
本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれています。
Ferrari Dino 246 GTとは、1969年に登場したフェラーリ初のミッドシップ量産ロードカー。もっとも大きな特徴は、「フェラーリ」の名前をあえて名乗らず、「ディーノ」という独立ブランドとして販売されたことです。V型12気筒がフェラーリの誇りだった時代に、この車が積んだのは1,987〜2,418ccのV6エンジン。しかもその開発の原点には、エンツォ・フェラーリの長男で24歳の若さで世を去ったアルフレード(愛称"ディーノ")が病床で遺したアイデアがありました。
この記事では、ディーノ246GTの名前の由来・開発秘話・スペック・中古相場から、GT7での乗り方、そして映像作品やモデルカーで楽しむカルチャーまで、まるごと解説します。
目次
- 1 なぜ「フェラーリ」を名乗らなかったのか|ディーノ誕生の物語
- 2 206GTから246GTへ|アルミからスチール、2.0Lから2.4Lへ
- 3 似て非なる「もうひとつのディーノ」|206Sとの違い
- 4 ディーノ246GTは今いくら?高騰する"ベビーフェラーリ"
- 5 当時の新車価格|ポルシェ911に並ぶ価格帯だった
- 6 グランツーリスモ7のディーノ246GT|スペックと入手方法
- 7 ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
- 8 実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
- 9 実車のディーノ246GTに触れる|展示・イベント
- 10 ディーノを見て楽しむ|映像作品・「サーキットの狼」・グッズ
- 11 「ディーノ」ブランドはどうなった?跳ね馬エンブレムへの統合
- 12 Ferrari Dino 246 GTのよくある質問
- 13 ディーノ246GTは「息子が遺したV6」が生んだ孤高の名車
- 14 フェラーリMR系の兄弟モデルもチェック
なぜ「フェラーリ」を名乗らなかったのか|ディーノ誕生の物語
「ディーノ」は、フェラーリ創業者エンツォ・フェラーリの長男アルフレード・フェラーリ(1932年1月19日〜1956年6月30日)の愛称です。幼少期から「アルフレディーノ(小さなアルフレード)」と呼ばれ、それが縮まって「ディーノ」に。エンツォは彼を後継者として育てるべく、ボローニャで経済学を学ばせた後、スイスで機械工学を修めさせました。ところがディーノは在学中から体調を崩し、次第に歩行や姿勢の維持が困難になっていきます。診断はデュシェンヌ型筋ジストロフィー。1955年には23歳にして歩行も難しく、腎不全でベッドから起き上がれない状態にまで進行していました。
そんな病床にあった1955年末、ディーノはF2(フォーミュラ2)用に65度バンクのV型6気筒DOHCエンジンを開発することをエンツォに提案します。入院中も、技術者ヴィットーリオ・ヤーノや父エンツォと、このV6エンジンの技術的な詳細を議論し続けました。エンツォは後年、当時のディーノについて「その集中力、知性、そして丁寧さ」を語っています。しかし1956年6月30日、ディーノは24歳の若さで息を引き取りました。彼が実際に完成したエンジンを目にすることは、ついにありませんでした。
息子の死後、フェラーリの技術陣は1956年からこのV6エンジンの開発を本格化させ、同年内には試作エンジンが稼働。誕生したのは世界でも珍しい65度バンクのV6エンジンでした(一般的なV6は60度または90度バンクが多く、65度という中間的な角度は吸気ポートをストレートに取り回すための独自設計)。このエンジンは1957年4月、ナポリ・グランプリでレーシングカー「ディーノ156 F2」に搭載されてデビュー。以後「フェラーリ・ディーノエンジン」は、V6・V8を含むエンジン系列の名として、1950年代末から2000年代初頭までのおよそ40年にわたりフェラーリの心臓部を担い続けることになります。ロードカーに搭載されたバッジや、シリンダーヘッドカバーに刻まれた「Dino」のロゴ書体は、アルフレード自身のサイン(署名)を模したものだと言われています。息子を失った悲しみの中で、エンツォが選んだ"追悼のかたち"がこのエンジンとブランド名だったのです。
