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Autobianchi A112 Abarth(アウトビアンキ A112アバルト)とは、フィアット・グループのAutobianchi(アウトビアンキ)社が1969年に送り出したコンパクトカー「A112」を、チューニングメーカー「アバルト」が1971年に手を入れたスポーツモデルです。全長わずか3,230mmという小さなボディに、直列4気筒エンジンとFF(前輪駆動)を組み合わせ、VW ゴルフGTIの登場(1976年)より5年も早く世に出た一台として知られています。グランツーリスモ7にも「Autobianchi A112 Abarth '85」として収録されています。
この記事では、A112 Abarthの誕生の物語・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そして「ホットハッチの元祖」と呼ばれる理由まで、まるごと解説します。
目次
- 1 Autobianchi A112 Abarthとは|元祖ホットハッチの正体
- 2 「ホットハッチの元祖」はゴルフGTIより早かった?
- 3 A112 Abarthの進化史|58HPから70HPへ
- 4 「A112アバルトカップ」が育てた名ドライバーたち
- 5 日本にアバルトの名を広めた“伝道師”
- 6 A112 Abarthは今いくら?国内相場と探し方
- 7 グランツーリスモ7のA112 Abarth|元祖の走りを味わう
- 8 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 9 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 10 実車のA112・イタリア小型車に触れる|借りて乗る・集まる
- 11 「A112アバルト」と現行「ABARTH 500/595」は別物です
- 12 A112 Abarthを“もっと”楽しむ|博物館・グッズ
- 13 Autobianchi A112 Abarthのよくある質問
- 14 A112 Abarthは「元祖ホットハッチ」の称号にふさわしい一台
- 15 アバルト・イタリアン小型車の仲間もチェック
Autobianchi A112 Abarthとは|元祖ホットハッチの正体
1960年代後半、イタリア市場では英国生まれのBMCミニが躍進しており、フィアットの主力小型車「850」ではもはや太刀打ちできなくなっていました。この状況に対応するため、フィアットの技術部門トップだったダンテ・ジアコーサが主導し、子会社アウトビアンキから新型のFF(前輪駆動)コンパクトカーを送り出す計画が動き出します。こうして1969年にデビューしたのが「Autobianchi A112」でした。全長わずか3,230mm・全幅1,480mmという、当時としては先進的なFFレイアウトを備えた3ドアハッチバックです。
A112がデビューした時点では、スポーツグレードは用意されていませんでした。この“隙間”に目をつけたのが、フィアットの傘下に収まったばかりのチューニングメーカーアバルトです。アバルトは早速このコンパクトなA112に手を入れ始め、1970年にはトリノ・ショーで試作のスポーツ仕様を発表。そして1971年9月、正式に市販モデル「A112 Abarth」としてデビューを果たします。
実は、アバルトが最初に仕立てた1970年のプロトタイプは、レース由来の半球型燃焼室ヘッドを組み込み、982ccから約108HP・最高速度208km/hまで引き上げた、かなり過激な仕様でした。しかし、最大のスポンサーであったフィアットがこの仕様での量産を認めず、結局この“本気仕様”は試作のみに終わっています。市販版はデチューンされ、同じ982ccながら58HPという、扱いやすさを重視した数値に落ち着きました。
| 項目 | スペック(目安) |
|---|---|
| ベース車 | Autobianchi A112 |
| Abarth版デビュー | 1971年9月 |
| エンジン | 水冷 直列4気筒 OHV |
| 排気量(初期型) | 982cc |
| 最高出力(初期型) | 58HP |
| 車両重量 | 約660〜700kg |
| 駆動方式 | FF(前輪駆動) |
| 全長×全幅 | 3,230mm×1,480mm |
| 生産終了 | 1985年 |
出典・参考:Autobianchi A112(Wikipedia英語版)/アバルト公式日本サイト「1971 AUTOBIANCHI A112 ABARTH」(誕生経緯・プロトタイプ108HP版の量産見送り)。※ベース車の技術的ルーツ(FIAT127系/128系)は資料により表現が異なるため、ここでは断定を避けています。
「ホットハッチの元祖」はゴルフGTIより早かった?
