
グランツーリスモ7に収録されているスバルの市販車は7台。
この7台を並べて最初に目に入るのは、7台すべてが水平対向4気筒だということです。ほかのメーカーのまとめでは、まず起きないそろい方です。
ただし、そろっているのはエンジンの形だけです。
駆動方式の欄は4WDが4台、後輪駆動が3台に割れます。「スバルといえばAWDターボ」という言葉は、この7台では半分までしか当たりません。
※このページで扱うのは市販車の7台です。Gr.3・Gr.4・Gr.Bのレース仕様と、Vision Gran Turismoのコンセプトカーは含めていません。収録内容はアップデートで変わることがあります。最新は公式サイトでご確認ください。
スバル7台は、きれいに2つへ割れる
| かたまり | 台数 | 性格 |
|---|---|---|
| ①インプレッサ/WRX系 | 4台 | ラリーで戦うために作られた、水平対向ターボ+4WD |
| ②BRZ | 3台 | いまのスバルで唯一の後輪駆動。ターボもない自然吸気 |
7台を項目ごとに数えると、割れ方の中身がはっきりします。
| エンジン | 台数 | 該当する車 |
|---|---|---|
| EJ20型 2.0L 水平対向4気筒ターボ | 3台 | GC8 Ver.VI・GDB・VAB |
| EJ22型 2.2L 水平対向4気筒ターボ | 1台 | 22B-STi |
| FA20型 2.0L 水平対向4気筒 自然吸気 | 2台 | BRZ S '15・BRZ STI Sport '18 |
| FA24型 2.4L 水平対向4気筒 自然吸気 | 1台 | BRZ S '21 |
| 項目 | 内訳 |
|---|---|
| エンジン形式 | 7台すべてが水平対向4気筒。直列も V型も1台もない |
| 駆動方式 | 4WDが4台、後輪駆動が3台。前輪駆動もミッドシップもない |
| 吸気 | ターボが4台、自然吸気が3台。4WDの4台がそのままターボ組になる |
| 年式 | 1998年から2021年まで、24年ぶん |
表を縦に見ると、駆動方式・吸気・エンジン型式の区切りが、すべて同じ4対3で重なっていることに気づきます。
4WDの4台はそのままターボの4台で、EJ系を積む4台でもある。後輪駆動の3台はそのまま自然吸気の3台で、FA系の3台でもあります。1台の例外もなく、7台がきれいに割れます。
インプレッサ/WRX 4台|EJ系ターボ+4WD
4台は、ほとんど同じ設計図の上に並んでいる
この4台は、水平対向4気筒・ターボ・フルタイム4WD・MTという組み合わせをそろって守っています。
1998年の22Bから2014年のVABまで16年ありますが、この4項目はひとつも入れ替わりません。
違うのは排気量です。22Bだけが2.2LのEJ22型で、残る3台は2.0LのEJ20型。
22Bは限定車のために排気量を上げた1台で、この7台の中でも特別な立ち位置にあります。
280PSという数字が、3台ぶん動かなかった
実車の公表出力を年式順に並べると、途中まで変化がありません。
| 年 | 車 | 実車の公表出力 | GT7内の表示馬力 |
|---|---|---|---|
| 1998 | 22B-STi | 280PS | 289HP |
| 1999 | GC8 Ver.VI | 280PS | 276HP |
| 2004 | GDB(涙目E型) | 280PS | 286HP |
| 2014 | VAB Type S | 308PS | 約307〜308HP |
1998年・1999年・2004年の3台が、そろって280PS。
当時の国内メーカーが自主的に置いていた上限が280PSだったためで、これはスバルに限った話ではありません。上限がなくなったあとに出たVABだけが、308PSに上がっています。
※GT7内の表示馬力は、実車の公表値とそのまま一致するとは限りません。上の表でも3台の280PSが276〜289HPに散らばっています。ゲーム内の数値はアップデートで変わることがあります。
7台でPPが最も高いのは、いちばん新しい車ではない
7台のうちPPの最高値は、1998年の22B-STiが持つ504.80です。
2021年のBRZ S '21(484.22)より20ポイント以上高く、23年前の車が最上位に立っています。