出典・参考:Alfredo Ferrari - Wikipedia(EN)(生没年・闘病経緯・V6提案の経緯)/Ferrari Dino engine - Wikipedia(EN)(65度バンクV6の開発経緯・Dino156F2でのデビュー)。
1960年代半ば、F2(フォーミュラ2)のレギュレーションが変更され、「6気筒以下で、12ヶ月以内に少なくとも500基が生産された市販車由来のエンジンであること」というホモロゲーション(公認)規定が導入されました。ところが当時のフェラーリの年間生産台数はおよそ750台程度。F1チームを維持するために超高級車を富裕層に売る、という事業モデルだったフェラーリにとって、専用エンジンを年500基も市販車に積んで売るのは現実的ではありませんでした。
そこでフェラーリが頼ったのが、大量生産の実績を持つフィアットでした。フィアットがこのV6エンジンを積んだ市販車「フィアット・ディーノ」(クーペ/スパイダー)を大量生産することで、フェラーリはホモロゲーション規定をクリア。同じディーノV6エンジンは、フィアットが製造したフロントエンジンGT「フィアット・ディーノ」と、フェラーリがマラネロで手掛けるミッドシップスポーツカー「ディーノ」という、まったく異なる2つの車に搭載される、という珍しい構図が生まれたのです。
そしてフェラーリ側のモデルが、あえて「フェラーリ」を名乗らず独立ブランド「ディーノ」として売られた理由——それは、当時のフェラーリがV型12気筒を看板とするブランドであり、V6を積む下位モデルにまでその名前を冠すると、フェラーリというブランドの格式・希少性が薄まってしまうという判断があったためです。当時の販売用パンフレットには「Tiny, brilliant, safe…almost a Ferrari(小さくて、賢くて、安全……ほとんどフェラーリ)」という一文が記されており、フェラーリの血統は隠さないものの、あくまで独立した存在として売り出す方針がうかがえます。
出典・参考:Dino (marque) - Wikipedia(EN)(F2ホモロゲーション規定・フィアット提携・パンフレット文言)/ROSSOautomobili(ディーノブランド誕生の経緯)。
※本記事は市販ロードカー「ディーノ206GT/246GT」を主役に解説しています。同じディーノの名を持つレーシングスポーツカー「ディーノ206S」については後述のコラムで区別して解説します。混同しないようご注意ください。
206GTから246GTへ|アルミからスチール、2.0Lから2.4Lへ
1966年のトリノ・ショーでコンセプトカー「ディーノ206GT スペチアーレ」を発表したフェラーリは、1967年にその市販バージョンとしてディーノ206GTを発売します。ピニンファリーナのデザイナー、アルド・ブロヴァローネとレオナルド・フィオラヴァンティが手がけたボディはスカリエッティが製造。オールアルミ製の軽量ボディに、丸みを帯びた柔らかなラインが特徴で、後の角張った後継モデル「308GT4」とは対照的な、当時のイタリアンスポーツカーらしい流麗さを纏っていました。搭載されたのは1,987ccのアルミ製V6エンジンで、出力は180PS(178bhp)/8,000rpm、トルクは187N·m/6,500rpm。フルアルミボディ・全輪独立懸架・4輪ディスクブレーキという先進装備を備え、ホイールベース2,280〜2,290mm・最高速度235km/hを実現しました。ただし206GTは左ハンドルのみ・全152台という、極めて希少な生産に留まっています。
