
グランツーリスモ7に収録されている軽自動車は、市販車で7台。
この7台を並べて最初に目に入るのは、駆動方式の欄が4つに割れていることです。MR・FR・FF・4WDが、660ccという同じ枠のなかに全部そろっています。
メーカー別のまとめでは、まず起きないそろい方です。ダッジの8台は全部がFR、スバルの7台は4WDとFRの2つだけでした。軽自動車という枠は、排気量をそろえたぶん、それ以外の作りが逆にばらけています。
※このページで扱うのは市販車の7台です。Vision Gran Turismoの「コペン RJ VGT」は最後に別枠で扱います。数値はGT7公式の収録車種一覧(2026年8月時点)から採りました。収録内容はアップデートで変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。
軽自動車7台は、駆動方式で4つに割れる
まず7台の全体像です。PPの高い順に並べました。
| 車名 | PP | 駆動 | 出力 | 車重 | 吸気 |
|---|---|---|---|---|---|
| ホンダ S660 '15 | 367.38 | MR | 64PS | 830kg | ターボ |
| ホンダ ビート '91 | 325.68 | MR | 64PS | 760kg | 自然吸気 |
| スズキ カプチーノ '91 | 319.89 | FR | 63PS | 700kg | ターボ |
| ダイハツ コペン '02 | 311.61 | FF | 63PS | 830kg | ターボ |
| ホンダ N-ONE RS '22 | 310.92 | FF | 64PS | 840kg | ターボ |
| スズキ ジムニー XC '18 | 261.30 | 4WD | 64PS | 1,030kg | ターボ |
| スズキ キャリイ KC '12 | 233.52 | FR | 48PS | 710kg | 自然吸気 |
項目ごとに数え直すと、割れ方の中身がはっきりします。
| 項目 | 内訳 |
|---|---|
| 駆動方式 | MR2台・FR2台・FF2台・4WD1台。4方式が全部そろう |
| 排気量 | 656〜659cc。7台とも軽の上限660ccのすぐ下に収まる |
| 吸気 | ターボ5台・自然吸気2台。自然吸気はビートとキャリイだけ |
| 最高出力 | 64PSが4台・63PSが2台・48PSが1台。上は横並び |
| 車重 | 700〜1,030kg。差は330kgで、いちばん軽い車の半分近い |
| PP | 233.52〜367.38。7台とも400に届かない |
| メーカー | ホンダ3台・スズキ3台・ダイハツ1台。トヨタ・日産・マツダ・三菱・スバルは0台 |
最後の行が、軽自動車まとめの前提になります。
GT7にはトヨタが45台、日産が37台入っていますが、そのなかに軽自動車は1台もありません。マツダの23台にもオートザム AZ-1は入っておらず、三菱14台・スバル16台にも軽はありません。GT7の軽自動車は、ホンダ・スズキ・ダイハツの3社だけで作られています。
660ccだけで、駆動方式が4つそろう
7台しかないのに、駆動方式は4つあります。
台数の多いメーカーのまとめでも、ここまで散ることはあまりありません。
| 駆動方式 | 台数 | 該当する車 |
|---|---|---|
| MR(ミッドシップ) | 2台 | ビート '91・S660 '15 |
| FR(後輪駆動) | 2台 | カプチーノ '91・キャリイ KC '12 |
| FF(前輪駆動) | 2台 | コペン '02・N-ONE RS '22 |
| 4WD | 1台 | ジムニー XC '18 |
ミッドシップの軽が2台もある理由
ビート と S660 は、どちらも座席の後ろにエンジンを積むミッドシップです。
ホンダが24年の間をあけて2度作った、同じ考え方の車になります。
軽自動車は全長が3,400mm以下と決まっています。そのなかで前後の重さを釣り合わせようとすると、エンジンを真ん中に置くのが早い。GT7の数値でも、ビートは760kg、S660は830kgで、どちらも7台の平均より軽い部類に入ります。
ただし2台の中身は別物です。ビートは自然吸気で64PSを8,000rpmで出し、S660はターボで64PSを7,000rpmで出します。同じ64PSでも、そこへ行き着くまでの回し方が違います。
FRの2台は、性格が正反対
カプチーノ は、前にエンジンを積んで後輪を回す2シーターオープンです。700kgは7台でいちばん軽く、前後の重さの釣り合いも取れています。