「ホットハッチの元祖」といえば、多くの人が思い浮かべるのは1976年に登場したフォルクスワーゲン・ゴルフGTIでしょう。しかし年表を並べると、実用的なコンパクトハッチバックにスポーティな走行性能を組み合わせるという発想を先取りしたのは、1971年に登場したA112 Abarthの方が5年早いという事実があります。
もっとも、「ホットハッチというジャンルの起源」については自動車史のなかでも意見が分かれるところです。A112 Abarthのほかにも、1970年に登場したアメリカのAMCグレムリンを候補に挙げる声もあり、単純に“世界初”と断定できるものではありません。それでも、「小さなハッチバックにスポーツエンジンを積む」という後のホットハッチに通じるコンセプトを、A112 Abarthがゴルフより先に体現していたことは、多くの海外メディアが指摘する動かしがたい事実です。
“忘れられた元祖”と呼ばれることもあるA112 Abarthですが、その血統は決して伊達ではありません。次の章では、アバルトが排気量とパワーをどう伸ばしていったか、その進化の歴史を見ていきましょう。
出典・参考:CarBuzz「The Autobianchi A112 Abarth Was One Of The Very First Hot Hatches」/DoubleApex「Defining a Segment: Autobianchi A112」(ゴルフGTIとの時系列比較・起源論争の両論併記)。※「ホットハッチの元祖」は複数の説がある呼称であり、本サイトも断定はしていません。
A112 Abarthの進化史|58HPから70HPへ
1971年にデビューしたA112 Abarthは、生産終了となる1985年までの間、細かな改良を積み重ねながら熟成されていきました。もっとも大きな変化は1975年の排気量拡大です。ベースの982ccから1,050ccへ引き上げられ、最高出力は58HPから70HP(資料により71HPの表記も)へ向上。あわせて最高速度も150km/hから160km/h超へと伸びています。
さらに1979年にはトランスミッションが4速から5速へと進化。1982年(第6シリーズ)では、それまで多用されていた黒いプラスチック外装パーツを整理し、より上質感のある内外装へとリファインされました。1984年に登場した第7・最終シリーズをもって、A112 Abarthは14年間の生涯に幕を下ろします。
- 1971年(初代):982cc・58HP・150km/h
- 1975年:1,050ccへ拡大・70〜71HP・最高速160km/h超
- 1979年:5速トランスミッション採用
- 1982年(第6シリーズ):内外装刷新・過剰な黒プラ外装を整理
- 1984年(第7・最終シリーズ):最終型
総生産台数は、資料により約14万台(140,879台)という数字が伝えられています。これはA112シリーズ全体(約125万台)の1割を超える規模で、スポーツグレードでありながら決して少数生産のスペシャルモデルではなかったことがわかります。
出典・参考:Ate Up With Motor「Supermini: The Autobianchi A112 Abarth」/Autobianchi A112 Abarth(Wikipediaフランス語版)(各シリーズの排気量・馬力・生産台数)。※年式区分・生産台数は資料により幅があり、レンジで記載しています。
「A112アバルトカップ」が育てた名ドライバーたち
A112 Abarthは1970年代を通じて、ヨーロッパ各地のラリーで人気の一台となりました。その人気ぶりを象徴するのが、「Campionato A112 Abarth(A112アバルトカップ)」という専用のワンメイクレースです。1977年から1984年までの8シーズンにわたって開催され、ほぼ市販車に近いグループ1規定で争われました。
このシリーズが特別なのは、単なる草レースでは終わらなかった点です。アッティリオ・ベッテガ、ファブリツィオ・タバトーニ、ジャンフランコ・クニコといった、後に世界ラリー選手権(WRC)の舞台で活躍することになる名ドライバーたちが、こぞってこのA112アバルトカップからキャリアをスタートさせています。いわば、イタリアン・モータースポーツの登竜門としての役割を果たした一台だったのです。
グループ2規定にチューンされた本格的なラリー仕様車も存在し、モンテカルロ・ラリーには1976年・1977年の出走記録が残っています。現在でもモンテカルロ・ヒストリックラリーなどのクラシックイベントで、この時代のA112 Abarthラリーカーが走る姿を見ることができます。