そして1969年、206GTは大幅なマイナーチェンジを受け、ディーノ246GTへと発展します。もっとも大きな変更は、生産効率が悪くコストも高かったアルミ製ボディを、開口部(ドア・ボンネット・トランク等)を除いてスチール製へと切り替えたこと。これにより車重は乾燥重量で約900kgから約1,080kgへと増加しました。増えた重量に対応するため、エンジンブロックの材質もアルミから鋳鉄へと変更し、あわせて排気量を1,987ccから2,418ccへと拡大。出力は195PS(192bhp)/7,600rpm、トルクは226N·m/5,500rpmまで向上しました(米国仕様は排出ガス規制の影響で175PS程度に抑えられています)。ホイールベースも2,290mmから2,340mmへと53mm延長され、操縦安定性が改善。外観上も、エンジンリッドのベンチレーション(206GTの6本に対し246GTは2列7本)や、燃料キャップの形状変更(露出型からフラップカバー付きへ)など細部が変わっています。
246GTは生産期間中に3世代(Tipo L/Tipo M/Tipo E)に分かれており、1969年8月〜1970年夏のシリーズ1(357台)、1970年〜1971年7月のシリーズ2(507台)、1971年〜1974年7月のシリーズ3(1,431台)という内訳です。そして1971年、タルガトップ仕様の「246GTS」が追加され、1972年〜1974年に1,274台が生産されました。この記事のタイトルにある「Ferrari Dino 246 GT '71」は、まさにGTSが登場した1971年前後の、246GTシリーズ3にあたる年式です。クーペのGTとタルガトップのGTSを合わせた246シリーズ全体の生産台数は3,569台(GT 2,295台+GTS 1,274台)。206GTのわずか152台と比べると、246GTでフェラーリが初めて"量産車"と呼べる規模に到達したことがわかります。
| 項目 | 206GT | 246GT |
|---|---|---|
| 生産期間 | 1967〜1969年 | 1969〜1974年 |
| 生産台数 | 152台(左ハンドルのみ) | 2,295台(GTクーペのみ) |
| 排気量 | 1,987cc | 2,418cc |
| 出力/回転数 | 180PS/8,000rpm | 195PS/7,600rpm |
| トルク/回転数 | 187N·m/6,500rpm | 226N·m/5,500rpm |
| ボディ材質 | アルミ製(オールアルミ) | スチール製(開口部除く) |
| エンジンブロック | アルミ製 | 鋳鉄製 |
| ホイールベース | 2,290mm | 2,340mm |
| 乾燥重量 | 約900kg | 約1,080kg |
| 最高速度 | 235km/h | 235km/h(キープ) |
出典・参考:Dino 206 GT and 246 GT - Wikipedia(EN)(206GT/246GTの詳細スペック・生産台数・世代別内訳)/Supercar Nostalgia(246GT/GTSガイド・シリーズ別生産台数)。
ちなみに、当ブログには246GTの後継にあたる「Ferrari 308 GTB」を扱った記事も別途あります。あちらはピニンファリーナのデザイン言語を受け継ぎつつ、V6からV8エンジンへ、そして「ディーノ」から正式な「フェラーリ」ブランドへと生まれ変わった一台。系譜として合わせて楽しんでいただければと思います(308GTBの詳しい話は本記事では深掘りせず、後述の「ディーノ、その後」コラムで簡潔に触れるにとどめます)。
似て非なる「もうひとつのディーノ」|206Sとの違い
「ディーノ」を名乗るモデルの中には、ディーノ206Sというレーシングスポーツプロトタイプが存在します。これは1966〜1967年にディーノ・ブランドで製造された、鋼管スペースフレームシャシーに、リアミッドシップの1,987cc V6エンジン(約220PS/9,000rpm)を積んだ純粋なレースカー。国際モータースポーツ連盟(CSI)のグループ4スポーツカー・2Lクラスのホモロゲーション取得を目指し、最低50台の生産が求められましたが、イタリア国内の労働争議の影響で実際の生産は18台に留まり、結局「S(スポーツカー)」の公認は取得できませんでした。ライバルの新型ポルシェ906が先にホモロゲーションを取得していたことも響いています。