もう1台のFRがキャリイです。軽トラックは、荷台の下に後輪、運転席の下にエンジンを置くので、駆動方式の欄はカプチーノと同じFRになります。ただし全高は1,790mmで、カプチーノの1,185mmより600mm高い。同じ表記でも、走らせたときの感触はまったく違います。
4WDが1台しかない
4WDは ジムニー XC の1台だけです。
7台のなかで唯一1トンを超え(1,030kg)、全高も1,725mmと高い。軽自動車のなかでは重い部類ですが、ラダーフレームと前後リジッドアクスルという作りは、この7台でこの車だけが持っています。
3,295mmと3,395mm。7台は寸法で2つに割れる
7台の全長を並べると、3,295mmが2台、3,395mmが5台で、ちょうど100mm違う2つの群になります。全幅も1,395mmと1,475mmで、80mm違います。
| 車名 | 全長 | 全幅 | 全高 |
|---|---|---|---|
| ビート '91 | 3,295mm | 1,395mm | 1,175mm |
| カプチーノ '91 | 3,295mm | 1,395mm | 1,185mm |
| コペン '02 | 3,395mm | 1,475mm | 1,245mm |
| キャリイ KC '12 | 3,395mm | 1,475mm | 1,790mm |
| S660 '15 | 3,395mm | 1,475mm | 1,180mm |
| ジムニー XC '18 | 3,395mm | 1,475mm | 1,725mm |
| N-ONE RS '22 | 3,395mm | 1,475mm | 1,545mm |
この段差は偶然ではありません。軽自動車の寸法の上限が、1998年10月に変わっています。
| 時期 | 全長 | 全幅 | 排気量 |
|---|---|---|---|
| 1990年1月〜1998年9月 | 3,300mm以下 | 1,400mm以下 | 660cc以下 |
| 1998年10月〜現在 | 3,400mm以下 | 1,480mm以下 | 660cc以下 |
1991年生まれのビートとカプチーノは古い枠、2002年以降の5台は新しい枠で作られています。どちらのグループも、上限の5mm手前でぴたりと止まっているのが数字を並べると見えてきます。
全高だけは自由度があります。上限が2,000mmと余裕があるためで、実際に7台は1,175mmのビートから1,790mmのキャリイまで615mm開いています。長さと幅が固定されている以上、増やせるのは高さだけ。軽自動車に背の高い車が多いのは、この事情が効いています。
出力は横並び。差がつくのは重さと駆動方式
7台の最高出力を並べると、64PSが4台、63PSが2台と、上のほうにきれいに詰まっています。
軽自動車の最高出力は、メーカー各社が64PSに抑えるという申し合わせ(自主規制)があるとされてきました。法律で決まっているものではありませんが、1991年のビートも2022年のN-ONE RSも64PSで、31年間この上限が動いていないことが数字から読み取れます。
出力がそろっているので、走らせたときの差は別のところから出ます。1PSあたりの重さを計算すると、順番が入れ替わります。
| 車名 | 車重 | 出力 | 1PSあたり |
|---|---|---|---|
| カプチーノ '91 | 700kg | 63PS | 約11.1kg |
| ビート '91 | 760kg | 64PS | 約11.9kg |
| S660 '15 | 830kg | 64PS | 約13.0kg |
| N-ONE RS '22 | 840kg | 64PS | 約13.1kg |
| コペン '02 | 830kg | 63PS | 約13.2kg |
| キャリイ KC '12 | 710kg | 48PS | 約14.8kg |
| ジムニー XC '18 | 1,030kg | 64PS | 約16.1kg |
PPが最も高いS660は、いちばん軽い車ではない
1PSあたりの重さではカプチーノの11.1kgが最も有利ですが、PPの順位はS660が367.38で1位、カプチーノは319.89で3位です。47.49の差がついています。
PPは出力と車重だけで決まる数値ではありません。タイヤ・トルクの出方・空力なども含めて計算されます。1991年のカプチーノと2015年のS660では、装着するタイヤの区分が違うことが、この差の一因と考えられます。
軽スポーツ4台|屋根が開く3台と、開かない1台
7台のうち4台は、走ることを目的に作られた軽です。そのうち3台はオープンカーで、屋根が開かないのはN-ONE RSだけになります。
