PORSCHE 911 GT3 RS (991MA175) '16【GT7/グランツーリスモ7】
ベース車をイチから作り直したといっても過言ではない最強の991
スポンサーリンク

PORSCHE 911 GT3 RS (991MA175) '16の公式解説

「GT3」の名称は、タイプ996の時代以降、レースのGT3規定を意識して開発された、モータースポーツ志向の強いポルシェ911のロードカーに冠されてきたものだ。そしてタイプ996にも、その後のタイプ997にも、GT3をさらに高性能に仕立てた「GT3RS」が設定されてきた。そして2015年のジュネーブショーで、それらの後継となるタイプ991のGT3 RSが発表された。

ベースとなったのはタイプ991のGT3とされているが、その中身はこれまでのノウハウを基にすべてをイチから開発したといっていい内容だ。

ボディは最もワイドな911ターボ用を使い、前後のトレッドを拡大。さらにルーフはマグネシウム製、フロントフェンダーや前後フードはカーボン製リアとリアサイドのウィンドウはアクリル製とされ、トータルで10kgの軽量化を果たした。

空力パーツも一新。フロントスポイラーはより低く広く構え、リアウィングはさらに高く大きく聳え立ち、フロントフェンダーの後ろ側には車体の下面に入り込んだ空気を吸い出すためのエアアウトレットが設けられた。結果、ダウンフォース量は通常の911の倍以上というレベルにまで達している。

パワーユニットはGT3の3.8Lのストロークを伸ばして4.0Lとするなどのチューンナップが行なわれ、25PS/2.0kgfm増強した500PS/46.9kgfm。サスペンションも前後のダンパー、スプリング、スタビライザーが新開発の専用品とされた。結果、ニュルブルクリンクのラップタイムでは、ベースの911 GT3を5秒上回る7分20秒をマークした。

スポンサーリンク
おすすめの記事