それでも206Sは戦闘力を発揮し、1966年の世界スポーツカー選手権でP2.0クラス3勝を挙げ、2000cc以下クラスの国際製造者選手権では2位を獲得しています。一方、この記事の主役である市販ロードカーの206GT/246GTには、これほど華々しいレース実績はありません。206GT/246GTは元々ロードカーとして開発された車で、国内選手権やラリーでの控えめなプライベートエントリーはあったものの、本格的な国際レースへの参戦はごくわずか。数少ない例外が1972年のル・マン24時間レースで、北米レーシングチーム(NART/ルイジ・キネッティ主宰)がエントリーした改造246GT(シャシーNo.02678)が総合17位・パフォーマンス指数部門7位で完走した記録です。
つまり、「ディーノはレースで活躍した」というイメージは、正確にはレーシングプロトタイプの206S(や、その発展形の206SP/246S等)の話であり、市販ロードカーの206GT/246GTのレース実績は限定的というのが実情です。両者は同じ「ディーノ」の名とV6エンジンというルーツを共有しながら、生まれも役割もまったく異なる別の車。混同しないよう、ここでしっかり区別しておきましょう。
出典・参考:Dino 206 S - Wikipedia(EN)(206Sの生産台数・レース実績・ホモロゲーション未達成の経緯)/Racing Sports Cars(246GTのル・マン1972年出走記録)。
ディーノ246GTは今いくら?高騰する"ベビーフェラーリ"
ディーノ246GTの中古相場は、近年の旧車市場の中でもとりわけ高騰が話題になっている一台です。米国Hagertyの査定データによれば、コンディション「平均的」の個体で約385,781ドルという評価。過去3年間でHagertyプライスガイドの平均評価額は2倍以上に上昇しており、"フェラーリを名乗らない隠れフェラーリ"としての再評価が進んでいることがうかがえます。
実際のオークション成約例を見ると、2022年6月には1972年式が755,000ドルで落札された記録があります。直近では2026年4月に1972年式が500,000ドルで成約するなど、依然として高値圏での取引が続いています。一方で、状態や個体差によっては121,500ドル程度(2021年7月・1971年式)という成約例もあり、個体差・コンディション・年式による評価の幅が非常に大きいのがこの車の特徴です。現在のレート(1ドル≒162円)で換算すると、平均評価額はおよそ6,250万円、高値圏では1億2,200万円に達する計算になります。
- Hagerty評価額(平均コンディション):約385,781ドル(現在のレートで約6,250万円)
- 過去3年でHagertyプライスガイド平均が2倍以上に上昇
- 高値圏の成約例:755,000ドル(2022年6月・1972年式)、500,000ドル(2026年4月・1972年式)
- 控えめな成約例:121,500ドル(2021年7月・1971年式)
- 総評:個体差・コンディション・年式による評価の幅が非常に大きい
出典・参考:Hagerty Valuation Tools(Dino 246 GT査定データ・過去落札実績)/Magneto Magazine(246GT相場高騰の背景分析)。※為替は現在のレート(2026年7月時点・1ドル≒162円)で換算した目安です。
※相場は時期・状態・走行距離・世代(206GT/246GT/246GTS)・個体のヒストリーで大きく変わります。オークション結果は個体差が非常に大きいため、あくまで参考としてご覧ください。最新の価格・在庫は各中古車ポータル・オークションハウスで必ずご確認ください。
「GT7で惚れて、いつか本物のディーノを」——その前に、いま乗っている愛車の“本当の価値”を知っておきませんか。旧車相場が高騰している今は、手放す側にとっても追い風です。
※査定額・中古相場は車種・年式・走行距離・時期によって変動します。実際の金額は査定でご確認ください。
当時の新車価格|ポルシェ911に並ぶ価格帯だった
ディーノ246GTの新車価格は、米国仕様で14,500ドル程度とされ、これは当時のポルシェ911と肩を並べる価格帯でした。英国市場では1971年時点の希望小売価格が5,485ポンドという記録も残っています。「フェラーリ」を名乗らないブランドでありながら、当時の高級スポーツカー市場の中でも十分にプレミアムな価格設定だったことがわかります。