理由ははっきりしています。22Bはターボ付きの4WDで、BRZは自然吸気の後輪駆動。年式ではなく、エンジンと駆動方式の差がそのまま出ています。
この7台では、新しい車ほどPPが高いという読み方が通用しません。
BRZ 3台|いまのスバルで唯一の後輪駆動
3台のうち2台は、同じZC6の別グレード
BRZ 3台の内訳は、初代(ZC6)が2台、2代目(ZD8)が1台です。
初代の2台は同じ型式で、グレードだけが違います。
| 車 | 型式 | 実車の出力 | おもな違い |
|---|---|---|---|
| BRZ S '15 | ZC6 | 200PS | 標準ラインの上級グレード。タイヤは215/45R17 |
| BRZ STI Sport '18 | ZC6 | 207PS | 初代の最上級。タイヤは215/40R18 |
| BRZ S '21 | ZD8 | 235PS | 2代目。エンジンが2.4Lへ |
同じZC6でも、GT7のPPは438.29と461.24で23ポイント離れます。
実車の出力差はわずか7PSですが、足まわりとタイヤの差がそのまま数字に出ています。
FA20とFA24。2.0Lから2.4Lへ広げた理由
初代の2台が積むFA20型は、ボアとストロークがどちらも86.0mmという正方形の設計で、圧縮比は12.5。回して使うエンジンです。
2代目のFA24型は排気量を2.4Lに広げ、最高出力は200PSから235PSへ上がりました。
数字より効くのは、そこではありません。初代は中間の回転域にトルクの谷があり、2代目はその谷が埋まっています。
GT7で乗り比べると、コーナーの立ち上がりで踏んだときの前に出方がはっきり違います。
7台をどの順番で走らせるか
| PP | 車 | GT7内の表記 | 入手方法とゲーム内価格 |
|---|---|---|---|
| 504.80 | 22B-STi | Subaru Impreza 22B-STi '98 | 中古車ディーラー・約179,700Cr |
| 約495.9 | WRX STI Type S(VAB) | Subaru WRX STI Type S '14 | ブランドセントラル・中古車ディーラー(メニューブックNo.19の報酬でも入手可) |
| 491.59 | WRX STI(GDB・涙目) | Subaru Impreza Sedan WRX STi '04 | ブランドセントラル・中古車ディーラー・約50,000Cr |
| 484.22 | BRZ S(ZD8) | SUBARU BRZ S '21 | ブランドセントラル・約32,670Cr |
| 473.11 | インプレッサ WRX type R STi Ver.VI | Impreza Coupe WRX Type R STi Ver.VI '99 | 中古車ディーラー・約53,800〜62,700Cr |
| 461.24 | BRZ STI Sport(ZC6) | SUBARU BRZ STI Sport '18 | ブランドセントラル・36,000Cr |
| 438.29 | BRZ S(ZC6) | SUBARU BRZ S '15 | ブランドセントラル・30,000Cr |
※PP値・価格・入手条件はアップデートで変動します。VABのゲーム内価格は参照先によって表示が大きく食い違うため、この表には載せていません。実際の金額はゲーム内でご確認ください。
この表で目を引くのは、7台が438から505までの約66ポイントに収まっていることです。
4WDターボと自然吸気FRという正反対の車が混ざっているわりに、ばらけ方は小さいほうです。上と下で70ポイントほどの差なので、少し手を入れれば7台で同じレースに出られます。
走らせ方は、2つのかたまりでまったく変わります。
4WDの4台は、ブレーキを早めに終わらせること。向きが変わってからの加速が武器なので、コーナーの中まで減速を引きずると持ち味が消えます。立ち上がりは前輪も駆動しているぶん、後輪駆動より早くアクセルを開けられます。
BRZの3台は逆で、アクセルを開ける量そのものが操作になります。
自然吸気の後輪駆動なので、踏み方で車の向きが変わる。ターボの4台のつもりで踏むと、立ち上がりで後ろが流れます。同じメーカーの中で正反対の練習ができるのが、この7台の使いどころです。
