
トヨタ RAV4 Adventure '20は、GT7の収録車種一覧で、クロスオーバーSUVという市場を切り拓いた車として紹介されている1台です。
GT7上のカテゴリーはGr.N、駆動方式は4WD、エンジンは自然吸気(NA)の直列4気筒で、最高出力は171PS。ターボでもハイブリッドでもない、素のガソリンエンジンとCVTの組み合わせでGT7に収録されています。
この車の主役は、馬力の数字でも希少性でもなく「4WDのSUV」という枠そのものを作った実績です。RAVという車名はRecreational Active Vehicleの頭文字で、4は4WDを指します。乗用車のモノコックにオンロード寄りの4WDを載せるという組み合わせは1994年の初代が持ち込んだもので、当時はまだ名前のなかったジャンルでした。
この記事で扱うAdventureは、5代目RAV4のなかでもオフロード側の装備を積み増した専用グレードです。トヨタが「世界初」とした新開発の4WDシステムを積み、専用の外装パーツと19インチホイールをまとった1台になります。GT7には2025年9月24日配信のアップデート1.63で追加されました。
派手さでは目立たない車ですが、クロスオーバーSUVというジャンルそのものを作った初代の系譜にあり、実車とGT7の両方で数字を突き合わせるとその成り立ちがよく見えてきます。
この記事では、実車Adventureの成り立ちとスペック、GT7上での位置づけとPP、機材との相性、中古相場、実車に触れる方法までを順番に見ていきます。数字は、GT7の収録車種一覧と公式アップデート情報、トヨタの公式発表、中古車情報サイトの実データをもとにしています。
※収録内容はアップデートで変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。
「ライトクロカン」という枠を作った初代から、専用グレードのAdventureへ
RAV4というと、いまでこそ各社がしのぎを削るクロスオーバーSUVの1台に見えます。
ですが登場した当時、この乗り味と体格の組み合わせを持つ車はほとんどありませんでした。初代からAdventureまでの歩みをたどると、なぜこの車が元祖と呼ばれるのかが見えてきます。
①|モノコックの4WDという、新しいジャンルを切り拓いた初代
初代RAV4は1994年5月に発売されました。
車名のRAVはRecreational Active Vehicle(レクリエーショナル・アクティブ・ビークル)の頭文字で、4は4WDを意味します。それまでのオフロード車がラダーフレームを使う本格クロカンだったのに対し、RAV4は乗用車と同じモノコックボディにオンロード性能を重視した4WDを組み合わせました。この作り方が「ライトクロカン」という新しいジャンルを生んだとされています。
②|3年の空白を経て日本へ帰ってきた5代目
RAV4には、日本で買えなかった時期があります。
2013年に登場した4代目は日本市場に導入されず、3代目の国内販売も2016年に終わっていました。5代目が日本で発売されるまで、国内には約3年の空白があったことになります。
その5代目の日本発売日は2019年4月10日です。
デザインコンセプトには「Adventure & Refined」、造形テーマには「クロスオクタゴン」という言葉が掲げられました。角を立てた武骨な面構成と、乗用車としての質感を両立させる狙いがうかがえる名づけです。3年の空白を経て帰ってきただけに、単なるモデルチェンジではなく、デザインの方向性から仕切り直した1台という位置づけだったことがうかがえます。
③|Adventureは、オフロード色を強めた専用グレード
5代目RAV4のグレード構成のなかで、Adventureはオフロード側の装備を積み増した専用グレードにあたります。
GT7の公式解説でも、専用フロントグリルとスキッドプレート風のバンパー、19インチタイヤを備えたグレードとして紹介されています。
実車側の専用装備は、公表されているものだけでも次のとおりです。
- 専用フロントグリル
- 大型フロントスキッドプレート
- 専用フロントバンパー
- 専用フロントフォグランプベゼル
- 専用19インチアルミホイール
- 大径ホイールアーチモール
- ツートーンカラーの設定
