
グランツーリスモの世界大会は、グランツーリスモ・ワールドシリーズ(GTWS)という名前で毎年開かれています。2026年シーズンは5月のミラノで開幕し、8月15日の東京ラウンドを終えて、12月の東京ワールドファイナルへ向かっているところです。
この大会でまず知っておきたいのは、観るためだけの大会ではないという点です。
予選は『グランツーリスモ7』の「スポーツ」からどなたでも参加できます。招待もチームへの所属も要りません。
そのうえで、本戦へ進むにはドライバーレーティング「A」以上という条件があります。
この記事では、大会の仕組み・2026年に何が起きているか・予選に入るまでの手順を、公式の情報をもとに順番にまとめました。
※大会の内容や日程は変更されることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。
2つの選手権が、同じシーズンの中で並んで動いている
GTWSは1本の大会ではありません。性格の違う2つの選手権が、同じシーズンの中で並行して進みます。
| ネイションズカップ | マニュファクチャラーズカップ | |
|---|---|---|
| 戦う単位 | 国・地域を背負った個人戦 | 自動車メーカー対抗のチーム戦 |
| 地区の数 | 5地区 | 3地区 |
| 地区の分け方 | 北米/中南米/欧州・中東・アフリカ/アジア/オセアニア | 欧州・中東・アフリカ/北米・中南米/アジア・オセアニア |
| 本戦の枠 | 9名 | 12メーカー・36名(1チーム3名) |
| 予選の開始 | 2月11日 | 1月14日 |
| 予選のラウンド数 | 全6ラウンド | 全6ラウンド |
分かりやすいのはマニュファクチャラーズカップのほうかもしれません。
プレイヤーは任意の自動車メーカーとドライバー契約を結び、そのメーカーを代表して走ります。実在のメーカーの名前を背負って戦う形です。
ネイションズカップは国・地域の代表として走る個人戦です。
枠が9名しかないぶん、こちらのほうが門は狭くなります。
東京ラウンドは、上位3メーカーのドライバーが全員日本だった
2026年のライブイベントは全4戦です。ラウンド1のミラノはイタリアでの初開催でした。
| ラウンド | 開催地 | 日程 |
|---|---|---|
| ラウンド1 | ミラノ(イタリア) | 5月23日 |
| ラウンド2 | 東京 | 8月15日 |
| ラウンド3 | シンガポール | 10月3日 |
| ワールドファイナル | 東京 | 12月5日〜6日 |
ラウンド2 東京(8月15日)の結果
会場はポリフォニー・デジタルの東京スタジオでした。
| 順位 | ネイションズカップ | マニュファクチャラーズカップ |
|---|---|---|
| 1位 | キリアン・ドルモン(フランス) | ポルシェ/佐々木 拓眞 |
| 2位 | ヴァレリオ・ガロ(イタリア) | ランボルギーニ/小高 侑己 |
| 3位 | サムエル・モレノ・バエサ(スペイン) | アウディ/森山 綜太 |
注目したいのはマニュファクチャラーズカップのほうです。
上位3メーカーのドライバーが、3人とも日本の選手でした。メーカー対抗という形式でありながら、表彰台に立ったのは日本のプレイヤーだったことになります。
出典・参考:グランツーリスモ・ドットコム「2026 グランツーリスモ選手権 概要」(選手権の構成・地区分け・日程)/同「ワールドシリーズ 2026 ラウンド2 - 東京 結果」(東京ラウンドの順位)。
予選に出るだけなら、今日からでもできる
GTWSの予選は、大会専用のソフトや別の登録サイトを使いません。
『グランツーリスモ7』の「スポーツ」の中で完結します。
エントリーまでの手順
- 『グランツーリスモ7』の「スポーツ」を開く(大会の案内は開催3日前から表示されます)
- 参加規約を確認してエントリーする
- 各ラウンドの開催日に用意された時間枠から、参加したい枠を選ぶ
公式には「どなたでも参加可能」と明記されています。
腕前による事前の足切りはなく、まず走ってみることができます。
本戦へ進む条件|DRの壁
予選に出るところまでは誰でも同じですが、その先は分かれます。
参加者は参戦時のドライバーレーティング(DR)によって、GT1・GT2・GT3の3つのリーグに振り分けられます。
- GT1リーグ:ドライバーレーティング「A」以上が対象。ここの戦績上位者からワールドシリーズ本戦の出場者が選抜されます
- GT2・GT3リーグ:それ以外のプレイヤーが振り分けられる区分
つまり「予選に出る」と「本戦を狙う」は別の話です。
本戦を目指すなら、まずデイリーレースなどでDRを「A」まで上げるところが出発点になります。
DRの上げ方や、そもそもオンラインで走る前に何をしておくべきかは、攻略記事のほうで順番に解説しています。
🎮 攻略グランツーリスモ7 攻略最初の1台・カフェ・ライセンス・お金の増やし方を順番に。年齢の条件
- オンライン予選:7歳以上(日本は6歳以上)
- ライブイベントなどのグローバルイベント:18歳以上(地域により19〜21歳)
プレイしていなくても、観戦だけで成立する
GTWSは実況と解説がついたオリジナル番組として配信されます。
レースの流れを言葉で追ってもらえるので、GT7を持っていない方でも展開が分かります。
- ライブ配信を見られなかった場合も、後日アーカイブで視聴できます
- 『グランツーリスモ7』から視聴すると特典を受け取れるキャンペーンが実施されることもあります
「走るのは大変そうだが、観るのは面白そう」という入り方でも十分に楽しめます。
クルマ趣味の続け方としての観戦は、こちらの記事でも触れています。
FIA公認だった時代から、いまの形になるまで