そして、このワンメイクレースの人気は一時代の思い出だけでは終わりませんでした。ヒストリックラリーやヒルクライムでのA112人気の高まりを受け、2010年には「Trofeo A112 Abarth」として復活し、現在も開催が続いています。半世紀近く前の小さなホットハッチが、今も現役のレーシングカーとしてサーキットを走り続けている。それ自体が、この車の実力を何より雄弁に物語っています。
出典・参考:Autobianchi A112(Wikipedia英語版)/DoubleApex「Defining a Segment: Autobianchi A112」(A112アバルトカップの開催年・出身ドライバー・2010年復活)。※開催規模・出走記録は資料により幅があります。
日本にアバルトの名を広めた“伝道師”
A112 Abarthは1982年、正規インポーター(JACS)を通じて日本市場に正式導入されました。当時の価格は189万円。輸入車としては手頃な価格でありながら、軽快な走りを味わえるとあって、たちまち日本のイタリア車ファンから支持される人気モデルとなります。
アバルト公式の日本サイトでも、このA112 Abarthの日本導入について「ABARTHの名前もポピュラーな存在に変わって行った」と紹介されており、当時まだ一部の熱心な自動車ファンしか知らなかった“アバルト”というブランド名を、日本で一気に広めた一台だったことがうかがえます。今日のアバルト595/695人気の源流をたどると、この小さなA112 Abarthに行き着く。そう考えると、この記事の兄弟モデルであるアバルト595 SS(後述)へのつながりも、より味わい深く感じられるはずです。
出典・参考:アバルト公式日本サイト「1971 AUTOBIANCHI A112 ABARTH」(1982年日本導入・価格189万円・ブランド普及への貢献)。※価格・評価は当時の記録に基づきます。
A112 Abarthは今いくら?国内相場と探し方
A112 Abarthの中古車事情を語るうえでまず押さえておきたいのは、流通量が非常に少ないという点です。国内の中古車情報サイトを確認すると、通常のAutobianchi A112が数台、Abarth仕様に絞るとさらに数を減らして掲載されている状況で、常時複数の在庫から選べるような車種ではありません。
価格帯も個体差が大きく、通常のA112(Abarth以外)はおおむね140万円前後〜175万円程度、Abarth仕様になると168万円程度〜580万円程度まで幅広いレンジで取引されています(年式・状態・付属書類・現存する第何シリーズかによって大きく変動)。旧い並行輸入車・欧州旧車という性質上、金額をひとくくりに断定することはできません。
- 通常のA112:おおむね140万円前後〜175万円程度
- A112 Abarth:おおむね168万円程度〜580万円程度(個体差・年式・状態で大きく変動)
- 常時複数在庫があるわけではなく、出物を待つ・こまめにチェックするスタイルが現実的
- 注意点:旧い欧州車のため整備歴・部品供給の確認が必須
出典・参考:グーネット「A112(アウトビアンキ)の中古車」(掲載状況・価格帯)。※台数・金額は掲載時期により変動します。最新の相場は各中古車ポータル・専門業者でご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のイタリアン・ホットハッチに」。その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車・趣味車の相場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
グランツーリスモ7のA112 Abarth|元祖の走りを味わう
グランツーリスモ7には、A112 Abarthが「Autobianchi A112 Abarth '85」として収録されています。スペックは実車の1985年型(第7シリーズ相当)を反映して71HP・車重710kg・FF・自然吸気(NA)。パフォーマンスポイント(PP)は資料により300台前半という幅で紹介されています(アップデートで変動します)。
入手は中古車ディーラー(ユーズドカー)で、価格は資料により約3万Cr前後という幅があります(2026年時点・在庫と価格は変動)。値段も手ごろで、序盤から気軽に楽しめる一台です。なお、この車両はGT7の「Extra Menu #6」(アバルトメニュー)を完了するために必要な車両としても知られており、コレクター要素としても押さえておきたい一台です。