スキッドプレート風のバンパーやフォグランプ周りの意匠は見た目だけの変更に見えますが、大径のホイールアーチモールと19インチという足回りは、悪路での取り回しと存在感の両方に効いてくる部分です。
専用グリルとバンパーで武骨さを見せつつ、ボディカラーはツートーンという選択肢も用意する。実用一辺倒ではなく、街乗りでの見え方まで考えたグレード構成になっています。
④|世界初とうたわれた「ダイナミックトルクベクタリングAWD」
Adventureの心臓部にあたるのは、M20A-FKS型の2.0L直列4気筒エンジンです。
最高出力126kW(171PS)/6,600rpm、最大トルク207N・m(21.1kgf・m)/4,800rpmを発生し、組み合わされるのはDirect Shift-CVTです。過給機もハイブリッド機構も持たない、素のガソリンエンジンになります。
この5代目RAV4が導入したのが、トヨタが「世界初」とした新開発の4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」です。
後輪へのトルクを左右で独立して制御し、旋回性能を高めるという仕組みで、旋回時は外側の後輪により多くのトルクを配分します。あわせて、4WDが不要と判断した場面では後輪へ動力を伝える駆動系そのものを切り離すディスコネクト機構も備えています。
燃費に効くディスコネクト機構と、旋回性能に効くトルクベクタリングを1つのシステムで両立させている点が、この4WDの特徴と言えます。
⑤|数字で見るAdventure(4WD)の諸元
実車Adventure(4WD)の主要諸元をまとめます。
ホイールベース2,690mm、最小回転半径5.7mという数字は、悪路での走破性と街中での取り回しやすさを両立させるための設計値です。全長4,610mmという体格に対してホイールベースを長めに取ることで、走行安定性を確保する狙いがうかがえます。
| 項目 | RAV4 Adventure(4WD) |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,610×1,865×1,690 mm |
| ホイールベース | 2,690 mm |
| 車両重量 | 1,630 kg |
| 最小回転半径 | 5.7 m |
| エンジン | M20A-FKS型 2.0L直4(NA) |
| 最高出力・最大トルク | 171PS/6,600rpm・21.1kgf・m/4,800rpm |
| トランスミッション | Direct Shift-CVT |
| 駆動方式 | ダイナミックトルクベクタリングAWD |
| WLTCモード燃費 | 15.2 km/L |
| 発売時価格 | 313万7,400円(税込) |
参考までに、同時発売の他グレードの価格も並べておきます。2WDのXが260万8,200円、4WDのハイブリッド最上位となるHYBRID Gが381万7,800円です。
Adventureはガソリン4WDのなかでも装備を積み増した位置づけで、ハイブリッドより手前、標準グレードより上という価格帯に収まります。
⑥|受賞と、累計1,000万台という実績
5代目RAV4は、発売の年に「2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
そして2020年4月、トヨタ欧州は初代の登場から26年で世界累計販売1,000万台を達成したと発表しました。1994年に切り拓いた市場が、四半世紀を経てここまでの規模に育ったことになります。
⑦|1台の成功が、市場そのものを作った
1994年の登場時点で、RAV4と同じ体格・同じ狙いを持つ車はほとんどありませんでした。
「乗用車の骨格に本格的な4WDを載せる」という組み合わせが特別だった時代から、いまではほぼすべての自動車メーカーが同じ考え方のクロスオーバーSUVを主力に据える時代になっています。
初代から26年で世界累計1,000万台という数字は、1台の車の実績であると同時に、RAV4が切り拓いたジャンルそのものが市場としてどれだけ育ったかを映す数字でもあります。
5代目のAdventureは、その積み重ねの上に専用グレードとして追加された1台という位置づけになります。
アップデート1.63で加わった、Gr.NのAWD SUV