※当時の日本国内における正規輸入価格については、信頼できる一次資料を確認できませんでした。海外(米国・英国)の当時価格を参考として掲載しています。正確な当時の日本国内価格を知りたい場合は、当時の資料をご確認ください。
グランツーリスモ7のディーノ246GT|スペックと入手方法
グランツーリスモ7には、ディーノ246GTが「Ferrari Dino 246 GT '71」という正式表記で収録されています。エンジン型式表記は「Tipo135CS-246GT」で、実車のエンジン型式をそのまま反映した名称です。
- PP値:439.86(パワー191HP・重量2,381lbs=約1,080kg)
- 駆動方式:MR(ミッドシップ・後輪駆動)
- ゲーム内価格:約343,200Cr
- 入手方法:中古車ディーラー
GT7収録データの重量約1,080kgは、実車246GTの乾燥重量(約1,080kg)とほぼ一致する数値です。191HPというパワーは決して大きくありませんが、PP439.86というレンジは同じくGT7に収録されている後継モデル「Ferrari 308 GTB '75」(PP468.67)よりやや控えめ。軽量なミッドシップボディと素直なハンドリングが持ち味で、V型12気筒のフェラーリとは一味違う、V6ならではの軽快な走りをゲーム内でも味わえる一台です。
出典・参考:kudosprime.com(GT7内データベース・PP値439.86・ゲーム内価格約343,200Cr・入手方法)。
※クレジット価格・PP値・入手条件はゲームのアップデートで変動します。最新はゲーム内でご確認ください。
ハンコンで乗るともっと気持ちいい|機材ガイド
GT7でディーノ246GTをさらに楽しむなら、ハンドルコントローラー(ハンコン)がおすすめです。自分でハンドルを握る感覚は、コントローラーとは別物。軽量ミッドシップボディ+V6 191HP級を操る楽しさが、グッと現実に近づきます。ここでは、GT7を“実車感覚”で楽しむための機材を「まず必須」と「あるとより楽しい」に分けて紹介します。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
📶 オンライン対戦も楽しむなら|回線も“快適”に
GT7の醍醐味のひとつが、世界中のプレイヤーと走れるオンライン対戦です。
でも回線が遅い・不安定だと、ラグで思うように勝負できません。
速くて安定した光回線にしておくと、オンラインがグッと快適になります。
中でも@スマート光は、低遅延の「v6プラス」が無料で使えて、月額も安め。
浮いたぶんをハンコンや機材に回せます。
※料金・条件は変わります。
最新は公式でご確認ください。
また、「携帯と同じ会社で回線もまとめたい」という方には、大手キャリアの光回線もおすすめです。
スマホとのセット割で、毎月の料金がさらにお得になることもあります。
お使いのスマホに合わせてチェックしてみてください。
・ドコモの方 → ドコモ光
・auの方 → auひかり
・ソフトバンクの方 → ソフトバンク光
※特典・料金は時期により変わります。最新は各公式サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る|コスパ比較
① 実車ディーノ246GTを所有・維持する費用
ディーノ246GTは1969〜1974年デビューの旧車で、しかも今や相場高騰中の希少フェラーリ系ブランド車です。
維持費は一般的な旧車よりさらに高めになりがちです(専用部品の希少化、13年超の自動車税重課、専門ショップでの整備が前提になること等)。
年間の目安はこのくらいです。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税(2.4L級・13年超の重課) | 約51,700円 |
| 任意保険(希少車・高額車両保険込み) | 約20〜40万円 |
| 車検(2年分を1年換算・専門ショップ前提) | 約15〜30万円 |
| 整備・部品(希少パーツ・専門知識が必要) | 約40〜100万円 |
| 駐車場・保管(防犯・屋内保管想定) | 約10〜50万円 |
| 燃料・消耗品 | 約15〜25万円 |