走らせてみると、595 SS同様にパワーは控えめ。直線番長タイプの車ではありません。しかし、コンパクトなボディと軽い車重を活かしたコーナリングは軽快そのもの。FFらしい素直なハンドリングで向きを変えていく感覚は、「小さなボディでスポーティに走る」というホットハッチの原点を教えてくれます。パワーに頼らず、コーナーの立ち上がりでいかにロスなくアクセルを開けるか。運転の丁寧さがそのままラップタイムに直結する、教材のような一台です。
出典・参考:グランツーリスモ7 ゲーム内車両データ(Autobianchi A112 Abarth '85・71HP・710kg・FF)/kudosprime.com車両データ/GTDB車両データ。※クレジット価格・PP値・入手条件はアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します(数値は2026年時点の目安)。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でA112 Abarthをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽いボディを操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
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最新は公式でご確認ください。
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・ドコモの方 → ドコモ光
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実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車(A112 Abarth)を所有・維持する費用
A112 Abarthは中古市場に時おり出物があるとはいえ、1970〜80年代の欧州旧車です。
ここでは所有した場合の、おおまかな維持費の目安を示します(旧車・輸入車のため割増になりがちです)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(小排気量・13年超の重課) | 約25,400円〜 |
| 任意保険(趣味車・輸入車) | 約8〜15万円 |
| 車検(2年分を1年換算・輸入旧車) | 約6〜10万円 |
| 整備・部品(旧車・部品希少/輸入) | 約15〜40万円 |
| 駐車場(地域差大) | 約0〜36万円 |
| 燃料・消耗品 | 約8〜15万円 |
| 年間合計(目安) | 約40〜90万円 |
これに加えて、車両購入費(前章の中古相場・168万円程度〜580万円程度)が別途かかります。
② GT7で“元祖の走り”を味わう機材コスト
一方、GT7でA112 Abarthを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:車両代168万円程度〜 + 所有すれば毎年 約40〜90万円
- ゲーム:初期 約10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車を持った場合の1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・部品枯れの心配なし。ハンコン+VRを使えば、ステアリングの手応えやコーナーでの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚でA112 Abarthを走らせられます。
「いつか本物のイタリアン・ホットハッチを」と思っている人も、それまでの間はGT7でA112 Abarthに乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“元祖の走り”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のA112・イタリア小型車に触れる|借りて乗る・集まる
「A112 Abarthはなかなか市場に出てこない」のは前述のとおり。それでも、アウトビアンキやイタリア小型車の世界に触れる方法は今もあります。借りて乗る・集まって見る。身近な楽しみ方を紹介します。
🔑 借りて乗る|クラシックなイタリア小型車を体験
A112 Abarthそのもののレンタルは現実的ではありませんが、クラシックなフィアット500(チンクエチェント)のような同時代のイタリア小型車であれば、個人間カーシェア「Anyca(エニカ)」で借りられることがあります(希少なため常時掲載とは限らず、A112系の掲載は特に稀です)。まずは同じ時代・同じ軽さのイタリア車の感触をつかんでみるのも一つの手です。
旧車は貸出状況が変わりやすいため、最新の在庫・料金は各サービスでご確認ください。