トヨタ RAV4 Adventure '20は、GT7において比較的新しい収録車です。
過給機もハイブリッドも持たない、素のガソリンエンジンとCVTのSUVがどういう形でゲームに収まっているのかを見ていきます。
GT7上のスペック
| 項目 | GT7上の数値 |
|---|---|
| カテゴリー | Gr.N |
| PP | 372.97 |
| 総排気量 | 1,986 cc |
| 駆動方式 | 4WD |
| 吸気形式 | NA(自然吸気) |
| 最高出力 | 171 PS/6,600rpm |
| 最大トルク | 21.1 kgf・m/4,800rpm |
| 車重 | 1,630 kg |
| 全長×全幅×全高 | 4,610×1,865×1,690 mm |
| 入手方法 | ブランドセントラル |
実車の諸元とほぼ同じ数字が並んでいます。
車重1,630kg、全長×全幅×全高4,610×1,865×1,690mm、171PS・21.1kgf・mという出力・トルクは、実車のカタログ値とそのまま一致します。GT7の収録車のなかでも、実車との数値差がほとんど見当たらない1台です。
2025年9月のアップデート1.63で追加された
この車が追加されたのは、2025年9月24日に配信されたアップデート1.63です。
このアップデートでは、新規収録車種として次の5台が追加されました。
- トヨタ RAV4 Adventure '20
- トヨタ ランドクルーザー FJ40V '74
- ヒョンデ エラントラ N '23
- MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R '25
- オペル コルサ GSE ビジョン グランツーリスモ
同じ更新で、1970年代のランドクルーザーであるFJ40V '74も収録されました。
年代も駆動方式も違う2台のトヨタ4WD車が、同じタイミングでGT7にやってきたことになります。5台の顔ぶれを見ても、メーカーもボディタイプもばらばらで、1回のアップデートのなかで性格の違う車がまとめて増えたことが分かります。
入手方法はブランドセントラルで、公式の告知でもそのように案内されています。
価格については公式の収録車種一覧に金額の記載がなく、攻略データベース(GTDB)では目安として約33,000Crと記録されています。実機での正確な金額は、ブランドセントラルの表示で確認してください。
PPは372.97、資料によってはわずかに違う
GT7の公式収録車種一覧に載るPPは372.97です。
一方、攻略データベース(GTDB)では372.01という数値が記録されており、コンマ以下ではなく1近い差があります。
PPはアップデートで算出が見直されることがあるため、集計のタイミングが違えば同じ車でも数値がずれることがあります。
この記事の372.97は公式の収録車種一覧の値です。実際にレースへエントリーする際は、実機の表示で確認するのが確実です。
Gr.Nという置き場所と、GT7の他のSUVたち
GT7でのカテゴリーはGr.Nです。
ロードカーそのままの性能で走るクラスで、改造の激しいGr.3やGr.4とは別の枠に置かれています。市販車の素性がそのまま出やすいクラスであるぶん、実車の諸元を理解していることが走らせ方の手がかりになりやすいカテゴリーでもあります。
GT7に収録されているSUV・クロスオーバー系の車には、ほかに次のような車種があります。
- トヨタ C-HR S '18
- トヨタ ランドクルーザー FJ40V '74
- ランボルギーニ ウルス '18
- スズキ ジムニー XC '18
ミニバンまで枠を広げるとアルファードも同じ実用車の系統に入ります。
本格クロカンのランドクルーザー、超高級SUVのウルス、軽の本格オフローダーであるジムニーXCと並べると、RAV4 Adventureはいちばん等身大に近いガソリンSUVという位置づけになります。価格も体格も、普段使いの延長線上でイメージしやすい1台です。
チューニングは標準的なガソリン4WD車の範囲
攻略データベースやGT7の公式収録車種一覧には、特殊なチューニング制限は記載されていません。
エンジン・足回り・駆動系とも、一般的なガソリン4WD車として扱えるという前提で問題なさそうです。細かな制限の有無は、実機のチューニング画面で確認してください。