ホンダ ビート '91|7台で唯一の自然吸気スポーツ
ビート は1991年に登場したミッドシップの2シーターオープンです。656ccの自然吸気で64PSを8,000rpmまで回して出します。7台のなかで最も高い回転数です。
トルクは6.0kgfmで7台の最小。低い回転では前に出ないぶん、上まで回し切ったときの伸びが体感しやすい作りになっています。GT7でも、シフトアップを我慢して引っ張るほど速く走れる車です。
車重760kgに対してPPは325.68。自然吸気のままここまでPPが出ているのは、7台でこの1台だけです。
スズキ カプチーノ '91|700kgは7台で最軽量
カプチーノ は、ビートと同じ1991年に出たFRの2シーターオープンです。車重700kgは7台のなかで最も軽い数字で、次に軽いキャリイ(710kg)とは10kg差しかありません。
GT7の解説文では「軽自動車規格で最もパワフルな64PS仕様」と書かれていますが、スペック表の最高出力は63PSと表示されます。この食い違いについて公式の説明は見つかりませんでした。ここでは表の数字を基準に扱っています。
前後の重量配分は51対49とされます。FRで、軽くて、前後が釣り合っているという3つがそろう車は、7台でこの1台だけです。
ダイハツ コペン '02|電動で屋根が開く
コペン は2002年に出たFFのオープンです。軽自動車で初めて電動開閉の金属屋根を載せた車として知られています。
屋根の機構を積んだぶん車重は830kgとカプチーノより130kg重くなりました。そのかわりトルクは11.2kgfmで、7台のなかで最大です。3,000rpmで出るので、低い回転から前に出ます。
駆動方式はFF。この7台のなかでは、コペンとN-ONE RSだけが前輪で引っ張ります。
ホンダ S660 '15|7台でPPが最も高い
S660 は2015年に出たミッドシップのオープンです。ビートから24年あいて、ホンダが同じ配置で作り直した1台になります。
ターボで64PSを7,000rpmで出し、トルクは10.6kgfmを2,500rpmで出します。ビートが8,000rpmで6.0kgfmだったのに対し、S660は半分以下の回転数で倍近いトルクを出すという違いです。
PP367.38は7台の最高値。2位のビートとは41.70の差があり、この7台のなかでは頭ひとつ抜けています。
道具として作られた3台|4WD・軽トラ・6速MT
残る3台は、走ること以外の目的を持って作られた車です。ただし3台とも、走らせると別の顔が出てきます。
スズキ ジムニー XC '18|7台で唯一の4WD
ジムニー XC は、ラダーフレームに前後リジッドアクスルという、悪路のための作りを持つ軽です。1970年の初代から一貫してこの構成を守っています。
車重1,030kgは7台で唯一の1トン超え。全高1,725mmも高いほうから2番目です。重くて背が高いので、舗装路のコーナーでは車体が傾きます。PP261.30という数字も、その走り方を反映したものです。
ただしダート系のイベントに持ち込むと立場が変わります。4輪すべてに駆動がかかるのは、この7台でジムニーだけだからです。
スズキ キャリイ KC '12|PP233.52の軽トラック
キャリイは1961年から続く軽トラックで、GT7に入っているのは10代目(2012年仕様)です。48PS・6.3kgfmは7台で最も低い数字で、PPも233.52で最下位になります。
この車を面白くしているのは710kgという車重です。カプチーノの700kgに10kg足しただけで、荷台つきの実用車としてはかなり軽い。出力は少ないのに、動きは思ったより軽快という、この7台では他にない組み合わせになっています。
個別の記事はまだ用意できていません。
ホンダ N-ONE RS '22|軽で初のFFターボ+6速MT
N-ONE RSは、ホンダ初の軽乗用車N360をモチーフにした車の2代目です。スポーツグレードのRSは、軽自動車で初めてFFターボと6速マニュアルを組み合わせたとされています。
S660と同じようにギア比を詰め、2速と3速には容量の大きいシンクロを入れています。64PS・10.6kgfmはS660と同じ数値ですが、車重は840kgで10kg重く、PPは310.92でS660より56.46低くなります。
全高1,545mmで、屋根も開きません。4人乗れる箱の形をしたまま、中身だけスポーツに寄せたのがこの車の立ち位置です。個別の記事はまだ用意できていません。
7台をどの順番で走らせるか
駆動方式が4つそろっているので、この7台だけで駆動方式の違いをひととおり体験できます。順番をつけるなら次のようになります。
