ、ライセンス、ミッション、スポーツモードといった遊べる内容は、PS5 Proでも通常のPS5でも同じです。PS5 Proだけの車種やコースはありません。ハンコンやコントローラーも、同じものが使えます。
PS5 Proが向く人、通常のPS5で足りる人
ここからは当ブログの目安です。何を大事にするかで分けると、決めやすくなります。
- これからGT7を始める=通常のPS5で足りる。まず走ってみて、足りないものを足していく
- ハンコンやコックピットも欲しい=通常のPS5にして、差額を機材に回す
- PS VR2で長く遊んでいる=PS5 Proの恩恵を受けやすい
- 4Kの大きなテレビで、リプレイやレースの映像を楽しみたい=PS5 Proが向く
- GT7のほかにも、PS5 Proに対応したゲームを遊ぶ=PS5 Proの元を取りやすい
すでに通常のPS5を持っている人は、急いで買い替える必要はありません。今のPS5でGT7はすべて遊べます。
差額の約8万3千円で、できること
PS5 Pro(137,980円)と、PS5 デジタル・エディション 日本語専用(55,000円)の希望小売価格の差は、82,980円です。この金額があると、GT7の遊び方を変える機材に手が届きます。
- ハンコン:入門用のモデルなら差額の中に収まる。パッドとの違いがいちばん大きい機材。GT7ハンコンおすすめ比較
- モニター:机の上で遊ぶなら、画面を替えると走りやすさが変わる。GT7おすすめモニター比較
- ハンコンを置く台:ハンコンを買うなら、固定する場所も要る。GT7コックピット・ハンコン台おすすめ比較
- SSDの増設:通常のPS5は容量が少なめ。ほかのゲームも入れるなら候補になる。GT7のためのPS5 SSD増設ガイド
映像を一段上げるか、操作する道具を足すか。GT7を「運転する遊び」として楽しみたい人は、道具を先に足したほうが満足しやすいです。
🔰 これから始めるなら|PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用
希望小売価格55,000円(税込)の、いちばん手に取りやすいPS5です。SSDは825GB。ディスクドライブは付いていないので、GT7はPlayStation Storeのダウンロード版を買います。
パッケージ版を使いたくなったら、あとからディスクドライブを取り付けられます。
PS5 Proを買うときに、一緒に確かめる3つ
💿 ディスクドライブ(CFI-ZDD1J)
PS5 Proはディスクドライブ非搭載です。パッケージ版のGT7を持っている人、中古のソフトを使いたい人は、ディスクドライブが要ります。希望小売価格は11,980円(税込)で、PS5 Proのほか、PS5 デジタル・エディションにも取り付けられます。
ダウンロード版だけで遊ぶ人には不要です。
🗼 縦置きスタンド(CFI-ZVS1P)
PS5 Proを立てて置くための純正スタンドです。希望小売価格は3,980円(税込)。PS5 Proには付属しません。
横置きで使うなら不要です。テレビ台の幅が足りない人や、机の横に立てて置きたい人は、本体と一緒に用意しておくと設置で困りません。
🖥️ テレビやモニターの対応
PS5 Proの映像を活かすには、画面の側の対応も要ります。4Kに対応していること、HDMIの端子が高いリフレッシュレートに対応していることを、手持ちのテレビやモニターの説明書で確かめてください。
フルHDのモニターで遊んでいる人は、本体より先に画面を替えたほうが、違いが分かりやすい場合があります。
GT7をもっと楽しむ機材
画面とハンドルは、選び方で遊び心地が大きく変わります。買う前に比べておきたい方は、こちらにまとめています。
🖥️ 機材ガイドGT7おすすめモニター比較|PS5で後悔しない選び方と予算別4選PS5で4K・120Hzを出すための条件と、予算別の4台を比べました。 🎮 機材ガイドGT7おすすめハンコン比較|G29・G923・T300RS・PROの選び方ギア・ベルト・ダイレクトドライブの違いと、予算別の選び方をまとめました。<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
GT7とPS5 Proのよくある質問
Q. GT7はPS5 Proでないと遊べませんか?
A. いいえ、通常のPS5で遊べます。収録されているクルマやコース、カフェやスポーツモードといった遊べる内容は、PS5 Proでも通常のPS5でも同じです。PS5 Proで変わるのは、レース中のレイトレーシングやPSSRといった映像の表現と、VRモードの描画です。
Q. PS5 ProでGT7は何が変わりますか?
A. GT7公式のアップデート告知(1.54・2024年11月21日)によると、PSSRを使ったモードの追加、レース中のレイトレーシング表現(レイトレーシング優先時)、8K出力、VRモードの描画品質の向上、VRモードでのPositional Reprojectionの5項目です。
Q. PS5 Proの値段はいくらですか?
A. 希望小売価格は137,980円(税込)です。2026年4月2日の価格改定で、発売時の119,980円から変わりました。本体にディスクドライブは付いておらず、ディスクドライブ(11,980円)と縦置きスタンド(3,980円)は別売です。
Q. PS5 Proでパッケージ版(ディスク)のGT7は使えますか?
A. 本体だけでは使えません。PS5 Proはディスクドライブ非搭載のモデルです。別売のディスクドライブ(CFI-ZDD1J)を取り付けると、パッケージ版のGT7を読み込めるようになります。ダウンロード版を買う場合は、ディスクドライブは不要です。
Q. PS5 Proにすると、PS VR2でのGT7はどう変わりますか?
A. GT7公式の告知では、VRモードの基本的な描画品質が向上し、Positional Reprojectionという機能でよりスムーズな映像を得られるようになったと説明されています。PS VR2本体は別に必要です。
Q. PS5 デジタル・エディション 日本語専用でもGT7は遊べますか?
A. ダウンロード版なら遊べます。PlayStation公式の案内では、本体言語を日本語、国と地域を日本に設定したアカウントでのみ使えるモデルです。パッケージ版を使うには、別売のディスクドライブが必要です。
遊べる内容は同じ、PS5 Proは映像を上げる本体
- GT7は通常のPS5ですべて遊べる。PS5 Proだけの車種やコースはない
- PS5 Proで変わるのは5つ。PSSRのモード、レース中のレイトレーシング、8K出力、VRモードの描画品質、VRモードのなめらかさ
- PS5 Proの希望小売価格は137,980円。ディスクドライブと縦置きスタンドは別売
- 日本語専用のデジタル・エディションは55,000円。差額は82,980円
- これから始める人は通常のPS5で、差額をハンコンやモニターに回す
- PS VR2や4Kの大画面で映像にこだわる人は、PS5 Proが向く
本体は、GT7の土台です。
土台は通常のPS5で足ります。そのうえで、映像を上げたいのか、ハンドルを握りたいのか。自分がGT7のどこを楽しんでいるかで選んでみてください。