171PSと1,630kg、数字で見る立ち位置
GT7の公式収録車種一覧が示す171PS・1,630kgという2つの数字を単純に割ると、1トンあたり約105PSという値になります。
これはスポーツカーのような数値ではなく、あくまで実用車としての標準的な範囲に収まる計算結果です。PP372.97というクラスも、この馬力と車重のバランスから導かれています。
Gr.Nは改造前提のGr.3やGr.4と違い、ロードカーの性能をほぼそのまま持ち込んで走るクラスです。
171PSというカタログどおりの出力、1,630kgというカタログどおりの車重で走るからこそ、実車のAdventureが持つ性格がゲームの中でも比較的素直に出やすいと言えます。
171PSのNAと4WDを、どう走らせるか
RAV4 Adventureは、PP372.97というクラスに収まる、171PSのNAエンジンと4WDを組み合わせた1台です。
過給機を持たないぶん、パワーバンドの使い方と4WDの安定感をどう活かすかが走らせ方の軸になります。派手な加速や高い最高速で押し切る車ではないため、コーナーの立ち上がりと減速のタイミングを丁寧に積み重ねることがタイム短縮の近道になります。
コツ1|NAエンジンは回転を落としすぎない
最高出力171PSは6,600rpmで発生します。過給機のような低回転からの粘りは持たないため、コーナー立ち上がりで回転を落としすぎると、そこから盛り返すまでに時間がかかります。
コツ2|1,630kgの車重をブレーキで受け止める
SUVらしく車高が高いぶん、姿勢の変化はセダンより大きく出やすい体格です。コーナー手前でしっかり減速し、向きを変えてから踏み直すという手順を丁寧に踏むと破綻しにくくなります。
コツ3|4WDの安定感は、悪天候や荒れた路面で活きる
実車のダイナミックトルクベクタリングAWDがそのまま再現されているかは別として、4WDという駆動方式そのものは雨天や荒れた路面でのグリップに強みがあります。天候が悪化するレースでは、2WD勢より安定した走りを期待しやすい駆動方式です。
コツ4|Gr.NのSUV・実用車枠でレースを組む
C-HR、ランドクルーザー、ジムニーXCなど、性格の異なるSUV・オフローダーが同じGr.N周辺に存在します。車格やPPを揃えて走らせると、SUVというカテゴリーのなかでの得意・不得意が見えてくるはずです。
コツ5|燃費表示を、ペース配分の目安に使う
耐久系のレースやフリー走行では、車内に表示される燃費や残燃料の情報を確認しながら走れます。NAエンジンで無理に高回転を使い続けると燃費は悪化しやすいため、コース攻略が固まってきたら回転域を少し落として燃費を整える、という調整の余地も残されています。
駆動方式ごとの特徴は、まとめ記事でも詳しく解説しています。
🔄 まとめGT7の4WD車まとめRAV4 Adventureも属する、4輪駆動の収録車を比べる棚。 🏭 まとめGT7のトヨタ車まとめハチロクからGRまで、トヨタの収録車をまとめて眺められる棚。CVTのSUVを走らせるなら、ペダルとハンドルから
RAV4 Adventureは、アクセルの踏み方とブレーキのタイミングがそのまま結果に出るタイプの車です。
コントローラーのスティックでも走らせられますが、踏み込む量を自分の足で決められるペダルがあると、この車の重さと姿勢変化がより実感しやすくなります。
ハンドルコントローラーが効くのは、車高の高いSUVならではの理由もあります。
1,630kgの車重に加えて車高があるぶん、コーナーでフロントが逃げはじめる予兆がステアリングに出やすい体格です。その予兆を手元で感じ取れるかどうかで、立ち上がりの姿勢が変わってきます。
一方で、この車に関してはシフターの出番があまり多くありません。
実車のトランスミッションがDirect Shift-CVTであるため、GT7でもエンジン車のような小気味よい段階的変速の再現とは相性がよくないからです。シフターは本来この車では出番が少なく、多段のマニュアルトランスミッションを積んだほかの車で活きる機材になります。とはいえGT7のほかの車では効いてくる機材なので、一覧としては下に挙げておきます。