| 年間合計(目安) | 約102〜247万円 |
さらに、購入費が6,000万円超(前章の中古相場・平均コンディション基準)かかります。
② GT7で“実車感覚”を味わう機材コスト
一方、GT7でディーノ246GTを「実車感覚」で走らせる機材は買い切り(初期費用のみ)。
一度そろえれば、あとは電気代くらいです。
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| レーシングコックピット(任意) | 約2〜5万円 |
| PS VR2(任意・没入感アップ) | 約7.5万円 |
| 一式(目安) | 初期 約10〜25万円+以降ほぼ0 |
③ コスパ比較の結論
- 実車:初期 6,000万円超 + 毎年 102〜247万円
- ゲーム:初期 10〜25万円 + 以降ほぼ0
ゲーム機材一式は実車のたった1年分の維持費以下でそろい、しかも事故・盗難・天候の心配なし。ハンコン+VRを使えば、191HP級を受け止める軽量ボディの荷重移動まで、かなり実車に近い感覚で走れます。
「いつか本物のディーノを」と思っている人も、それまでの間はGT7で憧れの一台に乗り続けられます。
まずはハンコンから始めるのが、一番コスパよく“実車感覚”に近づく方法です。
さらに没入感を求めるならVRも。
実車のディーノ246GTに触れる|展示・イベント
「50年以上前の希少フェラーリ系なんて、本物を見る機会はないのでは」と思うかもしれませんが、ディーノは博物館展示やクラシックカーイベントで出会えるチャンスがあります。
🏛 フェラーリの公式博物館で|Museo Enzo Ferrari
イタリア・モデナにあるMuseo Enzo Ferrariは、その名の通りエンツォ・フェラーリの功績を称える博物館です。ディーノはエンツォが息子アルフレードを偲んで生み出したブランドという成り立ちから、フェラーリの歴史を語る上で欠かせない一台として、同館や関連する展示企画で紹介されることがあります(常設展示か企画展示かは時期により変わるため、訪問予定がある場合は最新の展示情報を公式サイトでご確認ください)。
🔑 レンタカー・旧車イベント
国内外にはクラシックフェラーリのレンタルサービスや、ディーノを含む旧車ミーティングも存在します。246シリーズは生産台数が3,569台と、当時のフェラーリ系としては比較的多め。旧車イベントや専門店の展示車として出会いやすいモデルのひとつです。利用を検討する場合は、対象個体の年式・仕様(206GT/246GT/246GTS)を事前に確認することをおすすめします。
※レンタル条件・展示状況は変動します。最新は各主催・店舗の公式でご確認ください。
ディーノを見て楽しむ|映像作品・「サーキットの狼」・グッズ
🎬 海外ドラマでの活躍|『協奏曲』のロジャー・ムーア
ディーノ246GTを世界的に有名にした映像作品のひとつが、英国のテレビシリーズ『協奏曲』(原題:The Persuaders!/1971〜1972年放送)です。後に007シリーズでジェームズ・ボンドを演じることになるロジャー・ムーアが演じる貴族探偵ブレット・シンクレアの愛車として、1969年式のディーノ246GT(シリーズ1)が全編を通して頻繁に登場。優雅なアストンマーティンDBSと並走するシーンは、当時の視聴者に強烈な印象を残しました。
🎬 その他の映像作品での登場
ディーノ246GT/246GTSは、IMCDb(Internet Movie Cars Database)によると、その後も数多くの映像作品に登場しています。姉妹モデルの246GTSは、『11ハロウハウス』(1974年)、英ドラマ『ホテル・バビロン』(2006〜2009年)、刑事ドラマ『ロックフォードの事件メモ』(1974〜1980年)、『ハート・トゥ・ハート』、『T.J.フーカー』(1982〜1986年)など、幅広い作品で確認できます。1960〜80年代の欧米ドラマにおいて、ディーノは"スタイリッシュな主人公の愛車"としての定番だったことがうかがえます。
出典・参考:IMCDb.org(Dino 246 GT登場作品一覧)/IMCDb.org(Dino 246 GTS登場作品一覧)。
🇯🇵 サーキットの狼|日本のスーパーカーブームでも一翼を