この大会には前の名前があります。
『グランツーリスモSPORT』の時代はFIA(国際自動車連盟)公認の「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」として開催されていました。
『グランツーリスモ7』に移ってからは「グランツーリスモ ワールドシリーズ」という名前で開催されています。
ゲームの大会でありながら国際的な自動車競技団体の公認を受けていた、という経緯を持つ点が、この大会の特徴のひとつです。
現実のレースへ人を送り出す流れも、この世界にはありました。
ゲームの腕前をきっかけに実車のレーシングドライバーになった実話は、2023年の映画にもなっています。
出典・参考:グランツーリスモ・ドットコム「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップとは」(FIA公認時代の大会名)。
コンマ1秒を削る場面ほど、機材の差が出る
予選は同じ車・同じコースで一斉に走ります。
そこで差になるのはブレーキを踏む量と、戻す速さです。指先のスティックよりも、手でハンドルを握り、足でペダルを踏むほうが、その微調整はしやすくなります。
ここでは、GT7を実車の感覚に近づけるための機材を「まず必須」と「あるとより実車に近づく」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、"自分でハンドルを握る"運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は"より実車に近づく"ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
どれから買うべきか迷う場合は、予算別にまとめた比較記事があります。
🕹️ 機材GT7おすすめハンコン比較G29から本格ダイレクトドライブまで、予算別に選び方を解説。 🪑 機材GT7コックピット・ハンコン台おすすめ比較机固定から本格フレームまで、予算別に。 🖥️ 機材GT7おすすめモニター比較PS5で後悔しない選び方と予算別4選。 🥽 機材PSVR2でGT7を遊ぶ完全ガイド対応モード・酔い対策・必要なもの。グランツーリスモのeスポーツについて、よくある質問
Q. グランツーリスモのeスポーツ大会には、誰でも参加できますか?
A. オンライン予選はどなたでも参加できます。招待やチームへの所属は要りません。『グランツーリスモ7』の「スポーツ」から、開催3日前に表示される案内を確認してエントリーします。年齢の条件は7歳以上(日本は6歳以上)で、ライブイベントなどのグローバルイベントに進む場合は18歳以上(地域により19〜21歳)が必要です。
Q. ネイションズカップとマニュファクチャラーズカップは何が違いますか?
A. 戦う単位が違います。ネイションズカップは国・地域を背負った個人戦で、5地区に分かれて争われます。マニュファクチャラーズカップは自動車メーカー対抗のチーム戦で、プレイヤーは任意のメーカーとドライバー契約を結び、3地区に分かれて戦います。本戦の枠はネイションズカップが9名、マニュファクチャラーズカップが12メーカー36名(1チーム3名)です。
Q. 予選はいつ、どこから参加しますか?
A. 2026年シーズンのオンライン予選は、マニュファクチャラーズカップが1月14日から、ネイションズカップが2月11日から、それぞれ全6ラウンドで実施されました。参加は『グランツーリスモ7』の「スポーツ」からで、各ラウンドの開催日に用意された時間枠のうち、希望する枠を選んでエントリーします。
Q. ワールドシリーズの本戦に出るには何が必要ですか?
A. ドライバーレーティング(DR)が「A」以上であることが前提になります。参加者は参戦時のDRによってGT1からGT3の3つのリーグに振り分けられ、DR「A」以上が対象のGT1リーグの戦績上位者から本戦出場者が選抜されます。予選に出るだけならDRを問いませんが、本戦を狙うならDRを上げるところからになります。
Q. 2026年の東京ラウンドはどんな結果でしたか?
A. 2026年8月15日にポリフォニー・デジタル 東京スタジオで開催されたラウンド2では、ネイションズカップをキリアン・ドルモン(フランス)が制しました。マニュファクチャラーズカップは1位がポルシェの佐々木拓眞選手、2位がランボルギーニの小高侑己選手、3位がアウディの森山綜太選手で、上位3メーカーのドライバーが日本の選手で占められました。
Q. 大会は見るだけでも楽しめますか?
A. 実況と解説がついたオリジナル番組として配信されるため、プレイしていない方でも観戦できます。ライブ配信を見られなかった場合も、後日アーカイブで視聴できます。『グランツーリスモ7』から視聴すると特典が受け取れるキャンペーンが実施されることもあります。
門は開いている。壁はそのあとにある
グランツーリスモのeスポーツは、入口と本戦で条件が違うのが要点です。
- 予選に出るだけなら、どなたでも参加できる。『グランツーリスモ7』の「スポーツ」からエントリーする
- 本戦に進むにはドライバーレーティング「A」以上。DRでGT1〜GT3に振り分けられ、GT1の上位から選抜される
- 選手権はネイションズカップ(国・地域の個人戦)とマニュファクチャラーズカップ(メーカー対抗のチーム戦)の2本立て
- 2026年は8月15日の東京ラウンドで、マニュファクチャラーズカップの上位3メーカーを日本の選手が占めた
- 観るだけでも成立する。実況・解説つきで配信され、アーカイブでも視聴できる
12月5日から6日にかけて、東京でワールドファイナルが開かれます。
そこで走っている選手たちも、入口は同じ「スポーツ」モードでした。