逆に言えば、この車だけを楽しむのであればハンドルコントローラーへの投資を優先し、シフターは多段変速の車を増やしたタイミングで検討する、という順番でも遅くありません。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、"自分でハンドルを握る"運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は"より実車に近づく"ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフターで手動のギア操作ができ、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
152万円台から、選び方次第で幅の広い中古市場
RAV4は2019年から販売が続く車種で、5代目・Adventureグレードの中古車もまとまった台数が流通しています。
新車価格が313万7,400円だったこの車が、2026年9月24日時点でいくらで取引されているのかを見ていきます。
| サイト | 掲載台数 | 価格帯・平均 |
|---|---|---|
| カーセンサー(RAV4 2.0 アドベンチャー 4WD) | 106台 | 152万円〜529.8万円(平均306.2万円) |
| グーネット(RAV4 アドベンチャー) | 688台 | 78万円〜756.5万円(平均328.1万円) |
カーセンサーでは、RAV4全体の掲載が約3,800台あるなかの106台がAdventureグレードにあたります。
2.0Lガソリン・4WDという条件で絞り込んでの数字です。
グーネットの688台という掲載数は、カーセンサーよりかなり多く見えます。
これは「アドベンチャー」というグレード名だけで集計しているためで、5代目だけでなく6代目のAdventureや、ハイブリッド版のAdventureが混ざっている可能性があります。世代やパワートレインをまたいだ集計である点には注意が必要です。同じグレード名でも中身が違う車が並んでいる、という状態は中古車情報サイトではめずらしくありません。
探すときは、グレード名だけでなく年式と駆動方式(ガソリン4WD)もあわせて確認してください。
この記事で扱っているのは2019年発売の5代目・ガソリン4WDのAdventureで、6代目やハイブリッド版とは別の車になります。
カーセンサーの152万〜529.8万円、グーネットの78万〜756.5万円という価格帯の広さも、年式・走行距離・装備・修復歴の違いをそのまま反映したものです。
同じ「Adventure」でも、初期に登録された走行距離の多い個体と、比較的新しい低走行の個体とでは価格が大きく変わります。専用フロントグリルや19インチアルミなどの外装パーツが劣化なく残っているかどうかも、Adventureらしさを求めるなら確認しておきたいポイントです。
※中古相場は時期・個体の状態・走行距離によって変動します。最新の相場は各中古車情報サイトでご確認ください。
実車を維持する vs ゲームで乗る
① 実車のRAV4 Adventureを維持する場合の年間目安
ガソリン・4WD・2.0Lという構成なので、維持費の費目自体は一般的なSUVと変わりません。
自動車税や燃料代など確度の高い制度・数値をベースに、変動しやすい項目は幅で示します。
| 項目 | 年間の目安 |
|---|---|
| 自動車税種別割(総排気量1.5〜2.0L区分) | 約3.6〜4万円(初回登録の時期で変わる) |
| ガソリン代(WLTCモード15.2km/L・年1万km換算) | 約10〜13万円(燃料単価で変動) |
| 任意保険(車両保険つき・年齢で変動) | 約8〜15万円 |
| 車検・点検(年換算) | 約4〜8万円 |
| タイヤ・消耗品(SUV用・4本) | 約4〜9万円 |
| 駐車場(地域差が大きい) | 約6〜24万円 |
| 年間合計(目安) | 約36〜73万円 |
ガソリン代の欄は、実車のWLTCモード燃費15.2km/Lをもとに計算しています。
年1万km走ると、必要な燃料は約658L。ガソリン価格を1Lあたり155〜200円とすると、年間約10.2〜13.2万円という計算です。
自動車税は総排気量1.5L超2.0L以下の区分で、2019年10月以降に初回登録された車は年額36,000円、それより前に登録された車は39,500円です。5代目は2019年4月に発売されたので、初期の個体は39,500円の側に入ることがあります。