| 順番 | 車 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 1 | コペン '02(FF) | 前輪で引っ張る感触。7台で最大のトルクが低い回転から出るので扱いやすい |
| 2 | カプチーノ '91(FR) | 後輪で押す感触。700kgと軽いので、動きの変化がそのまま伝わる |
| 3 | ビート '91(MR) | 真ん中にエンジンがある回頭。自然吸気なので回転を落とさない走り方が要る |
| 4 | S660 '15(MR) | 同じMRで、ターボと現代のタイヤが加わるとどう変わるか |
| 5 | ジムニー XC '18(4WD) | 4輪に駆動がかかる安心感と、背の高さによる傾き |
N-ONE RSとキャリイは、この5台を走らせたあとに乗ると違いが分かりやすくなります。N-ONE RSはコペンとの比較でFFの中の差が見え、キャリイは48PSしかない車がどう走るかを知るのに向いています。
※GT7のクレジット価格は、レジェンドカーと中古車については実車の相場に連動して動きます。ディーラーの品揃えも入れ替わるため、この記事では価格を固定の数字で書いていません。最新の金額はゲーム内でご確認ください。
軽自動車は、操作の粗さが表に出やすい
7台とも出力が48〜64PSしかありません。速度が出ないぶん、コーナーでの操作の粗さがそのまま結果に出ます。
大排気量の車なら、多少ラインを外してもアクセルで取り返せます。軽自動車にはその余力がありません。ハンドルを切る量と、アクセルを開ける速さを、細かく調整できるかどうかで1周が変わります。
とくにビートは自然吸気で、トルクが6.0kgfmしかありません。1回シフトを間違えると回転が落ちて、立ち上がりで前に出なくなります。この「回転を落とさない」という操作は、コントローラーのスティックよりハンドルとペダルのほうが作りやすい部分です。
700〜1,030kgという軽さも効いてきます。車が軽いと、路面の変化に対する反応が速い。その反応をハンドル越しに受け取れると、修正が一段早くなります。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、"自分でハンドルを握る"運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は"より実車に近づく"ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
660ccのまま149PS。コペン RJ VGTだけ別の世界にいる
市販車7台のほかに、GT7の軽自動車にはVision Gran Turismoが1台あります。ダイハツ コペン RJ ビジョン グランツーリスモです。
| 項目 | コペン RJ VGT | 市販の7台 |
|---|---|---|
| 排気量 | 660cc | 656〜659cc |
| 最高出力 | 149PS | 48〜64PS |
| 最大トルク | 20.6kgfm | 6.0〜11.2kgfm |
| 車重 | 600kg | 700〜1,030kg |
| PP | 508.18 | 233.52〜367.38 |
| 全長×全幅 | 3,542×1,534mm | 3,295〜3,395×1,395〜1,475mm |
数字の開きが大きい1台です。149PSは市販車最高の64PSの2.3倍、600kgは最軽量のカプチーノよりさらに100kg軽い。1PSあたりの重さは約4.0kgで、市販7台のなかで最も有利なカプチーノ(約11.1kg)の3分の1近くになります。
ここで見落としやすいのが寸法です。全長3,542mm・全幅1,534mmは、軽自動車の上限である3,400mm・1,480mmを超えています。排気量だけは660ccを守っていますが、寸法は軽の枠の外にあります。
PP508.18という数字は、市販車7台の誰よりも200以上高い位置にあります。同じ660ccでも、寸法の制限を外すとここまで行けるという見本として置かれた1台です。
GT7の軽自動車のよくある質問
Q. GT7に軽自動車は何台収録されていますか?
A. 市販車は7台です。ホンダ ビート '91・スズキ カプチーノ '91・ダイハツ コペン '02・スズキ キャリイ KC '12・ホンダ S660 '15・スズキ ジムニー XC '18・ホンダ N-ONE RS '22の7台になります。これにVision Gran Turismoの「ダイハツ コペン RJ VGT」を足すと8台です。アップデートで追加されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