出典・参考:Anyca(エニカ)(個人間カーシェア・クラシックなイタリア小型車の掲載例)。※掲載車両・料金・貸出状況は変動し、A112系の掲載は確認できていません。最新は各サービスでご確認ください。
🏁 集まる・見る|フィアット/イタリア車のミーティング
アバルトやフィアット、アウトビアンキのオーナーが集まるイベントも各地で開かれています。フィアット公式の大規模ミーティング「FIAT PICNIC」は毎年開催され、近年は900台超・2,000名規模に。群馬・みなかみの宝台樹で開かれる「FIAT FESTA」も、イタリア車が集う恒例イベントです。A112やA112 Abarthが持ち込まれる年もあります。
日程は変わることがあるので、最新は各主催の公式でご確認ください。
出典・参考:FIAT PICNIC/FIAT FESTA 各公式情報(イタリア車ミーティングの開催規模・内容)。※開催日程・内容は変動します。最新は各主催の公式でご確認ください。
「A112アバルト」と現行「ABARTH 500/595」は別物です
「アバルト」という名前を聞くと、現代の街中でよく見かけるABARTH 500/595(2007年以降・FIAT 500ベース)を思い浮かべる方が多いはずです。しかし、この記事の主役であるA112 Abarthは、それとはベース車もメーカーも時代も異なる、まったく別のモデルです。混同しやすいポイントを整理します。
- A112 Abarth(この記事の主役):ベース車はAutobianchi A112(1969年〜)。アバルトが1971年からチューンを施したモデルで、1985年に生産終了
- ABARTH 500/595(現行):ベース車はFIAT 500(2007年以降の新型)。2008年以降に登場した現代のアバルトブランド車
- アバルト595 SS(本サイト別記事):ベース車は1957年〜のフィアット500(ヌオーヴァ500)。A112よりさらに一世代前の、RR(リアエンジン)レイアウトの旧型車をベースにしたモデル
つまり「アバルトチューン」という共通項はあっても、A112アバルト(FF・1970年代のアウトビアンキ製)、595 SS(RR・1960年代のフィアット500ベース)、現行595(FF・2007年以降のFIAT500ベース)は、すべて別の車種・別の時代のモデルです。この3台をまとめて「同じアバルト」と考えてしまうのは、よくある誤解なので注意しましょう。
出典・参考:アバルト公式日本サイト/Autobianchi A112(Wikipedia)(各モデルのベース車・年代の整理)。
A112 Abarthを“もっと”楽しむ|博物館・グッズ
🏛 イタリア小型車の世界に触れる|チンクエチェント博物館
フィアット500・アバルト系の実車を見たいなら、日本国内ではチンクエチェント博物館(愛知県名古屋市瑞穂区・完全予約制)が代表的な存在です。展示はFIAT 500系・ABARTH 695 SSなどが中心で、A112・A112 Abarthの常設展示があるかどうかは確認できていませんが、ミュージアムショップではA112 Abarthのミニカー(1/18スケール)が販売されており、グッズ入手先としても活用できます。
展示内容・在庫は変動するため、来館・購入前に必ず公式でご確認ください。
出典・参考:チンクエチェント博物館 公式情報(所在地・展示車両・ミュージアムショップ)。※展示状況・グッズ在庫は変動します。来館前に公式でご確認ください。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でA112 Abarthを楽しむなら、モデルカーが充実しています。プラモデルはフジミ模型の1/24「RS-10 アウトビアンキA112アバルト」が、この記事のテーマ車そのもの。ミニカーは1/43スケールで複数メーカーから発売されているほか、モンテカルロ・ラリー仕様の1/43モデルも存在します。小さなボディの愛らしさを、デスクの上で存分に味わえます。
📖 もっと知りたい人へ(おすすめ書籍)
アウトビアンキとアバルトの世界をもっと深掘りしたいなら、『フィアット500&アバルト ストーリー』(相原俊樹 著・三樹書房・2019年)がおすすめ。チンクエチェントの誕生から、アバルトによるチューンドモデルの系譜までを丁寧にたどった、入門にして決定版の一冊です。
A112 Abarthの背景にある“イタリアの小さなホットハッチの物語”を知ると、GT7で走らせる一周がもっと愛おしくなります。
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Autobianchi A112 Abarthのよくある質問