ここに車両の購入費として、中古ならカーセンサーの「2.0 アドベンチャー 4WD」の掲載範囲で約152万〜530万円が乗ります。金額は個体の状態・年式・走行距離で大きく変わるため、あくまで目安として見てください。
任意保険と車検・点検の幅は、年齢・等級・走行距離といった契約者ごとの条件で大きく変わる項目です。
タイヤについても、Adventure専用の19インチというサイズは標準グレードより交換コストが上がりやすい傾向があります。表の金額はあくまで一般的なレンジで、実際の見積もりは保険会社・整備工場で確認してください。
※これらの項目は一般的な目安であり、実際の金額を保証するものではありません。
② GT7で味わう場合の機材コスト
| 機材 | 価格の目安 |
|---|---|
| PS5本体 | 約6.6〜8万円 |
| グランツーリスモ7(ソフト) | 約6,000〜9,000円 |
| 車両購入(ブランドセントラル・目安約33,000Cr) | プレイ内で稼げば実質0円 |
| ハンドルコントローラー(エントリー) | 約2.5〜4万円 |
| 一式(目安) | 初期 約9.7〜13万円+以降ほぼ0 |
この車はDirect Shift-CVTなので、シフターを外して考えても違和感がありません。
ハンドルコントローラーまでで、実車のドライブフィールに近い体験の大部分は再現できます。
③ 結論
- 実車:車両約152万〜530万円(中古・カーセンサーの2.0 アドベンチャー 4WD) + 毎年およそ36〜73万円
- ゲーム:初期約9.7〜13万円 + 以降ほぼ0(車両はゲーム内で入手)
RAV4 Adventureは中古の選択肢が広く、価格帯も幅広い車です。GT7で171PSのNAと4WDの組み合わせを確かめてから、実車の中古車情報を眺めるという順番も無理なく成立します。予算に応じて年式や走行距離を選べる幅の広さは、旧車やEVにはあまりない中古選びの気楽さでもあります。
SUVの中古選びでは、走行距離だけでなく下回りのサビや消耗品の交換履歴も見ておきたいところです。
悪路走行を想定したAdventureだからこそ、実際にどんな使われ方をしてきた個体かは気にしておいて損はありません。街乗り中心だったのか、実際にオフロードを走らせていたのかで、下回りのコンディションは大きく変わってきます。
6代目として、いまも新車で買える強み
この記事で扱ってきた5代目Adventureは、すでに新車での販売を終えています。
ですがRAV4という車種そのものは現行モデルとして販売が続いており、実車に触れる接点は複数あります。
- トヨタ販売店での試乗:現行の6代目RAV4は全国のトヨタ系列店で取り扱われており、店舗で実車を見て試乗を申し込めます
- 中古車購入:カーセンサーで106台、グーネットで688台の掲載があり、年式とグレードを指定して5代目Adventureを探せます
- トヨタ認定中古車:トヨタ自身が扱う中古車の枠組みがあり、保証内容を確認したうえで購入できます
- レンタカー・カーシェア:SUVクラスとしてRAV4を扱う事業者があり、短時間から運転できることがあります
2025年12月17日には、6代目RAV4が日本で発売されました。
最初に発売されたのはハイブリッドの「Z」(490万円)と「Adventure」(450万円、いずれも税込)で、GR SPORTとPHEVは「2025年度内発売予定」とトヨタから発表されています。段階的にグレードを増やしていく発売の仕方は、5代目のときと同じ流れです。
つまり、いま店舗で試乗できるAdventureは6代目・ハイブリッドです。
GT7に入っている5代目・ガソリン4WDのAdventureとは、世代もパワートレインも異なります。「GT7と同じ車に近いものに触れたい」という目的であれば、試乗よりも5代目の中古車を探すほうが近道になります。
※試乗・在庫状況は時期により変わります。最新の情報は各販売店の公式サイトでご確認ください。
ディーラー向けカラーサンプルという、珍しい1台
RAV4のボディは、角を立てた面と太いホイールアーチで構成されています。