Q. GT7の軽自動車で、いちばんPPが高いのはどれですか?
A. ホンダ S660 '15の367.38です。2位はホンダ ビート '91の325.68で、41.70の差があります。ただしPPはレースの参加条件を決めるための数値で、コースとの相性は別です。1PSあたりの重さで見ると、700kgのスズキ カプチーノ '91が約11.1kgで最も有利になります。
Q. 軽自動車なのに駆動方式が4つもあるのですか?
A. 7台でMR・FR・FF・4WDの4方式がそろいます。MRがビートとS660、FRがカプチーノとキャリイ、FFがコペンとN-ONE RS、4WDがジムニー XCです。GT7のダッジは8台すべてがFR、スバルは7台が4WDとFRの2方式だけなので、7台で4方式そろうのは珍しい並びになります。
Q. GT7に軽トラックは入っていますか?
A. スズキ キャリイ KC '12が入っています。658ccの自然吸気で48PS、車重710kg、PPは233.52です。7台のなかで出力もPPも最も低い数値ですが、車重はカプチーノの700kgに次いで軽い2番目になります。個別の記事はまだ用意できていません。
Q. なぜGT7の軽自動車はホンダ・スズキ・ダイハツだけなのですか?
A. GT7に収録されているトヨタ45台・日産37台・マツダ23台・スバル16台・三菱14台のなかに、軽自動車は1台も含まれていないためです。マツダのオートザム AZ-1も収録されていません。そのため軽自動車はホンダ3台・スズキ3台・ダイハツ1台の合計7台になります。追加される可能性はあるので、最新は公式サイトでご確認ください。
Q. カプチーノの出力が63PSになっているのはなぜですか?
A. GT7の収録車種一覧では、カプチーノの最高出力は63PS/6,500rpmと表示されます。一方で同じページの解説文には「軽自動車規格で最もパワフルな64PS仕様のエンジン」と書かれており、表と文章で数字が食い違っています。この差について公式の説明は見つかりませんでした。ダイハツ コペン '02も同じく63PSと表示されます。この記事ではスペック表の数値を基準にしています。
Q. 軽自動車の寸法が2種類あるのはなぜですか?
A. 軽自動車の規格が1998年10月に変わったためです。1990年1月から1998年9月までは全長3,300mm以下・全幅1,400mm以下、1998年10月からは全長3,400mm以下・全幅1,480mm以下になりました。1991年生まれのビートとカプチーノが3,295×1,395mm、2002年以降の5台が3,395×1,475mmなのは、この違いによるものです。排気量の上限は660ccで変わっていません。
※GT7はアップデートでPPの計算方法が調整されることがあり、そのたびに数値が動きます。この記事の出力と車重はGT7公式の収録車種一覧(2026年8月時点)から採っていますが、攻略データベースや以前の記事には過去のアップデート時点の値が残っていることがあります。ゲーム内の表示を最終的な基準にしてください。
そろっているのは排気量。割れているのは、それ以外の全部
- 市販車は7台。Vision Gran Turismoの「コペン RJ VGT」を足すと8台になる
- 駆動方式はMR2台・FR2台・FF2台・4WD1台。7台で4方式が全部そろう
- メーカーはホンダ3台・スズキ3台・ダイハツ1台。トヨタ・日産・マツダ・三菱・スバルは0台
- 排気量は656〜659cc。7台とも上限660ccのすぐ下に収まっている
- 出力は64PSが4台・63PSが2台・48PSが1台。1991年から2022年まで上限が動いていない
- 全長は3,295mmが2台、3,395mmが5台。1998年10月の規格変更が、そのまま数字に出ている
- PPは233.52から367.38。7台とも400に届かない
- コペン RJ VGTは寸法が軽の枠を超えている。660ccだが3,542×1,534mmで、制度上の軽自動車ではない
軽自動車は、排気量も全長も全幅もあらかじめ決められています。ここまで作る側の自由がない枠は、GT7のほかのカテゴリーにありません。
それでもこの7台は、エンジンを真ん中に置いたり、後輪だけで走らせたり、4輪に駆動をかけたりと、まったく違う答えを出しています。制限が同じでも、出てくる形は1台ずつ違う。7台しかないのに駆動方式が4つに割れているのは、その結果です。
気になる1台が見つかったら、その車の記事も読んでみてください。
どんな事情で生まれた車なのかを知ってから走ると、同じ1周がまるで違って感じられます。