日本国内では、1970年代のスーパーカーブームを巻き起こした伝説の漫画『サーキットの狼』(池沢さとし作・週刊少年ジャンプ1975年1号〜1979年32号連載)が、ロータス・ヨーロッパやランボルギーニ・カウンタック、そして後継モデルの308GTBなど数々のスーパーカーを世に広めました。ディーノそのものの単独での大々的な登場は裏取りできませんでしたが、同作が牽引したスーパーカーブームの熱狂の中で、当時の少年たちが憧れたフェラーリ系ミッドシップスポーツの系譜に、ディーノも確かに連なっています。
※作中での具体的な登場シーンについては、確認できる一次情報の範囲にとどめて記載しています。
出典・参考:COBBY(サーキットの狼の車種一覧)。
🎁 手元に置いて楽しむ|モデルカー
手元でディーノ246GTを楽しむなら、モデルカーが充実しています。1/24〜1/18スケールのプラモデル・完成品ミニカーは、海外メーカーを中心に複数の製品化実績があり、中古市場でも取引が確認できます。フェラーリファンの間で人気の高いモデルだけに、選択肢は豊富です。
※本文で言及した個別のモデルカー商品は、在庫・取扱い状況の変動が大きいため、購入をご検討の際は各販売店で最新の在庫をご確認ください。
📖 書籍
ディーノについてもっと深掘りしたいなら、開発経緯やアルフレードとの関わり、スペックなどをじっくり解説した専門書籍が国内外で出版されています。フェラーリの歴史書やムック本の中で、ディーノに1章を割いているものも少なくありません。
📣 あなたの「ディーノ目撃情報」募集中!
「他にもこの車がこの作品に出てるよ」「あのイベントで見たよ」という情報があれば、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。みなさんからの情報で、このページをもっと充実させていきます🚗💨
「ディーノ」ブランドはどうなった?跳ね馬エンブレムへの統合
246GTの後継として、1973年には2+2の4シーターモデル「ディーノ308GT4」(V8エンジン搭載)が、そして1975年には246GTの直系後継となる2シーターミッドシップ「308GTB」(当ブログ別記事で詳しく解説)が登場しました。ところが308GT4は当初もディーノブランドで販売されていたものの、1976年5月、フェラーリのエンブレム(跳ね馬)に切り替えられます。背景にあったのは当時のオイルショック(エネルギー危機)。高額な車を「フェラーリ」と名乗らない"聞き慣れないブランド"で売ることに、購入希望者が二の足を踏むケースが増えていたのです。1975年半ば、フェラーリは正規ディーラーに対し、在庫車のディーノバッジを跳ね馬エンブレムへ交換するよう指示を出しました。こうして、エンツォが息子を偲んで作った独立ブランド「ディーノ」の実験は、約9年(1967〜1976年)で幕を閉じたのです。
出典・参考:Ferrari GT4 - Wikipedia(EN)(1976年5月のフェラーリバッジ化・オイルショックとの関連)。
ちなみに、当ブログの「Ferrari 308 GTB」記事でも触れているとおり、246GTの正式な後継である308GTBは、デビュー当初から「フェラーリ」ブランドとして売り出されました。ディーノというブランド名そのものが消えた後も、V6からV8へと進化したそのDNA——ミッドシップ2シーターというレイアウトや、ピニンファリーナが手がける流麗なデザイン言語——は、308・328・348・F355・360モデナ……と続く、フェラーリのミッドシップV8系譜にしっかりと受け継がれています。「ディーノ」という名前は消えても、アルフレードが遺したV6・V8エンジンの血脈と、独立ブランドという大胆な挑戦は、今もフェラーリの歴史に刻まれ続けています。
Ferrari Dino 246 GTのよくある質問
Q. 「ディーノ」とは、どういう意味ですか?
A. フェラーリ創業者エンツォ・フェラーリの長男アルフレード・フェラーリ(1932〜1956年)の愛称です。「アルフレディーノ(小さなアルフレード)」が縮まって「ディーノ」に。24歳の若さで病没した彼が病床で提案したV6エンジンの開発が、この車名の由来になっています。