「クロスオクタゴン」という造形テーマのとおり、多角形を意識した面の切り替えが特徴で、模型として眺めるとその面構成がよく分かります。
下の商品は、トヨタが特注した1/30スケールのRAV4ミニカー<070>、カラーはホワイトパールクリスタルシャインです。
もともとはディーラー向けのカラーサンプルとして作られたもので、一般に流通する完成品モデルとは出自が異なります。5代目RAV4の形状を再現した1台で、机の上に置いても場所を取らないサイズです。
ディーラー向けに作られた経緯があるぶん、在庫状況によってはお取り寄せになることがあります。
納期はショップでご確認ください。一般販売の完成品モデルとは違う出自を持つ1台だからこそ、コレクションに加える楽しみもある商品です。
※価格・在庫は時期によって変わります。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
登場時のRAV4を、開発の側から読む
RAV4をよく見るSUVとして眺めるだけなら、ここまでの内容でだいたい足ります。
もう一歩踏み込んで、5代目がどういう開発の狙いで作られたのかを知りたくなったら、専門誌のムックが役に立ちます。
下の1冊は、三栄書房の「ニューモデル速報」シリーズ第583弾『新型RAV4のすべて』です。
5代目RAV4の登場にあわせて刊行されたムックで、このシリーズは新型車の開発背景やスペックを1冊にまとめる構成で知られています。
この記事で触れた「ダイナミックトルクベクタリングAWD」や「クロスオクタゴン」といった言葉も、開発陣の意図まで含めて追いたい場合に向いた1冊です。
ゲームと実車、両方の情報を行き来しながら読むと、スペック表の数字1つひとつに意味が見えてきます。
※価格・在庫は時期によって変わります。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
トヨタ RAV4 Adventureのよくある質問
Q. GT7のRAV4 Adventureは、どんな性能の車として収録されていますか?
A. GT7の収録車種一覧では、カテゴリーはGr.N、PPは372.97です。総排気量1,986ccの自然吸気(NA)直4エンジンで、最高出力171PS/6,600rpm・最大トルク21.1kgf・m/4,800rpm、駆動方式は4WD、車重は1,630kgとされています。全長×全幅×全高は4,610×1,865×1,690mmで、実車のカタログ値とほぼ一致します。
Q. GT7のPPが372.97と372.01で違うのはなぜですか?
A. GT7の公式収録車種一覧はPP372.97、攻略データベース(GTDB)は372.01と記録しており、資料によって差があります。PPはアップデートで算出が見直されることがあるため、集計のタイミングによって数値がずれることがあります。実際にレースへ参加する際は、実機の表示で確認するのが確実です。
Q. GT7でRAV4 Adventureはどこで買えますか?いくらですか?
A. ブランドセントラルで購入できます。公式の収録車種一覧に価格の記載はありませんが、攻略データベース(GTDB)では目安として約33,000Crと記録されています。2025年9月24日配信のアップデート1.63で、新規収録5台の1台として追加されました。
Q. 実車のRAV4 Adventureはいつ発売されましたか?
A. 5代目RAV4の日本発売は2019年4月10日です。Adventure(4WD)の発売時価格は313万7,400円(税込)でした。2.0L直4エンジン(M20A-FKS型・171PS)とDirect Shift-CVT、新開発の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を組み合わせたグレードで、発売の年に「2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
Q. ダイナミックトルクベクタリングAWDとはどんな仕組みですか?
A. トヨタが「世界初」とした新開発の4WDシステムです。後輪へのトルクを左右で独立して制御し、旋回時は外側の後輪により多くのトルクを配分することで旋回性能を高めます。あわせて、4WDが不要な場面では後輪への駆動系を切り離すディスコネクト機構も備えています。