Q. Autobianchi A112 Abarthとは、どんな車ですか?
A. フィアット・グループのAutobianchi社が1969年に発売した小型車「A112」を、チューニングメーカーのアバルトが1971年からスポーツ化したモデルです。直列4気筒・FF方式で、VW ゴルフGTI(1976年)より5年早く登場した最初期のホットハッチの一台とされています。
Q. A112 Abarthのスペック(馬力・重量)は?
A. 初代(1971年)は982cc・58HP。1975年に1,050ccへ排気量拡大され70〜71HPへ向上しました。車両重量は約660〜700kg、駆動方式はFF(前輪駆動)です。
Q. 「ホットハッチの元祖」はA112アバルトとVWゴルフGTI、どちらですか?
A. 年表ではA112アバルト(1971年)がゴルフGTI(1976年)より5年早く登場しています。ただし「ホットハッチというジャンルの起源」については諸説あり、断定はできません。A112アバルトは、ゴルフGTIより先にコンセプトを体現した最初期の一台として広く紹介されています。
Q. A112アバルトと現行のABARTH 500/595は同じ車ですか?
A. いいえ、別物です。A112アバルトはAutobianchi A112(1969年〜)をベースにした1970〜80年代のモデル。現行のABARTH 500/595は2007年以降のFIAT 500をベースにした現代のモデルです。ベース車・メーカー・時代が異なります。
Q. A112 Abarthの中古相場はいくらですか?
A. 通常のA112はおおむね140万円前後〜175万円程度、Abarth仕様は168万円程度〜580万円程度という幅で取引されています(年式・状態・個体差で大きく変動)。流通量が少なく、常時複数在庫があるわけではありません。
Q. グランツーリスモ7でA112 Abarthに乗れますか?
A. 乗れます。「Autobianchi A112 Abarth '85」として収録され、71HP・710kg・FFと実車を反映。中古車ディーラーで3万Cr前後が目安で、Extra Menu #6の完了にも必要な車両です(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
A112 Abarthは「元祖ホットハッチ」の称号にふさわしい一台
Autobianchi A112 Abarthは、フィアットの新世代FF技術を投入したコンパクトカー「A112」に、アバルトがスポーツの魂を吹き込んだイタリア発のホットハッチです。VW ゴルフGTIより5年も早い1971年に登場し、「A112アバルトカップ」という専用レースから多くの名ドライバーを輩出。1982年には日本にも導入され、「アバルト」というブランド名を日本で広めた立役者としての役割も果たしました。
本物のA112 Abarthは流通量が少なく、条件の良い個体を探すには根気が要ります。それでもグランツーリスモ7なら「Autobianchi A112 Abarth '85」が3万Cr前後で手に入り、あの“元祖の軽快さ”を維持費ゼロで味わえます。雰囲気を味わうならクラシックなイタリア小型車のカーシェアや、名古屋のチンクエチェント博物館もおすすめです。
ゲームで惚れて、いつかイタリアの小さなホットハッチに。その入り口として、A112 Abarthはこれ以上ない一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
アバルト・イタリアン小型車の仲間もチェック
A112 Abarthのルーツと“イタリアン・ホットハッチの系譜”を、関連モデルでもっと楽しみましょう。
↑ アバルト595 SS(エッセエッセ):同じアバルトチューンでも、ベースはRRのフィアット500。時代もレイアウトも異なる“兄弟車”。
↑ FIAT 500 F '68:A112誕生の背景にある、イタリアの国民的コンパクトカー。
↑ ABARTH 500 '09:サソリの系譜を現代によみがえらせた、今どきのアバルト。A112アバルトとは別モデルです。
↑ ミニ クーパーS:同じ“FF革命期の小さな名車”。軽量コンパクトの楽しさで通じ合う一台。 🎮 あわせて読みたい【GT7の楽しみ方】走る・見る・撮るGT7は走るだけじゃない。「見る・撮る」も含めた楽しみ方をシニア視点で完全ガイド。