Q. なぜ「フェラーリ」を名乗らず「ディーノ」ブランドとして売られたのですか?
A. 当時のフェラーリはV型12気筒を看板とするブランドで、V6を積む下位モデルにまでその名前を冠すると格式・希少性が薄まると判断されたためです。加えてF2用エンジンのホモロゲーション(年500基の生産要件)をフィアットとの提携でクリアする事情もありました。
Q. 206GTと246GTの違いは何ですか?
A. 206GTは1967〜1969年生産・全152台・オールアルミボディ・1,987ccエンジン。246GTは1969〜1974年生産・2,295台・開口部以外スチール製ボディ・2,418ccエンジンです。246GTでホイールベースも53mm延長されています。
Q. ディーノはレースで活躍しましたか?
A. レーシングプロトタイプの「ディーノ206S」(1966〜1967年・18台のみ生産)は1966年の世界スポーツカー選手権でクラス3勝を記録しています。ただし本記事の主役である市販ロードカー206GT/246GTのレース実績はごくわずかで、1972年ル・マンでの完走記録が数少ない例です。混同しないようご注意ください。
Q. ディーノ246GTの中古相場はいくらですか?
A. 米国Hagertyの査定で平均コンディション約385,781ドル(現在のレートで約6,250万円)です。過去3年で評価額が2倍以上に高騰しており、2022年6月には755,000ドル、2026年4月にも500,000ドルで成約した実績があります。個体差が大きいため、最新は各オークションハウス・中古車ポータルでご確認ください。
Q. グランツーリスモ7でディーノ246GTに乗れますか?
A. 乗れます。「Ferrari Dino 246 GT '71」として収録されており、中古車ディーラーで購入できます(収録内容・価格はアップデートで変動します)。
Q. ディーノと後継の308GTBはどう違いますか?
A. ディーノはV6エンジン・「フェラーリ」を名乗らない独立ブランドでした。1975年登場の308GTBは、同じミッドシップ2シーターレイアウトを受け継ぎつつ、V8エンジン・正式な「フェラーリ」ブランドとして生まれ変わっています。
ディーノ246GTは「息子が遺したV6」が生んだ孤高の名車
Ferrari Dino 246 GTは、エンツォ・フェラーリが24歳で失った長男アルフレード(愛称"ディーノ")を偲び、彼が病床で遺したV6エンジンの構想から生まれた、フェラーリ初のミッドシップ量産ロードカーです。あえて「フェラーリ」を名乗らず独立ブランドとして売り出されたその姿は、当時のブランド戦略の大胆さを物語ると同時に、息子への深い追悼の想いも感じさせます。206GTのオールアルミボディから246GTのスチールボディ・2.4L化への進化、レーシングプロトタイプ206Sとの明確な違い——技術的にも歴史的にも見どころの多いモデルですが、近年は"隠れフェラーリ"としての再評価が進み、相場は数年で2倍以上に高騰しています。
実車は高騰する相場ゆえに数千万円という高い壁がありますが、グランツーリスモ7なら「Ferrari Dino 246 GT '71」としてそのまま収録されており、維持費を気にせず"アルフレードが遺した名車"のステアリングを握れます。展示で出会うならMuseo Enzo Ferrariのようなフェラーリ公式博物館、見て楽しむならロジャー・ムーア主演『協奏曲』のワンシーンも味わい深いポイントです。
ゲームで惚れて、いつか本物に――その入り口として、ディーノ246GTは"フェラーリの原点にして異端"というユニークな魅力を持つ一台です。もし「実車を」と思ったら、まずはいま乗っている愛車の価値を調べることから始めてみてください。
フェラーリMR系の兄弟モデルもチェック
🎮 あわせて読みたい【GT7の楽しみ方】走る・見る・撮るGT7は走るだけじゃない。「見る・撮る」も含めた楽しみ方をシニア視点で完全ガイド。