Q. RAV4 Adventureの中古相場はどのくらいですか?
A. 2026年9月24日時点で、カーセンサーは「RAV4 2.0 アドベンチャー 4WD」106台の掲載で152万円〜529.8万円(平均306.2万円)、グーネットは「RAV4 アドベンチャー」688台の掲載で78万円〜756.5万円(平均328.1万円)でした。グーネットの集計はグレード名だけで括っているため、世代やパワートレインの違う個体が混ざっている可能性があります。
Q. 5代目のAdventureは、いまも新車で買えますか?
A. 5代目自体はすでに販売を終えています。ただしRAV4という車種は現行モデルとして販売が続いており、2025年12月17日には6代目RAV4が発売されました。最初に発売されたのはハイブリッドの「Z」(490万円)と「Adventure」(450万円、いずれも税込)で、GR SPORTとPHEVは「2025年度内発売予定」とされています。いま店舗で試乗できるAdventureは6代目・ハイブリッドで、GT7に入っている5代目・ガソリン4WDとは世代が異なります。
名前を作った車を、いちばん素直な形で振り返る
- RAV4は1994年5月発売のモノコック4WD。RAVはRecreational Active Vehicleの略で、乗用車の骨格にオンロード寄りの4WDを組み合わせ「ライトクロカン」という新ジャンルを切り拓いた
- 5代目は2019年4月10日に日本発売。4代目は日本未導入で、3代目終了(2016年)から約3年の空白を経ての復活だった
- Adventureはオフロード色を強めた専用グレード。専用グリル・スキッドプレート風バンパー・19インチアルミなど専用装備を持つ
- 2.0L直4NA(171PS)とDirect Shift-CVT、新開発のダイナミックトルクベクタリングAWDを搭載。発売時価格は313万7,400円(税込)
- 発売の年に日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2020年には初代から26年で世界累計1,000万台を達成
- GT7ではGr.N・PP372.97・4WD・1,630kg。2025年9月24日のアップデート1.63でブランドセントラルに追加され、価格は攻略データベースで目安約33,000Cr
- PPは資料によって372.97と372.01に分かれる。アップデートで算出が見直されることがあるため、実機の表示で確認する
- 中古はカーセンサーの2.0 アドベンチャー 4WDで152万〜529.8万円・平均306.2万円(2026年9月24日時点)
RAV4がやってきたことは、突出した性能を競うことではなく、乗用車の骨格に本格的な4WDを組み合わせるという発想を、市場として成立させたことです。
スキッドプレート風のバンパーと19インチホイールをまとったAdventureは、その発想を専用グレードという形でもう一段推し進めた1台になります。
GT7で走らせると、171PSのNAエンジンと1,630kgの車重、そして4WDの安定感が、そのまま素直に出てきます。
飛び抜けた数字を持つ車ではないぶん、ブレーキのタイミングと向き変えの手順が正直にタイムへ反映される1台です。
実車のほうも、いまなお現行車として販売が続いています。
ただし店舗で試乗できるのは6代目・ハイブリッドで、GT7に入っている5代目・ガソリン4WDとは世代が違います。ゲームと近い仕様に触れたければ、5代目Adventureの中古車を探すことになります。
GT7のSUV・実用車の系統のなかで、RAV4 Adventureはいちばん量産車らしい等身大のガソリン4WDです。
ランドクルーザーやウルス、ジムニーXCと並べて走らせると、同じ「4WDのSUV」というくくりのなかにも性格の違いがあることが分かります。
1994年の初代が持ち込んだ「乗用車の骨格に4WDを載せる」という発想は、いまや珍しくも何ともない当たり前の作り方になりました。
その当たり前を作った側の1台に、GT7というゲームの中で改めて触れてみるのも悪くありません。
数字だけを追うと地味に見えるかもしれませんが、171PS・1,630kg・4WDという組み合わせは、日常の足として設計された車がGT7でどう走るかを試すのにちょうどよい題材です。
スーパーカーとは違う楽しみ方として、実用車のPP372.97クラスをじっくり攻略してみるのもGT7の遊び方の1つです。









