Volkswagen Golf Mk1 GTI (Type 17) '83【GT7/グランツーリスモ7】
実用性と走る楽しさを融合し、多くのホットハッチの元祖となった歴史に残る1台
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Volkswagen Golf Mk1 GTI (Type 17) '83の公式解説

1974年5月、フォルクスワーゲンはコンパクトカーというジャンルの先駆けとなったVW ゴルフを発表した。ゴルフはたちまち大人気となり、さまざまなバリエーションが誕生。その中の1台が、75年のフランクフルトショーで発表されたGTIというスポーツモデルだ。

GTIはLSEという2ドアモデルがベースとなっている。1.6L直4SOHCエンジンは圧縮比を9.5までアップ、ボッシュ製フューエルインジェクションを装着し、最高出力110PS/6,100rpm、最大トルク14.0kgfm/5,000rpmというパワーを発揮した。またダンパーとスプリングは専用となり、タイヤは175/70R13というワイドタイプに換装。それを収める前後のフェンダーには樹脂製のオーバーフェンダーが装着され、フロントマスクはGTIのアイデンティティとして、その外周が赤いラインで囲まれた。

ゴルフ GTIはハイパフォーマンスだけでなく元々のコンパクトカーの実用性も兼ね備え、それまで苦痛や忍耐と背中合わせだったスポーツドライブを、このゴルフ GTIは一変させてしまった。その後30年以上に及ぶGTIの歴史は、こうして幕を開けたのである。

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