実車の相場を見ると、この7台をゲームで走らせられる意味がもう少しはっきりします。
22Bの中古は数千万円規模の世界に入っており、そもそも売り物がほとんど出てきません。GT7なら約179,700Cr、実時間にして数レースぶんです。
4WDが4台、FRが3台。同じ機材で両方試せる
スバルの7台は、4輪駆動が4台、後輪駆動が3台とほぼ半々です。
踏み込みの深さを足で調整できるようになると、この2つの違いが一段はっきりします。同じ機材のまま、正反対の乗り方を練習できるのがスバルの棚の強みです。
<まず必須>これがあれば、すぐにGT7で走り出せる
GT7を遊ぶ土台です。
PS5本体・GT7ソフト・ディスクドライブがあれば走り出せます。
さらにハンコンを足せば、“自分でハンドルを握る”運転体験に。
<あるとより実車に近づく>足すほど没入感が一段ずつ上がる
ここから先は“より実車に近づく”ための投資。
コックピットで姿勢が決まり、シフトで操作感が増し、VRで視界ごと没入できます。
※機材価格・在庫は時期・モデルによって変わります。最新の金額は各販売店でご確認ください。
GT7のスバル車のよくある質問
Q. GT7にスバルは何台収録されていますか?
A. 当ブログで解説している範囲では、市販車が7台です。内訳はインプレッサ/WRX系が4台、BRZが3台。Gr.3・Gr.4・Gr.Bのレース仕様とVision Gran Turismoのコンセプトカーは別枠のため、この7台には含めていません。アップデートで追加されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
Q. GT7のスバルで、4WDでないのはどれですか?
A. BRZの3台です。BRZ S '15、BRZ STI Sport '18、BRZ S '21のいずれも後輪駆動で、ターボもありません。残る4台、22B-STi '98・インプレッサ WRX type R STi Ver.VI '99・インプレッサ WRX STi '04・WRX STI Type S '14はすべて4WDのターボです。7台の駆動方式は4WDが4台、後輪駆動が3台に割れます。
Q. GT7のスバルは、どれから乗ればよいですか?
A. BRZ S '15をおすすめします。ブランドセントラルで30,000Crと7台の中でいちばん安く、中古車ディーラーの在庫を待たずにいつでも買えるためです。次に買いやすいのはインプレッサ WRX STi '04(涙目)で、こちらは約50,000Cr。ブランドセントラルと中古車ディーラーの両方に並びます。価格と入手条件はアップデートで変わります。
Q. GT7でPPがいちばん高いスバルはどれですか?
A. 1998年のインプレッサ 22B-STiで、PPは504.80です。7台でいちばん新しい2021年のBRZ S '21が484.22なので、23年前の車のほうが20ポイント以上高いことになります。22Bが2.2Lターボの4WDであるのに対し、BRZは2.4L自然吸気の後輪駆動であるためで、この7台では年式の新しさとPPの高さが一致しません。
Q. スバルの7台は、なぜ全部が水平対向エンジンなのですか?
A. スバルが市販車のエンジンを水平対向で作り続けているためです。GT7に収録されている7台も、EJ20型が3台、EJ22型が1台、FA20型が2台、FA24型が1台と、型式は分かれていてもすべて水平対向4気筒です。直列エンジンやV型エンジンを積むスバル車は、この7台には1台もありません。
Q. BRZのFA20型とFA24型は何が違うのですか?
A. 排気量と、トルクの出方が違います。初代ZC6が積むFA20型は2.0L(1,998cc)でボアとストロークがともに86.0mm、圧縮比は12.5。実車の最高出力は200PSです。2代目ZD8のFA24型は2.4L(2,387cc)に拡大され、235PSまで上がりました。数値以上に効くのは中間回転域で、初代にあったトルクの谷が2代目では埋まっています。
そろっているのはエンジン。割れているのは駆動方式
- 7台すべてが水平対向4気筒。EJ20が3台、EJ22が1台、FA20が2台、FA24が1台
- 4WDが4台、後輪駆動が3台。前輪駆動もミッドシップも1台もない
- ターボ4台と自然吸気3台の線が、駆動方式の線とぴったり重なる。4WDの4台がそのままターボ組
- BRZ 3台のうち2台は同じZC6。グレード違いなのにPPは23ポイント離れる
- PPが最も高いのは1998年の22B(504.80)。2021年のBRZより20ポイント以上上に立つ
- 7台のPPは438から505に収まる。少し手を入れれば7台で同じレースに出られる
スバルといえば「水平対向とAWDターボ」という言葉がよく使われます。
GT7の7台を見ると、水平対向のほうは7台とも当たっていて、AWDターボのほうは4台までしか当たりません。
残る3台のBRZは、四輪駆動でもターボでもない。それでもスバルの棚に並んでいます。
守り続けたものと、あえて外したもの。その両方が同じ7台に入っているのが、GT7のスバルのおもしろいところです。
気になる1台が見つかったら、その車の記事も読んでみてください。
どんな事情で生まれた車なのかを知ってから走ると、同じ1周がまるで違って感じられます。





